白の塔

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俺の母親は、女手一つで俺を育ててくれた、小さい頃から男遊びも酷かった、夜の部屋ではいつも男との性行為の声が響いていた、その怒りが弾けたのは、十七歳、高校二年の時だ、俺は家に隠し置いていたナイフを片手に、飛び出し、女を十三人殺し、十三人目の時、ケジメか覚悟か、その女の血で、魔法陣的なものを描いた、それがすべての始まりだった、魔法陣は赤く光、一人の、ドレス姿、少し耳の尖った、黒髪の長髪、胸の大きな、女性が現れた、名は「リリム・カリウス・ベルナス」魔界でも高貴な存在らしい彼女と出会った。
「リリムって言うから、淫魔かと思ったら、世間知らずのお嬢様、だもん、な」
「高也(タカヤ)それ、どういう意味よ、あんたは童貞で、私は、処女、私の初めてを奪ったのだから、責任とってよね」
ま、桐生高也(キリュウ・タカヤ)俺は、この女が、魔界に帰るか、契約するか、どちらか、と言う事で、結局、現実に幻滅していた俺は、やけくそで、契約、性行為に及んだのだったが、俺は、黒のコート上下、左胸に銃(グロック17サード)右胸に予備弾倉二つ、リリムも、黒の上とジーパン、
「契約者(コンダクター)が、まさか大勢いるとはね、それで、俺が正義側、と・・・」
契約者は、白の塔と呼ばれる善の組織と、黒の塔という、所謂、悪の組織がある訳で、
「私はあなたがいればそれで良いわ、どっちの組織だろうと、ね」
マンション住まい、姫路育ち、俺たちは、白の塔から普段の生活は保障されている、
「先代のリリムが淫魔だっただけで、お前たちは、普通の女性と変わらんの、な」
「そういうこと、高也、あなたが私を呼び出したのよ、これもきっと、何かの縁、よね」
嬉しそうに彼女が微笑む、
「俺は人殺しだぞ、母親もろくに殺せない、そんな男のどこが良いんだよ・・・」
「いつか、高也の子供が出来て、母様や父様に、これからが楽しみだわ」
聞いてないな、だが、組織の巫女に魅入られ、鍛えられ、この、俺が二十三だから、六年か、その間も、俺一筋なのは、純愛、なのか、な、っと、携帯が鳴った、
「仕事だぞ、相手は土で体を覆ってるらしい」
「了解したわ」
俺たちは、マンションを、出、黒のセダンに乗る、現場に向かう、
「ここら辺、で、あってる、よな?」
「パソコンでは、位置はここであってる、けど・・・」
「来たか、白の塔、俺の白虎が喜んでるぜ、女?それがお前の契約僕か、弱そうだな、へへ」
「俺の女は、お前の契約獣より、よっぽど頭が冴えてるぜ、覚悟しとけよ、な、リリム!!!!!!!!!!!!!」
「高也、いっくわよおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」
彼女の声と共に、俺の全身に、黒のオーラが湧き出す、俺と、リリム、俺たちの本気、見せてやるぜ、

1-2

「ぬかせえええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!」
白虎を纏った契約者が、その土の拳を振り落とす、それを、俺は、サッと避け、その拳に、触れる、
「アハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!どんどんいただくぜ・・・」
「き、さま、何、を、う、体から力が、土が!!!!!!!!!!!!!」
「私の能力は、魔力、精力の、吸収、どんなにがたいが、良かろうが、強い魔力だろうが、私にかかれば、ね」
リリムは魔力を、精力を、吸収でき、自然に放出する、但し、相手に直に、触れることが、条件、だ、が、俺は、弱っている、白虎の契約者に、銃撃ニ三、そいつは倒れ伏した、
「俺は良いパートナーに巡り合えたって、訳だ」
「オホホホホホホ、良くってよ」
リリムは、ご機嫌だ、
俺にとって、
こいつは、
な。

