彩香スペシャル~激烈チアガール

彩香スペシャル~激烈チアガール

 この小説は官能小説自動生成ソフト七度文庫が自動生成したシナリオを元に書き下ろした長編官能小説です。

あらすじ
 新任の由美子先生がチアリーダー部の顧問になって大会で優勝を目指すと大張り切り。 江実矢君は男の子だけどバックフリップが得意なのでチアリーダー部に入れさせれちゃった。
 チアガールが主人公のテレビドラマの撮影も始まった。相手役のガストン君とのラブシーンが盛りだくさんの撮影は大変なことに。

登場人物

彩香ちゃん
 小学校では男の子に恐れられた必殺技「彩香スペシャル」の使い手。タレントのガストン君が江実矢君を本当に女の子だと思いこんで口説こうとするので、有紀と二人で江実矢君を守しかない。

有紀
 彩香ちゃんの親友で江実矢君とも小学校の時からの同級生だ。ガストン君に言い寄られても江実矢君を守るためには言いなりになるしかない。

江実矢君
 お爺ちゃんがロシア人で、肌の色も白くて眼も青い。小学校の時は虐められていて彩香ちゃんにいつも助けてもらっていたので、彩香ちゃんには頭が上がらない。バックフリップが得意なので無理矢理チアガールをやらされちゃう。

由美子先生

 新任の先生。希美大学でチアガールをしていて大会で優勝したこともある。チアガールの顧問に就任して大会で優勝を目指すと大張り切り。だけど時々怪しげな行動がある。

秀美ちゃん
 江実矢君と双子みたいにそっくりの女優さん。女優さんになる前はいろいろと大変だったみたいで知られたくない過去もいっぱいあるらしい。

ガストン君
 ガストン君はアメリカ人だけど二世なので日本語はペラペラ。テレビ番組でも大人気のタレントさん。女癖が悪いのはたまにきず。

入学式で由美子先生はノーパン

あらすじ
 入学式の取材をしているとチアリーディング部から江実矢君を貸してくれとたのまれた。クラブ紹介で江実矢君が得意のバックフリップを披露すると新任の由美子先生はびっくり。彩香ちゃんが由美子先生の写真を撮ろうとすると、由美子先生はミニスカートにノーパン。

 新学期が始まって最初の入学式の日、彩香ちゃんが新聞部の取材のために早めに有紀の家に迎えに来た。
 入学式は区立の公会堂で行われるのでいつもよりはかなり早めにでないと間に合わない。
 一緒に地下鉄の駅まで歩いて駅の階段を降りて電車に乗ると、いつも学校に行くより時間が早いせいか電車はかなり混んでる。
 学校のある駅でうまく降りられるようにとドアの近くに進もうとしたとき、彩香ちゃんがふと顔を横を向いたまま視線が止まった。
 なんだろうと思って有紀が彩香ちゃんの視線の先を見ると、江実矢君が同じ車両に乗っているのが見えた。
 江実矢君は取材用のカメラを持って来るはずだったけど、手にしてるのは普通の鞄だけ。
 それに髪の毛も後ろで結んでポニーテールにしてるし、それになによりも変なのはスカートをはいてる。
 時々彩香ちゃんは江実矢君にスカートをはかせて女の子の格好をさせる時もあるけど、それは取材のため。
 江実矢君が自分でスカートなんかはいたりしたことはないし、それに今日は入学式だ。
 なんども顔を確かめてみたけど、やっぱり江実矢君だ。
 お化粧をしてアイシャドーも付けてるから見た目は女の子だけど、やっぱり江実矢君にしか見えない。
 彩香ちゃんが急に有紀の横腹を指でつついた。
 有紀の所からはよく見えないけど、彩香ちゃんにひっぱられて身体の位置を変えると江実矢君のスカートが後ろから捲りあげられているのが見えた。
 痴漢だ。
 それも周りを痴漢に取り囲まれてるらしい。
 江実矢君のすぐそばに江実矢君のお父さんらしい男性と、お姉さんらしい女性が寄り添ってる。
 二人とも江実矢君が痴漢にあってるのに気がついてるはずだけど黙ってたってるだけ。
 よくよく見るとお姉さんらしい女の子もやっぱり痴漢にあってスカートがめくれてる。
 後ろからまるでホームレスみたいな感じの男の人が痴漢してるみたい。
 つぎの駅で乗客が大勢乗り込むと、彩香ちゃんは江実矢君の真ん前まで押し出された。
 江実矢君は彩香ちゃんにお尻を向けていて、痴漢にスカートが捲りあげられる。
 急に彩香ちゃんの顔色が変わった。
 彩香ちゃんも痴漢にあってると有紀にはすぐ判った。
 彩香ちゃんのスカートを捲りあげている手を確かめると江実矢君のお父さんらしい人。
 いくらなんでも同級生に痴漢をするお父さんなんて居るわけ無い。
 なんでこんなことになるのかさっぱり判らない。
 しばらくして電車が降りる駅に着いたので慌ててドアから出ると急いで階段を駆け上がった。
 階段を登り切って大変なことに気が付いた。
 間違えて別の階段を上がってしまったんだ。
 これは戻るしか仕方がないとホームに戻ると、さっきの江実矢くんのお姉さんらしい女の人がまだホームに立ってるけど何だか変。
 少し離れた周りを男の人が取り囲んでる。
 さっきの痴漢達らしいけど人数が随分と多い。
 女の人がホームの横のトイレに入ると、少し遅れてから他の男の人達が同じトイレに大勢で入った。
 どう考えても変だ。
 トイレから少し離れて様子を伺ってると、しばらく誰もトイレからでて来る気配はない。
 なんでだろうと思ってトイレの入り口に近づこうとしたら急に男の人達がでてきて、階段を上がっていった。
 だけどトイレにはまだ女の人が居るはず。
 しばらくまた様子を見ていると、トイレからさっきの女の人も出てきて階段を上がっていった。
 なんだか変だと思って彩香ちゃんがトイレに入ってみた。
 女の人が入ったのは左右に男子と女子のトイレのある中央の身体障害者用のトイレだったみたい。
 これなら男の人が大勢入ったのも納得できる。
 彩香ちゃんは念のために携帯をだしてトイレの様子を写真に撮ろうとした。
 トイレの便器の後ろを見て彩香ちゃんは変な物に気が付いた。
 なにか黒くて小さなものが落ちてる。
 金色の模様のついた小さな欠片は、手に取ってみるとメモリーカードらしい。
 なんでこんな物が落ちてるのか判らない。
 それにそのメモリーカードには小さい字で「激烈」とメモ書きしてある。
 何のことか判らずに彩香ちゃんは首をかしげたけど、有紀にも意味が分からない。
 他にはおかしな様子もないので、二人はトイレから出た。
 ホームにはもう次の電車が着いていて、乗客が大勢降りてきてぶつかりそうになった。
 慌てて駅の階段を駆け上がると江実矢君がカメラを持って待ち合わせの場所に立っていた。
 江実矢君は普通に制服のズボンをはいていて、さっき地下鉄で痴漢にあった様子もない。
 彩香ちゃんは狐につままれたような顔で江実矢君の肩を押して叩いたけど、江実矢君はきょとんとした顔。
 彩香ちゃんは何度も江実矢くんの顔を確かめてから江実矢くんの周りを一回りしてみたけどおかしな所はない。
 結局さっきの出来事は何がなんだか判らないままだけど、そんな事を考えてる暇はない。
 入学式が始まる前には、公会堂に着いていないと取材なんか出来るわけ無い。
 三人は急いで入学式の行われる公会堂に急いだ。
 公会堂の正面の入り口には大きな看板がでていて入学式の文字も見える。
 さっそく公会堂の大ホールの中に入ると、先生方が舞台の正面に入学式と書いたポスターを貼ってるのが見えた。
 これは壁新聞に使うにはちょうどいいと、彩香ちゃんが江実矢くんの持っていたカメラを構えて写真を撮りだした。
 まだ新入生は来てないけど、各クラブの部長さんがクラブの紹介の原稿を用意して準備に余念がない。
 なにしろ新入生がクラブに来てくれるかどうかは、この最初の入学式のクラブ紹介の印象で決まってしまう。
 それに新聞部は取材があるので、彩香ちゃんが写真を撮って、有紀が取材の記事を書いてると、江実矢君が一人でクラブ紹介をするしかない。
 会場には次々と新入生とその父兄が集まってきて、彩香ちゃんも受付の前や、玄関の前で写真を撮るのに大忙し。
 校長先生も受付前に姿を現したので、これもちょうどいいと彩香ちゃんが写真を撮ってる。
 来賓の偉い先生も時間前には着いて受付で赤い花と名札を胸につけてもらってる。
 入学式までもうすぐと言うときに、正面の玄関からテレビのカメラを持った男の人達が大勢ではいってきたので彩香ちゃんと有紀はびっくりした。
 テレビのカメラにはテレビ局らしいマークが付いてる。
 これは本当のテレビの取材らしい。
 マイクをもってる男の人は、テレビでも見たことがある顔でレポーターらしい。
 彩香ちゃんも有紀もすっかり興奮して見ていたが、テレビカメラが回ってる最中にうっかり話しかけたりはできない。
 式がそろそろ始まる時間になったので大ホールの中に戻ると中はもう満員で座れない父兄が横の壁際に並んでる。
 彩香ちゃんが父兄の写真を撮っていると、中央の入り口からテレビカメラをもったスタッフが入ってきた。
 テレビの取材のじゃまにならないように、彩香ちゃんはあわててステージの袖近くに引っ込んだ。
 ステージ前の椅子には来賓席のすぐ後ろに、クラブの紹介をする生徒がそろって座っているのが見えた。
 サッカー部は部長の他にリフティングの実演を見せる部員がユニフォーム姿で並んでる。
 他にもテニス部や、バスケット部、卓球部の女の子達もユニフォーム姿でクラブの紹介をする準備をしている。
 チアリーディング部の女の子達も、チアリーディングの衣装をきて勢揃いして椅子に並んでる。
 チアリーディング部は去年までは応援部と一緒だったけど今年から女の子達だけで独立したばかり。
 入学式の始まる直前になってチアリーディング部の部長が彩香ちゃんに駆け寄って江実矢君をかして欲しいと頼みに来た。
 ステージで演技をする予定だけど、バックフリップができるのは江実矢君しかいない。
 派手な演技を見せれば、新入部員もいっぱい集まるはずと部長も必死だ。
 その代わりに新聞部の紹介の時に、後ろでチアリーダーの女の子達が応援してくれるという。
 しょうがないので彩香ちゃんがオッケーすると、すぐに江実矢君を女の子達が連れて行ってしまった。
 予定の時間が来て入学式が始まるとまず最初は校長先生の挨拶から始まった。
 話しの内容は殆ど去年と同じ。
 来賓の挨拶も終わるとまた校長先生が出てきてこんど新しい先生が来るという紹介があった。
 呼ばれて出てきたのは女子大を卒業したばかりの由美子先生だ。
 そんな話し聞いてないので、彩香ちゃんも有紀もびっくりした。
 早めにやって置こうというので、壁新聞の割付はもう全部決まっていて、写真も入れる場所は残ってない。
 これじゃあ、壁新聞の割付はやりなおさないといけないので、頭の痛い事になっちゃう。
 正面の壇上に立った由美子先生の顔を見て、彩香ちゃんも有紀もまたびっくりした。
 今朝の地下鉄で江実矢君そっくりの女子高生のすぐ横に立ってた女の子だ。
 江実矢君のお姉さんだとばかり思ってたけど新任の先生だったんだ。
 痴漢にあってスカートを捲られてたけど、先生になった初日に痴漢に遭うなんてなんとも運の悪い話し。
 演壇の下からデジカメで写真を撮っていた、彩香ちゃんがなんだか変な顔をして有紀を見つめた。
 何か都合が悪いことでもあるのかしらと思って由美子先生を見上げると、ミニスカートが短すぎて下から見上げるとスカートの奥が丸見え。
 それになんと言う事か、黒い茂みが見える。
 この由美子先生パンティーを履いてない。
 これでさっき痴漢に遭ってたなんていったいどうゆう事なんだろう。
 まるで痴漢に遭いたくて、地下鉄に乗ってるようなもの。
 その上、入学式の挨拶にパンティーを履かない先生なんていったいどうなってるんだろうと有紀は不思議に思った。
 由美子先生は、これから頑張りますと一通り抱負を述べた後、あれこれとおしゃべりが始まって止まらない。
 先生は高校と大学のときチアリーディングをやっていて、今度新しく応援部から独立したチアリーディング部の顧問の先生をやることになってるらしい。
 アメリカに留学した経験もあって、英語が得意だけど教える教科は社会科だ。
 社会科の先生なら、新聞部の応援だってしてもらえるはずだと彩香ちゃんも期待で胸が膨らんで嬉しい顔をしてる。
 由美子先生が話しを続けてる最中に、テレビの取材カメラが会場を一回りしながら撮影したりして大忙し。
 随分と話しが長いので、次に話す予定のPTAの会長は横でやきもきして落ち着かない。
 やっと由美子先生の挨拶も終わってPTAの会長の話の後にクラブの紹介が始まった。
 チアリーディング部の紹介の番になって、彩香ちゃんはびっくりしてしまった。
 女の子達の中央に立ってる江実矢君は、他の女の子達と同じチアリーダーの衣装をきて、髪も結ってお化粧もばっちりしてる。
 どこから見ても女の子だ。
 部長がラジカセのスイッチを入れるとすぐに軽快な音楽が鳴り響いた。
 見た目にも軽やかな演技が始まると会場はすぐに熱気が溢れて盛り上がった。
 最後に江実矢君がバックフリップの大技を繰り出した。
 江実矢君の身体が天井に届く位いに高く上がると、大きく足を左右に開いた。
 そのまま真っ逆さまに後ろに落ちると会場に甲高い悲鳴が響いた。
 この技は初めて見たら、演技に失敗して落ちるように見えちゃう。
 床に落ちる寸前に江実矢君が宙返りして、ストンと着地した。
 あまりの大技に場内は大拍手だった。
 由美子先生も、江実矢君のバックフリップの演技には驚いたらしくて、顔をほころばせて大きな拍手をしてくれた。
 体育部の紹介が終わると、文化部の紹介が始まって最後は新聞部。
 舞台にでてきた江実矢君の姿を見て、彩香ちゃんはびっくりして腰を抜かしそうになった。
 江実矢君がさっきのチアリーダーの衣装のまま出てきたのだ。
 お化粧をしたままの顔は、女の子そのまま。
 用意した紹介の文章をメモを見ながら読み上げると、チアリーダーの女の子達も江実矢君の後ろでポーズを取って応援した。
 これじゃあ新聞部の宣伝じゃなくて、チアリーディング部の宣伝をしてるみたいな物。
 取りあえずクラブの紹介も終わると、教頭先生の閉会の辞で締めくくった。
 入学式も終わって学校に帰ると、さっそく壁新聞の準備を始めた。
 デジカメで撮った写真をプリントアウトして、やっとできあがって壁に貼ると、見かけない女性が壁新聞を見入ってる。
 着ているミニスカートで今年新しく入った由美子先生だとすぐ分かった。
 あんな短いミニスカートで学校に来る先生なんて、ほかに居るわけ無い。
「よく出来てるわね」と由美子先生が彩香ちゃんを見つけて声をかけてくれた。
 きっと出来たばかりの壁新聞を褒めてくれるとばかり思って彩香ちゃんはもう得意顔。
 一通り壁新聞を見た後に由美子先生に「だけど写真はもうちょっと上手に撮ってね」と言われて、彩香ちゃんはがっかりした顔をした。
 由美子先生が行った後、彩香ちゃんは部室に戻ると今朝地下鉄のトイレで拾ったメモリーカードをデジカメに入れてみた。
 大きさはちょうどぴったしで、デジカメには上手く入ったけど肝心の絵が出ない。
 何か映ってるとすれば、由美子先生の写真なはずだけど暗証番号を入れないと駄目らしい。
 何度やっても駄目なので結局諦めるしかなかった。

チアガールはお色気満点の男の娘

あらすじ
 由美子先生がチアリーダー部の顧問になって、今年は大会で優勝すると大張り切り。
バックフリップが出来るのは江実矢君しか居ないのでチアガールをやらされるはめに。江実矢君は由美子先生にブラジャーをしてくるように言われて大困り。

 入学式の次の日から入部希望の新入生が来るのを毎日部室で待っていたけど、誰もくる気配はない。
 壁新聞を見に新入生は集まることは集まるんだけど、新聞部に入部したいと言い出す新入生は居ないみたい。
 一週間ほど待っては見たけど結局入部希望の新入生は一人も来なかった。
 いつまでも待っていてもしょうがない。
 ともかくまた次の壁新聞を作るしかないと言うのが彩香ちゃんの意見。
 何もしないで待ってるよりは、次の壁新聞を作った方がいいに決まってる。
 さっそく新しくクラブに加わった新入生を取材するために各クラブを回ることにした。
 体育館ではバスケット部とバレー部が半分体育館を使って、その横でチアリーディング部が練習をしていた。
 チアリーディング部は、去年までは応援部と一緒だったけど今年からは由美子先生がきたので新しく別の部になったと校長先生からも話しは聞いていた。
 由美子先生は希美女子大の出身で、クラブもチアリーディング部だったと入学式の時も話してた。
 希美女子大と言えば、チアリーディングの名門校でコンテストにも毎年入賞してる。
 その由美子先生がチアリーディング部の顧問になってくれると聞いてチアガールの女の子達も大喜びだ。
 今年は夏のチアリーディング日本選手権に参加するといって由美子先生も大張り切り。
 入学式でも江実矢君がバックフリップの大技を披露したおかげでチアリーダー部は大人気だった。
 身体にぴったりとした真っ赤なチアリーディングの衣装は女の子にとってはあこがれの的だ。
 それに新任の由美子先生は大学を今年卒業したばかりで教室でもミニスカート姿だ。
 お化粧をばっちりしてるので見た目はオトナっぽくて色気があるけどけどまだ女の子らしい可愛らしい雰囲気がたっぷり。
 その由美子先生が指導するとあって、新入生が今年は大勢チアリーダー部に入部した。
 一人一人顔をみると、まだ高校一年生なのに中には身体も大柄で胸の大きい子もいる。
 ジャージから胸が飛び出しそうなほど大きくて目のやり場に困るくらい。
 さっそく新入生の写真を撮ろうと思って練習が終わるのを待ったけど、なかなか終わらない。
 しばらく練習の様子を見ていると、由美子先生が女の子達にバックフリップをやらせようとしてるらしいと分かった。
 バックフリップはこの立志館高校では、江実矢君しかできない大技。
 江実矢君は入学式では、チアリーダーの衣装を着て女の子の格好で演技をしたけど、実際は男の子だからチアリーディング部には入れない。
 だけど由美子先生はまだこの立志館高校に来たばかりで江実矢君の事までは知らないみたい。
 チアガールの女の子達が一斉に江実矢君を指さして「恵美ちゃーん」と声をかけた。
「恵美ちゃん」というのは江実矢君のあだ名だ。
 江実矢君はクラスでは「恵美ちゃん」とあだ名で呼ばれるのをいやがってるけど、チアガールの女の子達からはいつも「恵美ちゃん」と呼ばれてる。
 入学式の時にバックフリップをしたのは江実矢君だと由美子先生も分かったらしくて、「恵美ちゃんちょっと来て」と由美子先生が江実矢君に声をかけた。
 江実矢君が由美子先生の前まで駆け出すと、由美子先生はちょっと江実矢君の服装を見て変な顔をしてる。
 もちろん江実矢君は男の子だから制服もズボンだ。
 午後の体育の時間の後ジャージを着替えていないから青いジャージを履いてたけど普通にみたら男の子だと思うはず。
 由美子先生が真っ赤なチアガールの衣装を江実矢君に渡して「ちょっとこれに着替えてきてね、急いでよ」と指示してる。
 江実矢君は困った顔をして彩香ちゃんの顔を見てるけど仕方ないと思ったのか、いそいで横の更衣室に駆け込んだ。
 彩香ちゃんは由美子先生が江実矢君にチアガールの衣装を渡したのを見て、不審な顔付きをして口をへの字に曲げた。
 チアガールの衣装は昨年新調したけど赤い衣装は女の子用しかないはず。
 江実矢君に女の子用のチアガールの衣装を渡したって事は、江実矢君が女の子の格好をしろと言われたって事だ。
 すぐに急いで着替えて戻ってきた江実矢君は、チアガールの真っ赤なミニスカートから細い足が丸見えになってこっちに駆け出してくる。
 身体にぴったりとしたチアガールの衣装は胸の生地が少し前に飛び出るデザインになってるけど江実矢君は男の子で胸なんかない。
 ペッタンコの胸の前に衣装の生地が少しだけ盛り上がって見える。
 江実矢君はもともとお祖父ちゃんがロシア人なので色も白くて顔も可愛らしくてチアガールの衣装を着ると見た目は女の子にしか見えない。
 もうチアリーディングの衣装にも慣れたのか、他のチアガールの女の子達と同じようにきちんと髪を頭の後できつく結んである。
 江実矢君は身体も小柄で華奢なのでチアガールの衣装を着るとどこから見ても女の子だ。
 江実矢君はすぐに他の女の子の列に一緒に並ぼうとして駆け寄ったが由美子先生が江実矢君を呼び止めた。
 遠くて何を話してるのかは判らないけど江実矢君が由美子先生のすぐ前に駆け寄ると由美子先生の手が江実矢君の胸の膨らみをいきなり掴んだ。
 ゆっくりと押し回しながら撫でるように由美子先生の指先が江実矢君の胸を撫で回すのを見て彩香ちゃんはびっくりして腰を抜かしそうになった。
 まるで地下鉄の電車のなかで痴漢でもしてるような由美子先生の手つきはいったいなんのつもりなんだろうかまったく訳が分からない。
 由美子先生が今度は江実矢君の乳首を指先で探り当ててきつくつねり上げる動作を繰り返した。
 女の子だったら乳首を痴漢につねられたら痛くて顔が歪んで泣き出しそうになるはずだが江実矢君は男の子だ。
 乳首を掴まれたってちょっとくすぐったいくらいにしか感じない。
 由美子先生は不思議そうな顔で今度は江実矢君の足元を眺め回した。
 真っ赤なミニスカートの下から伸びた足は他のチアガールの女の子と比べても細くてしなやかだ。
 江実矢君は足だって色白ですべすべしていて女の子から見ても羨ましいくらいだ。
 由美子先生が江実矢君に何か言うと江実矢君はすぐに他のチアガールの列に加わった。
 何度か軽い準備体操をしてからさっそくバックフリップの練習が始まった。
 チアガール女の子達が作ったピラミッドの足場に乗ってくるりと後向きに宙返りして着地すると見事なバックフリップが決まった。
 由美子先生は満足した顔で見てたけど、江実矢君に何か耳打ちしてる。
 江実矢君はもう一度女の子達のピラミッドの足場に乗ると今度は身体を捻りながら落ちてきた。
 由美子先生に教えられた新しい技らしいけど、一度言われただけでそんなに上手に出来るわけはない。
 まっさかさまに頭から地面に落ちそうになって「きゃー」と彩香ちゃんが悲鳴を上げた。
 頭が地面に着きそうになったとき、ひらりと江実矢君が身をかわしてストンと床に降りた。
 彩香ちゃんは「ひいー」とため息をつくと、そのまま体育館の床に座り込んでしまった。

