一日王女様

※ヒヤシンス様の文をオマージュしている箇所があります。

本文

『一日王女様』


はぁ…

自然に出てしまうため息。

“ 疲れているのかな ”

真夏の昼下がり、受験に対するプレッシャーを自分なりに感じ、高校受験という重圧から解き放たれたいと切に願いながら学校の定期テストが終わり家に向かう少女が一人歩いていた。

彼女の名前は山瀬綾乃、身長は少し高めの161cm、容姿も少し大人びていて美容院などで高校生に間違えられたりする(本人は誇りに思っているようだ)。

そんな彼女は、学校でいじめを受けていた。
クラスの女子からは口を聞いてもらえず、陰口を言われ、みんなに睨まれるようになった。
筆箱や上履きなど、自分のものが隠されることなどはしょっちゅうであった。
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きっかけは、とある日の出来事からだった。

「あいつほんとキモくない!?」
「わかる〜もう人間の顔じゃないよね笑」
「早くしんでほしいんだけど笑笑」

“まただ・・・”
場所は私立桜花中学の3年3組。
私のクラス。
私の教室。
私の友達。

最近、友達達が、とある人物を虐めるようになった。

熊田優奈
理由は簡単、彼女は内向的な子でいつも休み時間は本を読んでいた。そして人見知りで友達も思うように作れずいた。

たったそれだけである。
それだけの理由で彼女がいじめられている。
そんな現状を黙ってその場しのぎの返答でやり過ごしている自分。
全てに、腹が立った。

そんな生活に限界がきて、ついに私は行動に出てしまった。

「あんた達いい加減にしてよ!私もう耐えられない!優奈ちゃん、ごめんね?…これからは私が一緒にいてあげる。」

友達(いや、もう友達なんかじゃない)に対して私は思い切り怒鳴りつけた。そして優奈の味方をした。
先生に全てを打ち明けた。

周りに嫌われたくないという思いと今自分がしている行為に対する良心の呵責とが葛藤した結果での行為だ。
しかしこの行動が、自分の身に不幸を招くこととなった。

私はそれから、優奈ちゃんがされていたことと同じことをされるようになった。クラスのみんなが敵。
四面楚歌。
絶体絶命。
そんな学校生活を送っていた。
そしてなによりもつらかったことが

‘優奈ちゃんが寝返ったこと’

最初の方は二人とも同じように嫌がらせをされていた。
しかしなぜか、途中から優奈ちゃんはいじめる側へと加わっていった。
どうしてなの・・助けてあげたのに・・
私だけが対象へとなっていきいじめはエスカレートする一方だった。

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家に帰るため駅へ向かう綾乃はふと、こんなことを口にした


「はぁーあ・・なにかいい事ないかな、やつらに復讐できたらなぁ。」


その刹那だった

ドカーーーン!

「え、え、なにこれ・・みんなが、、ちっちゃい!」

突然、綾乃は巨大化した。理由は分からない。
綾乃の視界を妨げるものなどなにもなかった。
足元を見ると米粒ほどの大きさの小人がうろちょろしている。

オロオロする彼女、しかし彼女が足を少し動かすだけで周りは地響きを立て揺れるために周りの人々は足早に逃げ去ってしまった。

「どういうことなの・・私は・・巨人になっちゃったの?・・」

1歩踏み出した先には車が。
彼女はそのまま自分のローファーより小さな車を踏み潰してしまった。
車はメキメキと悲鳴を上げあっという間に綾乃の足元でペシャンコに潰れてしまった。そう、それはまるで缶でも踏んだかのようだった。

「あっ!車踏み潰しちゃった・・ごめんなさい・・」

再び足を動かすと次は街路樹を踏み潰してしまった。
大きな樹であるがバキバキに折れてしまった。
「どうしよう・・このまま1歩も動けないよ・・」
綾乃な涙目でその場に立ち尽くしていた。
すると同じ中学の男子が集まってきた。

「やべー、あいつみてみろよパンツ丸見えじゃん。」
「黒かーとりあえず写真撮ろうぜ⁉︎」
「やべえな高層ビルみてえじゃんw」
男子もそういうお年頃、ついパンツに夢中になっていた。
綾乃はやるせない気持ちになり赤面して見下ろした。すると、綾乃は足を振り上げ男子の元に思い切り踏みおろした
「スカートの中覗かないで!!へんたい!!」

どすぅぅぅん!!

