高校生の本気遊び。

高校生が子供の遊びを本気でやるとどうなるかを書いた物語です。

実際にやった事があるものが多いです

長くなりそうなので2、3部作にする予定です。

高校でのケイドロは、逃げるものではない。立ち向かうものだ

警察
正樹、忠義、智也、海斗

泥棒
潤、雅史、大希、智広、裕太、隆、清志、太一、悠斗、春樹、響

ステージ
学校の中庭

牢屋
体育館へ続く渡り廊下

制限時間
20分

負けチームの罰ゲーム
筋トレ

鬼が合図してから30秒後に始めます



ここからは会話です




「よっしゃ、三十秒たったな、つーわけで海斗、自分から牢屋に入ったバカを捕まえろ。」

「イエッサー」

鬼は一人リーダーを決めて指示をします。もちろん捕まえもします。今回のリーダーは正樹です

「よお潤、自分から自主するとは感心だなあ」

牢屋には潤がいた

「いっいや!?もう捕まりました。はい」

「あーはいはい、念のためタッチしましょうね〜」

「断る!」

「拒否権はない」

潤アウト

潤のように、牢屋に隠れて後から捕まった人を助けるゲス技があるのだが、高校にもなると通用しない


「潤のやつ、やっぱり捕まりやがった」

「無理だって言ったのにな」

木の影に隠れて太一と悠斗が作戦会議を開く。

「潤は自業自得だから助けなくてもいいだろう。つまり、どう逃げ切るかが問題だ。」

「助けなくていいのか・・・」

悠斗はまあ確かにと思いながら頷いた。

「二人でかたまっておけば一人相手なら最低でも一人は生き残れるだろう」

「随分当たり前な作戦だな」

「いや、ここからだ、お前確か走るのはやいだろ?」

「まあな」

「お前が囮になって俺を逃がすんだ!」

「・・・はあ?」

「大丈夫、お前は足が早いからいけるいける!」

「いやおかしいだろ!?そこは恨みっこ無しの運任せのところだろ!」

「別にいいだろ?足速いし。お?悠人君、なんかかっこ良くなった?」

「おだててもなにも出ねえよ、それに俺がイケメンなのはもとも・・・・すみません、なんでもないっす。」

太一が冷たい目線を浴びせて来たので謝らざるおえなかった

その時、誰かに肩を叩かれた。後ろを振り向くと、智也が満面の笑みで立っていた。

「牢屋に行こうか、太一、悠斗。」

「・・・はい」

太一、悠斗、アウト。

「え〜お前らもう捕まったの〜!」

「開始数秒で捕まったやつに言われたくねえよ」

潤がブーイングし出したので頭に軽くチョップをしながら反論した。




「今牢屋には三人だな」

「まあここなら見つからねえだろ」

裕太と隆がいるには自転車の駐輪場である。駐輪場はかくれる場所も多く、逃げ場もある為、鬼が一人の場合は有利だが、鬼が2人以上来ると挟まれると言う少しリスクがある隠れ場所である。

「鬼は4人しかいないんだ。牢屋を守るのが二人、反対側を探すのが1人、こっち側に一人だろ。」

隆は余裕の笑みを浮かべそう言った。

しかし、その予想はあっさりと裏切られた。

「おい!こっちに泥棒が2人いるぞ!」

「わかった!俺は右から攻めるから忠義は左から攻めて挟み撃ちするぞ!」

「・・・嘘だろ?」

見事に正義と海斗に挟み撃ちにされた。

「よし、こうなったら、逃げずに逃げ切るぞ・・・」

裕太は覚悟を決めてそう言った。


次の更新へ続きます。

前回のあらすじ

隆と太一が鬼に囲まれた。



本文へ入ります


隆は怪訝な顔をして聞いた

「なに言ってんだ?お前、赤点の取りすぎで頭おかしくなったんか?いや、もともとおかしいけどよ」

「ちげぇよ、それにそんなに赤点とってねぇだろ!?二教科は赤点取らなかったぞ!」

「全部で9教科なのにそのうち7教科赤点だろ・・・」

太一は顔を真っ赤にして反論したが、むしろ墓穴を掘ったと言ってもいい。

太一は話を無理やり終わらせようと大声で言った。

「だから!こんなのただ走るだけで逃げ切れるわけないから!避けきるって言ってんの!
そしたら相手の体力が尽きて逃げ切れるじゃん!」

「そういうことね、まぁやってみる価値はありそうだな。でも本当に出来るのか?」

「いけるだろ!だってよ、鬼は

高校生の本気遊び。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

初投稿なので分かりずらい点などあると思いますがなくなるように努力します。

そういえば、ドロケイにはいろんな呼び方があるらしいですね。

高校生の本気遊び。

高校生が、誰もが小さい頃にやったことがある遊びをやるとどうなるかを描いた物語です。 高校生にとっては遊びじゃねえんだよおおおおおおお!!!!!

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-08-28

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted
  1. 1
  2. 2