 練習も終わって女の子達が着替えに更衣室に入ろうとしたとき、由美子先生が江実矢君を呼び止めた。
「恵美ちゃん、ちょっと一緒に来てくれる」と由美子先生が江実矢君の手を取ると、更衣室の隣の用具室に連れて行った。
 これは絶対変だ。
 いくら先生でも、由美子先生と江実矢君は男と女。
 二人きりになんかなったら何が起きるか分からない。
 有紀は彩香ちゃんと一緒に体育館の裏手に回った。
 割れた窓の間から、用具室の様子をこっそり覗き見するとやっぱり変。
 由美子先生が、江実矢君のチアリーディングの衣装の上着を上に捲って胸を出させてる。
 男の子なんだから胸はぺったんこで見てもしょうがないはず。
 細い紐を出して、江実矢君の胸に巻き付けるときつく締め付けた。
 いったい何をしてるのか分からない。
 こんどは由美子先生が、江実矢君のスカートを捲りあげてアンダースコートを膝まで降ろした。
 スカートの裾を持ち上げて、由美子先生が江実矢君の腰の前に顔を近づけてる。
 由美子先生の手が江実矢君の股間に差し入られると下から持ち上げるよう指をあてがった。
 軽く指先を震わせるようにして手の平をゆっくり廻しながら上下に動かす手つきを見てこれは変だと有紀も思った。
 アダルトビデオか何かでナンパされた女子高生が男優さんに身体を弄られてるみたいな場面そっくり。
 彩香ちゃんのお誕生会で仲良しの久美子ちゃんがこっそり持ってきた裏ビデオそっくりだ。
 いくらなんでも由美子先生がそんな事をするなんて絶対あり得ない。
 江実矢君が困った顔で眉を歪めると大きく何度も息を吐き出して苦しそうに呻いた。
 由美子先生の顔が江実矢君のペッタンコの胸の先端の小さい乳首に近づくと舌先で乳首を嘗めようとしてるみたいだ。
 これはどう見ても危ないことになりそう。
 彩香ちゃんがいきなり立ち上がると、体育館の裏から用具室の入り口まで急いで駆けだした。
 思い切って用具室のドアを開けると、由美子先生がびっくりした顔で彩香ちゃんを見つめてカエルみたいに飛び上がりながら仰け反った。
 江実矢君が慌てた様子でアンダースコートを元の位置に戻そうとひっぱりあげてる。
 急いでアンダースコートを直したのでスカートの裾がアンダースコートに挟まって変なかっこになってる。
 由美子先生は目を大きく見開いて口を半分あけたまま身体をクルリと回して後に振り向くとくと、すぐに用具室から出て行ってしまった。
 江実矢君は一人で真っ赤なチアガールの衣装を着たまま立ちつくしてるだけで目が虚ろだし、足が微かに震えてる。
 由美子先生にしてもらったことがよっぽど気持ちよくて、足の震えが止まらないのかそれとも彩香ちゃんに見つかったのが怖くて震えてるのかはどっちなのか判らない。
 彩香ちゃんに踏み込まれてばつが悪そうな顔をして下を向いたまま江実矢君は動かないがやっぱり変だ。
「ねえ、江実矢君、由美子先生に何を言われたの」と彩香ちゃんが怒鳴りつけると江実矢君は身体ごと震え上がった。
「言わなきゃ、彩香スペシャルでお仕置きよ」と彩香ちゃんが大声で怒鳴った。
 彩香スペシャルは彩香ちゃんが電気アンマを工夫して作った必殺技だ。
 小学校ではこの「彩香スペシャル」を恐れて彩香ちゃんに逆らう男の子は一人もいなかった。
 彩香ちゃんは一度だけ江実矢君にもこの彩香スペシャルの技を掛けたことがある。
 それ以来、江実矢君は彩香ちゃんに逆らったことなんか一度もない。
 だけどこの彩香スペシャルは江実矢君にとっては忘れられない体験だったらしい。
「彩香スペシャルでお仕置きよ」と彩香ちゃんに怒鳴りつけられると、嬉しそうな顔をすることが今までにも何度かあった。
「彩香スペシャル」と聞いて江実矢君の頬の肉が引きつったけど、怖がってるというよりは嬉しがってるようにも見える。
 彩香ちゃんもこれはまずいことを言ってしまったと気が付いた。
 江実矢君は彩香スペシャルでお仕置きなんかされたらきっと喜ぶだけ。
 彩香スペシャルでお仕置きするなんて言ってもそう簡単に江実矢君が口を割るわけはない。
 彩香ちゃんは、これは作戦を変えようと思ったのか「ねえ、江実矢君、男の子と女の子じゃ胸の大きさが違うのしってるわよね」と今度は猫なで声で江実矢君の耳元でささやいた。
「私の胸と江実矢君の胸を比べてみたら、どっちが大きいか比べてみようよ」と言うと、白いブラウスの胸のボタンをひとつづつ外していった。
 ブラジャーの下までボタンを外すと、今度はブラウスの前を左右にひっぱって広げた。
 真っ白なブラジャーはレースの飾りが付いた大人びたお色気たっぷりのデザインのブラジャーだ。
 彩香ちゃんのおっきな胸がブラジャーからはみ出しそうになってるのを見て江実矢君は目を丸くした。
 男の子だったら女の子の胸を見たら興奮しちゃうのは当たり前。
 それも彩香ちゃんは普通の女子高生より大きいGカップと超巨乳だ。
 彩香ちゃんが軽く肩を振ると、胸が大きく弾んでブラジャーから飛び出しそうになった。
 江実矢君の視線が、彩香ちゃんの胸に釘付けになった。
 いくら大人しくても江実矢君は男の子。
 女の子のブラジャー姿を目の前にして興奮しない訳がない。
 それも特大のGカップの巨乳となればなおさらだ。
 彩香ちゃんが得意になって何度も肩を揺すると彩香ちゃんの胸は半分ブラジャーから飛び出して乳首が見え隠れした。
 こうなったらもう江実矢君は彩香ちゃんの巨乳の魅力に勝てる訳がない。
 彩香ちゃんが江実矢君のすぐ目の前に胸を広げて立つと、江実矢君は目のやり場に困って下を向いた。
 彩香ちゃんが身体を寄せてGカップの巨乳を江実矢君の胸に押しつけると、胸の谷間が潰れて乳首が押しつぶされてへこんだ。
 ゆっくりと身体を揺すりながら彩香ちゃんが胸を押し回すと江実矢君はもう気絶しそうな息づかいで目も虚ろになってる。
 彩香ちゃんがそっと江実矢君のチアリーディングの衣装のスカートを捲ると、下に着けたアンダースコートの前が大きく膨らんでる。
 女の子用のぴっちぴちのアンダースコートは男の子の江実矢君にはきつすぎて、履いてると痛く成っちゃいそう。
「ねえ、江実矢君、新彩香スペシャルって知ってる」と彩香ちゃんが江実矢君のアンダースコートの上に手をあてがいながら囁いた。
「由美子先生に何を言われたのか、白状すれば新彩香スペシャルを今すぐ江実矢君にやってあげてもいいのよ」と彩香ちゃんが言うのをきいて有紀はドキッとした。
 新彩香スペシャルは彩香スペシャルとは全然別の技。
 有紀が彩香ちゃんに教えた生フェラを彩香ちゃんが工夫して改良した生フェラの新技だ。
 口の奥での舌先の動かし方が絶妙で一度でもこの技を味わったらもうとても忘れられなくなるという大変な技だ。
 江実矢君も新彩香スペシャルがどんな技なのかはなんとなく知ってるはず。
「知らないなら教えてあげるわよ」と彩香ちゃんが甘えた声で言うと、江実矢君の腰がぴくっと動いて彩香ちゃんの手に吸い付くように押しつけられた。
 これはもう江実矢君が白状するのはもう目前。
 彩香ちゃんは思わず舌で唇を嘗めると「先に新彩香スペシャルをやってあげて、白状するのは後でもいいのよ」と言って江実矢君のアンダースコートを手をかけた。
 すると江実矢君が小さな声で「ブラジャー」と呟いた。
 それを聴いた彩香ちゃん「江実矢君ももう大人ね、ブラジャーを脱げ何て言い出すなんて」と甘い声で呟き返した。
 彩香ちゃんはブラジャーの肩の紐を外せばいいと思ったのかブラウスの形を半分脱ぎかけた。
「そうじゃなくて、由美子先生に言われたんだ。ブラジャーしなさいって」と江実矢君が思いきって彩香ちゃんに小さな声で告白した。
 それを聞いて彩香ちゃんは不思議そうな顔付きで有紀を見上げた。
 ブラジャーをしろと由美子先生に言われたってどうゆうことなんだろう。
 江実矢君は男だって事は、由美子先生もパンツを脱がして確かめたはず。
 それなのにブラジャーをしろってことは何のことか判らない。
 どうみたって、江実矢君の胸はぺったんこでブラジャーなんかする必要はない。
 江実矢君が嘘をいってるようにも見えないしなんでそんな話しに成るのかさっぱり判らない。
 とは言っても江実矢君が白状したってことは、ご褒美に新彩香スペシャルをやって欲しいからに違いない。
 彩香ちゃんが江実矢君のアンダースコートをひっぱって降ろそうとしたとき、急に窓の外で音がした。
 変だと思ってガラスの窓の割れ目から外を見るとチアリーディング部の女の子達がこっちを覗き見してる。
 さすがにこれはまずいと思ったのか、慌てて彩香ちゃんは江実矢君を置き去りにして用具室を出て行ってしまった。
 有紀が彩香ちゃんの後を追いかけると、江実矢君も更衣室に戻って着替えてる様子。
 着替えが終わって更衣室から出てきても、江実矢君の様子が変だ。
 江実矢君が必死になってズボンの前を隠そうとしてる。
 さっき彩香ちゃんのブラジャーからはみ出した巨乳が揺れるのを見せられてから、大きくなったままなんだ。
 彩香ちゃんもすこし顔を赤らめて、江実矢君の手を取って歩き出した。
 駅で地下鉄の電車に乗り込むと、江実矢君はまだ恥ずかしそうにしてる。
 彩香ちゃんが江実矢君のズボンの前を隠そうとして、江実矢君の真ん前に立った。
 今度は彩香ちゃんの胸が江実矢君に押しつけられて、江実矢君がまた困った顔をした。
 またまたさっきより大きくなっちゃったみたい。
 江実矢君は彩香ちゃんと向かい合わせのまま、そのまま動けずにじっとしたまま。
 電車を降りた後は、江実矢君は彩香ちゃんの体操着の入ったバッグを抱えてなんとか前を隠してる。
 彩香ちゃんはバッグを返してもらおうとしたけど、江実矢君が困った顔をして返そうとしない。
 しょうがないから彩香ちゃんが江実矢君を家まで送って行くことにした。
 江実矢君の家は駅から結構遠い。
 彩香ちゃんと江実矢君が並んで歩き始めたけど、肩を寄せ合って危ない雰囲気だ。
 有紀は二人と別れた後、気になって江実矢君と彩香ちゃんを後ろからこっそり追いかけてみた。
 駅前近くの小さな公園に江実矢君と彩香ちゃんが寄り道したのが見えて、やっぱりと思った。

痴漢盗撮はテレビドラマの撮影

あらすじ
 日曜日にチアリーダー部の練習に行く途中の電車で痴漢に遭ってその上まで盗撮までされちゃった。由美子先生がテレビドラマの撮影だと教えてくれた。江実矢君は女優の秀美ちゃんの代役らしい。だけど痴漢の盗撮なんかテレビドラマの撮影であるわけ無い。

