俺が関わっちまったヤバすぎるサークルの話

2015年10月頃

2015年の10月頃。22で大学留年してふらふらしてた頃

突然昔の知り合いの女からFB経由で連絡が合って、メルアドを教えてほしいと

結構かわいい娘だったし、突然何だろうと思って、なんか仲良くなっていろいろとなんか出来るかもと思って好奇心から教えた。

そしたら30分後にメール来た

「XXX君 久しぶりー
いきなりごめんね。
このURLにアクセスして、ログインしてみてくれないかな?? ごめん 変なサイトかもしれないけどやり方わからないんだ

http://******(伏せ字 今はアクセスできない).onion/
ID: A7rw&dnady
パスワード:E$$asd:67Y

アクセスしてみてくれるだけでいいからさ。

??

onion ? ブラウザでアクセスしても何も出ない。いろいろと調べるとTorブラウザとか言う特殊なブラウザでしかアクセスできないURLらしい。

というよりこんな物がインターネットにあるなんて初めて知った

何はともあれ、Torブラウザをダウンロードして無事アクセスしたら、入力欄が二つあるだけの真っ白な画面が出てきて、女が教えてくれたIDとパスワードでログインできた

ここまで3時間半。

ログインして出てきた画面にはたった2行の文字列が表示された


この画面は1回しか表示されませんのでご注意ください
10月中に、世田谷図書館、1B-254 の本 374Pを開き、次の指令を受け取る


??世田谷図書館は家のすぐ近所だな?
え なんだこれ?

一回しか表示できないと書いてあるのでとりあえず文字列をメモ帳にコピペ。
とりあえず、どうしようも無いので、ブラウザの再読み込みボタンを押してしまったよ。
そしたら見事に何も無くなった。真っ白の画面

なんだ?

女にメッセンジャー打つ

「アクセスできたよ。なんか変な指令みたいなのが出た
これなんなの?
連絡まってるな」

また5分と待たずに返信

「やっぱりそうなんだ
私にもよくわからないんだけどさ。まじでわからないから質問されると困るんだよね・・・
どうしよう
XXX君が進めるかどうか決めていいんだよね
どうする?」

怖えーな・・・

「だれから流れてきたの?」

「友達。」

「ふーん。まあちょっと興味引かれるな」

「ええ、、、何があっても知らないよ。まあXXX君はだいじょうぶかな、理系だし。私のせいにしないでよ」

「今度結果教えるから飯どう?」

「めしはええよ〜〜でもこの話は無しだからね。怖いし ゴメン後は君の自由だから。」

「了解ー また連絡するねー」

「おう 会おうぜー」

彼女はこのメールで落ちた。俺も変な物に関わっているような気分になって寝た

世田谷図書館

その週の週末 世田谷図書館。
暇だったし好奇心に押されて行かざるを得なかった。 誰かが図書館で待ち伏せしている可能性も考えたが、10月毎日しかも人がたくさん居る図書館で見張るのは無理だろう

図書館なんて何年ぶりだ?背表紙に あー333 だの なー13Y だのラベルがたくさんの本に張ってある。
これを頼りに指令の本を捜せば言い訳だ。

10分程探しまわって簡単に見つけた、「政治と君主制なんたら」とかいう分厚い古い本だった。

こんな本だれも借りねえよ

374Pを開くと・・・

小さな封筒が、ページに貼付けてあった。

オレは少し離れた、誰もいない場所でべりべりと取り外した。

封筒を取り外すと、カモフラージュに別の本を適当に取って、席に着いた。
その本を開けると読書しているようなそぶりで、
ドキドキしながら見つけた封筒を開けた。

紙が3枚。それぞれA4を半分に切ったぐらいのサイズ。

印刷した文字が一枚目には少し、2枚目にはよりたくさん、3枚目にはびっしり書かれていた。

1枚目
「ようこそサークルへ」

2枚目
「ルール1.サークルの指令、内容、その他全ての事をは同じ目的を共有する仲間以外には誰にも話さない事
ルール2.サークルの仲間を信用する事
ルール3.サークルの目的とゴールを好きなだけ探求する事
*探求をやめたときがゲームオーバー。あなたはサークルのメンバーでは無くなります」

3枚目
「小池陽子は、テレビ局に勤める新人アナウンサーです。都内でも屈指の大学を卒業し、活躍を期待されていますが、
彼女はあなたの言う事をどんな事であっても聞こうとするでしょう。
あなたは1週間以内に小池陽子に会って、一言「サークルの物ですが」と声をかけて家につれて帰ります。
彼女と過ごし、彼女の秘密を探ります」

俺が関わっちまったヤバすぎるサークルの話

俺が関わっちまったヤバすぎるサークルの話

  • 小説
  • 掌編
  • 青年向け
更新日
登録日
2016-11-10

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  1. 2015年10月頃
  2. 世田谷図書館