初めてです!読んでみてください…

これは暑い暑い夏のお話


蝉が鳴いている。
私は高校一年生。
中学一年生の時にリスカした跡が残っている。

中学一年生の時。

何もかも充実していた。
はずだった。

ある日のこと。
クラスのみんなに無視された。
『あいつうざくね?w』
そんな声が聞こえた。

部活の先輩にも無視される。
なんで。なんで。
私何もやってないよ。

学校に私の居場所はなくなった。

お家に帰る。
すると
母に殴られた。
『あんたなんか産まなきゃよかったのよ!!』
痛い。痛い。
心も。体も。
両親は、私が小学六年生の時に離婚した。

家にも居場所はない。

生きているのが疲れた。
なんで私がこんな思いをしなきゃならないの。もうやだ。
遂にカッターを手に取り、手首を傷つけてしまった。
痛くはない。むしろ気持ちいい。
床や机に血が垂れる。
『……いい色。』
それから毎日手首を切るようになった。
太股や足首にも傷が入る。
『……気持ちいい。』

中学3年生。
私は今、屋上に立っている。
隣には、鞄、靴、そして『遺書』。
中身は親へ。クラスの子たちへ。先生へ。そして好きな人へ。
私には好きな人がいる。
部活動でくる大学生の人だ。
レッスンをしてくれる
かっこよくて私なんかにも優しくしてくれる。
いつしか彼に心奪われていった。

もうみんなお別れだ。
『…ばいばい。』
そうして足を出す。

『何やってんだよ!』
後ろから聞こえた声。
彼だ。
『なんで……』
『今日レッスンだよ!君が休むなんて相当ないでしょ。同じ部活の子に聞いても誤魔化されるしおかしいと思ったんだよ』
『でも…私今から死んじゃうんですよ…』
『それは俺がさせないから。』
そう言い抱きしめられる
『……?』
『ずっと好きだったんだよ。初めて会った時から。』
『私もずっと好きでした!』
『……付き合ってよ。』
『勿論です!』
『……じゃあ行こうか』
『どこに?』
『皆んなのところだよ!』
『えっ?』

そして教室で皆んなの前に立つ。
『この子俺のだから手出したらどうなるかわかってるよね?』
………
しんとする皆んな。
私たちは教室を出た。
『デートしよう』
『じゃあ一回お家帰っていいですか?』

暑い夏のお話。

結構楽しかったです????????????

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更新日
登録日
2016-05-13

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