告白

“今、僕は告白した。”

二月十四日生まれ二十五歳、誕生日プレゼントはいつもチョコレート。モテてる気分で悪くなかった。

冴えない普通の男子生徒だった中学生のころ、近所に女の子が引っ越してきた。ひいろちゃん。
ひいちゃんって呼ばれてた。今も呼んでる。ひいちゃんは妹みたいで、近所だったのもあり、家族づきあいが多くよく遊んでいた。遊ぶと言ってもひいちゃんは不思議な子で、みんなゲームをしている中、一人だけ違う事をする、なんてことはしょっちゅうだった。僕は何をしているか気になっていつもひいちゃんに聞く。するとひいちゃんは、「手伝って!」と言わんばかりにいつも僕を振り回していた。

ひいちゃんはとてもきれいで、可愛い。高校も同じだった。クラスは違ったがひいちゃんとは毎日一緒に登下校していたし、休み時間や時には授業中も僕に会いに来た。結構困った。
ひいちゃんは多分天才だ。よくある小説のヒロインにある設定のような天才なのだろう。

そのころからひいちゃんは不思議なバイトをしてた。よくパソコンを使って何かをしているのだが、それは仕事だったようだ。なにやら、自分で作ったプログラムを提供する仕事をしているらしい。どういう内容なのかは分からないが、よくスマホのアプリなどのシステム開発に携わっていたりするらしい。親がそういう会社の長と知り合いらしく、高校生ではあるが優秀な人材としてバイトという形で雇用しているらしい。やはり天才なのである。

そういうところも全て入れても、ちょっと不思議な子というところ以外、魅力的な女性でしかなかった。勉強も出来れば温厚で優しく誰にも流されず可愛いし綺麗。スポーツはそんな得意じゃなさそうだった。あまり見たことなかったからそれは良くわからない。そんな素敵な女の子と、僕はとても仲が良かった。一緒に居るだけで癒されたし、憧れたし、好きになった。

でも、気持ちを伝える事はしなかった。なぜなら、ひいちゃんに告白しても全く何も期待できないからだ。ひいちゃんはモテてた。告白もかなりされてた。それを僕は立ち合いさせられてた。僕とひいちゃんは付き合っていなかったけど、周りからはそう見えているらしく、そうするとうまく話を流せるからだ。そう、恋愛に全く興味のないひいちゃんは、めんどくさかったのだ。だから僕がひいちゃんに告白したら、めんどくさがられるに違いない、そう思って告白はしなかった。この関係を続けることが出来るなら、いっそこのままでもいいと思ったからだ。ひいちゃんは子犬のように僕になついてきてくれるし、それを僕が可愛がれる。そして他の男にも触れられることなく愛で続ける事が出来るのだから。

そして進路。ひいちゃんの目指す大学を聞かされて、僕は正直苦痛だった。同じ大学に入りたかったが、ひいちゃんのレベルが高すぎた。僕も成績は良い方ではあったが、ひいちゃんの目指すところが高すぎて、というよりも、ひいちゃんは目指してなんかもいなくて、そこに入ること前提で話を進めていた。合格不合格を考えていなかった。僕はひいちゃんに同じ大学を目指すことを明かした。するとひいちゃんは、「じゃあ、教えよっか?」と言ってくれた。でも、ひいちゃんの教えてくれたことはたった一つだけ。「覚えたことをそのまま思いだそうとするから間違えるの。覚えたことはもう覚えてるんだから、あとはもう考えればいいだけ。初めてやる問題も、考えてわからない問題なはずないんだから、思いださないで考えればいいの。」天才の発言って感じだ。でもまあその通りなのである。しかし考える力がないから思いだせるようにひたすら僕は覚えるしかない。ひいちゃんの言葉もしっかり受け止め、必死に受験勉強をした所、なんとか合格。大学生にもなれば、ひいちゃんも少しは僕を男として見てくれるだろうと、キャンパスライフに期待を抱いていた。