「四神柱の一人を倒したとか、流石ですね、高也、リリム」
白の塔の巫女「神座菊姫(カミザ・キクヒメ)」に、礼を言われる、
「あれが、四天王の一人?ど~考えても下っ端でしょ」
「菊姫様は、心配のし過ぎなんです、あれくらいの相手、私と高也だったら、ら、く、しょ、う」
ウィンクをする、リリム、
「フフ、私の目には狂いはなかったようです、あなた達の活躍、これからも期待していますよ」
巫女との話しが、終わり、外に、俺は、百均の緑のヤスリライターで、火を、タバコ「マールボロ」を吸い、
「後は、青龍、朱雀、玄武、か、総大将が「麒麟」か」
「私たち二人なら、楽勝よ、ね~高也」
吸い終わった、タバコを、手で地面に捻じり消し、そこらに捨てる、
「俺は、十三人の命を奪った、それなりの償いの為にも、戦わなきゃな」
「元気ないぞ、高也!!!!!!!!!!」
背中を、リリムに叩かれる、
「こんな男に付いてくる女なんて、お前くらいだよ、リリム・・・」
俺は、微笑む、
「私は、どんな道だって、高也の為に尽くすわ、あなたは、自分で思っている以上に、ね」
リリム、ありが、とう、
「次のコンダクターを始末しないとな」
「了解、私に任せて、ね」
俺たちは、戦う、
リリムと、
俺、と、
な。

「俺たちに、そんな風、通じるか、よ」
「そう、ね」
俺たちは、剣の使い手、ハーピーと契約している、その、外人に、言う、
「チッ、風が駄目でも、僕の剣で!!!!!!!!!!!!!!」
その男が、向かって、来る、その剣を、俺は、銃で、受け、止め、
「チッ!!!!!!!!!!!」
その剣を、弾き、男を蹴り飛ばし、ポケットから、手榴弾(レモン)を、
「ば!!!!!!!!!!!!」
爆発する、
「捕った!!!!!!!!!!!!」
俺は、風の防壁を、隙を作った、奴の首に、吸収、
「ち、ち、力、が・・・」
俺は、弱った男に、銃撃ニ三、男は、事切れ、た、
「俺達の、な」
「そう、ね」
俺達に、敵うか、っての、てな、で、家に帰り、
「お前の、吸収能力は、脅威、だな」
「私は、高貴な、魔族、なの、よ、そんじゅ、そこらの、魔族とは、ね」
俺が学生だった頃、子供が出来ないのも、俺の精液を、精力に変換していたから、だ、そういやリリムをこんな高貴な魔族を何故召喚出来たか俺達は話し合い十三人殺し十三人と言う生贄の数が魔的な数字だからではと、
「俺の、その、何だ、精液は、今も変換してる、のか?」
「そうね~、変換したり、しなかったり、でも、早い方が、父様と、母様が、喜んでくれるだろうし、ね」
子供か、俺は、魔族との間に、子供を作る、のか、
「ハーフって、事なんだよ、な、でも、良いのか、高貴な家系なら、純粋な魔族の方が・・・」
「そんな事、気にしてくれるの、やっぱり高也は、最高の、お、と、こ、ね」
ど~だか、俺は、人殺しの、ろくでなし、だから、な、
「俺の前に現れたのが、運の尽き、だ、な」
「私は、高也が、何者でも、何をしようとも、ね」
俺の、自由に、か、
「しかし、浮気は許さない、だよ、な」
「そうよ、私もしないけど、高也は、も~~~~~~~~~~~~~~~っと、駄目、よ」
はいはい、だが、
「俺は、リリム、お前を、失いたくわ、な」
「そ、そう、でも、それは、互い様、でしょ、ね」
彼女が、微笑む、
「さて、と、てか、今日も、寝かせない、気、か・・・」
「そう、ね、高也の、精気、好き、だし・・・」
ちょっと、照れて、か、
「俺は、お前一筋だから、な」
「それは、こっ、ち、の、せ、り、ふ、ね」
俺たちは、ベッドに、
俺は、彼女と、契約、した、
だが、そう、それだけ、
それだけじゃ、な、
俺は、俺は、
彼女を、
幸せに、と、
思って、
思い、
さ。

