神照の日常

デスノートより、夜神月と魅上照が同棲してるだけのお話。照が変態と化してる。神は基本冷たい。
キャラ崩壊しまくり、口調が安定してません。原作設定ほぼ無視してます。
ただの自己満足で書いてるものなので損しかしません。それでもいい方はどうぞ。
ちょくちょく更新していくはず。思いついたものを書いていきます。

神より先に照が起きたようです
「…神、おはようご……まだ寝ていらっしゃるのですか、起きてくださ…」
(…これが神の寝顔…とても愛らしい、5時間はこのまま眺めていても飽きなさそうだ…ふふ)

「ん…」
「神、おはようございます」
「…ああ、おはよう。ところで何してたんだ」
「神の寝顔を眺めさせて頂いていました。ちなみに観察の報告をしますと、神の息子さんは元気でした」
「お前…」
「もしかして…お気に触れてしまいましたか?」
「当たり前だ、こんなくだらないことしてる暇があるなら早く飯を作ってこい、それと僕は着替えるから部屋から出てくれないか?」
「………仰せの通りに」
「なんでためらったんだ今」

愛の手料理
「神、朝食の準備が出来ました」
「ありがとう、魅上も一緒に食べるか?」
「!」
「どうなんだ」
「ぜひともお願いします!!神と一緒に食事ができる…夢のようです!!」
「わかったから大声を出すんじゃない、朝からうるさいやつだな」
「申し訳ありません…」
「まぁ、いい。ひれ伏せてないで座れ」
「はい」

「ごちそうさま」
「神、私の愛がこもった手料理はどうでしたか?」
「その「愛がこもった」のせいで一気にまずくなってきた」
「そんな…神のために一生懸命作ったのですが…」
「…………というのは冗談だ、おいしかった。また作ってくれ」
「仰せの通りに!!!」
「だからうるさい」

神がお出かけへ
「魅上、僕は少しでかけてくる」
「私も同行しましょうか」
「それは勘弁してくれ、お前といると面倒事に巻き込まれそうなんだ」
「…わかりました」
「帰りにプリンでも買ってこよう、「僕がわざわざ魅上のために買ってきてやる」んだ、そうでも言っておけば勝手に食べるだろう?それで許してくれ」
「ありがとうございます!お気をつけて!」
「ああ、行ってくるよ」

「神が行ってしまった…しかしプリンを買ってきてくださる、我慢しよう」
「…そうだ、ベッドに行けば神を感じられる…」
「あぁ、これが神の匂い!なんていい匂いなんだ、流石神…」
「5分だけ…5分だけ寝よう」

帰ってきた
「ただいま」
「…ただいま!」
「魅上!帰ったぞ!」
「…いないのか?いや、靴はある…おい、魅上どこだ。プリン買って来たぞ、プッチンプリンだぞ」
「みかッ…」

「……おい、起きろ」
「……ん…?あ、ふぁみ」
「ふぁみじゃない、なんで僕が寝ていた場所で寝てるんだ、お前はそっち側だろう」
「神を感じたくて」
「何訳のわからないことを言ってるんだ、折角プリンを買ってきたのに」
「神が私のためにプリンを買ってきてくださったのですね、それでは早速神のプリンを…」
「意味深な言い方するのはやめろ、反省する気がないのならもういい、プリンは僕が食べる」
「そんな…神のプリン…」
「そんな顔してもダメだ、これは僕のプリンだ」
「…申し訳ありません」
「ダメだ」
「…」

拗ね照
「魅上…なぜそんなに拗ねているんだ」
「神のプリンを神に取られてしまったからです」
「これは元々僕のだ」
「…」
「…ああもう仕方ないな、実は2つ買ってきているんだ、決して一緒に食べたいわけではないから勘違いするなよ。お前が食べているのを見ていたらきっと僕も食べたくなると予想して2つ買ってきたんだ。勝手に2つとも食べるなよ?それこそ許さない」
「…つまり…?」
「プリン食べていいぞ」
「神…!」
「その変な笑顔はどうにかならないのか――ってこら、人の話を聞け」
「神、プリン頂きます、よろしければ神もご一緒にどうぞ」
「...嫌なことになりそうだから、遠慮しておくよ。僕は後で食べる」
「わかりました」

