こうすけ。

1日目

私はコウスケの身体が好きだ。
このふわふわした髪から香るシャンプーの匂いも、私を抱きしめる細くて白い腕さえ、私には力強く感じてしまう。抱きつくと必ず巻き付けてくる足も可愛く感じてしまう。


後にいるコウスケからはもう寝息しか聴こえない。
さっきまで起きてたのに。
だけど、寂しいのは少しだけ。
抱きつくコウスケの体温は暖かいから。
低体温な私の身体には、他の人が感じるより多くの熱が伝わるようで


外では、今日もしんしんと雪が降っているはずなのに、私の身体や心に冷たい温度はかんじられない。

今日もお休み。

こうすけ。

おやすみなさい。

こうすけ。

優しい気持ちになっていただけたら嬉しいです。

  • 小説
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  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-01-18

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