チャラ王子とツンデレ姫

チャラ王子とツンデレ姫

「愛!重そうだね、それ。俺が代わりに持つよ!」
クラス全員分のノートを提出するために職員室へ向かう幼なじみを呼び止め、とびっきりの王子スマイルをお披露目する。
「いい。自分で行けるから。」
真顔で断られた…。俺の王子スマイルで落ちない子なんていないのに…こいつは…いつもいつも…
そうふてくされながら教室に戻り、机にぐでっと伏せる。そんなだらしない格好でも周りの女の子達は「かわいい」ときゃあきゃあ騒ぎ出す。
やっぱり脈無いのかな…。愛のこと、諦めた方がいいんじゃ──
「優人」
突然頭上から天使の声がした。起き上がると愛が仁王立ちをしていた。
「な、なんだい…?」
「あのね、あれくらい普通に余裕だから。いつまでも子供扱いするのやめてくれない?」
アプローチを子供扱いだと思われてましたかあああああ!!!!!
「ご、ごめ…」
「でも…あんたのそーゆう優しいところ、嫌いじゃない…から…」
頬を赤らめて目をそらす愛。
ほんっっっっっと天使だなああああ!!!!!///
「ありがとう///」
王子スマイルでリトライするも、愛は既に席についていた。
俺はトイレの個室で密かに涙を流した。

①チャラ男が王子になるまで

①チャラ男が王子になるまで

「やっぱさぁ、優人くん肌綺麗だよねぇ〜」
「あ、わかるぅ!髪もサラッサラだしぃ!
羨ましいよねぇ〜」
俺を挟んで座る2人の女子。歳は俺と同じだが、クラスの女子よりも派手な格好をしていて化粧も濃い。いわゆる「ギャル」ってやつ。
「えぇ〜、2人の方が綺麗だよ
かわいすぎて食べたくなっちゃう笑」
そう返すとギャルは照れを下品な大笑いで隠した。チョロすぎ。女なんてちょっと褒めればすぐ俺の言いなりになる。別に嫌いじゃないけどね〜。
けどなんか物足りない。こういう風にナンパして女を抱く日々に飽きを感じていた。
(あーあ。どっかに超かわいいお姫様とかいないかなー。いるわけねぇか笑)

「え!?あんたなにしてんの!?」
後ろから聞き覚えのある声がした。
「あ、愛じゃぁん
久しぶり笑」
「久しぶり〜じゃないわよバカ!
あんたインフルエンザなんじゃないの?」
俺の頭を本の角で思い切り殴ったこの女子は、俺の幼なじみの「姫路 愛(ひめじ まな)」。
真面目でちょっと素直じゃない、はっきり言ってめんどくさい女。こーゆうふうにいっつもつっかかってくる。
あ、そーだ。俺インフルエンザって嘘ついて学校さぼってたんだった。いっけね☆
「いって…
い、いやぁそれがさ!
さっき治ったんだよ!」
「…ふーん。」
思い切り疑いと蔑みの混ざった目を向けられる。少し不穏な空気にもなり、ギャルたちはいつの間にかいなくなっていた。
「ごめんなさいぃ!!パフェおごるから先生には秘密にして?ね?」
上目遣いでかわいくお願いしてみる。
しかし鋭い目はさらに鋭くなった。
「はぁ…まぁ過ぎたことは仕方ないわよね」
そう言って愛は隣の席に座った。
俺は愛が好きなチョコレートパフェを注文する。
「まったく…。治ってるんだったら学校来なさいよね。…あんたがいないと寂しいんだから。」
愛がそうポツリと呟いたのを俺は聞き逃さなかった。トクンと心臓が震えた。
今まで感じたことのなかったこの愛おしい気持ち、これは…恋!?
(神様…俺のお姫様はここにいました…!!)
このとき俺は愛の王子になることを決心した。そして隣でおいしそうにパフェを食べる愛の写真を、ばれないようにこっそり撮った。

そしてこの俺、「王子野 優人(おうじの ゆうと)」は次の日から毎日学校に行くようになった。愛に釣り合うように勉強も頑張って学年1位になった。運動は元からできたけど毎日トレーニングを欠かさずするようになった。
それ以外にも料理、裁縫、歌、絵画なんでもこなせるように努力した結果…
「キャー!!王子野くーん!!」
「こっち向いてー!!」
この通り、完璧な王子になった!!
あまりに歓声がすごすぎて校門から玄関まで30分以上かかってしまう。やぁ、困ったもんだねぇ。
そう、校内全ての女が俺に夢中になった…
「あ、優人。おはよ。」
愛以外はな!!
いったいどういうことなんだ…
成績優秀、運動神経抜群、顔もスタイルもパーフェクトで家事もできる!
これ以上に愛は何を望むんだ!?
うおおぉぉぉわからないぃぃぃ
なんだ、愛はそんなに欲張りな女なのか!?
そんな女俺は今まで会ったことが──
「はやくしないと遅刻になるわよ」
「はぁい♡」
まぁかわいいからいいか!!
こうして俺と愛は高校2年生になった。