照君お仕事へ
「神、私は仕事に行きますが…一人で大丈夫ですか?一人で寂しくありませんか?もし寂しくなったらいつでも電話やメールしてきて構いません、すぐに返します」
「僕をなんだと思ってる、一人で平気だ」
「流石神…それでは行ってきます、本当に大じょ」
「さっさと行ってこい」
「仰せの通りに…あっ」
「なんだ?まだ何かあるのか?」
「お昼ご飯、私が朝神のためにお弁当作っておいたのでそれを食べてください」
「……ありがとう、嫌な予感しかしないよ」
「神のために一生懸命…」
「分かったから行ってこい、遅刻するぞ」
「仰せの通りに、それでは行ってきます」

「はぁ、やっと行った。10分くらいどっか行っておけば魅上は勝手に行くと思ったが…間違いだったか。しかも僕が寝ていた場所で寝てたし。ま、元は魅上のだが」
「………ん、誰だこんな早くからメール寄越す奴……って魅上…」

魅上『神、本当にお一人で大丈夫ですか、何も起こっていませんか、私がいなくて寂しくありませんか。』
『またそれか、一人で大丈夫だし何も起こっていない、ましてやお前がいなくて寂しいなんてことは全くない。』
魅上『神から5分以内に返信が来た!』
魅上『これほど嬉しいことはありません、私のために時間を割いて頂きありがとうございます。』
『勘違いするなよ、これは僕が暇だからだ。』
魅上『それでも私にとっては嬉しいことです。』
『そうか、いいから仕事に行け』
魅上『神の仰せの通りに』
魅上『お弁当は机の上にあります、お昼になったら食べてください。』
『分かっていると言っているだろう、お前何気に言うこと聞かないな。』
魅上『申し訳ありません、神が心配で心配で…』
『僕は子供じゃないんだ、僕の言うこと…神の言うことは絶対、なんだろ?だったら変な心配をするな、仕事に行け。いいな』
魅上『申し訳ありません』

「あぁ、全く魅上はどれだけ僕が弱いと思ってるんだ。僕はキラ、新世界の神だぞ…」

お家拝見
「そういえば、魅上の家は普通の家っぽくないな、少し探索してみるか」
「………コンクリートが壁か、慣れないな。いや、ずっとここで暮らしていく訳だから嫌でも慣れるか、だがキッチンは普通なんだよな…」
「…黒系統のものが多いんだな、ベッドルームも全体的に黒色。ベッドルームから洗面所に行くことが出来るのか………ん?なんだ、この階段。昨日来た時には気付かなかったな」
「――なっ……!?な、なんだここ、気味が悪いな…」
「一つの空間の周りには窓…ガラス、とでも言っていいのかこれは…その向こう側は分厚い本……一番奥にデスクとパソコンがあるな、あそこでいつも何かしていたのか…」
「軽く冒険してる気分だったな…これ、本当に慣れるんだろうか」

神弁当
「ん、昼か...正直そこまで腹は減ってないんだが、魅上が勝手に作りやがったから食うか」
「......うん、フタを開ける前から嫌な予感はしていたが、ご飯の上に海苔で「神」、と。こんなの作ってたのか。器用だなあいつ。というより新妻だろ完全に...う、考えただけでちょっと吐き気が」
「まあいいか...いただきます」