しかし、その大学生活は特に変わったこともなく過ぎて行った。

相変わらず天才なひいちゃんは、色んな人に好意を抱かれていた。僕は、その彼氏的なポジションでみられていてなおかつずっと一緒に居たので、ひいちゃんに手を出そうとする男は居なかった。大学生になってから僕は一人暮らしを始めた。ひいちゃんも一人暮らしを始めた。といっても、となりの部屋である。ひいちゃんは毎日僕の部屋に来て、たまにご飯を作ってくれたりしていた。本当に彼女みたいで、何も言うことなしだった。

そうこう過ごしているうちに、とうとう就職活動の時期に入った。僕には何にもあてがないが、ひいちゃんは高校のときから続けてたバイト先の会社から正規雇用させてもらえないかとお願いされているらしい。それまではひいちゃんのペースで、新しいシステムが出来たら提供、長期的な課題を出されて無期限での開発をし、提供。いままでひいちゃんが提供したシステムは有名なアプリに反映されており、ひいちゃん自身への収入もすでに大きかった。僕はコンビニで数時間働いて月に数万円しかもらえてないって言うのに。少し恥ずかしい。仕方がないことだが。だからひいちゃんは将来の事なんて考える必要ないんだろうなと思っていた。

ある日僕がコンビニのバイトから帰ってきた時、晩御飯をテーブルにおいてひいちゃんがめずらしくテレビドラマを見ながら待っていた。「あ、おかえりなさい!」元気なひいちゃんの声。半日以上働いた僕の体は疲れ切っていたが、その声にとてもいとおしさが生まれた。「ひいちゃんただいま。遅くなってごめんね。」ひいちゃんを優しくなでた。いつもなら、すぐに「ご飯を食べて!」と言ってくるのだが、その日は違った。ひいちゃんはいつも突然話し始める。「あのね、私、正規社員になるのは断ろうと思うの。」いつも突然だから、そんなに驚かなかった。「どうして?」問いかけてあげる。「毎日、働かなくちゃいけないし、出来れば家に居たいし、好きな時にお散歩行けなくなるでしょう?」ひいちゃんは、突然いなくなる。時間帯関係なく。急に散歩しに外へ消えるのだ。猫みたいに。「でも、就職しなかったら、お父さんやお母さんびっくりするんじゃないかな?」大事に育ててきた天才少女がニートになるなんて、絶対に嫌であろう。僕は優しく説得しようとした。

僕は突然脈略もなく発言すると言う事がない。ないのだ。

「僕はひいちゃんがずっと好きだ。僕と付き合って、一緒に暮らそう。」

“今、僕は告白した。”

何を思ったのか、僕は突然告白した。何を思っていたんだろうか、いや、確かにあのとき非常に疲れていたし、いつも以上にひいちゃんの事がいとおしかった。そしてあまり気になったわけでもないが、ちょうど珍しくひいちゃんが観ていたテレビドラマが恋愛モノだったのだ。少し何かを期待してしまっていたのだろうか、僕はやらかしてしまったのだ。

ひいちゃんは無反応だった。慌てて弁解する。「いや、好きなんだけど、なんでこのタイミングで言ったのかって言うのは、えっと。」ひいちゃんは僕から目線をそらさなかった。僕は一旦息をのみこみ自分を落ち付かせた。「ひいちゃんは、働きたくないんでしょう?」コク、とうなずく。「でも、働かないでいるのは、お父さんもお母さんも心配するよね。」さらにコク、とうなずく。「だから、ひいちゃんが良ければ、だけど、僕と付き合って・・・結婚、する、と仮定して・・・。」もう一度頭の中で言葉を整理してから、発言する。「花嫁修業、という名の同棲生活ってことなら、就職しなくても、納得してくれるんじゃないかなと思って。」少し自分の気持ちをおさえこんでしまった。しかし、飽きられるのが怖かった僕はそうやってすこし我慢するしかなかった。本当は好きで、ひいちゃんも僕が好きと言ってほしい。お互いに認め合って結婚ができるなら僕は本当に幸せだと思っていた。けど、そううまくはいかないと分かっていた。なぜなら相手がひいちゃんだからだ。

