リンゴ模様

mute

丸める水の 水草に
休んだ空気が 丸まって
写るみたいに 花模様 
深呼吸を 一つと二つ


分刻みの 長針告げた
午後八時は はにかみ残す
模様の花びら 吹かれたように
着てない浴衣の 袖直す


伝わる数で 押されて歩く
道来たなら もう帰り道
帰り忘れた 雨たちが
真っ直ぐ返す 背中の花火


リンゴ飴は 未だ成らずに
ほろっと思い出 零れる思いで
カランコロンと 鳴らないままに
金魚蜂を 透る遅さで


響く度に 上がった花火
来た道なら もう行く道
振動だけは 伝わって
着てない浴衣の 模様が回る


響く度に 上がってく
道来たなら もう帰り道
遠くなった 音咲いて
カランコロンと リンゴ飴


伝わる数に 押されて歩く
道来たなら もう帰り道
最後らしく 上がった花火
着てない浴衣の 模様が回る


帰り忘れた 雨たちが
真っ直ぐ返す 姿は花で


最後らしく 上がった花火
着てない浴衣の 模様が回る

リンゴ模様

リンゴ模様

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
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