②王子vs委員長 Part1

入学式から一週間が経ち、授業も始まった。先生の質問への積極的な回答、体育の体力測定での好記録など、俺の王子アピールは完璧だ。
完璧…なはずなのだが…
「古谷くん、先生が呼んでたわよ。」
「あ、ありがとう…。残った仕事は僕がやっておくから、姫路さんはもう帰った方がいいよ。時間も遅いし、危ないよ…。」
「ありがと。でも、悪いわ。あと少しだし一緒に頑張りましょう!」
なぜだぁぁぁぁぁ!!!!!
なぜ愛はこんなに仲睦まじく俺以外の男と放課後残って作業しているんだ!!!!!

その理由は、そう。
俺が学級委員になりそこねてしまったからだ…。

─数日前─

「女子の学級委員は姫路で決まりだな。
男子は、誰かやってくれるやついないか?」
担任の先生がいつも通りだるそうに生徒に問いかける。
これは、チャンスなんじゃないのか!?
学級委員になって共に苦楽を共にすることで愛との絆も深まり、同時に信用も得られる…。そうすることでいずれは愛も俺のことを意識し始めて…。
よし、決めた。
「先生、俺学級委員に──」
「僕がやります」
なん…だと…!?
ここここいつは…「古谷 秋大(ふるや しゅうた)」!!
クラスでも学年でも特に目立つことは無い見た目、運動神経共に平均レベル学年模試2位という唯一の個性を持った根暗メガネ!!
こんなやつを愛に近づけるわけにはいかん!!
「せ、先生!ここはジャンケンで──」
「それじゃあ、古谷と姫路。1年間委員長がんばってくれよぉ〜」
Noooooooooo!!!!!!!!!!!
なんっっっだこの教師人の話聞けよぉぉぉぉぉ!!!!!!!!ふざっけんなよぉ!!もうクビになっちまえよぉ!!!!

…と、いうわけだ。実に迷惑なやつだろう?古谷 秋大という男は。まったく、愛に指1本でも触れてみろ。ただではすまさ──
「あら?優人。こんな時間まで何してるの?」
ギャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!
び、びっくりした…。
「わ、忘れ物しちゃってさァ!あはは!!愛は?」
「今日は部活がないから委員の仕事をするために残ってたの。もう帰るけど。」
帰るのか、そうかそうk…ってオイ!!なにちゃっかり一緒に帰ろうとしてるんだコイツ(古谷 秋大)!!なんかやたら俺のこと睨んでるし!!
「ソ、ソウナンダー…」
「じゃあまた明日──」
「ちょっと待って!」
このまま2人で帰すわけにはいかない!!

「まったく…。あんたほんとに心配性よね。」
「あはは…。」
心配にもなるわ!!男はみんな狼なんだぞ!?
このメガネも大人しそうな顔して…いやめっちゃ怖い顔で睨んでくるんだけどさ。いやそうじゃなくて愛になんかするに決まってる!!こんな暗い夜道を2人で歩かせるなんて絶対あってはならないんだ!!うぉぉぉメガネめ!!愛は命にかえても俺が守ってみせ──
「あ、じゃああたしここまでだから。古谷くん、優人、また明日ね。」
「うんまた明日〜」
「…また明日」
よぉし無事任務完遂だ!!
家に入っていく愛を見送って一安心する。
あーよかった。愛が無事ならもうなんでもいいや。俺もはやく帰って録画した最近愛がハマってるドラマでも見よ…。
「…あれ?古谷くん、俺と家の方向一緒なんだ」
しばらく歩いてからやっと俺は古谷 秋大の存在を思い出した。
「ううん、違うよ。本当は真逆。」
「まじで!?え、じゃあなんでついてくんの!?」
「王子野くんに話があって」
「もっとはやく言ってくんない!?」
「姫路さんに聞かれるとまずいかなって思って…。」
ごめんね?と古谷 秋大は少し首を傾げた。なぜに疑問形!?話ってなんだろう…すごく嫌な予感がする…。
「王子野くんって姫路さんのこと、好きなんだよね?」
ボフッと顔から湯気が一気に溢れ出そうなくらいびっくりした。突然の問に顔が瞬時に赤くなるのがわかるくらい熱くなった。
「え!?ななななんで…」
「俺も姫路さんのこと、好きなんだ。
でも譲る気ないから。それだけ。またね。」
そう言って、古谷 秋大は来た道を駆け足で戻って行った。
ライバル宣言ですと!?い、いや俺も負ける気しないしィ!?全然びっくりとかしてないしィ!?てかなにアイツ!一人称変わってたんですけどぉ!!
俺は焦りと驚きを無理矢理かき消すように、大声で家まで全力疾走した。