「...ごちそうさま」
「そういえば、弁当食べたのって何時振りなんだろうな...なつかしい」
「...魅上からメールきてる」

魅上『神、私のお弁当は食べていただけましたか?』
『お前監視カメラでも設置してるのか?』
魅上『いえ...そんなことはありませんが。』
『...そうか。ちなみにお前の弁当は食べた。』
魅上『ありがとうございます...!』
『おいしかった。』
魅上『!』
『明日も作ってほしいが、ひとついいか。』
魅上『なんでしょうか。』
『海苔で「神」と書いてご飯の上に置いておくのやめてくれ、ご飯と海苔の割合があわない』
魅上『もうしわけありません...』
『今は昼休みなのか。』
魅上『はい。もう終わりますが。』
『なら、僕と会話してないで仕事に戻るんだな。』
魅上『仰せの通りに。』

帰ってきたら神が寝照んですが、襲ってもいいんですか?
「昼飯食べたら眠くなってきたな、仮眠でもするか」

「ただいま帰りました」
「神、今日のご飯はハンバーグです」
「...神?」
「ああ、神こんなところにいたんですか」
「......寝ていらっしゃる」
パシャ
「...」
「神、起きて下さい。意味深な意味で襲いますよ」
「んー...」
「今日は皆大好きハンバーグです」
「んー......」
「...襲いますよ」
「やだ...」
「...でしたら、私は晩御飯を作ってきますので、それまでに起きておいてください」
「ん」

「あ、神。おはようございます」
「おはよう」
「今日はハンバーグです」
「それはさっき聞いた」
「ハンバーグでも大丈夫でしょうか」
「ああ」
「それは良かった」
「ところで、いつ帰ってきた?」
「20時です」
「...大分寝ていたな」
「でも、今日は神が心配で早退してきたんです」
「馬鹿か、僕のことは心配しなくていいと言っただろう?」
「すみません、ですが神に会いたかったのも理由のひとつで...」
「明日からはちゃんと行くんだぞ」
「仰せの通りに」

「神、ハンバーグができました」
「美味そうな匂いするな」
「神のために作ったのでおいしいハズです」
「お前の料理は「僕のために」が付くとなんでもおいしくなる魔法でもかかってるのか」
「わかりません」
「...」
「持ってきます」
「ああ...」
「どうぞ」
「いただきます」
「...どうですか?」
「うまいよ」
「それは良かった...!」

「ごちそうさま」
「残った分、明日のお弁当に入れますか?」
「そうしてくれ」
「仰せの通りに」

※ここから先は思いついたことを書いていきます、子神出てきたりします。


仰せの通りに(大嘘)
「神、外行きましょう外」
「一人で行ってこい」
「私は神と一緒がいいんです、行きましょう」
「行くとして、どこ行くんだ」
「買い物です」
「面倒だな、一人で行ってこい」
「嫌です、仰せの通りにカッコ大嘘はしたくないので」
「なにそれ」
「そのままです」
「よくわからないな」
「行きましょう」
「嫌だと言ったら嫌だ」
「今日の晩ご飯なくなっちゃいますよ」
「一日くらいどうってことない」
「う…」
「いいから行ってこい…」
「私の愛の手料理食べたくないんですね…」
「なんでそうなるんだ」
「今まで我慢させて申し訳ありません…」
「……はぁ、仕方ないな」
「え?」
「だから、仕方ないから行くと言っているんだ、なんだ?行かないのか?」
「行きます!!行きましょう!!!」
「だからうるさい」
「申し訳ありません!!!」
「……行かないぞ」
「申し訳ありません」
「よし」
「ありがとうございます!!」
「あのなぁ…」
in スーパー
「魅上はいつもここで買い物しているのか」
「はい、ここで神のために毎日メニュー考えて仕事帰りに買ってきています」
「ふぅん、で、今日は何にするんだ?」
「神は何がいいですか?」
「………あれ、かな」
「あれとは?」
「ほら、あれだよ、肉のやつ」
「神、肉料理は沢山あります。もっと具体的に教えてください」
「あの…あれだよ、ミンチのやつ」
「ミンチ…そぼろとかですかね」
「そうじゃなくて、ほら、こねるんだよ」
「ああ!コロッケですか?」
「なんでそうなる!!僕が食べたいのはハンバーグだよハンバーグ!!」
「ハンバーグですか、でしたら最初からそう仰って……神?何故顔が真っ赤なんですか?熱でもありますか?」
「ちっ、違う!なんでもない!」
「はあ…わかりました、ハンバーグですね」