「リディア・キューティ、頼む、力を貸してくれ」
「高也さんの頼みなら、喜んで」
聖堂教会のシスター、マンションの中、その女性に、助力を求める、彼女とは、二十代の頃からの付き合いだ、
「何もさ~リディアに頼まなくても、ね・・・」
納得いさなげの、リリム、
「相手はヒュドラと契約しているらしい、荒事になる」
カリマ・デルタール、それが契約者の、名、
「私のワルキューレと、高也のリリム、ま、二人してかかれば、何とかは、なりそう、ね」
「は~あ、これだから高也は、いつまでたっても、お子ちゃまなのよ、ね」
そう言うなよ、相手が相手なんだしさ、と、雑談はさておき、準備に取り掛かる、俺は、クルツ(MP5KA4)短機関銃、二丁を、リディアは、術衣の中から、投合剣を、で、車で出発で、街中に、到着、リリムの黒いオーラを纏い、目の前、いた、ヒュドラ使い、カリマ、周りは人の食い散らかした残骸で、血が広がっていた、
「お前が、カリマ、か・・・」
「如何、にも、私が、カリマ・デルタール、ヒュドラとの、契約者、さ」
「問答無用、です、ワルキューレよ、剣に力を!!!!!!!!!!」
リディアが光を纏い、いっけえええええええええええええ、と、光りを帯びた剣が、投合され、カリマの方に向かっていく、だが、ヒュドラが顕現し、主人を守る、首が幾つか飛んだが、直ぐに、切れた部分から、首が、俺は、クルツで、銃撃銃撃銃撃、ヒュドラは、盾に、
「リディア、俺を援護しろ、俺なら奴を、殺せる」
「ふっ、そう、ね、ここは仕方なく、援護に」
リディアの光剣が、幾つも放たれ、俺はクルツで、銃撃銃撃銃撃、弾切れ、クルツを捨て、胸から、グロック、銃撃銃撃銃撃、そうして、
「私のヒュドラの、生贄となれ!!!!!!!!!!!!!!」
奴が叫ぶ、そのヒュドラの首を、避け、ヒュドラの胴体に、手を、魔力を吸収する、
「な、何だ、ヒュドラ、おい、体、から、ちか、ら、が・・・」
チャンスとばかりに、銃撃ニ三、奴は、こと切れた、
「俺の女は、凄い、だろ・・・」
「わ、た、し、の、お、か、げ、ね」
「私が援護しなければ、近づくことさえ、出来なかったでしょうに」
リディアが、ムキになって、言っていたように、思う、で、夜は、俺のマンションで、ビールで、宴会、
「高也、あ~ん、して」
仕方なく、俺は、リリムの口に、食事をやる、
「そ、それならば、わ、私、にも、だな」
リディア、何言っちゃんてんの、と、二人女同士、睨み合い、戦闘を、これだから、管理人さんに叱られるんだよな、は~。
俺たちは、一人じゃ、
一人じゃ、
ない、
な。

「レルディア・マギナ、それが契約者の名だ」
「リヴァイアサンって水神と、契約しているようだけど、高也と私でなら、何とかる、わよ」
嬉しそうに言う、リリム、
「私(ワタクシ)を、忘れてもらっては、困りますけど、ね」
巫女服、神木白葉(カミキ・シロハ)が、不満げに言う、武器は、短刀、彼女の契約僕は「桜花」と、言って、その桜吹雪は、相手を、完膚なきまでに、切りつける、
「リヴァイアサン、どんな図体か、見当も付かん、R(RPG7)ロケットランチャーも、いりそうだ、な・・・」
「契約者個人の攻撃にも、注意した方が良いけど、ね」
「リヴァイアサンの出現時には、桜花乱舞を、使わさせて頂きます」
そうして、話しが纏まり、俺はクルツ二丁と、RPG-7を、用意、弾頭三つ、黒のバックに、で、街中に、到着、街中では、騒ぎが起きていた、人の残骸、血の広がり、黒のバックを、そこらに置く、
「俺の街で、好き勝手やってくれるな、レルディア・・・」
「ほ~、光栄だね、僕の名前を知って頂けるなんて、あ~そう、か、白の塔の、か」
「コンダクターの誤解を生むような、不埒な行為は、控えて頂きたい、もの、です」
白葉が、短刀を、構え、る、俺は、クルツを構え、戦闘開始、銃撃銃撃銃撃、水の壁が、銃弾を弾く、
「リヴァイアサン、奴らを、食しろ」
リヴァイアサンが、浮遊しながら、こちらに、だが、
「桜花乱舞!!!!!!!!!!!!!!!」
リヴァイアサンに、桜の吹雪が、襲い掛かる、俺は、クルツで銃撃銃撃銃撃、リヴァイアサンは、苦し紛れに、のたうち回る、クルツの弾が切れ、胸元からグロックを、銃撃銃撃銃撃、そう、今、俺は、傍らの黒いバックを開け、RPG-7を、取り出す、
「高也!!!!!!!!!!!!!」
リリム、分かってるよ、俺は、ランチャーを構え、リヴァイアサンに、発射、命中、胴体に傷が付いた、二発目、発射、顎の辺りに、直撃、
「わ、わ、私の、リ、リ、リヴァイアサンに、何て、こと、を!!!!!!!!!!!!」
そのレルディアの声も聞かず、三発目を、発射、顔面に命中、
「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!」
リヴァイアサンが、唸り声を上げ、血をまき散らし、道路に、倒れ伏した、だが、まだ、俺は、逃げようと背を見せる、レルディアに、銃撃ニ三、奴は、事きれた、
「は~、逃げようなんざ、な」
「大した相手じゃ、ない、わね」
「街の住人たちを、犠牲にした、報い、です」
俺たちは、マンションに帰り、宴会を、
「リリム、そんなにくっつくな、俺は、その、な」
「わ、わ、私、だって・・・」
と、両腕に、胸の感触が、
その後、女同士の、
戦いが、さ、
あった、
のよ、
な。

