魂の転落

ほとんどの家に入れずほとんどの人にはオレがただのよそもの


君らのはケンソンだろうオレの場合ほんとにダメなんだよ近寄るな


体型のことを言われてひっこめる腹のそれほどでもない動き


ぼくは汽車、汽車なんだぞー! と駆けてきた子供がオレにぶつかって泣く


「魂の転落」とでも題すべき雲を含んで空暮れてゆく

魂の転落