「神、ハンバーグの材料は買いました。他に何か食べたいものはありますか?」
「ポテトサラダ」
「仰せの通りに」
「あ…魅上」
「はい」
「僕きゅうりあんまり好きじゃないんだ、だから入れないで欲しい」
「……ふふ、わかりました」
「なっ、好き嫌いくらいあるだろ」
「そうですね…ふふ、可愛いなぁ」
「うわ」
「うわって言わないでください」

「神との買い物、楽しかったです」
「僕は恥ずかしい思いをした」
「?」
「気にするな」
「はい…仰せの通りに」
「カッコ大嘘」
「やめてください」
「気になってるだろ」
「まぁ、はい」
「カッコ大嘘」
「やめてください」

「では、夕食作ってきますので」
「頼んだ」
「はい」
「……いや、待て」
「はい、何でしょう?」
「僕も一緒に作る」
「まj……本当ですか」
「…お前の口からマジって言葉が出るとは思わなかった」
「ビックリしすぎて」
「…まぁ、いい。やるぞ」
「仰せの通りに」
「僕は何をしたらいい」
「神に指示なんて出来ません」
「僕に全て任せたら未元物質が出来るぞ」
「だ、だあく、またあ?」
「……なんでもない」
「とりあえず危険というのは分かりましたので…では、恐縮ですがたまね…いや、神はポテトサラダを作ってもらって大丈夫ですか?」
「わかった」

「なぁ魅上、ニンジン切ればいいんだよな」
「はい…というより、先にじゃがいもを蒸して貰った方が効率がいいです」
「わかった」

「魅上、野菜は切ったよ、これじゃがいも見てたらいいの?」
「はい、蒸したらあげて、すり潰してください」

「ねえ魅上、なんでこれうまくいかないの」
「そのうちうまくいきます」

「魅上やって」
「…仰せの通りに」

「僕は何したらいいんだ?」
「じゃあハンバーグをこねてもらっていいでしょうか」
「わかった」
「手洗ってくださいね!!」
「お、汚物みたいに扱いやがって…」
「あっ、す、すみません、つい…」
「まぁいいけど」

「魅上、出来たよ」
「有難うございます、焼きますか?」
「焦げそうだから任せる」
「わかりました」

「あの…神、そんなにマジマジと見られると…」
「ああ、ごめん、どうやっているのか気になって」
「いいんですけど、あんまり除き込むと油飛んで──」
「アチッ、あつッ、あっ、熱いよ魅上!助けて!」
「冷やしてください」
「わかった…」

「神、出来ましたよ」
「美味しそうだな」
「有難うございます、どうぞ」
「頂きます」

「…どうですか?」
「美味しいよ」
「それは良かったです」
「流石魅上が作っただけはあるな」
「私だけじゃありませんよ、神もでしょう?ポテトサラダ、頂きます」
「ああ」
「美味しいです」
「そうかい?良かった」
「また、手伝って貰えると嬉しいです」
「気が向いたらね」
「はい、いつでも構いません」
「わかった」

子神ver.
「てるー」
「はい」
「今日の晩ご飯なぁに?」
「何がいいですか?」
「ん〜、カレー!」
「仰せの通りに。……玉ねぎ、残しちゃダメですよ」
「う…はぁい」

「ふー、おいしかったぁ」
「それは良かったです、宿題はもう終わりましたか?」
「うん!てるがおいしーカレー作ってる間におわらせちゃった!」
「流石神です、明日の準備は?」
「あ…やってくる!」
「分かりました」

子神の服を脱がすことに成功する照くん
「てる!ただいまぁ」
「おかえりなさ……いませ、どうされたのですか、その泥汚れ…」
「えへへっ、こけたら水たまりに…」
「っ!大丈夫ですか?ケガはありませんか?」
「ちょっとすりむいちゃった」
「早く手当しないとバイ菌が入ってしまいます。神、お風呂場へ行って傷口を洗ってください」
「はぁい」
「ああ…そうだ、服は洗濯機の中へ」
「はぁい」

「神、洗えましたか?」
「うん!みてー!」
「痛そうだ…消毒をしますので、少ししみますが我慢してください」
「う〜……」
「絆創膏貼りますね」
「……ねーてる、いたいのとんでけやって」
「えっ」
「てるがいたいのとんでけってしてくれたら、いたくなくなる気がするんだ!…だめ?」
「…仰せの通りに」
「やった!」
「…………痛いの痛いの、飛んでけ〜…」
「えっへへ、ありがとうてる〜」
「いえ…」

眠れないアル(以降無限ループ)
「てるー…」
「…おや、どうされました?」
「ねれないの…」
「そうですか…ですがもう23時ですよ」
「…23時って、何時?」
「午後11時です」
「そんな時間かぁ…う~……」
「寝れそうですか?」
「…ねれそうにない」
「…困りましたね…」
「てるはねないの?」
「私はもう少ししたら寝ますよ」
「もう少しって、どれくらい?」
「…2時間、ほど…」
「にじかん…えっと…11時だから…じゅうに、いち……1時まで起きてるの!?ダメだよてる!」
「し、しかし…」
「けんこうにわるいって、先生言ってたもん!」
「…そうですね、申し訳ありません」
「じゃあてるも寝よ?」
「い、1時間だけ起きていてはダメでしょうか…」
「じゃあ僕も起きてる」
「…困りますね」
「むー…」
「………分かりました、寝ましょうか。神」
「やった!てるとねれる!えへへっ」
「…1つ質問いいでしょうか」
「うん、なあに?」
「何故…そんなに喜ばれていらっしゃるのでしょうか」
「だって、てるといっしょにねれるんだもん!いつも僕、ねる時は一人でさみしーの…」
「それは申し訳ありませんでした、これからはご一緒出来るよう、尽くします」
「つくす…?……うん!わかった!じゃあねよっ!」
「仰せの通りに」
「……ねえてる」
「はい」
「…トイレ」
「行ってきて…いえ、同行しましょう」
「…付いてきてくれるの?」
「勿論です、夜に一人でトイレは怖いんでしょう?」
「ちっ、ちがうよ!ぼ、ぼくが怖いものなんてないよ!」
「……なら、私は行かなくてもいいですか?」
「やだ!」
「ふふ、冗談ですよ。行きましょう」
「てるのばか」
「馬鹿ですみません」
「いっしょにねてあげない!」
「それは悲しいですね、ですが神がそう仰るのなら、仕方がありません。私はこのまま起きて後で寝ます」
「…やっぱだめ」
「分かりました。トイレ、行ってきてください」
「…てる」
「はい」
「ドアの前でまっててね」
「勿論です」
「ぜったいぜったいぜーーったいにまっててね!!」
「勿論です、神」
「行ってきます」
「はい」

「てる〜……いる…?」
「…」
「!」
「…」
「て、てる!てる!!」
「…」
「う…」ガチャ
「お帰りなさい」
「う〜…!」
「どうされまし…いたっ」
「ばかばかばか!!てるのばか!ドアの前でまっててっていったじゃん!」
「神の言いつけ通り、待っていましたが」
「へんじしてくれなかった!」
「それは言いつけにありませんでしたので…」
「ばかぁ、うっ、ぐす」
「おやおや…」
「うー、うっ、ひぐっ、ぐす…」
「申し訳ありません…」
「もうてるきらい」
「…そうですか……ハンカチ、いりますか?」
「いらないっ!」
「あっ、神…」
「もうぼく一人でねる!てるはおきてればいいじゃん!」
「……」
「おやすみ!」バタン
「おやすみなさ…、…………少し、弄りすぎましたか」

「神、入りますよ」
「…ひぐっ、ぐす」
「……先程は申し訳ありませんでした」
「……てる」
「はい」
「………………いっしょにねてくれたら、ゆるしてあげる」
「仰せの通りに」
「う、う〜、ぐすっ、てるぅ」
「はい」
「…さっきは、きらいっていって…ごめんなさい、僕、ほんとはてるのことだいすきなのに…」
「分かっていますよ、神…私も大好きです」
「…えへへ」
「さ、神…もう寝ましょう」
「うん…でもねれそうにないよ」
「私が居てもですか」
「うん…」
「……昔話はあまり得意ではないのですが…」
「…む、ぼくそんなちびっ子じゃないもん、おとなだもん!」
「フフ、そうですね、神はおとなですね…子供扱いしてしまい申し訳ありません」
「ふふーん」
「何か、いい方法は無いでしょうか」
「羊さん数えるとねれるって、本当?」
「やってみる価値はあると思いますよ」
「じゃあてる数えて?」
「仰せの通りに。羊さんが1匹、羊さんが2匹、羊さんが3匹、羊さんが4匹…」

「羊さんが24匹、羊さんが25匹、羊さんが20……、…」
「すー……」
「……おやすみなさい、神。いい夢を」
「……へへぇ…てるだいすき………」
「…フフ」

オマケ
「てる、また羊さん数えて!」
「仰せの通りに、羊さんが1匹…羊さんが2匹……………」

「羊さんが527匹…羊さんが…」
「てるの声がうるさくてねれないよ」
「そんなひどい」

だっててるがいないもん
「ただいまぁ!てるー!………いないよね、またおしごとかぁ…」

「う、なんかつくえの上にあるぞ」
『かみ、おかえりなさい。
明日から夏休みですね、ゆっくり休んで、めいっぱい遊んで下さい。
もうしわけありません、今日はしごとが多く、すぐにかえることができません。
なので、きのうのカレーをさきに食べていてください。
つくりかたは、下にかいておきました。それを見て、やけどしないよう気をつけてつくってください。』
「……いっしょにごはん食べられないの…?うー……そんなのやだ、てると食べたい…」
「…いいもん、てるがかえってくるまでぼくがまてばいいだけだもん」
「…でも何しよう、夏休みのしゅくだいはてるにおしえてもらいたい…」
「つかれちゃったし、ねちゃおっと」

「神、ただいま戻りました…すみません、遅くなってしまいました」
「……」
「神…?」
「すー…すー…」
「随分と早寝ですね…いや、21時過ぎ、これくらいが普通、か」

「……?カレーが減っていない、それに食器も出てない…まさか……いや、置き手紙は書いて置いたはずだが…」

「神、神!起きてください」
「ん、ぅ…?……ぁ、てるだぁ、おかえり〜」
「神、突然起こしてすみません。ご飯は食べましたか…?」
「ううん、食べてないよ」
「な、何故…!」
「だっててるといっしょに食べたかったんだもん…」
「しかし…」
「だめなの?」
「駄目という訳ではありませんが、お腹が空いてしまうでしょう?」
「う…じゃあ今から食べよう?」
「…分かりました」
「やったぁ!てるとごはんーっ」
「よくこんな時間まで我慢できましたね」
「ねてたからよくわかんない」
「そうですか…」

「どうぞ、二日連続のカレーで申し訳ありません」
「ううん!ぼくカレーだいすきだからいいよ!」
「それなら良かったです」
「いただきまぁす」
「頂きます」
「あむ、んぐ、もぐもぐ…ん〜、おいし〜」
「それは良かったです」
「ねえてる」
「はい?」
「このカレー、あまくておいしいけど、てるのもあまいの?」
「ええ、そうですよ。神と同じものを食べています」
「…てるってあまいものすきなの?」
「いえ、そうではありません。しかし神に辛いものは少しはや…、お口に合わないかと」
「うん、ぼくからいのきらい…じゃあてるはがまんしてくれているんだね、えらいえらい」
「有難うございます」
「んむ…ごくんっ、そういえばごはんっていつもぼくのすきなものつくってくれるけど、なんで?」
「神が好きな物だからです」
「てるがすきなものをつくったりはしないの?」
「しません、神のお口に合わないものだと食べられないでしょう?」
「…てるがつくるもの、ぜんぶおいしいのになぁ……てるのりょーりだったらきらいなピーマンもがんばれるよ!」
「では明日のご飯に少しピーマンを入れましょうか」
「少しってどのくらい?」
「みじん切り…大体このくらいですね」
「それならぼくがんばれるよ!」
「では、考えておきます」
「うん!」