綾乃は同じ中学の子を踏み殺した。地面にははっきりと靴跡が残っていてさっきまで元気だった男子達が地面へめりこんでいた。

「ど、どうしよう・・わたし・・人殺し・・」

綾乃は申し訳なさそうに自身が踏み潰した男子の成れの果ての姿を見下ろした。
だが、心の奥では別の感情が芽生えようとした。
足元でブチッと潰れた感触に快感をしていた。
普段は虫さえも殺せない綾乃が人を踏み殺した快感にほんのりと浸っていた。
すると今度は同じクラスの私をいじめていた女子2人が綾乃に近づいた。

「うわ、怪物みてえ・・」
「やば、逃げようよ」

それに気づいた綾乃は腰を下ろし、その二人を摘まんだ。二人とも激しく暴れるが私には簡単に押さえつけることができた。悲鳴を上げながら暴れ続けていた。

「私にビビってんの?」

しばらくの間沈黙が続いた。
普段虐めていた相手に摘ままれて抵抗できずにいるクラスの女子。
綾乃はにんまりとして口を開いた

「私のことが怖いのかな?w」
「ふざっけんな!離せ!この怪物!」

口答えする二人に対して梨花綾乃は指に力を入れた。
二人は悲鳴をあげ、助けを乞うた。
綾乃はその姿を見て鼓動が高まった。

「今まで私を虐めた罰です、あーん」

綾乃は大きく口を開け、二人を口の中へと放り込んだ。
それと同時に悲鳴も聞こえなくなった。
そしてしっかりと噛み砕いて飲み込んだ。

「うええ・・人間ってあんまり美味しくないな・・」

綾乃はそうつぶやきながら立ち上がり、逃げ惑う人々にローファーを踏み下ろした。

どすぅぅぅん!!ブチブチ!

綾乃は人々の悲鳴にお構いなく次々と踏み潰していった。

(そうだ、この身体であいつらに復讐してやろう、全員殺してやる。)

綾乃の表情は大きく変わった。
ふんわりと優しい笑顔は今では微塵も見られない。
まるで魔王のように蔑んだ表情で街を見下ろす。
綾乃はズシンズシンと足音と地響きを立てて街中を歩き始めた。

これから巨大JC綾乃の仕返しが始まる。


綾乃はズシンズシンと足音を立てながら街中を闊歩する。
綾乃の足元で悲鳴をあげながら逃げ惑う人々を次々と踏み潰す。
道路にはテニスコートぐらいの大きさの足跡が多数存在し、綾乃に踏み潰された人たちがこびりついている。

「やだぁ~・・。また人を踏み殺しちゃった・・・。んも~! 私の足元をうろつかないでほしいわ!」

綾乃は足元をうろつく人間にイラついていた。悪びれた様子はなく、さらに直進する。すると、学校へ到着した。

「学校には入れさせんぞ!」

学校で一番恐くて厳つい野球部の顧問が仁王立ちで立っていた。その顧問の真上には薄汚れたローファーの靴底が君臨する。そして、その巨大なローファーが顧問に迫り来る!

どすうぅぅぅぅん!!! ぐちゃ……

生徒に恐れられた教師が綾乃の一踏みであっけなく潰されてしまった。

「あっ・・。先生を踏んじゃった。ごめんなさい」

綾乃はそっけない表情で靴底にへばりついた先生を見下ろした。そして腰を下ろし、校舎の中を覗いた。

(あ、みんないるじゃん)

綾乃が外で暴れていたため、まだ学校に残っていた生徒は教室で待機となっていたようだ。
綾乃が学校を覗いていると、下駄箱から大量の生徒が悲鳴を上げながら出てきた。
いるのは逃げ惑う多数の生徒と教師である。悲鳴をあげて蟻のようにちょこまか動く人間に、綾乃はニヤニヤしていた。そして、逃げ惑う生徒の目の前に足を踏み下ろした。

どすぅぅぅん!!

「あんたたち、しにたくなかったら今すぐ教室に戻りなさい」

その際、列の先頭付近にいた生徒数名は踏み潰されてしまった。

出てきた生徒は恐怖に震えながら教室へ戻っていった。
そして自分の教室を睨みつけながら綾乃は教室に顔を近づけ

「3年3組のみんな、運動場に出てきて。話があるの」

と言い放った。全員強張った表情をしながら運動場へと出てきた。
改めて綾乃の姿を目の当たりにしたクラスメイトは震え上がった。
いつ踏み潰されてもおかしくない、そんな恐怖感から、張り詰めた空気が周りに漂う。

「私があなた達をどうしたいかわかる?殺すのよ。全員殺してやる。逃げられると思わないでよ?すぐに踏み潰しちゃうんだから。」

そう言いながら綾乃は蔑んだ笑みでクラスメイトを見下ろした。

「そーいえば、私みんなによく靴とか隠されてたよねぇ。そんなに私の靴が好きなら、中に招待してあげるね!」

綾乃はニコニコしながら右足のローファーを手に取り、シャベルで土をすくうように足元のクラスメイトをすくい上げた。
ざっと10人は綾乃のローファーの中に閉じ込められただろう。
するとローファーの中に閉じ込められた人たちが悲鳴をあげた。
この暑い夏の中、街を歩き続けた綾乃のローファーは、高い温度と湿度を誇っていた。
そして、ローファーのツンとした匂いが漂っており、中に閉じ込められた人は呼吸もままならなかった。

