揺り籠

揺り籠

揺り籠に揺れていた日々を
思い出す事は出来ないよ
でも僕は今 此処に生きてる

春風が吹き抜ける頃
最初の呼吸を産声で
叫んだ日から終わりは来るの

ずっと ずっと ずっと
探していたんだ


ねぇ空を見てごらん
月じゃ解けない

望んだわけじゃないわ
だからこそ
僕が生きる意味を照らしていて

ねぇ太陽を見てごらん
光の中へ
望んだわけじゃないわ
だからこそ
僕の身を焦がして
そう
この愛が消えるまで


謎かけに足がすくむように
世界は僕を騙して行く
本当の事は神様も知らないの

解けない 解けない
生まれた意味も答えも

春風のほとりに
ずっと居たいの ずっと


ねぇ空を見てごらん
月じゃ解けない

望んだわけじゃないわ
だからこそ
僕が生きる意味を照らしていて

ねぇ太陽を見てごらん
光の中へ
望んだわけじゃないわ
だからこそ
僕の身を焦がして
そう
この愛が消えるまで

揺り籠

揺り籠

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-12-01

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