 その週の日曜日に、彩香ちゃんが原宿へ行こうと江実矢君を誘った。
 二人きりで原宿なんかに行くのはやっぱり危ないので、有紀も一緒だ。
 原宿に行けば可愛い服もいっぱい探せるし、江実矢君とも一緒に時間を過ごせるから楽しいはず。
 だけど江実矢君は、日曜日には約束があるからと彩香ちゃんの誘いを断っちゃった。
 今まで江実矢君が彩香ちゃんの誘いを断ったことなんか一回もない。
 変だと思って彩香ちゃんが問いただすと、チアリーディングの練習が日曜日にあるから由美子先生に朝7時に来るように言われたという。
 なんだか変な話しだと思ったけど、江実矢君が彩香ちゃんに嘘を付くわけがない。
 練習の取材をするからと彩香ちゃんと有紀も練習に一緒に行くと彩香ちゃんが言い出した。
 だけど江実矢君には取材はだめだと由美子先生に言われたと断られた。
 言い訳をするにしてもなんだか江実矢君の態度は変だ。
 彩香ちゃんがチアリーディング部の女の子達に確かめたけど、日曜日に練習は無いと誰もが言っていたらしい。
 由美子先生が江実矢君を呼び出す口実にチアリーディング部の練習だと言ったとすれば裏に訳があるに違いない。
 日曜日の朝早くに、彩香ちゃんと有紀は駅前で江実矢君が来るのを待った。
 改札口近くで待っていると、江実矢君がいつものチアリーディング部のジャンパーを着て、駆けてくるのが見えた。
「私も今日新聞部の仕事があるから一緒に行くからね」と彩香ちゃんが強引に誘った。
 彩香ちゃんに言われて断れないと思ったのか江実矢君も渋々頷いた。
 だけど江実矢君はなんだか恥ずかしそうにして、彩香ちゃんと目を合わそうとしない。
 すぐ近くまで江実矢君が来たけど、なぜか胸の前で腕を組んだまま歩いてる。
 電車に乗ってもまだ腕を胸の前に組んだままなので、彩香ちゃんが変だとおもって江実矢君の腕を引っ張った。
 江実矢君のジャンパーの胸から手が離れると彩香ちゃんと有紀は大変な事に気が付いて目を丸くした。
 江実矢君の胸が大きく膨らんでる。
 ブラジャーをしていて、なかに何か入れて胸を大きくしてるんだ。
 由美子先生がいってた「ブラジャーをしてきなさい」と言うのはこの事だったんだ。
 だけどなんで由美子先生が江実矢君にブラジャーをさせたのか意味が分からない。
 今日はチアリーディングの練習はないはず。
 由美子先生は江実矢君をいったいどこに連れて行くつもりなんだろう。
 彩香ちゃんが不意に有紀に目で合図してきた。
 なんだか変な様子で彩香ちゃんの視線をたどると、そばにいる男の人の鞄が目に入った。
 男の人が鞄の位置をしきりに気にしてて鞄の隅を、江実矢君の方に向けてる。
 鞄の端に切れ目があって、テレビカメラのレンズらしいガラスの面が見えてる。
 江実矢君を隠しカメラで隠し撮りしてるんだ。
 これはきっと噂に聞いた、痴漢の隠し撮りに違いない。
 急に彩香ちゃんの手が有紀の手を握りしめてきた。
 微かに震える彩香ちゃんの手は何度も有紀の手を握りしめてきた。
 変だと思って彩香ちゃんの様子を見るとジャンパーを着た中年の男性が彩香ちゃんのすぐ後から身体を押しつけてる。
 痴漢だと有紀はすぐに気が付いた。
 有紀は江実矢君の事が心配になった。
 江実矢君はブラジャーをしていて女の子に見えるからきっと痴漢されたら大変だ。
 女子高生だったら痴漢に遭うのはしょっちゅうだし、女として魅力的な証拠だから悪い気ばかりでもない。
 だけど男の子が痴漢にあって大切な所を触られたりしたら一生結婚できなくなっちゃう。
 有紀が江実矢君のそばに近寄ろうとしたとき、急にお尻の下に変な感触があった。
 痴漢の手が有紀のお尻を撫で回してるんだとすぐ判った。
 急に怖くて足が震えてきて有紀は身動きができなくなった。
 痴漢の手は次第に動きが大胆になって、スカートの下からパンティーの裾を探るように指が動いてきた。
 くすぐるように指先を震わせながらパンティーの裾の下の肌を撫で回す感触がづっと続くと有紀は目眩がしてきた。
 痴漢の指先は有紀のパンティーの裾をたどって有紀の花芯に近づいてきた。
 有紀はびっくりして震え上がりそうになった。
 女子高生になれば電車で痴漢に遭うなんて普通のことだけど、最初に痴漢にあったときはショックで夜寝られなかった。
 朝の電車での痴漢の指先の感触が忘れられずに思わず自分で指を使ってしまったことが何度もある。
 いけないことだと判っていても朝痴漢に触られた身体は一日中火照るように熱があってとても我慢できない。
 寝静まった夜中にこっそりとお布団の中でオナニーするのは一度やったら止められない。
 自分でオナニーするときはまずお尻や腿の内側を何度も軽くくすぐって次第に身体が震えてくるまで続けて、その次は一番感じる花芯を指先でぐっと押さえつけるのがいつもの手順。
 痴漢にあって一番感じるところもその花芯だ。
 最初に痴漢にあったときはお尻を撫で回すだけが痴漢だと思ってたけど、実際はパンティーの中にまで指が入ってきて死にそうな思いをした。
 今また一番感じる花芯を痴漢に責められちゃうんだと思うと、身体が熱くなってもう止まらない。
 早く花芯に触って気持ちよくさせてという気持ちが有紀の体中に溢れて大事な所が濡れて来るのが有紀にも判った。
 今夜はもう眠れなくなる。
 一晩中オナニーが止められなくなっちゃうんだと思うともう有紀は花園がぐっしょりと濡れてきてる感触が自分でも判った。
 どうせ今夜オナニーするんだから今は痴漢にエッチなこと一杯されたほうが夜は楽しめると思うと有紀は急に気持ちが楽になった。
 もうどうなってもいい思ったとき痴漢の手が有紀のお尻と胸に同時に伸びてきた。
 ゆっくりと包むように押し回す手つきはいつも女子高生を餌食にしてる痴漢のテクニックだとすぐ判った。
 有紀は目の前が半分暗くなって一人で立っているのも出来なくなった。
 電車が急に速度を落とすと次の駅で止まった。
 車掌さんが駅名をアナウンスする声が天井のスピーカから聞こえてきた。
 駅名を聞いてまだ降りる駅では無いと判って有紀はまた気が遠くなった。
 急に彩香ちゃんの手が有紀の手を強引に引っ張ると有紀は転びそうになって慌てて彩香ちゃんの後を追った。
 彩香ちゃんが江実矢君の手もひっぱって三人でホームに降りた。
 隠し撮りをしていた痴漢達は、電車に取り残されてそのまま行ってしまった。
 彩香ちゃんは慌ててスカートを直してるけど、ブラウスの胸のボタンが半分外れてブラジャーがむき出しになってる。
 有紀も慌てて制服のプリーツスカートの後がめくれてるのを直した。
 江実矢君のジャンパーも前が開いていてシャツのボタンが半分外れてて下に着けた白いレース模様のブラジャーが見えてる。
 江実矢君も痴漢に酷い目に遭わされたらしくて顔が青ざめて唇が震えてる。
 有紀が慌てて江実矢君のジャンパーの前を閉じたが江実矢君は自分がどうなってるのか判ってないらしい。
 男の子だからシャツのボタンがはずれたら下のブラジャーが見えちゃうってことに気が付いてないんだ。
 彩香ちゃんもブラウスのボタンが外れてるのに気が付いて急に恥ずかしそうな顔をしてブラウスを直した。
 彩香ちゃんのブラジャーは白地にピンクと赤のレースの花模様でその上Gカップとお色気たっぷりなので見られたら恥ずかしいのも当たり前。
 真っ赤な顔をして彩香ちゃんが周りを見回しても他の乗客は知らない振りをしてすました顔をしてるだけだ。
 服を直し終わるといきなり彩香ちゃんが有紀に抱きついてきた。
 両手で有紀の細い身体を抱きしめると、Gカップの巨乳をぐいぐいと有紀の胸に押しつけてくる。
 彩香ちゃんが息を吐き出すたびに彩香ちゃんの身体の震えが有紀の身体にも伝わってきた。
 痴漢にされたことが悔しくて堪らないらしくて今にも泣き出しそうに目が潤んでる。
 人目があるのにそれでも気持ちが我慢できなくて有紀に抱きついてきたらしい。
 有紀が彩香ちゃんの背中を必死で撫で回すと、しだいに彩香ちゃんの息も落ち着いてきた。
 江実矢君は目の前で起こってることが理解できないらしくて下を向いて目をそらすだけだった。
 しばらく待ってから次の電車に乗ろうとしてホームを歩き出すと急に後ろから声をかけられた。
「おはよう」と言う声で振り向くと由美子先生だ。
 有紀はたった今彩香ちゃんと抱き合って居たのを由美子先生に見られたのかと一瞬はっとしたが由美子先生はいつもの笑顔で普段と変わりない様子。
 今朝の由美子先生はチアリーディング部の真っ赤なジャンパーをきているけど、スカートは超ミニスカートだ。
 学校で授業をしてるときも由美子先生はミニスカートだけど今日はいつもよりももっと短くて大胆な超ミニでお化粧もいつもより濃いめだ。
 やっぱり江実矢君が一緒にチアリーディングの練習をする相手というのは由美子先生だったんだ。
 だけど二人っきりで練習をするはずはないので、これは何か秘密があるに違いないとピンときた。
 次の電車が入ってきたのでみんな一緒に乗り込むとやっぱりなんだか様子が変だ。
 由美子先生のすぐ後ろで並んでいた乗客が一緒に乗り込んできたけどさっきの痴漢と似たような鞄を持ってる。
 由美子先生が携帯をだして、操作を始めると彩香ちゃんの携帯にメールが届いた。
 彩香ちゃんが有紀にも携帯を見せると由美子先生からのメールで「いま隠しカメラで撮影してるけど気にしないでね」と書いてある。
 びっくりして痴漢の持ってる鞄を確かめると、由美子先生のミニスカートを下から盗撮してるらしい。
 やっぱりさっきの電車に居た痴漢の持ってたのは隠しカメラなんだ。
 痴漢ビデオを撮影なんかしたら、きっと裏ビデオにして売り飛ばすに違いない。
 そんなことは絶対にさせないと思っても、電車の中ではなにもできない。
 彩香ちゃんが由美子先生のとカメラに間に身体を挟んで、撮影できないようにカメラにお尻を押しつけた。
 今度は彩香ちゃんのスカートの下を撮影しようと、痴漢の男がカメラを入れたバッグが足元に置いた。
 彩香ちゃんがなんとか蹴飛ばしてカメラをどけようとしたけど、電車が混んでて上手くはできない。
 電車が立志館高校のある駅で止まったので慌てて開いたドアから飛び出したけど、痴漢達もすぐに電車を降りて後から着いてくる。
 改札口をでて大通りを歩いていくと隠しカメラを持った痴漢達はすこし遅れて大勢で歩いてくるのが見えた。
 学校に着くまでを隠し撮りするらしい。
 きっと学校のどこかでエッチなビデオを撮影するに違いない。
 ちょうど立志館高校のある丘の前の大通りに来たとき、なんだか様子が変なのに気が付いた。
 大通りに大きな車が沢山ならんでいて、テレビ局のマークも付いてる。
 入学式でも取材に来ていたテレビ局のマークだ。
 変だと思って坂道を上がっていくと、校庭には運動会で使うような小さい仮設テントがいくつも並んでいる。
 テントの屋根にはやっぱりさっとき同じテレビ局のマークが大きく書いてある。
 サッカー部の部室のちょうど前にはチアリーディング部の女の子達が衣装に着替えて勢揃いしてるのが見えた。
 今日はチアリーディングの練習はないはず。
 それに良く見るとチアガールの女の子達はみな見慣れない顔ばかり。
 今年の新入生だけ集めたのかと思ったけど、チアガールの女の子達は体つきが大柄でとても新入生には見えない。
 いったい何がどうなってるのか判らない。
 江実矢君も何も知らなかったらしくて、きょとんとした顔で彩香ちゃんや有紀と顔を見合わせてるだけ。
 彩香ちゃんがテレビ局の人達が大勢いるテントの方に行こうとすると由美子先生が引き留めた。
 由美子先生は彩香ちゃんと有紀が江実矢君と一緒に付いてくるとは思っていなかったらしい。
 困った顔ですこし顔をしかめて口を尖らせたあと、由美子先生がこっそりと内緒の話を教えてくれた。
「今日はね、この学校でテレビドラマの収録があるのよ」
「みんなには内緒にしてるの、ほら見物人が集まったりすると大変だからなの」と由美子先生が申し訳なさそうな口調。
 それを聞いて彩香ちゃんも有紀もびっくり。
 なんでもチアガールが主人公のテレビドラマで、モデルは由美子先生自身らしい。
 そう言えば由美子先生は希美大学の出身でクラブはチアリーダー部だと言ってた。
 今回のテレビドラマも、チアリーディング選手権を目指す女子校の生徒達のストーリーで、全国チアリーディング選手権の高校の部で優勝して優勝してアメリカ大会まで出場するという大変なドラマらしい。
 撮影は大部分はスタジオのセットでするけど、学校の校舎はセットではできないので、学校のシーンだけまとめて撮るというこらしい。
 電車の中での隠し撮りもドラマの撮影だったと分かって彩香ちゃんも有紀もびっくりして目を丸くして驚いた。
 だけど撮影だけなら本当に電車の中で痴漢をするなんてテレビドラマの撮影なんかであるはずがない。
 最初に遭った痴漢達は、テレビドラマとは別の本当の痴漢だったんだろうか。
 だけど由美子先生にさっき痴漢にあって大事な所を触られたなんて今説明する訳にもいかない。
 不審な気持ちで一杯だけど取りあえず今は由美子先生の説明に納得した顔をするしかない。
「二人ともちょっとここで待っててね」と言うと、由美子先生は江実矢君を連れて小さいテントに入った。
 中では着替えをしてるらしくて、しばらくして江実矢君が真っ赤なチアリーダーの衣装でお化粧をして出てきた。
 髪を頭の後ろできつく結ってあるのでまるで別人みたいな顔。
 校庭の前で待ってる他のチアガールの女の子達が手をふると、江実矢君は駆け出していって列に加わった。
 校庭に大きな音で音楽が響くと、女の子達が手足を伸ばしてチアーダンスを始めた。
 踊りが急に止まると、チアガールの女の子達がさっと集まってピラミッドの土台を作った。
 江実矢君が女の子の肩に足をかけて上にピラミッドの上に載ろうとした。
 そのとき江実矢君が足を滑らせて、後ろ向きに倒れ込んでしまった。
 江実矢君が身体を捻りながら片足を地面に着いた瞬間に「きゃー」という江実矢君の甲高い悲鳴が聞こえた。
 女の子達がすぐに江実矢君を取り囲んで助け起こそうとしたけど、江実矢君は立ち上がれない。
「すぐに担架をもってきて、すぐ」とチアリーダーの女の子の一人が大声で叫んでこちらに手を振った。
 これは大変だ。
 江実矢君は地面に着いたときに足に怪我をしたらしい。
 彩香ちゃんがすぐに駆けだして、チアガールの女の子達を押しのけて江実矢君の足を確かめようとした。
 有紀もあわてて彩香ちゃんの後から江実矢君のそばに駆け寄った。
「カット、カット。なんだその子は、だめじゃないか」と急に大声でどなる声が後ろから聞こえた。
 振り返って見ると、テントの中からテレビカメラがこっちに向いていて、隣にメガホンを持った男の人が立ってる。
 そのすぐ横にはチアガールの真っ赤な衣装を着た江実矢君が不思議そうな顔でこっちを見てる。
 なんで江実矢君が二人いるんだろう。
 今まで目の前でチアダンスをしていた江実矢君がすぐにテントの中に瞬間移動なんかするわけない。
 江実矢君がテントの中に居るってことは、ここで倒れ込んでるのはいったい誰なんだろう。
「ちょっとあんた何よ」と言いながら怪我をしてうずくまっていた女の子が身体を起こして彩香ちゃんの手をはねのけた。
 あらためて顔をよく見ると、ばっちりとお化粧してるその顔はやっぱり江実矢君じゃなかったみたい。
「おいおい、しょうがないな、撮影やり直しだ」とメガホンで男の人が怒鳴ると、怪我で動けないはずの女の子はすっと立ち上がってテントに戻っていった。
 怪我はテレビドラマのお芝居だったらしいと彩香ちゃんもやっと気が付いた。
 どうやら彩香ちゃんはドラマの撮影の大事な場面のじゃまをしてしまったらしい。
 まずいことになったと分かって彩香ちゃんは何を言われるのかと怯えた顔。
 テントの中で江実矢君とその女の子が並ぶと、お化粧をしてるせいもあってまるでうり二つ。
 胸の大きさも、ちょうど江実矢君のブラジャーのせいで同じくらいだ。
「おい、お前らもう邪魔するんじゃねえぞ」とメガホンの声に怒鳴られて、彩香ちゃんと有紀は慌てて由美子先生の元に戻った。
 彩香ちゃんが途中で邪魔してしまったので、このシーンは取り直しという事になった。
「おーい取り直しだ、最初から」とメガホンでまた大きな声でどなった男性が監督だと由美子先生が教えてくれた。
 取り直しという事でもう一度同じシーンの撮影が始まったけど、監督が何度も「カット、カット」と叫んでなかなか先に進まない。
 由美子先生の話では、江実矢君そっくりの女の子はこのドラマの主演の水原秀美ちゃんで、前にサンダー戦隊のピンクサンダー隊員役をしてたと言うことだ。
 サンダー戦隊はエッチな場面が多くて、男の子に大人気のテレビドラマだった。
 中でも最年少のピンクサンダー隊員はよく悪者に捕まって変な格好で縛られたりお仕置きされたりとかするので男の子が夢中だった。
 他の番組でも何度も見ことがある顔だと思って由美子先生に聞いてみると、秀美ちゃんはテレビのバラエティー番組にも出演してる人気女優でまだ高校生らしい。
 秀美ちゃんは女優だから演技は上手だけど、バックフリップのようなチアリーディングの難しい大技は出来るわけ無い。
 ピンクサンダーの役をやってたときも、アクションシーンは代役のスタントマンだったらしい。
 そこで江実矢君が秀美ちゃんの代わりに、撮影にかり出されたと言うことだったのだ。
 そう言えば入学式の当日に江実矢君そっくりの女の子が地下鉄に乗っていたのを思い出した。
 あの時の女の子も秀美ちゃんでも隠しカメラを使ってドラマの撮影中だったらしい。
「カットカット」とまた監督の大きな声が聞こえてきた。
 どこか気に入らないところがあったらしく監督の声がいらついているのが聞いていても分かった。
 目の前で同じ場面の撮影が何度か繰り返されたけど、監督が気に入らないらしくてなかなか撮影が終わらない。
 その後も別のシーンを撮影している間に由美子先生がドラマの台本を見せてくれた。
 表紙には乱暴な字で「激烈チアガール」と題名が書いてあってテレビで放送するらしい。
 秀美ちゃんの代役とはいえ、江実矢君がテレビにでるとあって彩香ちゃんはすっかり興奮気味だ。
 もしかして痴漢のシーンも「激烈チアガール」にはあるのかもしれないと有紀は気が付いた。
 それなら入学式の日に秀美ちゃんが痴漢にあってたのも納得がいく。
 彩香ちゃんもそう思ったらしくて、テーブルに置いてある台本を手に取った。
 二人で台本をざっと読んでみたけど、痴漢の話しなどどこに出てこない。
 台本を見る限りでは普通の学園ドラマだし、エッチなシーンも全然ない。
 それにエッチがシーンがあるようなドラマだったら学校の方でも撮影の協力なんかしないはずだ。
 しばくらして監督がメガホンで「カット」と大きな声で叫んだんだあと、撮影が一休して休憩に成った。
 秀美ちゃんはお茶を飲み終わって着替えも済むと「今日はどうもありがとうございました」とスタッフに挨拶して、マネージャーの車に乗って帰ってしまった。
 マネージャーの話ではこれからテレビの生番組があると言うことだ。
 まだ撮影の予定が残ってるけど後のシーンは、秀美ちゃん抜きで撮るらしい。
 江実矢君がばっちりお化粧をしてもらってテントから出てくると、胸もブラジャーで大きくしてるから見た目は秀美ちゃんそっくりだ。
 今度は江実矢君がチアリーダーの女の子達に加わってバックフリップと、スクリュードライバーの演技をして撮影が続いた。
 スクリュードライバーは由美子先生が教えてくれた新技だ。
 宙返りしながら身体を捻って降りてくる凄い技で見てるだけでも危なくて怖く成っちゃう。
 さすがに江実矢君は一発で撮影を決めたので、彩香ちゃんも見ていて一安心した。

ガストン君の巨根で生フェラレイプ

あらすじ
 秀美ちゃんの代役で江実矢君がガストン君とラブシーンを撮ることになった。江実矢君は男の子だからラブシーンは苦手。有紀が代わりにガストン君の相手をしたがガストン君は巨根でテクニシャン。彩香ちゃんと一緒に生フェラさせられちゃた。