「ひいろは。」ひいちゃんが発した。
「彼女とか、なれない。」怖くは無かった。
「お嫁さんも、無理。」僕が目線をそらしてしまった。
「だって、ひいろには、そんな責任感が持てない。」

僕は、もう戻れなくなるなと少し覚悟した。言ってはいけないことを言ってしまったんだ。なんで言ってしまったんだろう。気の迷いだった。次にひいちゃんが何を言うのかが怖くて、仕方なかった。「でもね、ひいろも、一緒に暮らしたい。」僕はその発言が耳に入ってきてた、きてたが、理解まで時間がかかった。「え?」ひいちゃんは、一度言ったことは繰り返し言わない。時差でその言葉が脳内に反映された。「彼女にも、お嫁さんにもなれないけど、一緒にいていいなら、邪魔かもしれないけど、ひいろは一緒に居たいと思ってるよ。」なんか、ペットみたいだな、って思った。何かを読まれたのか、「ペットみたいだね?」と言われた。「僕はそれでも構わない。ただ親御さんには、さっき言ったような理由で話さないといけないけど、ひいちゃんは大丈夫?」ひいちゃんは小さくうなずいた。

そんなこんなで、なんとか僕は普通の会社に就職が決まり、ひいちゃんと共に大学を卒業。ひいちゃんとペットと飼い主のような関係の同棲生活が始まった。



今。同棲生活が始まって早三年。相変わらず僕とひいちゃんは、仲良く暮らしていた。中学生のころから一緒に居る時間が多かったのにもかかわらず、飽きることなく幸せに過ごしていた。幸せだと思うようにしてた。ひいちゃんは、やはり僕の“ペット”のままだった。

僕はこのままでいいのかわからなかった。僕とひいちゃんが例えこのままでいい、と判断したところで、親たちがそろそろ結婚しろ、という時期でもあったのだ。結婚しないままずっと同棲は出来ない。ひいちゃんが僕を恋愛対象としてみてくれない限り、離れなければいけなくなる。おそらくひいちゃんもわかっているだろうが、僕たちはそのことについて何も話さなかった。しかし僕は、そうなることを覚悟し、ひいちゃん離れをしなければいけないと感じてきていた。ひいちゃん以外の女の人の事も、少しずつ意識するようになった。でもやっぱりひいちゃんはどこか鋭くて、僕に「ひいろは、彼女でもお嫁さんでもないんだから、彼女連れてきても、いいんだよ?」と突然言ってきた。僕はうん、とだけ言いかえした。

それからというものの、女性を意識するようになってから、女性の知り合いが一気に増えた。ひいちゃんは、家に呼んでもいいとは言っていたものの、呼んだ家に成人女性がいることはかなり問題だろうと思う。いや問題である。でもひいちゃんに家を開けろと言おうとは思わないし、ひいちゃんも、自分が出たい時に外に出るから、そのリズムを崩したくはなかった。

