八部鬼衆-四天王に仕える鬼神-

読んでくれると嬉しいです!

プロローグ

 僕は、ちゃんと母親から生まれてきた立派な人間。
…なのに
親からは『鬼よ…鬼の子よ。』と言われ続けた。
それでも僕は親の言った事を頑張って否定した。
『ちがう…!ちがうよ!!僕は鬼なんかじゃないよ…!!』
信じて? 信じて?? 信じてよ!!
心の中でそう叫んでも大人の心には届かない。
どうしても届かなかった。
無理矢理心の奥をこじ開けようとしても、届かない。
僕は空気のようにスッと膝をついた。
『どうして…。どうしてなのさ…。』
ーーもう届かない。
『恨むなよ…?』
…え?
とうとう僕は親に刃を向けられた。
親はもう迷いのない形相。
…怖い
…いやだ
…殺さないで
『死にたくない!』
そう口走り、僕は自由な外へと走り出した。

バタバタバタバタ…!!

足音は静かな部屋に響いた。
そして僕はやっとの思いでドアノブにてをかけた。
一歩…二歩と足を出し、震えながら後ろを見た。
親はもう刃を下に降ろしていた。
しかしその時の顔はとても嬉しそうな顔をしていた。
不気味で鳥肌がたつほどだった。
怖くなり僕は目を強く瞑り急いで走り出した。
今まで目を瞑っていたせいか、僕の目の前には真っ白な世界が広がっていた。

『さっきまでとは大違いだ。』

思わず声が出るほどだった。それほど、この世界(外)が美しいという事だろう。
この白さは僕を癒すかのように、包み込むかのようにあたたかい。
…なぜだろう?
『すごく…ねむ、い…なぁ。』

八部鬼衆-四天王に仕える鬼神-

いやぁー、結構書けてたと思います!
自分なりには手間暇かけた作品です!

次は第1話ですね!

どういう風に物語を紡いでいくか…。
期待しててくださいね!

八部鬼衆-四天王に仕える鬼神-

ある青年「七稀(シツキ)」が鬼だ鬼だと言われていた。七稀は、なぜ自分が鬼と言われているのかわからなかった。ある日には、とうとう親からは拒絶され、刃を向けられた。 七稀は急いで外に出た。親は追いかけずそのまま七稀を見つめていた。 その後、ある男性と巡り会う。 それは、偶然か必然か…。 ーー今ここで七稀とある男の物語が開幕…。

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 冒険
  • アクション
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-07-24

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