色々と整理したい事柄が増えたので、書く。

夏の日、少しカビ臭い母屋の一番奥にあった16畳ほどの和室で、従兄弟と遊んだ。大人達からしたら良く無い遊びだった。何をされているのかわからなかった。「誰にも言ってはいけない」と言う従兄弟との約束だけを素直に守っていた。

冬の日、祖母が居なくなったので、裸足で探す。

冬の日、着物を良く着ていた祖母が腰紐で首を吊ろうとする。言う事を聞かない私に対する狂言自殺だった。

夏の日、正座。泣き喚いても誰もいない。

春の日、祖父と散歩をした。吸い殻を母への土産だと持ち帰ろうとした。

夏の日、祖父の太腿の牡丹と蝶が綺麗だった。

春の日、父親が夜中何に対してかは今でもわからないけど、怒鳴り散らすようになった。

春の日、母親が出て行った。

春の日、毎晩怯える。壁の穴、ひしゃげたゴミ箱。

冬の日、たくさん薬を飲んだ。呂律が回らなくなり、寝る。ここで終わりにしたかった。一度死ぬ。

夏の日、私は汚いと漸く理解。カーテンの隙間から見えた青空が怖くて怖くて堪らなくなり、家から出られない。ずっと何かを裂いてた気がする。

夏の日、殺される。二度死ぬ。

夏の日、母親が泣きながら迎えに来た。何故かわからない。別段困っていた事も無かった。他の家で男と暮らしていればいい。幸せになったら良い。好きにしてくださいと思った。

夏の日、何も感じない日々。鉄格子のついた全て開くことのできない窓と、何も食べられない女の子、喚く隣人、泣く子供。布団に潜り呼吸を整えていた。別段何も無いけど、強いて言うなら毎日死にたかった。

秋の日、少し元気になったので、学校に戻った。自分の考えを書きなさいと言う問題があったのだが、考えなんて無いので白紙で出した。

冬の日、あたたかい保健室。嘔吐。過呼吸で立てなくなり、運ばれる。

そのうち書くかも

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-02-18

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted