ミネラルウォーター

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昼に掬ったキミドリが
木漏れ陽忘れて見上げてる。
懐かしいと言っていたのは
故郷の光があったからだろう。






水面が冷やした気温の間に
結晶体は出来ていない。
頑張っているんだねと聞いたら
「1人じゃないけど」と言って






「君の故郷は?」に「遠いところ」。
「故郷の君は?」に「遠いところ」。






砂漠のコブにもたれたラクダは
心に構って水を飲む。
乗り心地はという尋ねの1つは
「さながらハンモック」の答えを導く。






サソリは小山を登れない。
それでも鋏を使わない。
ポケットに手を入れた僕は
サソリの真剣さの傍に居る。






「考えているのは」「水の温度」。
「知りたいのは」「適温の僕」。





歩く度 立ち上がる度に動く水は
止まっていない時間を計る。
寒くない?と尋ねられたら
「それでもいい」と応えては





「君の故郷は?」に「遠いところ」と。
「故郷の君は?」に「向かってるんだ」と。






潤って水面が減らした。
差し伸べるとすれば 多分
マントを翻した利き手になって
一緒に飲んでる ミネラルウオーター。

ミネラルウォーター

ミネラルウォーター

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
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