踊り
『踊り』
月の下で踊りましょう
あなたが疲れて、眠くなるまで
私の手と、頬と、唇が
あなたと、ずっと一緒にいるから
血も、肉も
全部、あなたの後ろの悪魔にくれてやりなさい
あなたの手で窓を開けましょう
そしたら、もっと月がよく見えるでしょう
涙など、忘れましょう?
もっと身体を熱くして?
燃えて、焦がして、あなたの声を灰にして
空へはらはらと、舞い上がらせて
どうしようもないほど明け透けなあなたの叫びが
私は、聞きたいの
祈り方を知らぬあなたの血は獣みたいに迸る
さぁ、もっと、滾る喜びにむせぶ声を私にちょうだい
あなたの無垢で粗野な魂の
心の底からの歌声を、聴かせて!
踊り
かつてCessnaという名前で投稿したものです。