∞(インフィニティ)〜1章〜

ある日〜メディウム高校〜 (夏)

「今日もお疲れ様でしたっ!」 と、いつも通り学校に響き渡る生徒達の声
「あぁ、お疲れ。 」と、学校のマドンナ『姫』(17)
「帰り道気を付けてくださいねっ♡」
「ありがとう」
いつも通りの光景だ。 しかし今日は何か違う
「姫さ〜んw俺が家まで送ってあげよっか〜?w」
と姫を煽る『ブルー』(17)
「必要ないお前に守られるほど弱くないからな」
そう、姫は人並み離れた運動神経があり大抵のチンピラは退けることができるのだ
「それなら、俺達が送ります!」
「お前らは、気を使わなくていい」
「とか言っちゃって〜?w」
いい加減やめてほしい。姫を怒らせると大変だ「ブルー…いい加減にしろよ」
「おぉ〜 怖い怖いwそんなんだから、彼氏の一つもできないんだぞ?w」
「…殺すっ!」
「ブルー、もうやめろ。姫も落ち着け」
皆のリーダー格『ブラック』(17)が姫を制しブルーにも声をかける
「へぃへぃw」
「…わかった…私は資料をまとめてから帰ることにする」
「姫、最近嫌な予感がする気を付けろよ」
既に何かを感じ取っているブラックは周りの人もしっかり気にしている
「ん、わかった… またね。」
珍しく素直に言うことを聞く姫

〜その頃〜 下校途中の生徒

「あ、この子! 可愛いっ♡捨てられちゃったのかなぁ?」
道端にダンボールと一緒に捨てられている生き物を見てはしゃぐ『ホワイト』(16)
「グググゥ」
「変わった生き物だけど…お腹すいてるのかなぁ?」
「私、給食のパンあるよっ!」
と言って女の子にパンをあげるホワイト
女の子がパンをあげようとしたその時
《ガブゥッ…!!》
!!?
女の子が食べられた
「えっ…!? なに…? やめて…?」
ホワイトは腰を抜かして動けない
その生き物は時間もかけずに女の子を食べてしまった
「ククク…ニンゲンウマイ…」
「やだ… こないで…」
ホワイトのことも食べようと手を伸ばした時
パシッ!
ブラックがその生き物の手をはじく
「ア”? ダレダ!ジャマスルナ!」
生き物がブラックに飛びかかる
ズバッ!
ブラックが剣で生き物を斬ると消滅した
「既に地球に来ていたのか…」
何か知ってる様子のブラック
「ブラックさんっ…助けに…来てくれたの…?あの…友達が…」
「…間に合わなくてすまない。お前は絶対同じ目に合わせないからな… 波!お前はみんなをグラウンドに避難させろ!」
そう叫ぶと近くにいた『波』(17)が学校中の人を守るため走る
「俺らも行くぞ」
そう言うとホワイトを抱き抱える
「あの///…ブラックさん…?恥ずかしいです…/// 」
「これが1番動きやすいんだ、学校まで我慢しろ」
その時グラウンドが爆発し 学校中でガラスの割れる音が鳴り響いた
「やばいな…」

〜グラウンド〜
グラウンドにブラックが着いた頃周りにたくさんの死体と血の海
姫、ブルー、ホワイト、波、ブラック意外生き残りがいないようだ
「クソッ!!また間に合わなかった…!ヨミ、能力解放するぞ…」
そう話すと地面から剣を腰に下げた女性が現れる『ヨミ』(21)だ
「ん?そっちの子?」と言いホワイトを指差す
「ブルーと姫も合わせた3人だ」
ブラックはヨミと親しげに話している
「なっ…地面から人が!?」
ブルーは驚いている。これが普通の反応だろう
「こいつはヨミ 俺達の仲間だ」
「よろしく」
当たり前のように紹介するブラックに当たり前のように挨拶するヨミ
「仲間!?」
ブルーはまだ驚いている
「うん、これから貴方達には戦ってもらうから」
「誰と?」
いきなり来て何言ってるんだと思った姫が聞き返す
「これから来るモンスター達」
と、また当たり前のように言い返すヨミ
「モンスター!?そんな漫画の世界じゃないんだしありえるわけ…」
グォォォォォォッ!!!
タイミング良くモンスターの鳴き声がした
「えっ…なに…?今の…?」
ホワイトはブラックから離れない
「まぁ、そーゆーわけだ」
どーゆーわけだよ…と思いながらも
「で…何したらいいんだよ?」と聞くブルー
「どーやって怪物なんかと戦うの?」と姫も冷静だ
「まずは能力について説明する」とブラック
人にはそれぞれ得意な系統があるらしく人によって能力が違うため色々あるらしい
ヨミの場合は具現化系・操作系の2つを持っているらしい
「まずゎ具現化系…」とヨミ
何も無いところからヨミの手元に大剣が現れる
驚く3人
「そして操作系… 」続けて能力を発揮するヨミ
誰も触れてない大剣がヨミの手元から飛び地面に突き刺さる
ヨミが合図をすると大剣が消えた
「まぁ、こんな感じだ」とブラック
「お前らには系統にあったインフィニットグリット族という種族が相棒になってサポートしてくれる。このように、こいつが俺の相棒だ」
そう言うとブラックの肩に黒いタカが現れる
「俺の名は『ダーク』だ。お前らもインフィニティになるのか」
喋るタカだ。そこには誰も驚かない
「インフィニティ…?」と姫が疑問を投げかける
インフィニティとは、魔物や宇宙の生物と戦う戦士のことだ。ブラック達が そのインフィニティと言う戦士らしい
生まれながらの戦士だと言う姫、ブルー、ホワイトが生き残ることは最初から決まっていたみたいだ
話してるうちにインフィニットグリット族が来たみたいだ
「姫ってのは誰?」そう言いながら来たのは希少種とされている赤黒い蛇『シャー』だ
姫との挨拶を済ませるシャー
「ホワイトって子ゎどれかな〜?」と言いながら来たのは2又猫の『ミーコ』に黒兎の『ピョン』1人に2体のパートナーが着くのは珍しいらしい
ホワイト達も挨拶を済ませる
「最後に ブルーゎ…お前か…」と低い声で言うのは白虎の『カーレッド』
ブルーもビビりながら挨拶を済ませる
「波とヨミゎ?解放しないのか?」とブルー
何を言っている波とヨミは既に解放済みだ
ようやく3人の解放をするための説明だ
波とヨミが左腕にはめている腕輪を触り「解放!!」と叫ぶと強い光に包まれる

∞(インフィニティ)〜1章〜

∞(インフィニティ)〜1章〜

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-01-13

Derivative work
二次創作物であり、原作に関わる一切の権利は原作権利者が所有します。

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