妄想シチュ『デートの待ち合わせ』

 ばたばたばた…
「お、遅くなってごめんね」
「いいや、大丈夫。気にするな」
 気にするなと言われても、待ち合わせの時間から30分も遅刻してしまったのだから申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
「本当にごめんなさい」
「だから気にするなって言ったろ」
 ぽん、と彼の手が私の頭に置かれた。
「俺はずっとここでお前を待ってた。えっと、40分くらいかな」
「う、うん……」
「待たされた分だけ、今お前に会えたときすごく幸せな気分になっちゃった。俺は今世界で一番幸せな男だぜ!」

妄想シチュ『デートの待ち合わせ』

妄想シチュ『デートの待ち合わせ』

ロマンティック妄想ストーリー

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-05-12

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