 監督が大きな声で「お疲れさん」と叫ぶとチアガールの女の子達は渡されたタオルで汗を拭いてペットボトルの飲み物を手にしながら一休みしてる。
 テントの中で監督がスタッフとなにやら困った顔で話しをしてるのが聞こえた。
 まだ残りのシーンがあるけど、秀美ちゃんが帰ってしまったので江実矢君を代役にして撮影するしかないらしい。
 由美子先生も江実矢君が代役にはぴったりと言ってくれたので話しはすぐまとまったらしい。
 すぐに次のシーンが始まるらしくてハンディーカメラを持ったカメラマンがチアガールの女の子達に撮影をしながら近づいていった。
 グランドで休んでいたチアガールの女の子達は近くにまとめておいてある手荷物に近寄るとセーラー服を取りだして着替えを始めた。
 江実矢君もセーラー服を手に持って困った顔をしてる。
 他の女の子達は着替えにも慣れてるからセーラー服のスカートをチアガールの衣装の上に履いて上手に着替えてるけど江実矢君は男の子だからそんな器用な着替えなんかやったことがない。
 困った顔でいきなり真っ赤なチアガールの衣装を頭の上からすっぽりと脱ぐと下着だけの姿で丸見えになってしまった。
 胸には白いレース模様の可愛らしいブラジャーをしてるけど下はぴっちぴっちにきついガードルをはいてる。
 ブラジャーとお揃いの可愛らしいレース模様のガードルだけど、女の子が人目につく場所でそんな格好になんかしたら大変だ。
 彩香ちゃんが慌てて江実矢君に駆け寄ろうとしたが由美子先生が彩香ちゃんを引き留めた。
 着替えのシーンもテレビドラマの撮影らしい。
 他の女の子達に手伝ってもらって江実矢君もセーラー服に着替えると、しばらくして着替えは終わった様子。
 女の子達がきてるセーラー服は見た目は普通のデザインだけど、タータンチェックのプリーツスカートが超ミニの丈で随分とお色気たっぷりだ。
 江実矢君の履いてるスカートもウェストが細く締め付けてあって丈も短い。
 もともと秀美ちゃんが着るはずの衣装だったからお色気満点なのは仕方ない。
 カメラマンが女の子達が着替えてる周囲を一回りしながら低い位置にカメラを構えて見上げる様にして撮影を続けてる。
 まるでスカートの下を盗撮でもしてるみたいな撮り方を見て有紀はなんだか変だと思ったけど彩香ちゃんは何も言わない。
 チアガールの衣装の片づけも終わって女の子達は校舎の正門に向かって歩き出した。
 一応は着替えのシーンも終わったらしくてその後は、校舎の前や正門近くで撮影が続いた。
 一通り撮影も終わると由美子先生に呼ばれて、江実矢君は監督のいるテントの前に来た。
「じゃ、次のシーン」と言いながら監督が椅子から立ち上がると「ガストン君出番だよ」と大きな声を出した。
 すぐ後ろで寝ていた男の子が立ち上がって「はーい」と眠そうな声をだした。
 秀美ちゃんの相手役のアメリカ人のガストン君だ。
 テレビドラマでは、交換留学生ということになってるけど、ガストン君は日本育ちの二世だ。
 昨日は撮影で夜が遅かったらしくて、秀美ちゃんの撮影の間はずっと寝てたらしい。
 ガストン君は欠伸をしながら監督の前まで来ると、江実矢君に気が付いたらしくて。
「いやあ、秀美ちゃん、昨日ぶり。今日も可愛いねお化粧ばっちりだよ」と言いながら江実矢君に近づいた。
「おはようサンバはマンボでチンポ」とガストン君はおかしな口調で訳の分からない言葉を叫びながら手のひらを変な風に曲げて廻しておどけて見せた。
 何かのギャグらしいけど笑う人は誰もいない。
「いや、すべっちゃった。ところで秀美ちゃん今日のパンティーは何色かな」と言いながら今度は江実矢君のセーラー服のスカートを後から捲りあげた。
 江実矢君は慌てて飛び退いたがスカートがめくれて下に履いたガードルの白いレース模様が丸見えになった。
「恵美ちゃんに何するんですか」と彩香ちゃんが大声をだすとガストン君は「恵美ちゃんて誰、秀美だろお前は秀美」と言いながら江実矢君の顔を見つめた。
「この子は秀美ちゃんの代役でね、恵美ちゃんて言うんだ」とすぐに監督がガストン君に説明してくれたけどガストン君はすぐには納得しない顔付きで江実矢君をじっと見つめた。
「そう言えばお前白いパンティーなんか履いたことなかったよな」とガストン君が呟くとやっと秀美ちゃんではないと気が付いたらしい。
 急におどけた顔付きで「ごめんちゃいちゃい、チャイナタウンは夜の街」と言って頭を何度もぺこぺこと動かした。
 江実矢君が黙ってるのを見て今度はガストン君急に地面に頭をすりつけて土下座をすると「堪忍してちょ、ちょちょちょっとだけなら許してね」と上目使いに江実矢君を見上げながらおどけて見せた。
 まるで江実矢君のミニスカートを下から覗き見でもしてるような格好だ。
「ラブシーンは恵美ちゃんが代役でやるからいいね」と監督がガストン君に言うとガストン君は江実矢君のスカートをもう一度見上げながら「あ、誰でもいいですよ。一発ぶち込むだけなら」と今度は随分と適当な返事だ。
 ガストン君はきっと秀美ちゃんとのラブシーンを楽しみにしてたに違いないけど撮影の都合だから仕方ない話しだ。
 最初に撮影したのは、女の子達が集まってる所に、ガストン君がやってきて江実矢君に話しかけるシーン。
 そのあと女の子達が居る前を前を二人で手を繋いで歩くシーンを撮影した。
 ドラマの撮影では順番が実際のストーリーとはバラバラに撮るので、見ていてもなんの場面かは全然分からない。
 とりあえず撮影が済んだ後に胸にストップウォッチを下げた女の子が監督に歩み寄ってなにか言ってる。
 ストップウォッチを持ってる女性はタイムキーパーという役目で、撮影の手順や時間配分を仕切ってるんだと由美子先生が教えてくれた。
 タイムキーパーに言われたらしくて監督がチアリーダーの女の子達に「君たち今日はご苦労さん、ほんとうに助かったよありがとう」と声を掛けてる。
 監督に言われてチアリーダーの女の子たちはもう出番が済んだので着替えて帰ることになった。
 女の子達は監督や他のスタッフの男性の目の前で平気な顔で着替えを始めたので彩香ちゃんも有紀もただびっくり。
 だけど江実矢君はまだ出番が残ってるのですぐには帰れないらしい。
「いやね、ラブシーンなんだけど、演技ができないとだめだから」と監督がちょっと困った顔で呟いた。
 台詞は後でスタジオで録音するので、適当に口をあけて喋ってる振りをすればいいだけらしいがラブシーンなのでよっぽど上手に演技ができないと駄目らしい。
「演技だったら恵美ちゃん得意です」と彩香ちゃんが口をとがらせたけど、江実矢君がラブシーンの演技などとても出来そうにない。
 下を向いて足元を見つめて江実矢君の尻込みする様子をみてガストン君が急に真面目な顔になった「大丈夫だから、ラブシーンは普通の女の子の気持ちになれば誰でも出来るんだ。それに俺ラブシーンは得意だから恵美ちゃんが演技なんかしなくてもちゃんとラブシーンが撮れるよ」と言ってくれた。
 ガストン君はいつもふざけた口調でおどけて見せるけど俳優さんとして真面目な所もあるらしい。
 だけど江実矢君は男の子だ。普通の女の子の気持ちになんか成れるわけがない。
 すると監督が「ラブシーンができたら女優さんは一人前だからね、最初のラブシーンは緊張して上手く演技ができないのは、誰でも当たり前なんだよ」
「でもその不器用な演技がかえって新鮮な演技に見える事だってあるんだ」
「ともかく経験を積むしかない、そうすれば恵美ちゃんだって一流の女優さんにだって成れるんだ」
「チャンスがあったら逃さないこと、出来ないと思ってた事でも、やれば出来ると思ってやってみるのが女優なんだ」と江実矢君に語りかけてきた。
 もしかしたらこのラブシーンがきっかけで江実矢君がテレビドラマの女優にデビューしちゃうかもしれない。
 急に彩香ちゃんの目が嬉しそうに輝いた。
「恵美ちゃんやるしかないのよ」と彩香ちゃんに言われて江実矢君もやる気がでたらしくて顔を上げて何度も頷いた。
「いいね、最初はびっくりするような事が一杯あるけどそれが女優さんの仕事なんだ」
「今日紹介されたばかりの男優さんとラブシーンをするなんて、普通の気持ちだったらとても出来るはずないけど、女優になりたいなら何でもしますと覚悟を決めるんだそれしかないからね」と監督さんが江実矢君に言い聞かせてる。
 なんでそんな大げさな事を言うのか有紀は不思議な気がしたけど、ラブシーンの演技は女優に成るにはとても大事なことらしいと何となく判った。
 ラブシーンの撮影場所の体育館の裏のベンチだ。
 機材を抱えてスタッフが撮影場所が移るとすぐにカメラと照明の準備を始めた。
 江実矢君がベンチの前で準備が済むのをまってると、ガストン君が江実矢君のすぐ横に近づいて身体を寄せた。
 変だと思って見ているとガストン君の右手が江実矢君のお尻を撫で回してる。
 撮影の前に気分を盛り上げるためにわざとやってるらしいけど江実矢君は困ってる。
「準備オッケーです」とスタッフが監督に報告すると、さっそく立ち位置を決めてリハーサルの開始。
 ガストン君と江実矢君が二人でベンチに座ると、ガストン君が江実矢君の肩を引き寄せてキスをしようとした。
 そこで一度江実矢君がいやがって顔を背けると、ガストン君の台詞のあと江実矢君が今度は自分からガストン君にキスをするという演技らしい。
 その後にガストン君が江実矢君を抱き寄せて胸を押し回してきたので彩香ちゃんはびっくりして腰が抜けそうになった。
 その上ガストン君は監督の方からは見えないのを良いことに、ズボンの前のチャックを開けて大きくなったものを江実矢君に握らせようとしてる。
 これはとんでもないと思ったけど、撮影をじゃまする訳にはいかない。
 監督がまた「カット、カット」と大声をだして、撮影が中断した。
「君ね、大好きな男の子にキスされてるんだよ、嬉しくて気持ちよくて天国に行ってる気分なんだ」
「そんなとき女の子がどうなるのか判るだろう、それを身体で表現するんだよ」と監督が怒鳴りつけたけどそんなの江実矢君に出来るわけ無い。
「いいから、もっと胸を揉んで感じさせろ、どこでもいいから触って感じさせるんだ」と監督がガストン君に指示したので彩香ちゃんはまたまたびっくりした。
 どこでもいいから触れなんてまるでアダルトビデオの撮影。
 ガストン君の手が江実矢君の膝の上に載せられると腿の内側を撫でながらスカートの奥まで届いてきた。
 これは大変だ江実矢君が男の子の大事な所をガストン君なんかに触られたらもう一生結婚できなくなっちゃう
「恵美ちゃんには、出来ません、恵美ちゃんには無理です」と彩香ちゃんが大声で監督に食ってかかった。
「じゃあ、撮影はどうするんだ、今日中に撮らなきゃいけないシーンなんだぞ」と監督が怒鳴り返してきた。
「恵美ちゃんはまだ体験したことないんです」と彩香ちゃんがまた言い返すと、監督が急に目つきが変わってガストン君の方を見た。
 ガストン君もあれっという顔で監督を見るとやはり顔付きが変わった。
「体験してないって」と監督が途中まで言うと一旦言葉ととぎれた。
 体験と言えば男の人が聞いたら女の子の初体験の事だと思うに決まってる。
「恵美ちゃん、女子高生だよね、痴漢にあったことなんかもあるよね」と今度は監督が変なことを聞いた。
 痴漢ならさっき江実矢君も電車の中で遭ったばかりだから江実矢君もすぐに頷いて返事をした。
「女の子なら痴漢に遭ったら気持ちいいよね、それが普通の女の子だよね。女の子なら痴漢に遭うのはいつもの事だよね」とまた監督が変な事を言い出した。
 江実矢君が返事をせずにだまっていると監督が「痴漢に遭って気持ちよく成っちゃったら、そんな時てどんな気分になるか考えてごらん。オナニーしたくなっちゃうよね」
「普通の女の子だったらおる寝るときオナニーしちゃうよね、だって気持ちいいんだから。朝痴漢に遭った日の夜は寝るときオナニーやりたくなるよね」とまた変な言い方で江実矢君からオナニーの話しを聞き出そうとしてきた。
「オナニーをする時は女の子の一番大事な所を触るんだよね、気持ちよく成りたいから触りたくなるんだよね」と監督に言われたけど江実矢君は男の子だから「女の子一番大事な所」なんてあるわけ無い。
 江実矢君が頭を左右に大きく振って無言で返事をすると監督は困った顔をして言葉に詰まった。
「女優さんが演技をするにはね、体験がいっぱいないとだめなんだ、もちろんエッチな体験もいっぱいね」
「演技と言うのはオナニーと同じなんだ。みんなの前でオナニーするのが演技なんだ。
それがラブシーンの演技なんだ。だから毎日オナニーしてないと女優さんには成れないんだよ」と監督が訳の分からないことを言い出した。
「オナニーなら私毎晩してます、私毎朝痴漢にあってるから毎晩オナニーがやめられないんです」と彩香ちゃんが急に大声で監督に叫ぶと今度は監督が彩香ちゃんの方を振り向いた。
「彩香ちゃん、いまここでみんなの見てる前でオナニーできるかな」と監督がわざと意地悪い口調で彩香ちゃんに聞いた。
 いくらなんでもそんなこと出来るわけ無い。
 だけどこのラブシーンの演技が上手にできれば将来はテレビドラマの女優さんになれるかもしれない。
「私やります、今すぐオナニーします」と今度は彩香ちゃんがまた大声で返事をした。
「恵美ちゃんは、ラブシーンなんかできません、だからが私が今オナニーします」と彩香ちゃんがきっぱり言うと、監督も納得した顔で「君なら確かにラブシーンはぴったしだね」と彩香ちゃんの身体を嘗め回すように眺めた。
「だけど、秀美ちゃんと同じ体格でないと代役はできないから」と半分言いかけて「そうだそこの有紀ちゃんやってみないか」と彩香ちゃんの横で話しを聞いてい有紀に声をかけた。
 いきなり監督に言われて有紀は困った顔をしたが「有紀ちゃんも毎晩オナニーしてますだからラブシーンの演技だって出来ます」と彩香ちゃんがすぐに言葉をつないだ。
 彩香ちゃんにそこまで言われて有紀も「私も毎朝痴漢に遭って、気持ちよくて。それで毎晩オナニーしてます」と慌てて言い足した。
「じゃあ、ラブシーンは有紀ちゃんにやってもらおうか」と監督が言ってくれたので有紀も一安心した。
 とりあえずリハーサルだと言われて有紀はガストン君とならんでベンチに座った。
 カメラは遠くから隠れて撮ってるので雰囲気は放課後の体育館の裏に二人で出会ってる感じそのまま。
 遠くからスタートという監督の声が聞こえてくると「有紀ちゃん俺初めて会ったときから有紀ちゃんが大好きだったんだ」とガストンが耳元で囁いてきた。
 ここで有紀もなにか台詞を言わなければ行けないと思ったが何と言っていいのか判らない。
「あなたも撮ってもすてき、キスが上手だし、お尻だって触るの上手だし」と自分でも訳が分からない事を言ってしまった。
 ガストン君は「有紀ちゃん俺もう我慢できない、一発やりてぇんだ」と言うと有紀の手を取った。
 ガストン君の手が有紀を引き寄せると唇を重ねてきた。
 ドラマの撮影なのにガストン君、キスの最中に本気をだして舌を入れてきた。
 なんでこんな目に遭わなきゃいけないのか訳が分からないけど、舌を吸われると頭が熱くなってぼっとして来ちゃう。
 ガストン君の舌先が有紀の口の中でくねくね動きながら有紀の歯茎をくすぐり始めた。
 こんなキスなんか今まで一度も体験がない。
 有紀は気絶しそうなくない気持ちよくなって体中から力が抜けてしまった。
 ガストン君の手が有紀のスカートの下から奥まで入れられてきた。
 くすぐるように腿の内側を撫でられただけでもう目眩がしてきちゃう。
 遠くから監督の「カット」という声が聞こえてまたすぐに「本番行きます」と監督が大声で叫んだ。
 さっきと同じ台詞をガストン君が有紀の耳元でささやくと有紀はもう何も言えなかった。
 ガストン君は手慣れた様子で、もう一度有紀の唇を奪って舌を入れてきた。
 口の中でくねくねと動くガストン君の舌先はとてもまだ高校生とは思えない抜群のテクニックだ。
 ガストン君が腰を有紀に押しつけながらズボンのチャックを外した。
 こんな所がテレビに映ったら大変と有紀は思ったけど、ガストン君は平気な顔。
 元気に大きくなった物を有紀の手に握らせた。
 有紀の小さい手に余るくらいに大きくなった物は今まで体験したことがないくらいの大きさで太くて硬い。
 びゅくびゅくと波打つように動く逞しさに有紀はもうとても我慢し切れない。
 今すぐにでもしゃぶりたいけど、カメラが撮影してるから我慢するしかない。
 ガストン君の指が有紀の制服のスカートをたくし上げて、パンティーが丸見えになった。
 指先を小刻みに振るわせながら、有紀の腿の間をガストン君の指が動くともうだめ。
 震える手でガストン君の物をしっかりと握りしめると、熱くて波打つような感触に手が火傷しそう。
 ガストン君の指先が有紀の一番感じるところを探り当てて、押しつけるように捻った。
 頭のてっぺんまで快感が突き抜けて吹き上がるともう身体が震えて止まらない。
 涙がこみ上げて泣きそうに成ったとき、遠くで「カット」と言う監督の声が聞こえてきた。
 やっと撮影は終わりと思ったけどガストン君平気な顔でキスを続けて止めようとはしない。。
 とろけるような舌触りが有紀の舌に重なると、熱い唾液が口の中で混じり合った。
 頭に溶岩が流し込まれたみたいに熱くなると、ガストン君が口を離して「口でやれよ、いますぐしゃぶらせてやるから」乱暴な口調で有紀に言い放った。
「しゃぶらせてやる」なんて事を言われたら女の子だったら何のことかスグ分かる。
 こんなにまでされてこの上生フェラなんて思ったけど、もうしゃぶりたくてたまんない気分なのは止められない。
 口の中が乾いて涎が出てきちゃうともう欲しくてたまらない。
 撮影も終わってるはずだし見てるのは彩香ちゃんしか居ないはず。
 彩香ちゃんになら見られたってどうってことないと思うともう気持ちが押さえ切れない。
 ガストン君の腰に顔を近づけると見たこともないような立派な形が目の前にそそり立ってる。
 そっと顔を寄せて先端を口に含むともう嬉しくてたまらない。
 夢でも見てる気分で必死になって舌先を動かすと、そのたびにおっきくなるのでもう嬉しくて止められない。
 急にガストン君がベンチから立ち上がると、有紀の身体を立たせてベンチに両手をつかせた。
 さっきから様子を見ていた彩香ちゃんもこれは大変と気が付いたらしい。
 生フェラだけならともかく、こんなことまでされたら大変だ。
 彩香ちゃんはそっと近づいてきて足元の石をひろって思い切ってガストン君めがけて投げつけた。
 だけど拾った石は大き過ぎて、彩香ちゃんの力ではそんなに遠くまでは投げられない。
 ガストン君の足元にどしんと石が落ちるとガストン君がこっちを振り向いた。
 ともかくなんとかしないと思って彩香ちゃんがガストン君めがけて駆け寄ったが、ガストン君が両手を広げて、腰を大きく振って彩香ちゃんに自慢の物を見せつけた。
 ガストン君のすぐ手前まで駆け寄った彩香ちゃん、ガストン君の股間の立派な物を見せつけられて急に身体の力が抜けちゃったみたい。
 どうしていいのか判らずに、立ち止まった動けずにガストン君の顔を見つめてる。
 それでもまたもう一度彩香ちゃんがガストン君めがけて走りだそうとした時、足元の地面の木の根にぶつかって彩香ちゃんがよろめいて倒れ込んだ。
 座り込んだまますぐには立ち上がれない彩香ちゃんの前に、ガストン君が歩み寄った。
「お前にもしゃぶりたいんだろう、しゃぶらせてやるぜ」とガストン君が彩香ちゃんの目の前に立ちはだかった。
 ガストン君が彩香ちゃんの肩に手をかけると、彩香ちゃんは目が虚ろで口から涎がでてる。
 ガストン君の腰が彩香ちゃんの目の前に突き出されるともう彩香ちゃんはガストン君の意のまま。
 脅かすようなきつい口調で指示されるともう逆らえない。
「おい、こっちに来るんだ」とガストン君に言われて、彩香ちゃんは有紀のすぐ横でベンチの背中に両手をついた。
 すぐにガストン君が腰を使って突き上げてくると、彩香ちゃんの悲鳴のような声が響いた。
 彩香ちゃんと有紀の身体を交互に責め続けるガストン君の腰の動きに翻弄されて二人の泣きじゃくる声が止まらなくなった。
 気が付いたときは、彩香ちゃんと有紀はベンチの上で折り重なって抱き合っていた。
 彩香ちゃんのすすり泣く声を聞いて、有紀も涙が止まらなくなった。
 彩香ちゃんの唇が不意に有紀の唇に重なると、有紀は思い切り彩香ちゃんに抱きついた。
 ガストン君が彩香ちゃんの口の中に残した香りが、有紀の舌に絡みつくと舌が痺れちゃいそう。
 体ごと震えて死んじゃいそうになって有紀は気が遠くなった。
「おい、撮影はとっくに終わってるぞ」とガストン君の大声が遠くで聞こえてたが、二人は抱き合ったまま動けなかった。

オーディションはレズ調教の裏ビデオ撮影

あらすじ
 彩香ちゃんと有紀は監督に女優にならないかと誘われる。オーディションをするからと監督に都内のラブホテルに連れ込まれた。女優に成るには何でも体験しないと駄目だと言われてレズ調教までされちゃった。