③王子vs委員長 Part2

痛い…。…痛い?痛いって…何だっけ…。

一年生の時、暗くて友達がいない僕はいじめられていた。あの人と出会った日もいじめられていた。いつも通り、ちょっと力が強くて目立ちたがりなクラスメイトに、殴られたり蹴られたりしていた。最初はすごく怖かったし、すごく痛かったけど、いじめられてから3ヶ月も経つと慣れて恐怖も痛みも消えていった。
「古谷く〜ん。そろそろ、お・か・ね♡
出してくれないかなぁ〜?」
後頭部の髪をひっぱられ、無理矢理顔を上に向かせられる。
「も、もう…お金は…」
そう、出したくても無いのだ。毎月母から貰っているお小遣いも、小学生の時から貯めているお年玉も、もう出し尽くした。
「…チッ。金がねぇなら、俺らのサンドバッグにでもなってもらおうかッ!!」
クラスメイトの1人が思い切り拳を振り上げる。僕は反射的に両目をギュッと瞑った。

バシッ バシッ バシィッ

クラスメイトの拳が僕に当たらなかった事と謎の音に疑問を持ちながら、そっと目を開けると──
「大人数で寄ってたかって1人をいじめるなんて、感心しないなぁ〜」
僕の目の前には、ノートを縦長に丸めたものを片手に携えたあの人が仁王立ちをしていた。
「いってぇ…あ、お、お前!!A組の─!!
ってめぇ、ただで済むと思ってんじゃねぇだろうなぁ…!?」
「お、おいやめとけ!!お前知らねぇのか!?コイツに手を出すとどうなるのか!!」
そういえば僕も噂で聞いたことがある…。実はこの人はヤクザの若頭で、この人に手を出そうものなら部下の人達から言葉にできないような酷い目に会うとか…。
「お、覚えてろよ!!」
クラスメイト達はよくある不良がやられたときの捨て台詞を吐いて逃げて行った。
「まったく…。」
あの人はくるりと僕の方を向くと
「大丈夫?」
と、僕に微笑み手を差し伸べてくれた。
その姿はまるで女神様のようで、目の前のこの人がすごく清らかでキラキラしたように感じた。
その日から僕はあの人ばかり見るようになっていた。放課後はあの人の知り合い所属する剣道部まで見学しに行った。
僕も、あの人みたいに…
あの人より強くなりたい…!
そしていつか──

「あの、僕!
剣道部に入部したい、です…!」

君を守りたい。

④王子vs委員長 Part3

あの日、古谷 秋大からライバル宣言をされた時から、俺は愛にアピールできずにいた。
「愛、おは──」
「姫路さんおはよう!」
「おはよう、古谷くん」
あぁ、愛…。俺以外にはそんな可愛らしい笑顔を向けるんだな…。
「愛──」
「姫路さん、資料運ぶの手伝うよ!」
「ありがと、古谷くん」
あ、俺が先に言いたかった…。
「愛、昼ごはん──」
「姫路さん、よかったら一緒にお昼ご飯食べない?」
「あ、ごめんね古谷くん。友達と約束してるから…」
「そっかぁ…。僕のことは気にしないで、お友達さんと楽しんできてね!」
「古谷くん…明日は一緒に食べようね!」
「え?いいの?」
「もちろんよ!」
「わぁ、嬉しいなぁ!」
そんな楽しそうな会話を聞きながら、俺は女の子達に囲まれながらむすっとしていた。
「王子野くぅん、食べないのぉ?」
「うーん…。ちょっと食欲なくてさ…。」
俺はそのまま席を外し、屋上に向かった。

「はぁ…」
どーしたもんかねぇ…。
愛と古谷が楽しそうにしてるのはおもしろくない…。でも、愛が楽しそうにしてるところを邪魔するのは嫌だ…。
「はぁ…」
「ちゃんと食べないと、いざってとき困っちゃうよ?」
スッと隣から焼きそばパンが差し伸べられる。
もぐもぐもぐ…
「って、古谷!?」
「こんにちは」
なんでこいつがここに!?
「な、何の用だ…?」
「いや、ちょっと」
俺は一瞬耳を疑った。
「王子野くんと、姫路さんについて語り合いたいと思ってさ」