とある時、ケータイに電話がかかってきた。ひいちゃんはちょうどパソコンで例のバイトをこなしていた。電話がきても気にせず手を動かしていた。「もしもし」出ると相手は会社の同じ課の女性だった。どうやら、僕が持参していた業務用の私物のノートパソコンを一時的に借りた時に、大事なデータをパソコンに残したまま僕が帰ってしまったらしい。「申し訳ないです。今から会社に持っていきます。」そういうと、女性はいいよいいよ、もうアタシ外だし、家今から行くよ。と言ってきたのだ。「家はちょっと・・・。」そういうと、ひいちゃんが反応した。
「ひいろはペットだって、言えば大丈夫だよ。家、きてもらってもいいよ?」
普通に考えて人間をペットにしてるのはおかしい。俺がやばい人だと思われる。いや、ペットっていわずにその人には彼女と言えばいいだけなのでは、と脳内が混乱しているまま、「では、お願いします。」と言ってしまった。その女性は同じ課になってからかなり親しく、おそらく僕の事をわりとよく思っている。仕事もできるし、世話焼きで、女性らしい。会社内でも人気がある。ひいちゃんがいなかったら、彼女候補に入るであろう。しかしその人が家にくるとなると、ひいちゃんは彼女という設定になってしまうので、その人は諦めるしかないし、まず口止めしないとひいちゃん以外の女性を探すことが出来ない。色々考えてるうちにやはり承諾してはまずかったと後悔していた。

顔色が悪かったのかひいちゃんが顔を覗き込んできた。可愛い。優しい。癒される。
「大丈夫だよ。ひいろにまかせて。」ひいちゃんにそう言われると大丈夫な気がする。でも僕が一番好きなのは、ひいちゃんなんだよ。そんなことは言えないけれど、そんな思いを込めてなでてあげた。ひいちゃんは見た目は小柄だ。若くも見える。僕も決して大きくは無いけれど、ひいちゃんと並べば成人男性っぽくはみえる。

ピンポーンとチャイム音がなると、僕よりも先にひいちゃんが出る。「待ってひいちゃん!」とは言う間もなくドアを開けるひいちゃん。「あら?こんばんは。」案の定キョトンとしている。「あ、先ほど連絡とっていらっしゃった方ですね!お待ちしてました!どうぞ、汚いですが~。」そう言って中へ案内するひいちゃん。「お疲れ様です。わざわざすみません」僕がそういうと、この子は?という目線を送ってくる。「ひいろっていいます。ちょっとワケありで面倒みてもらっています。彼女さんですよね?」ひいちゃんが慣れた口調で言う。「何いってるんだよひいちゃん。この方は同じ会社の・・・。」「身内のかたなのかしら?」「ええ、そうなんです。ちょっと一時的に住む部屋がなくってここに・・・。」ひいちゃんが答える。「そうなのね。もしかして奥さんいたの?って思ったけど、ちょっと若いもんね。勘違いしちゃった。」「すみません、何も変な関係ではないですから、お邪魔かもしれないですけど、どうぞごゆっくりしていってください。」「神崎です。よろしくね、ひいろさん。」そういうやり取りがあってなんとか場は持ちこたえた。

神崎さんが帰った後、ひいちゃんは疲れたのかすぐ布団に入ってしまった。手をグーにして寝ていた。僕は寝ていると思って布団の上からポンポンと軽くひいちゃんに触れた。「神崎さんは、素敵な人だったね。」突然そう言った。「もしかして起こしちゃった?」「いや、まだ寝てなかったよ。」「神崎さんは、しっかりしていて、とても女性らしくて、会社の中でも人気の女性なんだ。」なぜそう言ったのかはわからない。いや、わかっている。ひいちゃんの反応が気になるからだ。「神崎さんに気に入られてるように見えたよ。」とにこにこした顔を布団から出した。可愛い。可愛いけど、とても苦しくなった。僕はひいちゃん離れをしなければいけない。ちょっとづつ、ひいちゃんを好きという気持ちを、他の気持ちで埋めていく。「神崎さんと、もっと仲良くなれるかな。」「なれるよ。ひいろはわかる。」そう言うと、ひいちゃんは本当に寝てしまった。


一度、神崎さんが家にきてから、神崎さんとの交流が増えた。そして、神崎さんはひいちゃんを結構気に入ってくれて、よく家に来るようになった。そのたびにひいちゃんは少し疲れてしまうが、3人、良い関係を続けていた。僕も、今までひいちゃんと以外、落ち着いた時間を過ごせなかったのだが、神崎さんと過ごす時間も、とても安定してきていた。