 しばらくしてやっと彩香ちゃんが有紀の身体を離すと、有紀も立ち上がって辺りの様子をみた。
 さっきまで撮影をしていたテレビカメラや、監督の姿はもうどこにも見あたら無い。
 ガストン君がまだいるかと思って、彩香ちゃんが校庭まで駆け出した。
 有紀も慌てて彩香ちゃんの後を追いかけた。
 体育館の裏から校庭に出ると、さっきまであった白いテントはもう無い。
 江実矢君は朝礼台の前で立って彩香ちゃんの戻ってくるのを待ってたみたい。
 江実矢君は体育館の裏で何があったのか知らない様子なのでほっとした。
 校門をでて坂道を降りていくと、ガストン君が校門の先の交差点を歩いているのが見えた。
 大通りには車の列が並んでいてガストン君が来るのを待ってる様子。
 ガストン君が車に乗るとすぐに走り出して行ってしまった。
 結局ガストン君にはいいようにもて遊ばれただけだと分かって彩香ちゃんもやりきれない顔で校門を出ようとした。
 二人で大通りを地下鉄の駅まで歩き始めたとき、すぐ横で止まっていた車の運転席から声を掛けられた。
「君たちちょっと話したい事があるから来て貰えないかな」と言う声を聞いて運転席の
顔を確かめるとさっきの監督だ。
 監督がいったい何の話しがあるんだろうとどきっとした。
 きっとさっきのガストン君との出来事を見ていたに違いない。
 なんて言われるか分からないけど一応は話しを聞かないとどんな事になるのか分からない。
 監督が用があるのは彩香ちゃんと有紀の二人だけらしい。
 先に江実矢君を帰して、彩香ちゃんと有紀が車に乗った。
 しばらくして車が高速に乗ると都心に向かって走り出した。
 彩香ちゃんは不安な顔で窓の外の景色を見てる。
 監督は疲れた顔で車の運転をしながら煙草を吸ってるだけ。
「話しってなんなんですか」と彩香ちゃんが恐る恐る監督の顔色をうかがいながら前の運転席に話しかけた。
 きっとさっきのガストン君との事に違いないとは思ったけど、いい話しなのか悪い話しなのか見当もつかない。
「いや、こんど撮影でね、合宿の場面があるんだ。それでね君たちも合宿に来て貰えないかと思ってね」
「ほら、恵美ちゃんだけじゃあ、いろいろと君たちも心配だろうと思ってね」と監督に言われたら断わる訳にもいかない。
 なにしろあのガストン君は手が早くて、そのうえ絶倫。
 江実矢君がどんな目に遭うかも判らない。
「君たちにぴったりの役があるんだ、誰でも出来る端役なんだけど」と監督が途中まで言ってから「いや、そうじゃなくて君たちにしか出来ない大事な役なんだ」と言い直した。
「チアガールの女の子達も大勢来るんだけど、それでも人数が足りなくてね」と監督が言うのは本当のことらしい。
「私も有紀ちゃんも行きます」と彩香ちゃんが答えてから慌てて「行かせていただきます」と返事をした。
「二人とも演技が上手なんだってね、ガストン君が驚いてたよ」と監督に言われて彩香ちゃんはドキッとした。
「二人とも、すぐにでも女優さんになれるよ、いやもう間違いない」とまで言われてもうびっくり。
 本気で言ってるのか、お世辞で調子の良いことをいってるのかどっちなのかさっぱり分からない。
「だけどね、撮影に参加してもらうんだからね。役者さんに成るんだから、役者さんに成る前には一応オーディションを受けてもらわないといけないんだ」と監督に言われてなるほどそれもそうだと有紀は思った。
「オーディションといっても、面接なんだけどね、二人ともこれから一緒に来てくれるよね」と監督に言われたら断れるわけ無い。
「はい」と彩香ちゃんが答えると、急に車が高速を降りて横の道を降り始めた。
 大きなビルの間を抜けて下の大通りに降りると、車は角を曲がって小道に入った。
 細い道の先に建物が見えてきたけど、なんだか変。
 看板がでてるけど、並んでる建物は全部ラブホテルらしい。
 この監督は適当に口実をつけて二人をラブホテルに連れ込むらしいと判って彩香ちゃんは呆れた顔。
 オーディションというのは、ラブホテルで監督相手にエッチな事をさせられるんだ。
 困ったことになったとは思ったけど、江実矢くんと一緒に合宿に参加するためには仕方ない。
 車が地下の駐車場に入ると、車を降りてから歩いて地下道を上がってラブホテルの前に出た。
 監督はすぐに「ご休憩」の看板の出てるラブホテルの玄関に入っていった。
 あわてて彩香ちゃんが付いていくと監督はもう部屋の鍵をもらってる。
 エレベータに乗って部屋にはいると監督が携帯を取りだしてからベッドに座った。
 ベッドの横のソファーに座るように指示されて、有紀は彩香ちゃんと一緒にソファーに座った。
 監督は携帯をこちらに向けながら「二人とも女優さんになりたいんだね」と切り出した。
 ラブホテルに連れ込んだんだからエッチな事をするのだとばかり思ってたけど、携帯で面接の様子を撮影するのが目的だったらしい。
 何もラブホテルになんかで面接をしなくてもいいのにと思ったけど、ラブホテルの方が便利だからかもしれない。
「はいそうです」と彩香ちゃんが答えた後「私女優になりたいんです、本当です」と付け加えた。
「有紀ちゃんもそうだね」と監督に言われて有紀もあわてて「そうなんです、絶対絶対女優になりたいんです」と返事をした。
「二人ともどんな女優さんになりたいのかな」と次に監督に聞かれたけどどう答えていいのか判らない。
「すごい、女優さんになりたいです、とにかく凄くなりたいんです」と彩香ちゃんが答えると監督はちょっと呆れた顔をしたけどすぐに話しを続けた。
「女優さんはね、どんな演技でもできないといけないんだ、そのためにはどうしたらいいか判るかな」と監督に言われて「はい、がんばります」と彩香ちゃんが答えた。
 監督は彩香ちゃんの答えに不満そうな口ぶりで「どんな演技でもできる女優さんになるには、いろんな体験をしないといけないんだ。普通の女の子じゃ経験しないことをいっぱい経験してないといけないんだ」と監督に言われて「私いっぱい経験してます」と慌てて彩香ちゃんが答えた。
「毎朝痴漢にあって気持ちよくなって、毎晩オナニーしてます。ホント凄いんです私のオナニー」と彩香ちゃんが自慢げに話した。
 さっき監督に毎晩オナニーしてないと女優さんは演技ができないと言われたのを覚えていてとっさに話しを思いついたらしい。
 有紀も「私も毎朝彩香ちゃんと一緒に痴漢に遭ってます、痴漢に遭うととっても気持ちが良くて、それで毎晩オナニーが止められないんです。私本当にもうオナニー大好きなんです」と大げさに話した。
「他に色んな経験一杯してるよね。どんな経験なのかな、一つ一つ話しを聞かせてくれないか」と監督に言われて彩香ちゃんは困ってしまった。
「全部ですか」と彩香ちゃんが確かめると「とっても感動した体験だとか、人にはできない経験とかだけ話してくれたらいいよ」と監督が言ってくれた。
 だけどなんの話しからしたらいいのか判らない。
「そうだね、今まで一番気持ちよかった体験はどんなのかな」と監督がまた言った。
「エッチな経験の事ですか」と彩香ちゃんが聞くと「それも聞きたいね」と監督がまた落ち着いた口調で答えた。
 どうやら最初からエッチな経験の話しを聞きたかったみたいと彩香ちゃんも気が付いたみたい。
「エッチな経験ならいっぱいしてます」と言って監督の様子を伺った。
 監督の眉がぴくっと動くと「じゃあ、全部話してくれないか」と囁くような口調で監督が言った。
 どれから話して良いのか分からなくて彩香ちゃんは一瞬言葉に詰まった。
 少し間を置いてから「私ブルマー売ったことがあるんです」と彩香ちゃんが喉の奥から絞り出すような声でやっと言った。
「インターネットの掲示板にブルマー売りますと書き込んで、待ち合わせをしたんです、どうしてもお金が欲しかったんです」
「写真部で電子カメラがとうしても必要だったんですだから仕方なかったんです」と彩香ちゃんが泣き出しそうな声で言うと監督は「いくらで売ったんだ、電子カメラは高かったんだろう」と冷たい口調で聞き返した。
「五万円です」と彩香ちゃんが答えると「ブルマーだけで五万円貰えるわけがないよね、他に何をしたのかちゃんと言いなさい」と相変わらず冷たい口調。
 あの時の出来事が頭に浮かんでくると、何をどう話していいのか分からない。
「ちゃんと話してくれないなら、面接はもうこれで終わりにするよ」と監督が半分脅すような口調で彩香ちゃんを問いつめた。
 急に彩香ちゃんの顔色が変わると、身体が寒くて凍えたように震え始めた。
 せっかく女優さんになるチャンスをここで逃がす訳にはいかない。
「生フェラしたんです、いや、違います、させられたんです」と彩香ちゃんが言うととうとう泣き出してしまった。
 監督は彩香ちゃんが目の前で泣き出してるのに平気な顔で煙草を吸ってる。
「大変だね、そうゆうのって援助交際って言うんだよ、援助交際なんかする女子高生が女優さんになれるわけがないよね」と監督に言われて彩香ちゃんはもうどうしていいのか判らずに涙が止まらなくなった。
「援助交際なんかする女子高生は本当にサイテーだね」と監督に言われて彩香ちゃんの顔が歪んだ。
「援助交際って、いったいどんなことするのかな。やったことがないからね。知らないんだ。教えてくれないか」と監督が意地悪そうな口調で彩香ちゃんに聞いた。
 監督が知らないはずないので、わざと彩香ちゃんを虐めてるんだと有紀にも分かった。
「エッチなことです」と彩香ちゃんが言うと「エッチなことってどんなことするのかな」とまた監督に問いつめられた。
「生フェラなんかです」と彩香ちゃんが仕方なく答えると監督は苦笑いして煙草を灰皿に置いた。
「彩香ちゃん、生フェラ大好きなんだね」と監督がからかうような口調で言うと彩香ちゃんが黙って頷いた。
「生フェラが大好きで、女優さんに成りたいなんて笑っちゃうね」と監督に言われて彩香ちゃんは顔を伏せて下を向いた。
「彩香ちゃん女優さんに成りたいんだろう。本当に女優さんになりたいなら成れる方法は一つだけある。今僕に生フェラしてくれたら、援助交際の事は内緒にしてあげてもいいんだよ」と監督に言われて彩香ちゃんも監督の目的が最初からエッチな事だったと気が付いたみたい。
 監督がズボンを下げると紫色のパンツの前はもうすっかり大きくなってる。
 すぐに彩香ちゃんがソファーから立ち上がって、監督の前に膝を着いた。
 監督が足を大きく広げて、腰を前に突き出すと彩香ちゃんの目の前には大きくなったものがそそり立ってる
 彩香ちゃんは覚悟を決めた顔つきで唇を噛むと、監督の腰に口を近づけた。
 最初に軽く舌先を触れると、すぐに元気よく監督が腰を震わせた。
 男なんてみんな同じ、何をすれば喜ぶかは彩香ちゃんもよく知ってる。
 さっそく舌技を繰り出して監督の顔を見上げると男が気持ち良い時の顔をしてる。
 監督はさっきから持ってる携帯でまだビデオの撮影を続けてるけど、彩香ちゃんは生フェラしてるところを撮影されてるのには気が付いていない様子。
 彩香ちゃんは必死になって監督を喜ばせようと頭を前後に揺すりながら舌先を震わせた。
 監督も彩香ちゃんの舌技にはかなわないらしくてしきりに腰を震わせてる。
 こうなれば男なんて皆同じ。
 彩香ちゃんは絶妙な舌技で繰り返し、監督を責め上げた。
 しばらくして満足した様子で監督が立ち上がると携帯からメモリーカードを取り出した。
「今の生フェラは全部このメモリーカードに録画したんだぜ。女優になりたかったら何でも俺の言うとおりにするんだ。俺の言うことを聞かなかったらこのメモリーカードのビデオを裏ビデオの業者に売り飛ばすぜ」と監督が低い声で呟いた。
 今度は今撮影した生フェラビデオで彩香ちゃんの事を脅すつもりらしい。
 こんな卑劣なやり方をするなんて絶対許せない。
 彩香ちゃんは目に涙をためたまま、監督の顔をにらみ付けた。
 次の瞬間に彩香ちゃんが立ち上がると手を伸ばしてすばやく監督からメモリーカードを奪い取った。
 そのままの勢いで彩香ちゃんが監督に思い切り体当たりすると監督がよろめいた。
 監督は姿勢か崩して後ろに下がると、ドアの前で両手を広げて逃げ道を塞いだ。
 彩香ちゃんは急いでベッドの上の鞄を掴むと、部屋のドアの方に向かって逃げ出そうとしたが監督に行く手を阻まれた。
 ドア以外に逃げ道はないけどなんとかするしかない。
 彩香ちゃんはすぐに振り向いて、ベッドの後ろにある部屋の窓に駆け寄った。
 窓を開ければ窓から逃げられるかもしれないし、窓からメモリーカードを捨ててもいい。
 彩香ちゃんが部屋の窓を開けようとして窓の取っ手を引っ張ってみたけど窓が開かない。
 監督がゆっくりとした足取りで彩香ちゃんを部屋の隅に追いつめようと手を広げて近づいてきた。
 今度は有紀が監督に体当たりすると、監督の身体がまた少しだけよろめいた。
 そのすきに彩香ちゃんが洗面台に駆け寄ると、洗面台にメモリーカードを流して水道の蛇口を捻った。
 蛇口から洗面台に水がどっと流れ落ちてメモリーカードがすぐに見えなくなった。
 これで一安心と思ったとき監督がすぐに彩香ちゃんの後ろに回ると、スカートの中に手をいれてパンティーを掴んだ。
 パンティーの股を掴んで持ち上げると、彩香ちゃんの足がつま先立ちになってもう逃げられない
 彩香ちゃんの背中を監督が押すと、彩香ちゃんは両手を洗面台について前のめりになった。
 監督が指先で細く握ったパンティーの股を上下に揺すられると濡れた生地が花園に食い込んで来る。
 監督の手が思い切り激しい勢いで、彩香ちゃんのパンティーの股を揺すり続けた。
 たまらずに彩香ちゃんが洗面台に両手でしがみつくとすぐに監督はパンティーを膝まで降ろして彩香ちゃんの腰をしっかり掴んだ。
 監督が両手で彩香ちゃんの腰を後ろに引きつけると彩香ちゃんは洗面台にしがみついたまま腰を後ろに押し出す格好になった
 すぐに監督に後ろから責め上げられて、彩香ちゃんは背中を仰け反らせて泣き叫んだ。
 監督の腰の動きを見て、有紀はびっくりした。
 腰を捻りながら上下に揺さぶる動きははまるで蛇が頭をくねらせてるみたい。
 すぐに彩香ちゃんの腰が、監督の腰の動きにあわせて震えるように揺れだした。
 喉の奥から押し殺したような叫び声が部屋一杯に響くと有紀は見ているだけでも身体が熱くなって頭に血が上ってきた。
 彩香ちゃんが腰砕けになって洗面台の前に座り込むと、監督が振り向いて有紀にそそりたった鉄柱を向けた。
 大きく反り返ってピクピクと震える物を目の前に見せられてもう有紀は我慢できなくなった。
「有紀ちゃんも女優に成りたいんだね」と監督が有紀に声をかけると「私も生フェラ得意なんです。彩香ちゃんより上手です」と言いながら有紀は監督の前に膝をついた。
 唇を触れただけで火傷しそうな感触に有紀の身体は燃え上がってもう止められない。
 夢中で舌を使うと、喉の奥まで飲み込んだ。
 口のなかで反り返りながら震えるたびに大きく堅くなっていくのが分かって、有紀はもう嬉しくて堪らない。
 夢中になって頭を前後に動かしていると監督が不意に身体を入れ替えて今度は、有紀を洗面台の前に立たせた。
 有紀の足元には彩香ちゃんが座り込んだまま身体を震わせてまだ泣きじゃくってる。
 監督の巧みな腰の動きが始まると、有紀は何度も背中を仰け反らせた。
 やっと監督が有紀の腰から手を離すと、有紀は彩香ちゃんの上に倒れ込むようにしてしゃがみ込んだ。
 監督が洗面台の蛇口を止めて、メモリーカードを取り上げるとハンカチで拭いてまた携帯に差し込んだ。
 水で流れたとばかり思ってたけど、メモリーカードは途中で引っかかって流れてなかったみたい。
「このメモリーカードの中身、いますぐ消去してあげてもいいんだよ」と監督が二人に手に持った携帯を見せて言った。
 有紀はそれを聞いて嬉しくなって「消去してもらえるんですか、お願いします」と頼み込んだ。
「有紀ちゃんの生フェラが上手だったから、消去してあげるよ、せっかく頑張ったんだからね」と監督に言われて彩香ちゃんも嬉しそうに「有紀ちゃんありがとう」と有紀の耳元で囁いた。
 監督は携帯を操作してメモリーの消去画面を表示すると「その前にやって欲しいことがあるんだけどな、僕の言う通りにしてくれたら、いますぐこのボタン押してメモリー消してあげるよ」と言い出した。
「何をすればいいんですか」と彩香ちゃんが監督に恐る恐る聞いてみると「二人で抱き合ってくれるかな」と監督が言い出した。
 女の子同士で抱き合えと言われても何の事か分からない。
「言うとおりにしてくれたら、いますぐメモリーを消してあげるよ」ともう一度監督に言われて彩香ちゃんは有紀に抱きついた。
 彩香ちゃんの柔らかな体が、有紀の胸に押しつけられると有紀は思わず彩香ちゃんを抱き返した。
「そう、そうやってお互いに身体を撫でるんだ、女の子同士ならどこを撫でたら気持ちよくなるかよく知ってるだろう」と監督に言われて、有紀は彩香ちゃんの脇腹をそっと指先でくすぐるように撫で上げた。
 彩香ちゃんの身体が小刻みに震えると、喘ぐようなため息が彩香ちゃんの口から有紀の耳元に吐きかけられた。
 彩香ちゃんの指も有紀の脇腹を下から軽くくすぐるようにして脇の下まで動いてきた。
「じゃあ、キスしちゃおうね、女の子同士でキスするのって気持ちいいよね」と監督に言われて彩香ちゃんの唇が有紀の唇に重ねられてきた。
 女の子の甘い香りが有紀の口の中に広がると有紀は我慢できでずに彩香ちゃんの身体にしがみついた
 すぐに彩香ちゃんの舌が有紀の唇の間から入ってきた。
 ねっとりとした甘酸っぱくて甘い香りが有紀の口の中で弾けるようにして喉の奥まで届いてきて有紀は目眩がして気が遠くなりそうになった。
「女の子同士って気持ちいいよね」と監督の声が聞こえたけどもう耳に入らない。
 夢中でお互いに舌を絡ませて唇を吸い合いながら身体を撫で回してると夢の中に居るみたいに気持ちが良い。
 彩香ちゃんの身体がくねくねと動きながら有紀の身体に押しつけられてくると、有紀の身体はもう溶けてちゃいそう。
「じゃあ、これ使ってもらおうかな、とっても気持ちいいんだよこれ使うと」と監督が言うとバッグから何かだした。
 監督が手にしてるのはピンク色をした細長い棒が二本だけど変な形をしてる。
「バイブレータって知ってるよね」と監督に言われて有紀は裏ビデオか何かで同じような物を見たことがあるのを思い出した。
 監督が彩香ちゃんと有紀にバイブレータ一本づつ渡すと「このバイブはね、レズ用でね、二つをつなげて使うんだよ」と教えてくれた。
「つなげる角度が変えられるからね、いろいろな使い方ができるんだ」と言われてバイブをよく見ると、確かにバイブの根元の所でつなげられる形になってる。
「じゃあ、ベッドに向かい合わせになって寝てごらん、お互いに花園を向け合っておしつけあうんだ」と監督に指示された。
 彩香ちゃんが戸惑った顔で監督を見ると監督はまださっきの携帯を手にして「言われたとおりにすれば、さっきのビデオを消去してあげるよ、ホントにちゃんと消去するから」と身振りで合図した。
 こうなったらもう仕方なく二人で監督に言われた通りの格好でベッドに横になった。
「バイブも一緒に使うんだよ、使い方は分かるよね」と監督に言われて彩香ちゃんは二つのバイブを一つに繋いでから花園に押し込んだ。
 バイブの両方の先が彩香ちゃんと有紀の花園に押し込まれるとその次には監督が「お互いに腰を押しつけ合うんだ」と命じてきた。
 監督がバイブのリモコンのスイッチを入れると目眩がするようなくすぐったい感触が花園から身体全体に伝わってきた。
 時間が止まったような女の子同士の甘い感触が彩香ちゃんと有紀の身体を支配すると、夢の中で至福の快楽が深い泉の奥から溢れ続けた。

出会い系喫茶で援助交際のドスケベ男待ち

あらすじ
 誰かにナンパされたい気分で歩いていると、出会い系喫茶を見つけた。マジックミラーの前でオナニーしてみせるとすぐに高校生の男の子達にナンパされた。カラオケに行ってパンティーを脱がされたけど男の子達はそのまま帰っちゃった。