いやー楽しかった!!うん、やっぱ自分の好きなものわかってもらえると嬉しいよな!!
途中まで一緒だった古谷は職員室に用があると言って先に離脱していた。
メアドも交換したし、これでいつでも語り合えるな♪
俺はさっきとは打って変わってルンルン気分で教室に戻っていた。
「や、やめてよッ…」
突然古谷の声が聞こえてきた。数人の男子生徒の声も聞こえてくる。俺は周りの様子を探った。その声は近くの空き教室からしていた。
「友達もいない、根暗な古谷くんがまさかあの王子野とお友達だったなんてなぁ」
古谷は3人の男子生徒に囲まれ、そのうちの1人に胸ぐらを掴まれて身動きが取れなくなっていた。
「王子野の弱点、教えろよ」
「な…!?なんで!?」
「あいつ気に入らねぇんだよなぁ
ちょっと顔が良くていろいろできるからって調子乗りやがってよぉ」
「あんな弱そうなやつのどこがいいんだろうな?笑」
俺…男子からは嫌われてたんだな。
まぁそうだよなぁ。俺みたいな完璧なイケメン、羨ましがらないほうがおかしいよなぁ!
「お、王子野くんは…」
「あぁ?」
「王子野くんは、君達が思っているような嫌味な人間じゃないよ…!」
古谷…?
「彼は、一途で純情で…本当はすごく怖がりで…僕にとってはヒーローなんだ…!」

ドクン──

「はぁ?お前…」
ぶはははっと男子生徒達が笑い出す。
「お前、頭大丈夫か!?笑」
「ひぃ、ひぃ
は、腹痛てぇ!笑」
お、ちょうどいいところに雑誌が捨てられてるな。
「ちょぉっと頭のネジ外れちゃってるのかなぁ?笑
今治してやる──よぉッ!!」
古谷の胸ぐらを掴んでいた男子生徒が古谷に向けて思い切り拳を振り上げる。
古谷が目をギュッと瞑る。

バシッ バシッ バシィッ

「いってぇ!!」
「て、てめぇは…」
男子生徒のうちの1人が1歩後ずさる。
「あのさぁ、用があるなら直接来てくんない?あ、言いづらいことだったらほら。メアド交換する?」
「王子野!!」
にっこりと王子スマイルで相手してあげてるのに、男子生徒達は怯えた表情をしている。
「王子野…くん…?」
「お前らさ、かっこ悪いよ。」
「はぁ…?」
男子生徒達は事態が飲み込めず、ポカンとしている。
「俺みたいな王子様は、敵が何者であろうと、何人いようと、俺1人だろうとお構い無しに立ち向かうんだぜ!だがお前らはどうだ…。こぉんな子犬みたいに可愛らしい古谷くんに3人がかりだぜ?まったく、かっこ悪いったらありゃしねぇぜ…。」
ビシッと目の前の男子生徒に丸めた雑誌を突きつける。
「俺に勝ちたいならまず、人を尊敬できる素直な心を磨くことから始めるんだな!」
フッ…決まった。我ながらかっこいいぜ…!
「お、覚えてろよ!!」
男子生徒達はどこかで聞いたような捨て台詞を吐いて逃げて行った。
「大丈夫か?」
俺は、ボーッとしたまま動かない古谷に声をかけるが、返事がない。
「おーい…おーい!!」
「…ぁいたッ!!」
あまりに反応がないからちょっとほっぺをつねってみた。
「あ、悪い悪い」
「もぉ…えいっ」
古谷にほっぺをつねり返された。全然痛くないけど!ちょっと涙目になったりとかしてないけど!!
そんなこんなで俺達は──

「古谷くん、お昼ご飯食べよ」
愛がほほ笑みかける。
「あ、姫路さん。あのね…」
「ん?」
「優人も一緒に食べていいかな…?」
秋大は俺を引っ張って愛に言った。
「いいけど…なんか仲良くなってる…?」
俺と秋大は顔を見合わせて笑った。
「「内緒!」」

side→古谷 秋大
「憧れ」と「好き」は違うよね。
僕にとって優人はヒーローみたいな「憧れ」。
姫路さんは「好き」。
え?姫路さんを好きになった理由?
そんなの──

「古谷くん」
「え?な、なに…姫路さん…?」
「学級委員、がんばろうね!」
そう言って姫路さんはにっこり笑った。
その時僕は彼女に一目惚れした。

そうそう優人。
友達にはなったけど、姫路さんのこと譲る気は全然無いからね?

「ぶぇくしょん!!」
くぅー…
王子ともあろうこの俺が、盛大にくしゃみするなんて…
「かぜ?うつさないでよね」
「は、はーい…」

チャラ王子とツンデレ姫

チャラ王子とツンデレ姫

どんな女の子にも優しく、等しくモテていたチャラ男、「王子野 優人」はツンデレな幼なじみ「姫路 愛」に惚れ、愛を落とすために王子になった。しかし愛はそんな優人には気付かない。そして次々と王子に襲いかかる強力なライバル達…。はたして王子はツンデレ姫との愛を掴み取ることができるのか…!?

  • 小説
  • 短編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-04-06

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Copyrighted
  1. ①チャラ男が王子になるまで
  2. ②王子vs委員長 Part1
  3. ③王子vs委員長 Part2
  4. ④王子vs委員長 Part3