バンザイ

名前を呼びあった時、友達になるのかもしれない。俺たちは 少しだけの駄文

イタズラ

まだ、東京(とうきょう)に高橋修理工場もA soulも青山建設もなかった頃。組員だろうか?サラリーマンと

「目障りだろーが?消えろ」

組員では、なく。サラリーマンに男

数分後に別の男が

「怖いんじゃないのか?」

ビール瓶のケースで、サラリーマンを

「頭」

「おい、死ぬぞ?」

「冷えたか?」

続けて

「だれだよ?おまえ」

「Aだ」

「美しい名前だな?両親も喜ぶぜ」

「お前は」

「通りすがった畜生だよ?」

「誰だ?」

よそよそしそうに去る組員

「あとは」

「おい?」

「よろしくなー」

カブに乗る男

「ヘルメットは」

「じゃあな」

「深くかぶれ」

小さな子供が二名。笑っている。…後の多田 幸平と三田 淳一

―数日後

高橋ケンと先日の男。男は、事実を。笑い転げるケン

「よぉ?」

「またか」

「プレゼントだ」

「なにを?」

「お経」

「はぁ?」

笑いながら、ケンが

「ほっそい体しやがって、なに食ってんだ?」

無言のケン

「やめろ」

パトカーが

「またすか?」

「なにがしたいんだ、お前は?」

カブへ

「また」

「うるせーよ」

不思議そうにケン

「あおうぜ」

「黒かったな」

カブの色

「あれ?CBじゃん」

2気筒のようだ

「彼は」

「くれ」

中年の方に

「変質者か?」

笑うケン。お前も変わらないよ?と

「うんこついてんだろ」

ぞろぞろと。後方にパトカー

「あれは」

「ビギナーかよ?」

「なんだ?」

「聞いてんのか…」

疲れた様子で、大人

「くれるはずだからな?」

「帰ろう」

―数日後

「まず」

「バッテリーって」

「なんで?オレは」

「いうんだろう?」

「お前といるんだ」

「よぉ、ひっくり返って」

「だから」

「寝てる大人にケリ入れてやろーぜ」

「ケリは」

「はぁ?」

「つけるものだ」

「すまない」

「だから」

「俺にもわからない」

「ケリ入れてやろーぜ」

「そして」

「早く」

「お前のバイク?が変わってるのもわからない」

「走れるんだからさ」

「…乗っていいのか」

CB72へ

この時の俺には、一都(いちと)がなにをしたいのかがまったくわからなかった

「あっパンツが干してある」

「お前には」

「後で」

「罪の意識(いしき)がないのか?」

ペンキ

「これは?」

「ザマねーな?」

「とれるのか」

「落ちんだよ?」

「けしからんな?」

「見たかよ、あの顔」

「なぜ?お前は」

「怒ってたぜー」

「バケツにペンキを入れた」

「面白いからに決まってんだろ」

「わからない」

高橋修理工場に客のようだ。バスで、来たらしい。雨に濡れ、最初に話した言葉はお口にチャックだったとか

バンザイ

仲よくなるものなんですね。いい意味の野生です。桐山(きりやま)みたいな人は、なかなかいない。

バンザイ

安定と幸福外伝 登場人物 霧山 一都 A 高橋ケン 多田 幸平 三田 淳一

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • アクション
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-07-14

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  1. イタズラ
  2. ペンキ