「んー、そうだなー。私の手に乗った先着1名様は特別に、助けてあげることにしようかなー♪」

クラスメイトの前に、綾乃の巨大な手が降りてきた。
皆、我先にと綾乃の手に向かった。

そして綾乃は手を広げたまま、自分の顔の近くまでもってきた。

「バカだなぁ、助けるわけないじゃんw」
綾乃は小人が乗った手のひらをそのまま硬く握り込んだ。

プチプチと潰れる感触が手に伝わる。

最高の気分だった。

その後クラスメイトを食べたり、デコピンで吹っ飛ばしたり、紺ソックスの中にいれたりして遊んでいたら、クラスメイトは残るところ、5人近くとなった。

綾乃の頭の中に、最高にいいアイデアが思いつく。
思わず蔑んだ笑みがこぼれる。

「ねえ、あなた達。今すぐ私の足を舐めなさい?大丈夫。まだなにもしてない左足を舐めさせてあげるから。」

右足は素足、左足は黒のハイソックスにローファーといった格好であった綾乃は、左足のローファーを脱ぎ捨て左足のハイソックスを脱ぎ捨てた。
そしてクラスメイトの前に素足をぬっと差し出した。

汗をかいたせいか綾乃の素足の周りはとても湿度が高かった。そしてツンとくる匂いにクラスメイトは咳き込む。

「え、なに?舐めないの?なら今すぐ踏み潰すけど」

綾乃が下ろしていた足の足指をがばっと持ち上げた。
足の作る影にすっぽりと覆われてしまうクラスメイト。
それは圧倒的力量の証明でもあった。
悲鳴を聞いて満足した綾乃は再び足を下ろした。

クラスメイトの視界を支配する5つの指。そしてすらっと伸びた足の先には蔑んだ表情でこちらを睨みつける綾乃。恐怖に全てが支配される。

クラスメイトは無心で足に舌を這わせた。
ひたすらに舐め続けた。
綾乃は足を舐められてとてもくすぐったかった。同時に嫌悪感を覚えた。

「ふははっwばかみたいよねあんたたち。じゃあね。さようなら。」

どすぅぅぅん!!

綾乃は舐めさせていた足を持ち上げクラスメイトに踏み潰した。

残っているクラスメイトはローファーの中に閉じ込められた者、そしてデコピンで吹っ飛ばして校舎脇でビクついているもの、そして靴下の中に閉じ込められたものである。
綾乃はずんずんと歩いていき、校舎脇で倒れているデコピンで吹っ飛ばしたクラスメイトに近づいてつまみ上げた

「しねなかったの?残念ね。私が今から殺してあげるから安心してね」

綾乃はつまんだクラスメイトを指先でこね始めた。
もはや人の形は跡形もなくなり、丸いただの肉塊へと変貌をとげた。
きもちわるい、そう言い捨てその肉塊ごと綾乃は投げ捨てた。
靴下の中のクラスメイトの様子が気になった綾乃は、靴下からクラスメイトを出した。
そしてよく見ると、偶然にもそいつは、綾乃が助けてくれたのにも関わらず寝返った熊田優奈であった。

「ごめんね!綾乃ちゃん!許して!私は悪くないの!話をきいて!」

「あら、優奈ちゃんじゃんwどうしたのそんな必死になって。私はあなたを許すつもりはないから。優奈ちゃんはじっくり痛めつけて殺したいなぁ。」

綾乃は、ふっと鼻で笑うと優奈を足の指へ挟み込んだ。

「一日そこで生きられたら話を聞いてやるよ。まぁ、がんばってねw」

綾乃は足に優奈を挟み込んだまま靴下を履いた、そしてクラスメイトのうごめくローファーをなんのためらいもなくそのまま履いた。
ぐちゃっと潰れる感触が足裏に伝わる。綾乃は恍惚の表情を浮かべた。

綾乃は足の指に挟み込まれた優奈をくにくにと足指を動かしていたぶった。
すっかり満足した様子だ。

すると綾乃の体はどんどん小さくなっていった。うっぷんを晴らしたためか、綾乃は元の大きさに戻ったようだ。綾乃も最初は何が起こっていたのか把握できなかった。

しかし、周りには自分がつけた巨大な足跡、踏み潰された数々の家や車などが今起きていたことは現実であったことを裏付けた。
そして足指には、まだなにかが挟まっている感覚が確かにある。

「とりあえず、家に帰ろう・・」

少し恥ずかしい面持ちで綾乃は再び駅へ向かって歩き出した。足指に挟まった「ナニか」を挟み続けながら。

fin

一日王女様

先日とあるブログで私が紹介されてておおおお!!!ってなったんですがブログの名前が思い出せずもやもやしております:;(∩´﹏`∩);:更新頻度は非常に遅いのでご了承下さい

一日王女様

中学三年生の少女の復讐劇です。 ※巨大娘要素を含みます。

  • 小説
  • 短編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-05-29

Public Domain
自由に複製、改変・翻案、配布することが出来ます。

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