繰り返してはいつのまにか

初めて書きます。
よろしくお願いします。

最初の@

3年前、僕は大学に入学した。
大学は都内にあって、田舎に住んでいる僕の家の最寄り駅からは電車で2時間以上もかかる。親には県内にしろ、なんて言われてたけど、県内で行きたい大学は見つからず、過保護から離れたい思いもあり、塾の先生と勝手に決めた。本当は1人暮らしも夢だったけど、過保護の手からは離れられなかった。結局通いで家から学校まで2時間半。往復5時間なんて馬鹿馬鹿しすぎる。5時間も何をしていればいいんだ。勉強は好きじゃないし、スマートフォンの充電も電車で弄ってては一日中持たない。東京だって慣れてない人混みでは、ぶつかってばかりで何回も謝った。正直、小心者の僕には怖くてたまらなかった。井の中の蛙、大海へ出る。
入学式を終えて、説明会で出来た友達と一緒に駅まで一緒に歩いた。説明会というか、SNSサイト『Blue Bird』略してBBで以前から絡みがあった奴とやっと会ったってところだ。これを便利と言って良いのか、今の世の中プロフィール欄に「春から○○大学□□学部です!同じ人よろしく!」と書いておけば、事前に友達を作っておける。1人にならなくて済む。過保護に育ってきた自分は1人で何かするには不安で堪らなかったから、初日からこうやって一緒にいてくれる人がいると安心する。

繰り返してはいつのまにか

繰り返してはいつのまにか

大学生、恋をする。 好きになった理由ってなんだったっけ。 とある大学生が、恋をします。 恋っていつだって純情なものではなく、欲におぼれてたり、ステータスだったり、色々あります。この人の場合はどうなんでしょうね。

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-10-24

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted