曖昧瞑想ヒーロー

第1章 変わらない

「おはよう」といつも通り君に、声を掛けた。
「おはよう」といつも通り僕に、返事をした。

変わってしまった僕と比べ、何もかも変わらない君に不思議な気持ちを覚えたよ。


「おはよう」の声、飛び交う教室。
僕には、関係無いなって小さく呟いて読みかけの本を開いた。
昨日の続き、どこまでだっけな…どうでもいいふりしてるけど
本当は僕も、話したいよ。

あの頃は、どうでもよかった。
仲悪くても、喧嘩しても次の日は関係無い。
そんな毎日が、今思えば宝物。
どうしよう、わからないよ、迷走中。

曖昧瞑想ヒーロー

曖昧瞑想ヒーロー

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-10-09

Derivative work
二次創作物であり、原作に関わる一切の権利は原作権利者が所有します。

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