人生疲労幽霊

僕は問う。君たちに。

笑顔をなくした君・僕・私

ほら、夏も終わって、温度も落ち着いてきたのにまだ浮かない顔をしている。
とりつかれてるんだよ。僕に。人生疲労オバケに。

僕はね、一応大人になってからは、この、僕の見てきた世界しか知らないからさ、みんながどうかは知らないけど、僕の世界は疲れと虚無で溢れてるよ。
みんなゾンビみたいに動いてるんだ。魂のぬけた人、操られてる人形、そういう類と一緒なんだ。
何に操られつてるの?君たち。

人生疲労幽霊

教えてよ。

人生疲労幽霊

僕がとり憑いた瞬間に見える景色は何色ですか。

  • 自由詩
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 時代・歴史
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-08-27

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