空振り

寝癖が空に向かって不自然に
空振りにまかせ素直にはねて

いくら見上げても
首をかしげるようにしかならない

何も生まない空のぼんやりとした青
すが入った大根が誰かに蹴られて転がってる

気が抜けたから
適当に煙草を近づけても簡単に火が付く

感覚のない煙草の香りに
チリチリ吸っても綺麗な振りだけ

そんな一日の煙草の最後は
奇妙に赤く光り
浅く魅惑的にうまい

ああ意味もなく眠い

2017/2/28

空振り

空振り

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-03-10

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