 急に電話のベルの音がラブホテル部屋に響いた。
 部屋を中を見回して見ても部屋にはもう監督の姿はない。
 ラブホテルの備え付けの電話が鳴ったらしいので出てみると女性の声で「延長にしますか」と聞かれた。
 ご休憩の時間が終わったので出ないといけないらしい。
 追加の料金を払うお金などある訳ないのですぐに部屋を出るしかない。
 慌てて身支度を整えながら監督の姿を探したけど先に帰っちゃったみたいで部屋にはもう居ない。
 監督が約束通りにメモリーカードを消去してくれたかどうかは分からないけど、消してくれたと信じるしかない。
 バイブをラブホテルの部屋に置いたままにするわけにもいかないので、バイブを鞄にしまってから二人はラブホテルを出た。
 小さいビルが並んだ薄暗い通りを見回してみたけど、やっぱり監督の姿は見あたらない。
 駐車場が何処にあるのか場所も分からないし、きっと監督はもう車でどこかに行っちゃったに違いない。
 近くの駅まで歩いて帰ろうとして歩き始めたけどどっちに行けばいいのか分からない。
 人の多そうな通りにそって歩いていくと、何度か角を曲がった後にまたさっきと同じラブホテルの前にでた。
 同じ所を一回りしちゃったみたい。
 ラブホテルのすぐ目の前でカップルがキスをしてるのが見えた。
 小太りの中年男がミニスカート姿の若い女の子を抱きしめてる。
 どう見ても怪しげなカップルだ
 援助交際でこれからラブホテルに入ろうとしてるカップルに違いない。
 ミニスカートのお尻に男の手が伸びてくすぐるように動いてる。
 唇を吸われながら女の子が腰をくねらせるように動かしてるのも見てるともう駄目。
 さっきの監督の腰の力強い感触が急に身体によみがえってくるともう死んじゃいそう。
 今すぐにでも誰かにナンパされて、ラブホテルに連れ込まれたい気分になっちゃった。
 このままじゃとても電車に乗って帰る気になんかなれない。
 もうどうでもいいと思って、辺りを見回すと裏通りに怪しい感じの店が沢山並んでる。
 すこし先に「出会い系喫茶、オレンジハウス」と大きな看板がでてるのが見えた。
 オレンジハウスという店の名前には見覚えがある。
 立志館学園の女子生徒も出入りしてると噂のあった風俗店だ。
 女の子が無料で飲み物が飲めて、コミックも読み放題なので、女子高生がよく出入りするとかいう話し。
 だけど実際は男の子にナンパされるのを待ってるだけの危ない風俗店だ。
 彩香ちゃんに誘われて取材で行ってみようと言うことになって店の前まで行ったことがある。
 たしかに普通の女子高生らしい女の子が学校の帰りに、友達をさそって遊びに来てるらしかった。
 だけどやっぱり店に入るのは怖くて、その時は店の前でしばらく様子を見ただけで帰っただけ。
 彩香ちゃんが急に店の前で立ち止まると有紀を見つめて何か言おうとしてる。
 この店で遊んで行こうと言いたいけど、言えなくてどうしようかと思ってるんだとすぐ分かった。
 このまま駅まで歩いてそのまま帰っちゃうなんてとてもできない。
 思い切ってどきどきしちゃう体験をしたい気分で胸が一杯。
 それにはたった今この出会い系喫茶のオレンジハウスに入るしかない。
 スグ目の前を他の女子高生達が通りかかると、店の入り口のドアを大勢で入っていった。
 他の女子高生がみんなで入るなら、彩香ちゃんと有紀が店にはいっても全然構わないはず。
 有紀が女子高生の後から付いていくと、彩香ちゃんもすぐに有紀の後から付いて店のドアに入った。
 狭い階段をあがって入って見ると店の中は奥まで細長い造りでかなり広い。
 左側の壁に漫画や雑誌が並んだ本棚があり、中央には飲み物が置いたテーブルもある。
 右側の壁は全部鏡になっていて、カウンターみたいなテーブルの前に丸椅子が一列に並んでる。
 この鏡は実はマジックミラーで反対側からは男の子達が見てると週刊誌に書いてあった。
 テーブルの下もマジックミラーなので、座るとスカートの中が丸見えになっちゃう仕組みだ。
 男の子は結構高いお金を払って店にはいって、女の子のスカートの中が覗けるってわけ。
 それにテーブルの上には女の子の座る席ごとにパソコンが置いてある。
 このパソコンで男の子とビデオチャットするという仕組みで、話しが会えば一緒にデートができるって訳だ。
 店は結構混んでいて女の子で一杯だったけど、奥の方に空いてる席を見つけて彩香ちゃんが先に座った。
 有紀もすぐ隣に座るとさっそく彩香ちゃんがパソコンにつながってるヘッドホンとマイクを付けた。
 これで待ってれば男の子からチャットのお誘いがパソコンに表示されるはず。
 しばらく待ってると、部屋の中に女の子が呻くような変な声が聞こえてきた。
 何だろうと思って部屋を見回してるとヘッドホンを付けてる女の子が足を大きく広げて身体を震わせてる。
 片方の手で自分の胸を掴むと、もう一方の手は腿の間に置かれていて身体をくねらせながら何度も頭を仰け反らせてる。
 これがあの噂のビデオチャットセックスというやつ何だと有紀はピントきた。
 ビデオチャットでお互いに相手を見ながらオナニーをするのがビデオチャットセックスだ。
 相手の男の子からはマジックミラー越しに女の子がスカートの下で指を使ってるのが丸見えになっちゃう仕組みだ。
 彩香ちゃんもすぐに女の子が何をしてるのか気が付いた様子で、やっぱりと言った顔をして頷いてる。
 ここにいる女の子はみんなビデオチャットセックスに誘われる順番待ちをしてるって事らしい。
 他の女の子も漫画を見てる振りをしながらわざと足を開いて自分でパンティーの下に指を入れてる。
 そうやってマジックミラーでスカートの中を見せて男の子を誘ってるんだとすぐに分かった。
 店の中を見回していると、まだ中学生らしい小柄な女の子が学校の制服らしいセーラー服姿で入ってきた。
 空いてる席を探して彩香ちゃんの隣に来ると「この席あいてますか」と彩香ちゃんに聞いた。
「はい」と彩香ちゃんが返事をすると「今夜はいい客が取れるといいけどね、昨日の客はサイコーだった」と彩香ちゃんに話しかけてきた。
「もう一晩中行かされちゃって、やっぱ中年の男はテクニックが凄くて」と言い出すので彩香ちゃんはびっくりして聞いていた。
「若い子と違って、中年はじらすのが凄く上手いからね、もう涙が止まんなくなっちゃた」と平気な顔で言ってる。
 この女の子真面目な顔して毎日援助交際してお金を稼いでるらしい。
 女の子は手にしたコミックを何冊かテーブルに置くと、一番上の一冊を広げてすぐに足を広げてスカートの中に手を入れた。
 横目でみると随分とエッチなコミックらしい。
 巧みに腰を捻りながら足を開く仕草は男の誘い方が上手いと見て手も関心しちゃう。
 すぐにビデオチャットのお誘いが来たらしくて、なじみの客にでも誘われた様子で馴れ馴れしい声で話しをしてる。
 女の子は何度か返事をしたあとにすぐに席を立った。
 テーブルの上には女の子が棚からもってきたコミックが置いたままになってる。
 気になったらしくて彩香ちゃんがコミックを一冊手に取ると表紙を見てびっくりした顔をしてる。
 もう一冊取って有紀にも渡してくれたけど、表紙を見ただけでもすごいエッチなコミックだと分かる。
 恐る恐るページをめくってみると、お金に困った女子高生が援助交際をするストーリーで相手の男はみっともない中年男。
 ドスケベでド変態な中年男のテクニックに、女子高生が夢中になっちゃうという場面がすごい迫力の絵で載ってる。
 ほかのページをめくると次の話しは彼氏に振られた女子高生がテレクラに電話してこれまた中年男と付き合ってお金をもらうストーリー。
 どうみても気持ち悪いような中年男に無理矢理に気持ちよくさせられちゃう主人公の女子高生の姿が目に入ってきた。
 こんなのって本当にあるわけないと思っても、もしかして自分が同じ体験したら凄いだろうなと思って絵を見てるだけでも興奮して来ちゃう。
 彩香ちゃんがコミックを見ながら足を広げて、指を感じる所に押しつけるのが見えた。
 コミックを見ていてもう我慢仕切れなくなっちゃったみたい。
 ページをめくると、変な形の台に縛り付けられてる女子高生の姿が目に入った。
 ド変態の中年の男に体中を嘗め回される絵を見てると有紀も感じて来ちゃってもうだめ。
 自分がコミックの主人公になった気分で、まるで絵の中に自分が居るみたい。
 有紀もすぐに彩香ちゃんの真似をして、足を広げて指先を感じる所に押しつけた。
 すぐに腰が震えて来ちゃってもう止まらない。
 指を奥まで入れようとしたとき、目の前のパソコンから「今晩は」と声が聞こえてきてどきっとした。
 男の子からビデオチャットお誘いが来たんだと判ったが随分と酷い言い方だ。
 マジックミラーの反対側には男の子達が彩香ちゃんと有紀のスカートの下を覗いてるに違いない。
 見られていると思うとどきどきして身体が熱くなって目眩がしてきた。
「この店はいつもよく来てるの」と最初に男と子が話しかけてきた。
「今日初めてなんです」と彩香ちゃんが答えるのが聞こえたので有紀も「今日が初めてです」と返事をした。
「この店はどんな店か知ってるのかな」と男の子がすぐに聞いてきた。
 今店に来たばかりなので実際にはどんなことする店なのか全部知ってるわけ無いけど適当に「はい」と答えた。
 すると今度は「歳はいくつなの」と聞かれた。
 やっぱり若い方が良いにきまってると思って、わざと一つ若く答えた。
 するとその次に「付き合ってる男はいるの、彼氏とかさ」と聞かれた。
 付き合ってる男の子なんて言われてもさっきの監督の話をするわけにも行かない。
 とっさにさっき読んだコミックを思い出して「さっき別れたばかりなんです」と答えた。
「別れたってことは、彼氏に振られたってことなのかな」と聞き返されて「はいそうです」と答えた。
「じゃあ、今はとってもつらくて寂しい気分だよね」と慰められたので「うん」とだけ小さく返事をした。
「彼氏に最後に可愛がってもらったのはいつなの」とまた聞かれて「ずっと前です」と適当に返事をした。
 すると「じゃあ、寂しくて我慢できないだろう、彼氏のこと忘れられなくてつらくてしょうがない気分だよね」とまた慰めてくれた。
 嘘を並べてるのに、本気にして慰めてくれる男の子の気持ちがなんだか嬉しくて有紀は嘘をつくのが楽しい気分になってきた。
 すぐ隣でも彩香ちゃんが「さっき彼氏振られちゃったの」と適当に作り話をしてるみたい。
 どうせこんな店に来る男なんていい加減な男しかいないんだから作り話で嘘をついたって全然平気だし気にすることなんか無い。
「いつも一人で寂しいときはどんなことしてるの」と男の子に言われてオナニーをさせられるんだとすぐ分かった。
「一人でしてるんです」と有紀が答えるとさっそく「今すぐやりたい気分だろう」と切り返された。
 こうなればもう途中でなんか止められない。
「足をもっと広げるんだ、もっと広げてよく見えるようにスカートめくるんだ」と男の声が聞こえるともう有紀は半分夢の中の気分だった。
 男の子に指示されるままに指を使ってオナニーを始めると、すぐ隣の彩香ちゃんがもう大きな喘ぎ声をあげて身体を震わせてる。
 さっき監督に渡されたバイブを使ってるんだとすぐ分かった。
「バイブもってるんだろう」と男の子に催促されて有紀は「はい」と答えた。
 有紀もバイブを鞄から取り出すと、わざと足を大きく左右に広げてバイブを使い始めた。
 マジックミラーの向こうでは、男の子達が大勢見てると思うと身体が一気に熱くなってもうやめられなくなった。
 何度も身体の震えを繰り返している内に、急に息が苦しくなって涙がこみ上げてきた。
 喉の奥から押しつぶすような声を吐き出すと今度は急に身体の力が抜けて動けなくなった。
「もっと気持ちよくなりたいだろ」と男の子に誘われて有紀は断る気持ちなど無かった。
 彩香ちゃんも男の子に誘われたらしくてヘッドホンを外してバイブを鞄にしまってる。
 スカートを直して席を立つと周りの女の子も男の子に誘われて出て行ったのか空いてる席が増えてる。
 店の出口で男の子が二人待っていてすぐに声を掛けられた。
 見た感じはまだ高校生くらいの若い男の子だ。
 ビデオチャットの画面で見たときはもっと大人だと思ってたけど、実際は年下くらいの男の子なので有紀はちょっとがっかりした。
 どうせならコミックに登場してくるみたいなドスケベな中年男のほうが絶対楽しめるはず。
 贅沢は言えないので我慢するしかない。
 男の子はさっきからマジックミラーで見ていたせいかやたらと馴れ馴れしい態度で笑顔を見せてる。
 明るく振る舞った方が女の子が喜ぶと思ってるらしい。
「カラオケに行こう」と誘われて、すぐ近くのカラオケボックスに入った。
 カラオケボックスと言っても、こんな怪しげな場所にあるカラオケボックスなんてのは何をする場所かは大体見当が付く。
 部屋に案内されるとやっぱり大きなソファーが置いてあって正面には大きな鏡もあって変な感じ。
 すぐにソファーに押し倒されるとばかりおもってたら、この男の子達マイクを手にとってカラオケを始めた。
 女の子と遊ぶなんて何するか分かってるはずなのにこの男の子達ときたら本当にカラオケで遊んでる。
 彩香ちゃんもがっかりした様子で呆れ顔。
 ようやく男の子が彩香ちゃんの耳元に口を近づけて何か言ってる。
 口説いてるのだとばかり思って見ていると彩香ちゃんが変な顔をして有紀に顔を向けた。
 この二人の男の子、有紀と彩香ちゃんのパンティーを売って欲しいといってるらしい。
 パンティーを脱がされたらあとはすることは決まってる。
 すぐに有紀がパンティーを脱ぐと彩香ちゃんもその場でパンティーを脱いで男の子に渡してる。
 さっきオナニーをしたばかりのパンティーは大事な所が濡れてるので有紀は丁寧に折り畳んでから男の子に渡した。
 男の子がパンティーを受け取るとお金を差し出した。
 パンティーを買うって言ってたけど、本当にお金をくれたので彩香ちゃんはびっくりした顔。
 男の子は手にしたパンティーを広げて携帯のカメラで撮るとさっそくメールで送ってる。
 いったいこの男の子達何がしたいのか分からない。
 すぐにメールに返事が来たらしくて、今度はメールのやりとりが始まって男の子達は夢中で携帯を操作してる。
 女の子が目の前でパンティー脱いでるのに、メールしてる方が楽しいなんていったい何考えてるんだろう。
 友達とお金を出し合ってパンティーを買うお金を集めたらしいと分かって、彩香ちゃんは呆れて言葉もでない。
 男の子が急に時計を見て慌てて帰り支度を始めた。
 これから塾が始まる時間だから急がないと遅刻するという。
 もうすぐ模擬テストがあるから塾は休めないという飛んでない言い分。
 カラオケ店を出ると男の子はすぐに「じゃあ、またね」と言ってどこかに消えてしまった。
 近くのラブホテルにでも連れ込まれるとばかり思っていた彩香ちゃんはがっかりした顔。

ハプニングバーの鉄格子の牢獄で緊縛調教

あらすじ
 スカートを腰で巻いて短くすると、すぐにドスケベそうな中年男にナンパされた。面白い所があると言われてハプニングバーに連れ込まれた。店の奥の鉄格子で囲まれた牢獄で鞭で打たれ、緊縛調教で天国に行かされた。

 仕方ないから帰るしかないとカラオケ店の前の通りを駅の方向に歩き出した。
 パンティーを脱がされてるから歩くと風が冷たくスカートの中に吹き込んでくる。
 周りを歩いてる男の人から見つめれらてるような気分で顔を上げられない。
 恥ずかしくてくすぐったいような感触が体中に広がって歩くたびに身体が熱くなっちゃう。
 このまま帰る気になんかとても成れない。
 彩香ちゃんも歩きながら足が震えてる。
 唇が震えて口が半分開いちゃってる顔は誰が見ても変に思うはず。
 急に彩香ちゃんが横を向いて立ち止まった。
 通りの脇の電信柱にテレクラのビラが貼ってあるのを見つけたらしい。
 彩香ちゃんが手を伸ばしてビラを一枚取ると、近くにテレクラがあるらしくて電話番号が書いてある。
 これだったらすぐ待ち合わせすれば男の人がすぐ来るはず。
 テレクラで遊んでる男だったら女の子との遊び方もよく知ってるはず。
 さっき出会い系喫茶で読んだコミックでも、テレクラに電話するとすぐに待ち合わせの約束をすると事になってた。
 待ち合わせして出会った後はすぐにラブホテルに直行だ。
 電話で話しただけだと相手がどんな男性か分からないから、待ち合わせで待ってるとドキドキしてきちゃうんだ。
 ドスケベのド変態男の中年男に声を掛けられた瞬間に、逃げ出したくて心臓が止まっちゃう気分になるのが癖になって止められないらしい。
 彩香ちゃんが今すぐテレクラに電話したいという顔で有紀を見つめた。
 こうなったらもうテレクラに電話するしかないと有紀が頷くと、彩香ちゃんがさっそく公衆電話を探そうとしてあちこちを見回してる。
 携帯からテレクラに電話するってのはやっぱり都合が悪い。
 どこかに公衆電話はないかと通りをすこし先まで歩いていくと、二人ずれの男の子から声を掛けられた。
 見た感じはさっきの男の子と同じくらいの年格好だ。
 一目見て感じは良さそうな感じだけど、またさっきみたいになるのはやだ。
 学習塾に遅れるなんて言い出されてはたまらない。
 断ってまたすこし先まで公衆電話を探しながら歩いてみたけどやっぱり見つからない。
 もう一度さっきの場所までもどって今度は逆の方に歩いてみた。
 するとまたすぐに別の男の子に声を掛けられた。
 男の子の服装を一目みただけで、彩香ちゃんはまたすぐ断ったけどなんだか変だ。
 この通り歩いてるだけで男の子に声を掛けられちゃう場所らしい。
 そう言えばナンパしたい男の子とナンパされたい女の子がいっぱい集まるナンパ通りというのがあるとか聞いたことがあるけど、ここがそのナンパ通りらしい。
 彩香ちゃんはまだ公衆電話をさがして通りの反対側を見回してるけど、さっき断った男の子がすぐ先で別の女子高生に声をかけてるのが見えた。
 声をかけられてる女子高生はスカートが飛んでもなく短くてパンツが見えちゃいそうなくらい。
 こんなにスカートを短くなんかしてるのは、男の子にナンパしてくださいと合図してるようなもの。
 彩香ちゃんもやっとと気が付いたみたいで「この通りって、スカート短くしてれば歩いてるだけでナンパされちゃうみたいね」と有紀の耳元で囁いた。
 確かに通りを歩いてる女子高生達はスカートの丈が短くて、みんな暇そうな顔をして歩いてる。
 通りかかった女子高生に声をかけようと様子を見てるらしい男が大通りのあちこちで立ち止まって辺りを見回してる。
 これだったらテレクラに電話するために公衆電話をさがすよりこの通りでナンパされたほうが手っ取り早い。
 彩香ちゃんはすぐに自動販売機の裏で制服のチェックのスカートを腰で丸めて短くした。
 ギリギリまで短くすると歩くたびにスカートの裾が広がってもうお尻が丸見え。
 パンティーを履いてないから、風でも吹いたら恥ずかしい所まで全部丸見えに成っちゃう。
 いくらなんでもこんな過激な格好で歩いてる女子高生など居ないはず。
 これだったら男の子がすぐに声を掛けてくるに違いない。
 有紀も彩香ちゃんの真似をして、自動販売機の裏で制服のスカートを腰で巻いて短くした。
 通りの中央まで戻ろうとしたけど、足を一歩動かすたびに膝が震えてきちゃって動けない。
 なんでこんな恥ずかしい格好をしなきゃいけないのか自分でも訳が分からない。
 彩香ちゃんがこっちを向いてなにか言おうとしたけど、目つきが虚ろで口も半分開いたまま言葉がでない。
 周りの男の子の視線がスカートの下に集まるような気がしてドキドキしてもう死んじゃいそう。
 そのままなんとか歩き出そうとしたときすぐに行く手を遮られた。
 目の前に立ちふさがってるのは、見た感じではかなり年上の中年男だ。
 肩幅が広くてお腹も突き出した格好は高校生の男の子の体つきとは全然違う。
「おい、遊びたいんだろう」と低い声で脅すような口調で声をかけられて有紀は足がすくんで動けなくなった。
 同じ年代の若い男の子とだったら話しをしたこともあるけど、こんな年上の男の人なんかと話しをしたことなんかない。
 なんて答えていいのか分からずに彩香ちゃんも息が詰まったように立ったまま動けない。
「たっぷり可愛がってやるぜ」とまた男が言うといきなり彩香ちゃんのスカートの下に手を入れてお尻を撫で上げた。
 男の手のひらが直にパンティーを履いてないお尻をすくい上げるように持ち上げてくる。
 彩香ちゃんは身体ごとぶるぶると震えたけど足がすくんで逃げることもできない。
 そのまま男の手が彩香ちゃんのお尻を何度も撫で上げると彩香ちゃんの顔つきが変わった。
 眉が歪んで半分口が開き加減になった表情は男に可愛がられて感じちゃったときの顔だ。
 こうなったらもう男には何をされても逆らえない。
「じゃあ、行こうか、面白い店があるから連れてってやる」と男がまた低い声で脅かすような口調で言うと彩香ちゃんが唇を震わせながら微かに頷いた。
 男が彩香ちゃんの手を取って撫で回すと、もう一方の手で彩香ちゃんのお尻を後ろから押しながら歩き出した。
 パンティーを履いていないお尻がむき出しになって周りの人から見られてると思うともう足ががくがくと震えて来ちゃう。
 とても歩けないのを後ろからお尻を押されて無理矢理に歩かせられた。
 すこし先の角を曲がって裏道に入ると、狭い階段を上がってビルの中に入った。
 店の裏口らしいドアを入ると、従業員の着替え室みたいな部屋を通って奥に進んだ。
 カーテンをかき分けてさらに進むと中は喫茶店みたいな感じの店だが雰囲気が変だ。
 薄暗い店の中を奥まで進むと、カウンターの前にテーブルが並んでる。
 部屋のあちこちでアロマランプを焚いてるらしくて怪しげな香りで鼻が痛くなりそうだ。
 奥にはまた別の部屋があるみたいだけど、暗くてよく分からない。
 見た感じは普通の喫茶店だけど、それだけなはずはない。
 カウンターの横のテーブルに座るとウェイトレスが注文を取りに来た。
 真っ赤なミニのチャイナドレスを着たウェイトレスを見て、やっぱり普通の店じゃない気がした。
 隣の席を見るとセーラー服を着た女子高生らしい二人がソファーの上で抱き合ってるのが見えてびっくりした。
 お互いに制服のスカートの下に手を入れていて、スカートが捲り上がって真っ赤なパンティーが丸見えになってる。
 少し奥のテーブルでも、男と女が抱き合ってるのが見えた。
 ソファーに座った男の上に女性がまたがって膝を左右に大きく広げててる。
 わざと他の客に見えるように大きく足を広げた格好をしてるみたい。
 腰を上下に揺すりながら、頭を仰け反らせて白目が見えて気持ち悪い。
「ここはね、ハプニングバーというんだ」と彩香ちゃんの隣に座った男が低い声で囁いた。
「何でも好きなことをしていいんだ、何が起きるか分からないんだよ、だからハプニングバーと言う名前なんだ」と聞かされて変な店らしいと気が付いた。
「何でも好きなことってなんなんですか」と彩香ちゃんが不思議そうな顔で男に尋ねた。
「やりたいことは何でもしていいんだよ」と男に言われたけど何の事かわからない。
 ウェイトレスが飲み物をテーブルの上に置いたけど、今度のウェイトレスはテニスウェア姿だ。
 超ミニのスコートの下にはフリルの一杯ついたアンダースコートが丸見えになってる。
 この店のウェイトレスはコスプレをしてるらしいけど、テニスウェアというのもなんか変だ。
 男に促されて彩香ちゃんがグラスに入った飲み物を口に運んだ。
 赤と青と黄色のカラフルな飲み物は美味しそうだけど、口に含んでみると苦みがきつくてとても飲めない。
 突然男が数人奥の席から立ち上がると、隣の席で抱き合っていた女子高生に近づいた。
 男達は抱き合っていた女子高生の身体を掴んで引き離すと、そのままソファーの上に押し倒して身体を重ねた。
 女子高生の甲高い悲鳴が店の中に響いたけど、店員も他の客も黙ったまま平然としてるだけ。
 何でもしていいというのはこの事らしいと分かって有紀は寒気がしてきた。
 男が携帯を取り出すと、携帯の画面と彩香ちゃんの顔を何度か見比べた。
 有紀が気になって男の携帯を横からこっそりと盗み見すると、さっきの出会い系喫茶でマジックミラーの裏側からとった写真らしい。
 足を大きく開いてバイブを使いながら頭を仰け反らせてる彩香ちゃんの顔がはっきり映ってる。
 男が画面を切り替えると今度は彩香ちゃんのパンティーが大写しで表示された。
 さっきカラオケ店で男の子が撮っていた彩香ちゃんのパンティーの写真みたいだ。
 変だと思ったけどこの中年男がお金を払ってあの男の子達にパンティーを買えと指図してたらしい。
 最初からパンティーを脱がすのが目的だったんだと分かって有紀は気が遠くなった。
 急に彩香ちゃんが下を向いて、目を閉じると頭を左右に振り出した。
 テーブルの陰で男の手が彩香ちゃんのスカートの下から差し入れられてるのがすぐに分かった。
 こんな所に連れて来られたら、もう何をされても逆らえる訳がない。
 腰で丸めて短くしたスカートの下で男の指先が花園の奥まで入れられてるのがはっきりと見えた。
 指先を曲げてぐいぐいと奥まで入れると、手首を震わせて持ち上げるように動かしてくる。
 彩香ちゃんが堪らずに頭を仰け反らせて喘ぎ声を上げると、男はさらに手首の動きをきつくしてきた。
 彩香ちゃんが涙ぐんで嗚咽をもらすと男は彩香ちゃんの踵をソファの上に載せて股を左右にいっぱいに開かせた。
 有紀のスカートの下にもすぐに、隣に座った男の手が延びてきて花園の奥まで指が押し入ってきた。
 急に彩香ちゃんが大きな声で叫ぶと、全身を震わせて引きつったように仰け反った。
 男に何をされてるのか分からないけど、男の指が彩香ちゃんの一番感じるところを責め上げてるみたい。
 もうこうなったら何をされてもいいと覚悟を決めるしかない。
「もっと面白いことがあるんだぜ。お前らみたいなドスケベ女にはぴったりの遊びだ」と耳元で男が囁く声が聞こえた。
 いったいどんな目に遭わせるつもりなのか怖くて想像もできない。
 男が有紀をソファーから立たせると、彩香ちゃんも目の前で男に手を引っ張られて立ち上がった。
 カーテンの奥のドアを開けて薄暗い廊下を歩くと左右に鉄格子が見えた。
 なんでこんな所に鉄格子があるのか分からないけど、鉄格子の中は小さなレンガ作りの部屋がいくつか並んでる。
 男が鉄格子に手を掛けると、ドアみたいにギイッーと音を立てて開いた。
 有紀は彩香ちゃんと一緒にやっと通れる位の狭い入り口から部屋の中に連れ込まれた。
 中央に細長い真っ赤な椅子が二つ置いてあるだけの変な部屋で床のコンクリートがどす黒く汚れている。
 真っ赤な椅子は変な格好をしていて、手足を縛るための黒い皮の紐が四隅に付いてる。
 さっき出会い系サイトで読んだコミックにもこれと同じ様な椅子が書いてあったのを思い出した。
 あのコミックに書いてある事は、嘘じゃなかったんだ。
 だとすると、この変な椅子に縛られたら大変なことになる。
 さっき読んだコミックに書いてある通りのことになったら大変だ。
 なんとか逃げだそうと思ったけど逃げられる分けない。
 背中を押されて椅子の前まで歩かせられると男達が椅子に二人を縛り付けた。
 これは大変な事になったと思って身体をなんとか動かそうとしたけどもう手首と足首に皮の紐がしっかりと縛れれちゃってる。
 男が部屋の壁にある戸棚から鞭らしい紐のついた長い棒を出すのが見えた。
 もう一人の男が手にしてるのは真っ赤な太い蝋燭。
 他にも戸棚には、大きなガラスの注射器みたいな筒も見える。
 男が戸棚の上の燭台にライターで火を付けた。
 むっとする甘ったるい香りの煙が次第に部屋いっぱいに広がっていった。
 息をするたびに、喉の奥が苦しくて目眩がしてきた。
 甘い香りが体中を包み込むと、身体から力が抜けて溶けてしまいそう。
 男が鞭を何度もしならせると、有紀の耳元で風を切る音を続けざまに響かせた。
「おい、気持ちよくしてやるぜ」と男の低い声が狭い部屋の中で響いた。
 至福の一撃が繰り返し有紀の身体に襲いかかると、屈辱の時が翌朝まで続いた。
 快楽の絶頂を味わった身体は、空中を舞いながら果てしなく落ち続けた。

