朝露ひとしずく

朝露ひとしずく

誰かにばかにされ
誰にも認められず
自分の意味が分からなくなる日

そんな日は早起きし
窓を開け
白ワインみたいな
朝のひかりを受けて

少しだけ 泣くのが良い

流れでた水分は
はなやかに照らされた
朝露が おぎなえる

それは甘く
あなたを慰める

優しい夜の結晶
朝露のひとしずく

朝露ひとしずく

朝露ひとしずく

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-01-18

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