会社内では、神崎さんと付き合っているといううわさが流れている。神崎さんがよく僕の家に行っているというのも噂になり、まだ付き合っては居ないのだが、会社内では公認カップルのように扱われていた。その話を、神崎さんがひいちゃんにしていたのを、僕は見ていた。ひいちゃんは笑っていた。

その笑ってる顔を見たくないのに、僕は静かに見ていた。
その時、少し僕の中で何かが動いた。

「じゃあもうホントに付き合っちゃおっか。」神崎さんがそう言ってきた。一応僕はひいちゃんの顔をみる。変化のない笑顔だった。「そうですね。付き合いましょう。」変わらないトーンで僕はそう言った。

言った時、僕はひいちゃんを見る事が出来なかった。でもこれで、ひいちゃん離れする準備は出来たのだ。「えっ、本当に?いいの?ひいちゃんもいいの?」神崎さんはそう言う。「ひいろはお二人の事応援してますよ!」そう言ってた気がする。「ひいろ、そのうち居なくなるので、もう少しだけここに居てもいいですか?」「ひいちゃんはずっといてほしいくらいだよ。焦って出て行かなくてもいいんだからね。」「ありがとうございます。」

僕は付き合いましょうと言ってからほぼ発言しなかった。神崎さんは今日は帰るねと言って帰ったらしい。あまり記憶がない。ひいちゃんと、僕のふたりだけになった。ふたりだけなのは当たり前のことなのに、とてもいつもとは違う空気だった。

「ひいろ。」ひいちゃんが小さな声で発した。
「散歩してくる。」そういってひいちゃんは外へ出かけた。

ひいちゃんが、「散歩してくる。」と行って散歩に行ったのは、これが初めてだった。いつもいつの間にか出かけて、いつの間にか帰ってくる。だから僕は、その発言に驚いた、いや、恐怖を感じた。その夜はひいちゃんは帰ってこなかった。寝れる気分じゃなかったが僕は睡眠剤を飲んで寝た。すると朝にはひいちゃんが隣で寝ていた。正直、夢だと思ったが、現実のようだった。ひいちゃんは、ぐっすり寝ていた。小さくグーに握られてる手を僕は触った。起きなかった。寝てるのをいいことに、面と向かって言えないことを僕は小さな声で言った。

「僕はひいちゃんがずっと好きだ。出会って仲良くなってからずっと一番好きなのはひいちゃんなんだ。でも、ひいちゃんが僕を好きになってくれないなら、この生活を続けるのは無理なんだよ。分かっているとは思うけど、僕は本当にひいちゃんが好きで、ひいちゃん離れをしなきゃ、精神がもたないんだ。だから、昨日あんなことをした。でもひいちゃんに僕を無理やり好きになってもらおうなんて思わない、本当なら付き合わないままずっと一緒にいたかった。難しいね。ひいちゃん。ひいちゃんはいつまでたっても僕の“ペット”だった。でも優しくて、癒してくれて、この関係が心地よかった。ありがとうひいちゃん。神崎さんにも感謝しなきゃね。長く喋りすぎたかな。起きてても、寝てるふりしてて欲しい。最後のお願いだよ。」

そう、最後に自分の気持ちを告白した。僕はひいちゃんを好きになりすぎた。好きになりすぎた故にひいちゃんを守りすぎた。それが心地よかった。でもそのままでは前に進めない。

選んだのである。
僕は、僕の今選べる一番の幸せを選んだ。

告白

急に書きたくなって1日で書き上げた作品です。この後続きをもう少し長くかこうかなと思いましたが、読者さんが想像して展開出来る方がいいかなと思いましたので、ここで切らせてもらいました。初投稿でしたが、お読み頂きありがとうございました。

告白

ずっと好きだったひいちゃんにするつもりもない”告白”をしてしまった飼い主の二人の結末を書きました。

  • 小説
  • 短編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-05-04

Copyrighted
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