遊園地の観覧車はセクハラやり放題

あらすじ
 遊園地の観覧車でドラマの撮影リハーサル。ガストン君のセクハラで彩香ちゃんも有紀も腰が抜けちゃいそう。秀美ちゃんの到着が遅れるので江実矢君が代役でガストン君とラブシーンをさせられそう。時間を稼ぐには彩香ちゃんと有紀がガストン君に生フェラで迫るしかない。

 合宿の当日は車で迎えにくるので朝早くに大通りの交差点で待ってるようにと監督に言われた。
 由美子先生からは撮影のことは内緒にするようにと言われていたので、親にはチアリーディングクラブの合宿に参加するということにしておいた。
 江実矢君は女の子ということになっているので、着替えの下着やパジャマは彩香ちゃんが女物を揃えて用意した。
 立志館学園の制服のブレザーとスカートに下着まで全部女物を着せられた江実矢君は落ち着かない顔。
 大きなバッグを抱えて大通りで待ってると約束通りの時間に車の列が到着した。
 監督が「いや、遅く成っちゃってね御免御免、道が混んでてね」と言い訳したので彩香ちゃんはあれっと言う顔で時計を見た。
 確かに約束の時間より5分遅れてるけど、テレビの業界では5分遅れても大変なことらしい。
 車は撮影に使う機材を載せた大きなトラックや、スタッフを乗せた車もあって大変な数。
 江実矢君と彩香ちゃんとそれに有紀の三人はガストン君が乗ってるワゴン車に一緒に乗り込んだ。
 江実矢君をガストン君の横に座らせる訳にはいかないので、彩香ちゃんと有紀がガストン君の両側に座った。
 ガストン君はこの間の撮影の時の事もあって彩香ちゃんと有紀には随分と馴れ馴れしい。
 撮影の心構えなども少しは話してくれたけどあとは女の子の話ばかり。
 いくらなんでも女の子を相手に他の女の子の話をしてもしょうがないと思ったけどガストン君は他に話題が無いらしい。
 あれこれとガストン君とおしゃべりを続けてると「所で、最近どんな遊びをしてるの」と話しを向けられた。
 出会い軽喫茶やハプニングバーの話しなどうっかりは出来ないので「縄跳びとか、花いちもんめなんかしてます」と彩香ちゃんがとぼけて返事をした。
 ガストン君も呆れた顔をして一瞬言葉が詰まったけどまた、他の女の子の話を始めた。
 そのうちワゴン車が高速に入るとしばらくして、高速を降りて大きな遊園地の前に着いた。
 大きな看板の下の門からそのまま車でどんどん遊園地の中に入っていく。
 中央の広場には大きな池があって左右にジェットコースターや大きな観覧車も見える。
 広い遊園地の中は連休なので家族連れで大混雑してる。
 秀美ちゃんはテレビ番組の収録があるので、遅れて来ることになっているらしい。
 さっそくタイムキーパーの女性が撮影の予定をスタッフに伝えて撮影の準備が始まった。
 まずはお化粧と言うことで、江実矢君の顔には口紅とアイシャドーに頬紅がべったり塗りつけられた。
 髪の毛も結ってしっかりと女の子風の髪型にすると、どこから見ても女の子の顔。
 助監督があれこれと指示するとスタッフがすばやく位置について撮影の準備を始めた。
 彩香ちゃんは心配そうな顔で遠くから江実矢君の様子を見守ってる。
 あちこちで撮影を続けたけど、ガストン君の相手は秀美ちゃんの代役の江実矢君だ。
 なるべく遠くから撮ったり後ろ姿を撮ったりして、代役だとは分からないように撮影をしてるみたい。
 手早く撮影をしてしまわないと、見物人が集まってきて周りを取り囲んでしまうのでスタッフは大忙しだった。
 撮影も順調に進んで夕方近くに最後にスタッフが大きな観覧車の前に集まった。
 観覧車の上でガストン君と秀美ちゃんのラブシーンを撮影してここでの収録は最後らしい。
 そろそろ秀美ちゃんが着くはずなので、スタッフが撮影の準備を済ませて待っていたけど秀美ちゃんがなかなか来ない。
 監督が携帯で確認すると車が途中の高速で工事中のため渋滞に巻き込まれたらしい。
 すぐ来るという話しだったけどストップウオッチを持ったタイムキーパーの女性とカメラマンがなにやら相談してる。
 このまま夕方になると暗くて撮影ができないから、江実矢くんを代役にして撮影してしまおうと話しがまとまったらしい。
 すぐにスタッフが急いで撮影の準備を始めた。
 監督の話では今度の撮影はラブシーンで観覧車が一番上に上がったときガストン君が江実矢君にキスをするという大事な場面。
「リハーサル行きます」といって、監督が江実矢君を観覧車に乗せようとした。
 それを見て彩香ちゃんはびっくりした。
 あのガストン君観覧車で江実矢君と二人っきりになったりしたら何をするか判らない。
「リハーサル私がやります」と彩香ちゃんが江実矢君の前に飛び出した。
 監督は困った顔で「君じゃましないでくれるかな」と言って彩香ちゃんをどかそうとしたがガストン君が「リハーサルなら、彩香ちゃんの方がやりやすいから、彩香ちゃんにして下さい」と言ってくれた。
「この子キスが上手だから」と言われて彩香ちゃんは急に恥ずかしそうな顔をした。
 観覧車に彩香ちゃんとガストン君が乗り込むと、ゆっくりと観覧車が上に上がり始めた。
 撮影は遠くから撮っているので、観覧車のすぐ下からでは何をやってるのか全然判らない。
 随分と時間がたってから観覧車が降りてくると、ドアがあいて彩香ちゃんが先に降りてきたけど何だか変。
 彩香ちゃんは足元がふらついていて、まるで腰が抜けちゃいそうな感じ。
 監督が携帯で誰かと話してるらしくて「リハーサルもう一回」とスタッフに指示した。
 遠くから撮影しているカメラの位置がどうもよくなかったらしくて、もう一度リハーサルをすることになったらしい。
 監督が「リハーサル行きます」と大声をだすと彩香ちゃんが「次は有紀ちゃんでお願いします、私はもうだめ」と言ってそばのベンチに座り込んだ。
 彩香ちゃんの様子をみて監督は彩香ちゃんが高いところは怖くてだめだと思ったみたい。
「じゃ、有紀ちゃんやってくれないか」と気軽な口調で有紀に声を掛けた。
 監督に言われて断れる訳がないので、有紀は彩香ちゃんの前に歩み寄った。
 今度はガストン君が有紀の手をとってゴンドラに乗り込んだ。
 ゆっくりとゴンドラが上に昇り始めると、すぐに下の彩香ちゃんや監督の姿は見えなくなった。
 次第にゴンドラが高く上がると、遠くの景色がすぐ目の前のように迫ってくる。
 遠くからテレビカメラがこのゴンドラを撮影してるけど、どこから撮ってるのか見当も付かない。
 ガストン君はさっき彩香ちゃんとリハーサルしたので落ち着き払った感じで外を見下ろしながら、有紀のスカートの下に手を入れてきた。
 さっきは彩香ちゃんが何をされてたのか下から見上げても判らなかったけど彩香ちゃんもスカートの下に手を入れられていたに違いない。
 指先をくすぐるように使いながらガストン君の手はパンティーの奥まで届いてきた。
 ゴンドラが一番真上に近づいたとき、急にガストン君が有紀の身体を引き寄せると、唇を重ねてきた。
 ガストン君は前にキスされたときもそうだったけど相当のテクニシャン。
 舌先を絡めたりくすぐるように歯茎を嘗めたりするテクニックは相当な物。
 キスをしながら脇腹を撫で上げたり胸を揉んだりされたらもうとても駄目。
 さっきも彩香ちゃんはこのテクニックで責められたに違いない。
 ゴンドラがゆっくりとした動きで下に動き始めたけど、もうとてもガストン君には逆らえない。
 ゴンドラが一回りして下に戻ったときは、有紀は腰が抜けたようになってすぐには立ち上がれなかった。
 ガストン君に支えられて地面に降りたとき、本当に有紀は立っていられなくてしゃがみ込んで動けなくなった。
 取りあえずカメラはオッケーだと監督の携帯に連絡が入った様子。
 最後に本番の撮影という時に監督がまた携帯で秀美ちゃんのマネージャーと相談してる。
 車はもうすぐ近くまで来てるけど時間がないらしい。
 タイムキーパーの女性が何か言うと監督が頷いてる。
 撮影が遅れてるから今すぐ江実矢君の代役で撮影する話しがまとまったらしい。
 これは大変。
 彩香ちゃんも有紀も、ガストン君が観覧車の中で何をするのかはさっきのリハーサルでよく分かってる。
 いくらなんでも男の子の江実矢君をあんな目に遭わすわけにはいかない。
 彩香ちゃんがすぐにガストン君が休憩中のテントに入るとすばやくテントの出入り口を閉じてからガストン君の前に歩み寄った。
「ねえちょっと、ガストン君頼みたいことがあるの」と彩香ちゃんが思いきって切り出した。
 ガストン君は彩香ちゃんを目の前にして恋の告白でもされると思ったみたい。
 半分にやにやした顔で彩香ちゃんを見つめてる。
 彩香ちゃんは「お願い、生フェラさせて」といきなりガストン君の前にしゃがみ込んだ。
 こうなったら他に方法はない。
 有紀もガストン君のすぐ横にならんで膝を着くとガストン君のズボンのベルトを外しにかかった。
 ガストン君は目を白黒させてるけど、すなおに彩香ちゃんと有紀のされるままに腰を前に突き出した。
「ガストン君出番だよ」と監督が大きな声で叫ぶのが聞こえた。
「今行きます、ちょっと待って下さい」とガストン君が監督に返事をした。
 ともかくなんとかして時間を稼ぐしかない。
 必死になって舌を震わせていると「ガストン君」とまた監督の大きな声が聞こえた。
「すいません、すぐ行きます」とガストン君が返事をしたときいきなりテントの入り口が開いた。
 ゴスロリのワンピース姿を見て江実矢君が入ってきたと思ったけど入ってきたのは秀美ちゃん。
 秀美ちゃんは呆れた顔をしてるけどガストン君がエッチなことが大好きなのはよく知ってるらしくて何も言わない。
 これでなんとかなったと思うと彩香ちゃんも有紀もその場にしゃがみ込んだまま動けなくなった。
 監督が大声で「秀美ちゃん本番はやくして」と大声で叫ぶのが聞こえた。
 秀美ちゃんに「ちょっとあんた達じゃまだから出て行ってよ」と言われて彩香ちゃんは仕方なく立ち上がった。
 ガストン君が先にテントを出ると、彩香ちゃんと有紀もガストン君の後についてテントから出た。
 秀美ちゃんのお化粧も済んで支度が済むとさっそく撮影が始まった。
 ガストン君と秀美ちゃんが観覧車に乗り込むと、ゆっくりした動きで観覧車が上に昇り始めた。
 観覧車が一回りして戻ってきたとき、秀美ちゃんは足が震えて腰が抜けそうな格好で観覧車から出てきた。
 ガストン君が調子に乗って秀美ちゃんにも酷いことしたらしいと有紀にはピンときた。 秀美ちゃんは今にも泣き出しそうな顔でテントに駆け込むとしばらくすすり泣きの声が聞こえたけどスタッフはみな知らん顔をしてるだけだった。

チアガールの合宿の最後は乱交パーティー

あらすじ
 合宿の撮影は大忙しで毎日大変。最後の日に打ち上げパーティーが始まったけどお酒が入ると乱交パーティーになっちゃって大変な騒動。なんとか江実矢君を守る為には彩香ちゃんと有紀が身体を盾にするしかない。

 遊園地での撮影が終わると、秀美ちゃんはまたテレビの収録があるからとマネージャと一緒に車で引き上げていった。
 撮影隊の一行は手際よくテントをかたづけると車を連ねて那須高原を目指して走り始めた。
 秀美ちゃんはテレビの収録の都合があるので、那須高原での撮影では全部江実矢君の代役で撮影するらしい。
 ラブシーンとかは別の場所で秀美ちゃんとガストン君だけで撮影するという話しを聞いて彩香ちゃんも一安心した顔。
 他のチアリーディング部の女の子達はもう先に行っているとのことで、車のなかはガストン君と、江実矢君と彩香ちゃんと有紀だけ。
 江実矢君は撮影の時可愛らしくお化粧してもらったけど、化粧を落とす時間がないので真っ赤な口紅と濃いめのアイシャドーでかなり派手な感じ。
 おまけに服装は立志館学園のブレザーにスカートという女子高生の服装なので、男の子が見たら口説きたく成っちゃうくらい可愛い。
 もちろんガストン君が江実矢君を口説くなんてことになったら大変。
 江実矢君をワゴン車の助手席に座らせて、後ろの座席にガストン君の両側に彩香ちゃんと有紀が座った。
 これならどう間違ってもガストン君が江実矢君に手を出したりは出来ないはず。
 撮影の予定も今日の分は全部済んだのでガストン君は気分も一段落したらしくビールを飲み始めた。
 しばらく陽気に冗談など言っていたが携帯にメールが来たらしくて、今度はメールのやりとりに夢中。
 メールの相手はさっきゴンドラの中でラブシーンをした秀美ちゃんらしい。
 携帯で撮った写真を秀美ちゃんに送ってるけど、さっきゴンドラの中で携帯で撮影した写真らしい。
 秀美ちゃんとのメールが済むと今度は、他の女の子とメールをやりとりしてる。
 そのうちビールを一缶飲み終わると、今度はいきなりいびきをかいて寝始めた。
 昨夜も撮影が遅かったせいらしくて、疲れが出たらしい。
 半分居眠りしながらも、手を伸ばして彩香ちゃんや有紀の身体を撫で回してたけどそのうちぐっすりと寝入ってしまった。
 中途半端にスカートの下に手を入れられて、彩香ちゃんも困った顔してるけど仕方ない。
 外の景色を見てる内に次第に暗くなって、側を走る車のライトしか見えなくなった。
 車は夜遅くなって曲がりくねった山道を登り、ホテルらしい建物に着いた。
 随分と古びた感じのホテルだけど、そこそこの高級ホテルらしい。
 レストランで食事の後、疲れていてお風呂に入って寝たのはもう12時過ぎ。
 翌朝はさっそく4時前に起こされて彩香ちゃんは機嫌悪そう。
 朝の早朝練習のシーンを撮るので、準備もあるので朝の4時に起きないと間に合わないらしい。
 ホテルのロビーに降りるとスタッフはもう出かける準備も済んで待っていた。
 撮影隊の一行が撮影の現場になる合宿所に着くと、女の子達がもうチアリーダーの衣装を着て待っていた。
 女の子達の顔は見たことのない顔ばかり。
 チアリーディング部の女の子達が撮影に参加するものとばかり思ってたけど、全然別の役者さんがやるらしい。
 なんだかちょっとがっかりと言うか心配な気がした。
 最初のシーンは早朝ランニング。
 日の出のすぐあとの太陽を背にしてみんなで頑張って走るシーンだ。
 太陽が昇るまでに手早く撮らないと大変なので、スタッフも張りつめた雰囲気。
 だけど俳優のはずの女の子達はおしゃべりで騒いでるだけで全然緊張感がない。
 ジャージ姿で女の子達が走り始めたけど、とても合宿という雰囲気ではない。
 それに女の子達はみな胸が大きすぎて、走るたびに上下に揺れる。
 カメラは女の子の揺れる胸ばかり撮影していてなんだか変だ。
 ちょっと走っただけで、女の子達はもう息が上がってしまって走れなく成ってしまった。
 普通の女子高生なら、ランニングくらいはちょっとやそっとで疲れることはないけど、女優さんというのは普段運動していないらしい。
 監督も女の子達を走らせるのは諦めて、江実矢君と彩香ちゃんと有紀がみんなから遅れて走るシーンを撮ろうと言い出した。
 ほかの女の子達が疲れて座り込んでる前で「まってー、置いてかないでー」と叫びながら走る姿を撮影してなんとか早朝マラソンのシーンは終わった。
 その後も撮影が続いたけどなんだか変な雰囲気。
 着替えのシーンでは、女の子達が下着姿で撮影されても平気な顔で。
 着てるパンティーや、ブラもお色気たっぷりでとても女子高生が普通に着る下着ではない。
 チアリーディングの練習のシーンでは、カメラが下からアンダースコートを狙ってばかり撮ってる。
 練習の後は、シャワーのシーンもあったけど、このときは丸裸で撮影。
 混浴の風呂のシーンまで撮影していたのには本当にびっくりした。
 だけど裸になる女の子達はいつも決まっているらしい。
 演技をする役者さん風の女の子と、エッチなシーン担当の女の子はお互いに口も聞かない。
 お昼には弁当がでたけど、コンビニのお弁当よりはかなり豪華だ。
 彩香ちゃんは美味しそうな顔で食べてたけど、結構量が多くて食べ残した。
 食べ残しを捨てようとすると、もったいないからとスタッフの男の人が横から取り上げて「おい、穣治、これ食え」といって身体の大きな男の人に渡した。
 穣治さんと呼ばれた男の子、随分と太っていて顔も大きい。
 この身体だったら、普通のお弁当一つじゃとても足りないのももっともな話。
 穣治さんは彩香ちゃんが食べ残したお弁当をすぐに食べ始めた。
 他の女の子達も食べきれない分は、最初から他の男の人に分けてから食べてたらしい。
 最初から気づいてればよかったけど、食べ残しを平気で食べる穣治さんを見て彩香ちゃんはちょっとびっくりしてた。
 食事もすんで一休みしているとタイムキーパーの女性が監督に歩み寄った。
 休み時間もちゃんと予定で決まってるらしい。
 午後には江実矢君の得意技のバックフリップと、由美子先生が教えてくれたスクリュードライバーの演技の撮影だ。
 ピラミッドを組んで江実矢君が宙に舞い上がろうとしたけど何度やっても駄目。
 江実矢君が乗ろうとすると女の子達の作ったピラミッドが崩れてしまう。
 女の子達は一応は女優さんだけどチアの演技はシロートばかりなので、ピラミッドが上手くは組めないのだ。
 結局監督がスタッフの中から小柄な男の子を選んで、チアリーディングの衣装を着せてなんとか撮影を続けた。
 どうにかこうにか午後の収録が終わって、夕方に成るとまたお弁当が渡された。
 最初は楽しく食べていたお弁当だけど、昼間食べたのと同じおかず。
 さすが二度目に食べるときは、とても食べる気にもなれなくて無理して口に押し込んだ。
 途中まで彩香ちゃんが食べると待ちかまえていたように穣治さんが残りを横取りして食べ始めた。
 彩香ちゃんはびっくりしてたけど何も言えなかった。
 夕方暗くなるまで収録をしてやっと疲れはててホテルに帰ったけど、まだ収録があるらしい。
 ホテルのロビーでのシーンも終わってやっと部屋案内されると、部屋は江実矢君と彩香ちゃんと有紀が三人で一部屋。
 ホテルには三用の部屋はないので、ダブルベッドの横に補助のベッドが置いてある。
 取りあえず江実矢君をお風呂にいれて、あとは彩香ちゃんと有紀の順でお風呂を済ませた。
 あとは寝るだけと疲れ果ててベッドにはいるとなんだか隣の部屋ががたがたとうるさい音がする。
 収録をしてるらしくて監督の大きな声が聞こえてくるけど何だか変。
 女の子の喘ぐような声が聞こえてくる。
 しばらく音が静かになったかとおもったら、急に女の子が泣き叫ぶような大声をだしはじめた。
 なにが起きてるのか判らないけど、男の子の声も聞こえてくる。
 何度もくりかえし甲高い叫び声が続くと、こんどはしゃくりあげるような泣き声が続いた。
 収録にしてはなんだか変だけど、急にばたばたと廊下で人が出入りする音がしたのでやっぱり収録だったみたい。
 隣の部屋から物音が聞こえなくなってやっとこれで眠れると思ったら、今度は反対側の部屋から怪しげな声が聞こえてきた。
 繰り返し押し殺したような声はやっぱり女性の喘ぎ声。
 こんどはさっきと違って、ゆっくりと落ち着いたかんじで微かに聞こえてくるだけ。
 何が起きてるのかは判らないけど、今度のは収録じゃなくて本当にエッチなことをしてる雰囲気。
 次第に女性の声が大きくなってくると急に静かになり、また少し立つと声が大きくなってくる。
 喉の奥から絞り出すような喘ぎ声は、訳のわからない言葉を繰り返し叫んだ後また静かになった。
 しばらくしてひそひそ話すような声が聞こえたけど、何を話してるのかは判らない。
 ドアが閉まったような音がして、男の人が隣の部屋から出たみたい。
 やっとこれで静かになると思ったら急に部屋のドアが開いた。
 彩香ちゃんは部屋のドアのロックをかけ忘れてたみたい。
 ドアの隙間から顔をだしたのはガストン君。
 さっきからずっと隣の部屋でエッチな事をしてたのはガストン君だったらしい。
 ガストン君がドアの隙間から身体をねじ込んで入ってくる姿をみて有紀はびっくりした。
 上は下着のランニングシャツを着てるけど下は何も履いていない丸裸。
 おっきくなった凄いのが上を向いてそそりたってる。
 これは大変だ。
 このままガストン君を部屋に入れたら何をされるか判らない。
 彩香ちゃんは慌てて逃げようとしたけど狭いラブホテルの部屋では逃げる場所なんか無い。
 何とかしなきゃと思ってる暇もなくもう、ガストン君は彩香ちゃんのすぐ目の前に立ちはだかってる。
 江実矢君を助けるしかもうほかに余裕はない。
 彩香ちゃんがすばやくガストン君の腰の前に膝をついて口を使い始めた。
 その隙に有紀は江実矢君を仮設ベッドの下に押し込んで上から毛布を掛けた。
 彩香ちゃんが苦しそうに呻くのが聞こえると、有紀もすぐ彩香ちゃんの隣に膝をついた。
 交互に彩香ちゃんと有紀の口に押し込まれるガストン君の逞しい立派な物はますますいきり立って大きくそびえたった。
 ガストン君がたっぷり楽しんだ後に部屋から出て行ったけど、彩香ちゃんは何ともやり切れない顔で有紀を見つめた。
 ガストン君は男の子だから楽しめばそれで良いかもしれないけど、ガストン君の相手をさせられてそのまま放り出されてはとてもたまらない。
 やるなら最後までやってもらわないととても我慢なんか出来ないのが女の身体だ。
 彩香ちゃんが急に有紀に抱きつくとベッドに押し倒してきた。
 そのまま彩香ちゃんが有紀に唇を重ねるともう止められない。
 身体ごと上からのしかかるようにして彩香ちゃんが有紀を抱きついてくると、有紀も夢中になって彩香ちゃんを抱き返した。
 江実矢君は何が起きてるのか訳がわからなくて、仮設ベッドの下で毛布をかぶって震えてるだけだった。
 合宿はテレビドラマのストーリーでは二週間の期間になってるけど撮影の予定はたったの3日しかない。
 朝早くから夜遅くまで収録が続いて毎日大変だったけどやっと三日目の午後に予定通り撮影は終わった。
 スタッフは撮影の機材の点検をして何度も数を確認して大きなトラックに積み込んでる。
 機材を全部積み込み終わった頃はもう夕方遅くになってお腹も空いてきた。
 やっと出発と思った頃に全員がまた合宿所の大広間に戻りはじめた。
 まだ何があるのだろうと思ってると並べられたテーブルにはビールやオードブルのセットが並んでる。
 撮影が長引いたときの為に余分に時間をとってあるので、その時間を使って打ち上げのパーティーをやると言われてびっくりした。
 もう撮影でくたくたに疲れ果てているのにこの上パーティーをやるなんて何なのかしら。
 呆れた顔で彩香ちゃんが席につくと他の人達も適当に座り始めた。
 すぐに大広間には撮影のスタッフや女の子達が大勢集まってきた。
 監督やガストン君やあの身体の大きな穣治さんもみなそれぞれ席に着いてる。
 女の子達はさっき撮影が終わったあと着替えもせずにチアリーダーの衣装のまま。
 紙コップが配られて監督の音頭で乾杯するとさっそく宴会が始まった。
 女の子達は席をたってビールのお酌をして回り始めた。
 男の子も女の子のスカートをわざと大げさな仕草でめくって大笑いしてる。
 一通りお酒が入るとみな大声で騒ぎ出して大変な騒ぎ。
 そのうち「おい、一人づつ余興で何かやれ」と監督が大声で指図した。
 さっそく一人一人が余興で歌をうたったり変なダンスをしたりと、みたこともない宴会芸にびっくりするばかり。
 そのうち酔った勢いで監督がパンツを脱いで下半身を丸出しにした。
 他の女の子達やスタッフもいつもの事と平気な顔で、他の男の子達もパンツを脱ぎ始めた。
 これは大変だと思ってると女の子が監督の腰の前に顔を寄せてる。
 ほかの女の子も男の子に抱きつかれたり押し倒されたりとか大変な事になってきちゃった。
 これは大変だと思って彩香ちゃんは有紀と江実矢君の手を掴んで立ち上がった。
 すぐ後ろに非常口のドアが見えたので開けてみると階段がある。
 五段くらいの階段を降りた先は避難口になっていて鉄格子のドアが見えた。
 避難口のドアは鍵がかかってるらしくて壊してあける仕組みらしくて外にはでられそうにない。
 取りあえず階段の途中でしばらく待つしかない。
 大広間の中でなにが起きてるのかしらないけど、女の子の泣き叫ぶような大きな声が聞こえてきた。
 まるでアダルトビデオみたいな声は幾重にもかさなって耳に響いてきて耳を塞いでも聞こえてくる。
 非常口の横のガラスまでからは中の様子が見えるけど、男の子の身体と女の子の身体が重なり合って何がどうなってるのか判らない。
 目をこらして中の様子を見ようとしたとき、部屋の中からこちらを見つめている監督と目が合った。
 非常口から逃げ出したのがばれちゃったみたい。
 すぐに非常口のドアを開けようとドアのノブの音がした。
 酔ってるせいか監督がドアを廻そうとしたけどがちゃがちゃと音がするだけでなかなか空かない。
 有紀が必死でドアのノブを押さえて時間を稼いだ。
 彩香ちゃんはなんとか江実矢君を逃がそうとしたけど、階段の下の避難口はどうやれば開くのか判らない。
 いきなり彩香ちゃんは着ていたチアリーディングの衣装を脱ぐと、江実矢君を避難口の横に寝かせて上から衣装を載せて隠した。
 身体の上半分は隠せたけどまだ足が見えてる。
 すぐに彩香ちゃんが有紀と替わってドアのノブをを押さえると、今度は有紀も衣装を脱いで江実矢君の足に掛けた。
 江実矢君の上に二人の衣装が重なって、なんとか江実矢君の身体が隠れた。
 これでなんとかなりそうと思ったとき、監督が強引に非常口のドアを開けた。
 すぐに彩香ちゃんが監督にしがみついた。
 監督のすぐ後から穣治さんが非常口からでてきたので、今度は有紀がとっさに穣治さんにしがみついた。
「おい口でやれ」と監督が彩香ちゃんの耳元で囁くのが聞こえた。
 彩香ちゃんが監督の前に膝を着くと有紀もすぐ穣治さんの前に膝をついた。
 一通り生フェラが終わると、こんどは避難口の鉄格子を両手で握って立ちバックで責められた。
 なんとか江実矢君だけは守らないといけないと思い二人は必死で大声を出して感じてる振りを続けた。

