《2》夜櫻隊〜出撃〜

〜「助けて」願う人を・・・助けよう〜

彼らは苦しむ人の感情を人の倍感じる事が出来る。

それは彼らが「体験」したからであろう。

心を沈めて感情を消して、大切な人を失い、戦う事しか教えらなくて、人形の様に扱われ

そんな、過去を持つ人が集まった暗殺部隊

・・・そう。
「夜櫻隊」

〜《一人ひとり》〜

バサッ

彼らは黒い、櫻模様のついたマントを羽織った。

優里「皆、白いマントの奴らには気をつけてね」

遊「だから何なんだ、あいつら」

白「天界人の暗殺部隊でしょ」

璃沙「大量に能力者を天界へ連れ去って実験する奴らだよ」

璃沙「私の妹を連れ去った奴ら」

遊「・・・まぁ、確かにおかしいもんな。武器とかこっちで開発したやつだろ」

優里「・・・そうね」

璃沙「ここら辺にいる。分かれよう!」

優里「分かった!」

白「りょーかい」

遊「気をつけろよ!」

******
優里視点

チャキン

私の武器はナイフ、魔術がかかったナイフで、手で持たなくても操れる。
ヒュン
??「おぉ〜っと?カワイコちゃんだねぇー」

優里「その白いマントは・・・天界人ですね」

??「おー!よくわかったねぇ〜」

優里「・・・敵ですから」

??「君は、あの「夜櫻隊」のナイフ使いの弥宵 優里ちゃんかな?」

優里「よく知っていますね、あなたは?」

??「僕?僕は呪文師の、ヒカル!」

明天 ヒカル・・・ 有名な呪文師だね・・・

ヒカル「じゃぁ〜、突然だけど・・・」

バン バンバン!

優里「!?」

呪文銃!?どこからだしたの・・・!?

優里「じゃあ・・・!」

ヒュンヒュン

グサッ

優里「まだまだ」
〜〜〜封印!

ヒカル「・・・!?チッ!・・・覚えてろよ」

優里「嫌でも覚えてるわ、あなたは・・・」

******
璃沙視点
私の武器は銃。様々な属性に分けて使える。

璃沙「・・・お、優里完全勝利だ」

・・・天界人は許さない。何としてでも「瑠花」を・・・助け出す。

??「クックックッ・・・」

!?

璃沙「あなたは、あの夜に私の街を襲った奴だよね」

??「クックックッ・・・覚えてましたか・・・」

璃沙「忘れた事なんてない」

??「・・・それはとても嬉しいですね」

璃沙「ふざけてるの?」
ジャキッ

??「おっと、私は貴方と戦うつもりはありません。」

璃沙「・・・」

??「我々と、天界に行きませんか?」

璃沙「・・・・・・は?」

??「貴方が来れば「あの方」もお喜びになり、貴方も喜べ、我々を消滅させるチャンスがある。」

璃沙「あの方?」

??「クックックッ・・・!貴方の「いもうと」さんですよ」

璃沙「な、どういう事?」

??「ルカ様は天界王様と結婚されてらっしゃる。貴方があの方達の(騎士)になれば・・・」

璃沙「ふざけないでよ・・・」
シュ〜〜〜〜〜〜!

??「おやおや、炎と電流の属性ですか。腕を磨きましたね」

璃沙「・・・もうあんな事はさせない。あの時の私は弱かった。けど、今は違うから」
バン!

パサッ

璃沙「・・・逃げた。まぁ、いつか・・・」

******
白視点
僕の武器は糸、右腕にあるリングから糸を張って相手を消滅させる。

白「はぁ、眠たい・・・」

優里も璃沙も早速相手に会ってさ、

白「二人共勝ってるし・・・」

残ってるのは、遊と僕か・・・

??「あらぁ〜、可愛い男の子だねぇ〜」
ザッ

白「うるさいなぁ〜」

??「喋り方も可愛い〜」

白「意味わかんない。あんた誰」

??「アタシ〜?太陽よぉ〜」

白「・・・男だよね、気持ち悪」

太陽「女の子よっ!」

白「いや、ありえないから」

太陽「口が悪いわねぇ、貴族のおぼっちゃまくんなのに」

白「・・・だから何」
キッ

太陽「綺麗な半透明な目ねぇ〜!前より光を持ってるわぁ〜」

白「人の顔をジロジロ見るなんて失礼と思わないの?」

太陽「あら、ごめんなさいね!」

白「ていうか、さっさとどいてくんないかなぁ」

太陽「あぁ、ごめんなさいねっ」
サッ

白「?すんなりどくんだね」

太陽「ふふ、私は貴方達の味方なの。実は、ここで生まれてすぐ天界に行ったから、 」

白「・・・あいつらの目的がわかるって事?」

太陽「まぁ、そういう事よ!」

白「あ、ありがとう。」

太陽「いつか私もそっちへ行くわ」

白「・・・そう」

******
遊視点
俺の武器は刀。名称「黒鵺桜」たった1人の師匠から貰った刀。切り口から黒い桜模様のあざがでてくる。

遊「にしても・・・」

誰もいねぇー

皆無事だといいけどな・・・

優里は怒りに我を忘れる時があるし、

白はだるそうにしてるけど1人で突っ走るし、

・・・何より璃沙は・・・

《2》夜櫻隊〜出撃〜

《2》夜櫻隊〜出撃〜

夜櫻隊、それは「最強」と謳われた常闇の世界に君臨する《特別部隊》

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 冒険
  • アクション
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-04-09

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