world!!-魔法使いユメカとの契約-  #2

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world!!-魔法使いユメカとの契約-  #2
第2話 不思議な桜の花

「みーやびッ!起きろっ!」
ぼすっ
ユメカにまた起こされた・・・。
「今日は学校なんじゃないのか?」
そう尋ねられて我に変えるあたし。
「あああ!ありがとう・・・感謝致します。」
「役に立つためにユメカはお前に着く。今日は学校にも行かせてもらうから。」
「ええ・・・。ユメカはだって・・・」
少し心配だよ――!!
「その心配はいらん。ユメカたち族の使いは透明になる事も出来るのだ!
それも、主人にしか見えないから安心してよいぞ?さあ早く準備をするのだ!」
「あっ、分かった。ユメカは、姉妹に見つからないように布団の中に入っててね!」
「わかった。」
そういってあたしはユメカを布団の中に隠し下へ降りていった。


「ごちそーさまぁ。」
「時間大丈夫なの?」
新奈が心配する。
「っあっ!!やべぇー!超高速準備だな・・・。」

どすどす・・・。階段を駆け上がり、
着替えるために一端部屋へと戻る。
パタ・・・。ドアを開けた時・・・私は夢を見たのだろうか・・・?
部屋では、ユメカが上空を浮いており時折小さな声で何かを唱えていた。
そして、どこからか桜の花が降ってきてユメカがしたとみられる周りをふわふわ取り囲む。
その瞬間あたしは悟った。ユメカは
「この机の周りを綺麗にしろ」と唱えたのだと。
花が舞う中、ようやく私に気付いたユメカ。あの舞っていた桜の花は、一体どこに消えたのだろう?
「ああ・・・。雅。今な、魔法の力を使い、お前の机の上を綺麗にしているんだ。」
「っっもう!そんなことはアトデいい!ホラ、行かなきゃ!」
「・・・制服とやらいうものを身につけなくてよいのか?」
ユメカがハンガーに掛った私の学校の制服を指さす。
「ああもうッ!着るわヨッ!」
ボソ・・・「桜の花の夢力(パワー)よ、雅にこの制服とやらを着せろ。」
そうユメカが呟くと私は白い桜の花に囲まれた。
「どっ・・・どうなっているの?!」
そう叫んだ瞬間中に体が浮きいつのまにか私は制服を着ていた。そしてゆっくり床に足がついた。
「さぁ、ここでも私の力がお出ましかな?玄関まで、平然と歩け。そして外に出たら私が学校までテレポートさせるから。」
そういうと、ユメカの姿は瞬時に消えた。
すごい・・・。やっぱり本物。


バタバタッ・・・
「遅れちゃうッ!イッテキマスッ!!!」
ローファーを履いて玄関を出、上空を見上げるとユメカが飛んでいた。
「遅かったな。さぁ、行くぞ。私の手を掴め」
ぎゅっ あたしは手をつかんだ。
そして今度は薄い桃色の桜の花が大量に舞う。
ふわっと体が浮いた。その瞬間私達の姿は透明になり消えた。



スッ
とんっ
「わっ」
私は思わず声を上げる。ここは・・・
「ユメカ?」
「さぁ、学校だぞ?ここは一応敷地内だ。C校舎とD校舎の間の中庭。
ここからお前のクラスまでは3分で行ける。さぁ行け。」
そういうと、ユメカはポンッと消えて私の真上に来た。
スゴイシステム・・・。こうしてあたしは走って、ユメカは飛んでクラスへ向かった。

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雅には・・・・ショートに栗色の髪が似合いそうな気がします・・・。

こんな子と一度は出会ってみたいものです。
雅はいいな・・・。←我が話考えているだろ、オィ。

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  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-01-23

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