「ごちそうさまーっ!」
「ご馳走様でした」
「おいしかったよ!」
「有難うございます」
「あ、ねぇてる!」
「何でしょう」
「しゅくだいおしえて?」
「仰せの通りに」

「ねえねえ、この『はやし』ってかんじ、どうやってかくの?」
「林は…こう書きます」
「へえ…」
「…覚え方を教えましょうか」
「うん!」
「まず、林いったら何が出ますか?」
「うーん…みどりとかー、木とかー!」
「そうですね、林といったら木などが出ますね」
「…あー!わかった!木が二つで林だね!」
「流石神です、お察しが早い。因みに森という漢字は、木が三つです。」
「ふふーん、そうなんだ……じゃあこれおしえて?」
「はい、これはですね…」


「ふぁ、つかれちゃった…」
「もう寝ましょうか」
「うん…」
「…トイレはいいですか?」
「あ、いく。…ついてきて?」
「仰せの通りに」

「ただいま!」
「お帰りなさい」
「じゃあねよ?」
「はい」

「えへへーっ、明日から夏休みだーっ!」
「嬉しそうですね」
「うん!」
「いいですね…」
「いいでしょ〜」
「………さて、もう遅いです、寝ましょう」
「はぁい、おやすみなさい」
「おやすみなさい、いい夢を」

矢澤てる
「照、これつけてよ」
「…これは」
「猫耳と、しっぽだよ」
「……これを私がつけるんですか」
「そうだよ?」
「………………………………仰せの通りに」

「…出来ました」
「物凄い顔してるよ今、そんなに嫌なの?」
「当たり前じゃないですか」
「よし、最後のお願いだ」
「なんですか…」
「笑顔でダブルピースして、「みっかみっかみー」やって」
「嫌です」
「僕泣いちゃうな」
「…分かりましたよ……」

「みっかみっかみ〜☆」パシャッ

「うわああああああ!!!!!何してるんですか!!!!!」
「写真撮ったの」
「消してください今すぐ!!!」
「嫌だよなんで消さなきゃいけないの」
「私が困るからです!!!」
「可愛いのに…あっ、こら、返せ!返せーっ!」
「嫌です!消します!削除削除!!削除ォォォオオオオ!!!!」
「やめろぉぉぉおおおお!!!」
「フッ…計画通りぃッ!?」
「可愛い照が!!照が!!!」
「痛いです!殴らないっでッくだッギャッ」
「馬鹿!魅上の馬鹿!!馬鹿照!!」
「痛いです!!!」
「もう照なんて嫌いだ…一生猫耳としっぽ付けてればいいんだ…」
「待ってください、なんで瞬間接着剤持ってるんですか、やめてください、色々後から不潔になります」
「うるさい馬鹿!勝手に僕の可愛い照を消しちゃう悪い子にはこうだーーっ!!!」
「やめてくだっ、まっ…アッー!」