「ヒューガはいつ見ても、気高い鷹、だな」
「そう言ってもらえると、私も、その、う、嬉、し、い・・・」
「私の事も、もっと褒めてくれても、良い、のに」
そう怒るなって、夜に詰め合わせするから、さ、今回の協力者は「源谷華弥(ゲンタニ・カヤ)」刀を武器とし、風神「ヒューガ」を契約獣と、している、
「今回の相手は、エスパー、つまり、魔法使い、だ」
魔法使いは、言わば自然現象と同じ、魔力ではないので、コンダクターにとっては、天敵、だろ、う、
「それは珍しいな、だが、黒の塔の者なの、だろう?」
そういう事、倒さないといけない敵、だ、
「華弥には、その、何だ、その、な・・・」
「囮、か、まあ、他ならぬ、高也の頼みなら、仕方ない、な」
「ふん、何よ、その、言い、か、た」
リリム、そう拗ねるな、
「危険な時は、逃げてくれて構わん、命には、代えられんから、な」
「ふ、その心配は、無用、だ、私のヒューガは、風の如く、だから、な」
「風の加護、でしょ」
そう、華弥とヒューガの共鳴能力は、神速の体術に、ある、で、俺たちは「レミントンM700 SPS」26インチバレルの、スナイパーライフルを、黒のバッグに詰め、出発する、途中で、華弥を降ろし、俺たちは、ビルの屋上に、待機、バッグから、ライフルを取り出し、
「お、戦闘が始まった、な、だが、流石、華弥、だな」
スコープ越しに、風の如き動き、相手のかまいたちを、避け、攻めに、だが、バリアで、防がれて、か、だが、バリアが消えた、今、引き金を、引く、銃弾は、エスパーの頭を、貫通した、
「エスパーと言えども、視界外からの攻撃には、対処しきれない、ね・・・」
リリムの言う通り、エスパーと言っても、所詮は人間、だ、で、宴会となりまして、
「華弥、お疲れさん・・・」
「そ、そう、か、なら、良いん、だが」
何か照れてるな、
「私だって、お、囮、く、くら、い」
張り合わなくて良いよ、普段から、お前には、感謝してる、から、な、と、ま~飲みまして、
朝が来て、華弥の胸を揉んでおり、リリムにビンタを食らった、昼頃、華弥は帰り、俺とリリムだけ、に、
「頼りになる、人間ってのは、良いもんだ、な」
「ふん」
そう怒るなよ、俺は、リリムの肩ガシッと、掴み、見詰める、
「俺には、お前がいる、だから、な」
「じゃ、じゃあ、態度で、示し、て」
彼女が目を瞑り、唇を、俺は、そっと、キスを、
唇を離し、照れる、
「アハハハハハハハハハハ、何か、さ、照れる、な」
「そ、そう、ね、でも、ね」
彼女は、微笑んでいた、
この微笑みを、
俺は、さ、
守って、
な。

白の塔

白の塔

  • 小説
  • 短編
  • アクション
  • 成人向け
更新日
登録日
2017-01-04

Copyrighted
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Copyrighted
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