河原

一人、河原を歩いていると
昔のことを思い出す
あの暑かった夏の日々を
彼女との日々を思い出す
あの夏、僕は18才で
君はまだ16才だった
あの頃の日々は
古い記憶となって
僕の胸の奥にしまわれている

一人、河原を歩いていると
苦しかった日々を思い出す
彼女と別れ、孤独なままで
僕は毎日のように河原に来て
石を投げて、遊んでいた、その頃の日々を思い出す

一人、河原を歩いていると
様々なことを思い出す
一人だった日々、彼女との日々
色んなことを思い出す

河原

河原

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-07-17

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