サンタさんを信じる純粋なみかみてるくん(27)
「神」
「ん?」
「今日はクリスマスですね」
「ああ、そうだね」
「今年こそサンタさん来ますかね?」
「……………え?」
「サンタさん、来ますかね?」
「…えっと、照…サンタのこと信じて…?」
「信じているも何も…」
「…そう………来るといいね」
「はい…」
「照はサンタに何お願いしたの?」
「神です」
「は」
「神です」
「は?」
「神です」
「ど、どういうこと」
「ですから、神を私のものに」
「はあ…それ本人の目の前で言ってどうするの」
「あ…」
「馬鹿だなぁ…照ったら」
「まぁ…今年も来ないんでしょうね」
「どうしてだい?」
「サンタさんはいい子にしていた子供にしか来ない、と認識しているので」
「…照はいい子にしてるけど…大人だね」
「はい」
「残念だけど…」
「………来ませんよね」
「ああ…」
「…はぁ」
「まぁ、一先ず寝ようか」
「仰せの通りに」

「………ん…おはようご…あれ…神…」
「や、やぁ照、おはよう」
「…………」
「お、おはよう!」
「裸体にリボン巻き付けて何してるんですか」
「い、いやぁ、実はさ、昨日寝てる最中にサンタさんが来てな?僕をこんな風にしちゃったんだ、照のプレゼントにって…」
「……本当ですか?それは」
「う、うん!本当だよ!」
「…………………へえ」
「そ、そんな目で見るな!」
「…そもそもこの家のどこから入ってきたのか不明ですし、そのリボンの巻き方、一人でも出来ますよね?つまり神…あなた自演ですよね…嘘はダメですよ」
「怖いよ、照、目が怖いよ」
「神…」
「だからその目はやめろ!早く解いてくれ!結構恥ずかしいんだからなこれ!」
「一人で巻いたんですから一人で取れますよね、では私は仕事へ行ってくるので」
「まっ、ちょ、待って照!僕の朝ごはんは!?昼ごはんは!!??」
「行ってきます」
「ああああああぁぁ……」

ド直球1
「照」
「はい」
「今日は土用の丑の日だね」
「そうですね」
「そういう訳で照のお尻に鰻入れていい?いや入れるね」
「否ァァァァァァ!!!!!」

ド直球2
「照、夏だね」
「夏ですね」
「そういう訳で照のお尻にゴーヤ入れていい?いや入れるね」
「否ァァァァァァ!!!!!!」

犬照
「かっ、神…」
「どうし……、…なんだそれ」
「わ、分かりません、朝起きたら耳と尻尾が生えてて…」
「なんだ?その漫画みたいな設定は…変なものでも食べたんじゃないのかい?…イヌダケとか…」
「なんですかイヌダケって…」
「食べたら犬になるキノコ」
「そんなものが…!?」
「あるわけないだろ、すべて僕の作り話だ」
「発想がしょうが」
「照」
「はっ、はい、神」
「……おすわり」
「…はい?」
「おすわり」
「…あの」
「おすわり!」
「はいっ」
「よし…いい子だ」
「……」
「照」
「はい」
「はい、じゃなくてお前は犬なんだから…わかるな?」
「…は……、…わん」
「ははっ、そうだ、いい子だね照は」
「わんっ」
「…よし、おて」
「わん」
「おかわり」
「わん」
「よーしよしよし…」
「〜~っ…わんっ」
「あっ、こら、擦り寄るんじゃない!待てだ!」
「わん…」
「待てだ、いいかい照、待てだぞ…待て…」
「……」
「まだ待てだ、いい子だから出来るな?」
「クゥン…」
「……よし!おいで照」
「わんっ」
「あははっ、こら、がっつくんじゃない!」
「わんっ、神っ!」
「うわっ、こ…こら!舐めるな!調子に乗るな!」
「も…申し訳ありません…」
「…ちゃんと謝れる犬、お前だけだよ。いい子だね照は…」
「か…神……」
「じゃあ僕は仕事に行ってくるから、その間家でお留守番してるんだぞ、いいな?」
「わんっ」
「よし、いい子だから帰りに首輪を買ってきてあげるよ。じゃあね、照」
「行ってらっしゃいませ、神…お気を付けて」

神照の日常

神照の日常

  • 小説
  • 短編
  • 青年向け
更新日
登録日
2015-06-28

Derivative work
二次創作物であり、原作に関わる一切の権利は原作権利者が所有します。

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