*星空文庫

体育座り

まみむめもん 作

女の子なら、きっとわかる話

体育座り

時々、くる。
くらくらとした目眩、塞ぎ込みがちな思考回路、私を批判する私。


生理前なんだと、言い聞かせるけれど、
どうも予定日よりは1週間以上もはやい。


そしてやっと、気づく。
わたしは疲れているんだと。


昨日まで調子は良いはずだった。
淡々とこなすデスクワーク、来週の商談資料は既に出来上がった。上司への報告もばっちり。早めに帰って、自分の作ったご飯を食べて、お風呂につかって、ああ、私って幸せな24歳だと思えていた。


だけど、突然くる。
1ヶ月に1回、必ず塞ぎ込む日がくる。

そして、やたらにその気分を隠そうと
いつもは作らないようなものを夕飯のメニューにしてみたり。お風呂で雑誌をよんだり。



でも、このもやもやは消えない。
消えないなら、わたしが消えてしまおう。


ベットの上で体育座り、
目をつむって、膝小僧におでこをくつけて
わたしの腕で、わたしの足を抱きしめてあげる。


目眩のせいか、目をつむればキラキラした光が見える。何年ぶりだろう。落ち着くまで、わたしはわたしを抱き抱える。



消えてしまいたくなるこのもやもやは
明日には消えてくれていることを願って


おやすみなさい。

『体育座り』

『体育座り』 まみむめもん 作

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2016-09-08
Copyrighted

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