数え歌

火と月の叡智へと
似せられた双子の下へ
ミツバチが馳せ参じる

死の歌声が呼んでいる 
「いつ着いたのかご存知ありませんか」

ろくに食べもせず無理をして
名無しの質屋は
鉢を屋根裏から引き出した

窮地に追い込まれなお苦しみに耐え抜く
しかし 問うても十字架が応えてくれることはなかった

数え歌

数え歌

1から10まで

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-10-25

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