男の娘が誘拐されて牢獄で監禁調教

あらすじ
 秀美ちゃんがハプニングバーで働いてるという記事が写真週刊誌に載った。だけど写真に写ってるのは江実矢君だ。江実矢君を助けにガストン君と一緒にハプニングバーに乗り込んだが今度はガストン君が女王様に監禁調教されちゃった。

 翌日の朝に撮影隊の車は一斉に撮影場所の合宿所を出発した。
 今度はガストン君と一緒のワゴン車ではなくて、タイムキーパーの芳恵さんの車に一緒に乗った。
 車の運転は芳恵さんで彩香ちゃんは助手席、後ろの席の奥に江実矢君と有紀が座った。
 タイムキーパーの芳恵さんは、普段は真面目な顔してるけど話す話題はエッチな事ばかり。
 穣治さんが江実矢君の事をとっても気に入ってるみたいと教えてくれた。
 出演してる女の子達も監督と親しくなるといい役が貰えるので、生フェラくらい当たり前と聞かされてびっくりしてしまった。
 昨夜のパーティーでカップルがいくつもできたけど、また別の撮影が始まるとすぐ別れちゃうらしい。
 ドラマの撮影ではそれが普通だし女の子が恋をするのはあたりまえだからと言われて彩香ちゃんはまたまたびっくりして何も言えなかった。
「それで、昨日は誰と一緒だったの」と芳恵さんに聞かれたけど最初からそれが聞きたくてエッチな話しを向けてきたんだとなんとなか気が付いた。
「芳恵さんは誰と一緒だったんですか」と彩香ちゃんが逆に聞き返した。
 芳恵さんは一瞬言葉に詰まると「男の子は、やっぱり生フェラが得意な女が好きなのよ、今度教えてあげましょうか」と逆に切り替えされた。
 やっぱり大人の女性の会話は、普通に話しをしてるつもりでも何を言われるのか怖い。
「生フェラ上手な女の子ってやっぱモテモテですよね」と彩香ちゃんが上手く話しを合わせるとあとは生フェラ談義がしばらく続いた。
 芳恵さんから秀美ちゃんも生フェラが得意だと聞かされて、彩香ちゃんは随分と驚いた顔をしてたけど、芸能界って裏では色々と怖いことがあるらしくて詳しい事はとても聞けなかった。
 そのうち昨夜の疲れが出たのか彩香ちゃんが居眠りを始めると、芳恵さんも黙って運転を続けた。
 まっすぐ東京に帰るのかと思ったら、車は途中で二手に分かれた。
 ガストン君を乗せたワゴン車とチアリーディングの女の子達の乗ったマイクロバスはそのまま東京に戻る道に進んだが、他のスタッフを載せた車はもっと山の奥まで曲がりくねった道を登ると湖の近くで止まった。
 しばらく休憩ということで車はサービスセンターの駐車場に入ったので有紀は江実矢君を連れて自動販売機で珈琲を買ってきた。
 彩香ちゃんは助手席で寝たままだったけど、車に戻ってみるとなんだか様子が変。
 芳恵さんが彩香ちゃんの助手席に身体を傾けて顔を近づけてる。
 すこし近づいてみると芳恵さんが彩香ちゃんにキスしてるんだと分かった。
 彩香ちゃんの眉が歪んで苦しそうな顔をしてるけど、車の中で何が起きてるのかは判らない。
 これじゃあとても車には戻れない。
 すぐ近くのスタッフの車に立ち寄ると、ほかのスタッフも芳恵さんが彩香ちゃんにキスしてるのは気が付いている様子だが何も言わない。
 しばらく待つと別の車が駐車場に入ってきた。
 秀美ちゃんがマネージャーと一緒に撮影のため合流しに来たのだ。
 監督がクラクションで合図すると芳恵さんは慌てて彩香ちゃんから顔を離した。
 有紀が江実矢君と一緒に車の後の席に乗り込むと彩香ちゃんは慌てた様子でスカートを直してる。
 居眠りしてるだけでスカートの裾が乱れるはずはないから、やはり芳恵さんになにかされてたらしい。
 江実矢君は眠そうな顔で黙って下を向いてるだけで何も言わない。
 有紀も芳恵さんに何をされたのか彩香ちゃんに聞く勇気はとてもないので黙っていた。
 車はすぐ出発して湖の奥の道へと走り出した。
 しばらく走って車が止まると監督が降りてきて、スタッフに指示するとすぐ撮影の準備が始まった。
 小型のハンディーカメラを持ったスタッフが先に細い山道を登っていくと、他のスタッフは道路際で待ちかまえてる。
 山の中は危ないからと江実矢君が代役で撮影する予定だったらしくて、江実矢君は危ない足取りで山の中を登り始めた。
 山の途中ではハンディーカメラを持ったスタッフが、江実矢君が迷子になってるシーンを撮影してるらしくて、監督が携帯を使って指示をだしてる。
 途中で山道にでて車に拾われるシーンの撮影をする手順らしい
 江実矢君が山道を疲れた様子で降りてくると、手を振って車を止めた。
 車のドアが開くと江実矢君が車に乗ってそのまま動き出した。
 そのあと秀美ちゃんが車に拾われるシーンを秀美ちゃん本人で撮影したけど、秀美ちゃんが乗ったマネージャーの車は撮影のあとはすぐに帰ってしまった。
 それで撮影が終了ということで、すぐにスタッフが車に乗って帰り支度を始めた。
 だけど江実矢君が乗った車が帰ってこない。
 江実矢君がいないのは判ってるはずなのに誰もなにも言わない。
 彩香ちゃんも変な顔をしてたけど、さっきの車で先に帰ったのかもしれないと思って何も言わなかった。
 芳恵さんに聞いてみても「先に帰ったんじゃない」と言うだけで、はっきりしない返事だった。
 翌日になって彩香ちゃんがコンビニで見つけたと言って写真週刊誌も持ってきた。
 写真週刊誌には水原秀美ちゃんが危ない店でバイトしてるとの写真が載ってる。
 ゴスロリのワンピースは秀美ちゃんがいつも来てる服だ。
 喫茶店らしい店は風俗の店らしくて男の人と一緒に写ってる。
 週刊誌には怪しいバイトとしか書いてないけど、風俗店だったらやることはだいたいどこでも同じはず。
 人気のテレビタレントが風俗でバイトしてるなんて記事が週刊誌に載るなんて大変な話しだ。
 そんなことあるはず無いと思ってよくよく週刊誌の写真を確かめてみるとやっぱり秀美ちゃんじゃない。
 秀美ちゃんによく似てるけど、江実矢君だと一目で分かった。
 変だと思って江実矢君のママに確かめてみると、江実矢君はまだ家に帰ってきてない。
 やっぱり江実矢君は撮影のとき本当の迷子だとだと思われてどっかに連れて行かれちゃったらしい。
 それとも秀美ちゃんと間違えて誘拐されちゃったのかもしれない。
 誘拐された後は、監禁されてこの変な店でバイトさせられてるって事かもしれない。
 どう考えても変な話しで訳が分からない。
 週刊誌をよく読むと、秀美ちゃんは以前アダルトビデオに出てたと書いてある。
 デビュー前にスカウトに声をかけられて、騙されて児童ポルノを撮影されたらしい。
 いったいなにがどうなってるのか判らないけど江実矢君が風俗店で働かせられてるのに違いないと有紀は思った。
 なんとか江実矢君の居場所を探しさなきゃいけないけど、江実矢君が女装して映画にでるなんてうっかりママには言えない。
 写真週間誌の記事を読むと江実矢君がアルバイトしてる店は池袋にあるハプニングバーという所らしい。
 ハプニングバーというのはいつかナンパされて連れ込まれたことのある店がハプニングバーだったはず。
 あの時の店には鉄格子のある監獄みたいな部屋があった。
 写真週刊誌に載ってる江実矢君の写真にも鉄格子が映ってる。
 江実矢君を助け出すには、あの時のハプニングバーに行ってみればすぐ見つかるはずだ。
 さっそく有紀は彩香ちゃんと池袋に行ってみたけど、週刊誌に載ってたハプニングバーがどこにあるか分からない。
 監督に連れ込まれたラブホテルの近くにハプニングバーがあるはずだがラブホテルはいっぱいあってどのラブホテルなのか全然判らない。
 ずっと前に来た辺りを歩いてみると、それらしいハプニングバーの看板を見つけた。
 前に来た店かどうか分からないけどともかく入ってみるしかない。
 不安な気持ちで入ってみると店の中は普通の喫茶店みたいな感じ。
 一通り店の中を眺め回してみたけど前に来た店かどうかは判らない。
 店の中をよく見回せるようにと一番奥の席につくと、ウェイトレスの女の子が注文を取りに来た。
 有紀はそのウェイトレスを見てはっとした。
 ゴスロリのワンピースを着てかわいらしくお化粧もしているけど男の子だ。
 この店だったらたしかに江実矢君が監禁されて働かされてるのもあるかもしれない。
 だけどいつまでたっても客らしい人影はない。
 飲み物が出てくるまでしばらく待っているとちょうどサラリーマン風の男が二人店に入ってきた。
 男はカウンターでマスターと少し声を交わすとすぐに二人の座った席の隣に座った。
 勝手に横に座るなんてと思ったけど、ハプニングバーではこれが普通らしい。
 すぐに男の手がスカートの上から腿を押さえつけてきた。
 これじゃあ席を立とうにも立ち上がれない。
「君達いつもこの店で遊んでるのかな」とすぐに男の人に話しかけられた。
「今日初めてなんです」と彩香ちゃんか答えると「この店はなんの店なのか知ってるのかな」と男に聞かれた。
「ハプニングバーという所でしょ」と彩香ちゃんが答えると「ハプニングバーってどんな所か知ってるのかな」とまた聞かれた。
 この間行ったハプニングバーでは酷い目にあってるので、うっかり答えたら大変だ。
 彩香ちゃんが黙ってると男が彩香ちゃんの耳元に口を寄せて来た。
 何か言ってるけど、彩香ちゃんを口説こうとしてるのには間違いない。
 彩香ちゃんが何度か首を横に振ったけど、構わずに男が彩香ちゃんに唇を重ねた。
 男がすぐに彩香ちゃんの口の中に舌を入れて来るともうとても逆らえない。
 男の手が制服の上から胸を揉み始めたけど、彩香ちゃんは黙ってされるままになってる。
 彩香ちゃんが苦しそうな息をすると、今度は男の手が彩香ちゃんの腿をくすぐるようになで始めた。
 こうなったら感じて着ちゃってもう駄目。
 彩香ちゃんが自分から足を大きく開くと、男がパンティーの股の所を掴んで花園に食い込ませてきた。
 身体が震えちゃって我慢しきれなくて、彩香ちゃんが大きく肩で息をしながら喘ぎ出すともう止まらない。
「このドスケベ女、毎日男が欲しくてたまらないんだろう」と男に言われて急に彩香ちゃんが我に返ったように目を開けて男の顔を見つめた。
「男が欲しいんだろう、今すぐ欲しいんだろう」とまだ男がお腹のそこから出すような低い声で彩香ちゃんの耳元に囁いてきた。
 普通に女の子を口説いてる口調じゃない。
 この店はやっぱり変な男の人しか来ないらしい。
 彩香ちゃんが返事をしないでいると、いきなり男は彩香ちゃんの胸をきつく握って絞り上げてきた。
 彩香ちゃんがびっくりして男の手を押しのけてソファーから立ち上がったけど、このまま帰る訳にもいかない。
 もしかしてこの二人江実矢君のことを知ってるかもしれない。
 彩香ちゃんがバックから週刊誌の写真を出して見せて「この女の子見たことないですか」と聞いてみた。
「あ、みたことあるよ」と男の一人が返事をしたので彩香ちゃんは急に嬉しそうな顔をして男の顔をもう一度確かめた。
「どこで見たんですか」と彩香ちゃんが場所を聞こうとすると「教えてあげるから、その前にやって欲しい事があるんだけどな」と言われた。
「何をすればいいんですか」と彩香ちゃんが聞いてみると「女の子の大好きなことだよ、誰でもみんな好きなんだ」とはっきりとは言ってくれない。
 彩香ちゃんが困った顔をしてると「今すぐしたいよね、大好きなんだろう」とまた男に言われた。
 女の子が大好きで今すぐしたいと言われたらやっぱり生フェラしかない。
 江実矢君の居所を教えてもらうには仕方ないと彩香ちゃんは男の前に膝を付いた。
 有紀も仕方なく隣に座ってる男の前に膝をついた。
 目の前に大きくなった物を見せられて有紀はもうとても我慢できずにすぐに舌を絡ませた。
 口の中で大きく反り返る物をたっぷり楽しんでから有紀は男の顔を見上げた。
 男が満足そうに何度も頷いて見せたので、有紀は嬉しくなった。
 取りあえずやることが済んだ後、これから一緒に行こうと男に誘われた。
 江実矢君の居る場所に連れて行ってくれるという話しだ。
 男の言ってることが本当かどうかともかく確かめてみるしかない。
 両側を男の子に挟まれてついていくと、裏通りのラブホテルの前まで来た。
「本当にここに居るんですか」と聞いてみると「ここに居るのは間違いない、いいから部屋に入ろう」と男の子に言われた。
 江実矢君がこのラブホテルで働かせられてるのかもしれない。
 でも江実矢君はいくら女装してたって男の子だ。
 働くと言っても役になんか立たないはず。
 何だか変だけどともかく聞いてみようと思って写真週刊誌を受付でひろげて見せた。
「あのお、この写真の子この辺で見かけませんでしたか」と丁寧な口調で彩香ちゃんが受付で聞いてみた。
「見たこと無いですね」と受付のおばさんに言われて、帰ろうとすると男の子に手をきつく握られた。
「いいから、部屋に来いよ、ここまで来て帰れるわけないだろう」と男の子に乱暴に怒鳴りつけられた。
 やっぱり適当に話しを作ってラブホテルに連れ込むのが最初から男の子達の目的だったみたいだ。
 必死で逃げようとしたけど、受付のおばさんは知らん顔。
 いやがってるのに力ずくで引っ張られて逃げられない。
 狭い通路を引きずるようにして歩かせられると、突き当たりはエレベータだ。
 男が上に上がるボタンを押したときに、ちょうどエレベーターが降りてきてドアが開いた。
 ドアから出てきた男の子の顔を見て、びっくりした。
 ガストン君だ。
「何だ君たちなんでこんな所にいるんだ」とガストン君が驚いた顔で彩香ちゃんに声を掛けた。
「ガストン君こそ何でこんな所にいるんですか」と彩香ちゃんも驚いた顔で聞き返した。
「昨日撮影が遅くっなてね、それで疲れてたから取りあえずすぐ寝られる場所に入っただけなんだ」とガストン君が慌てて言い訳をした。
 ガストン君のすぐ後ろから女の子が一人でてきて慌てて逃げるように出て行った。
 どっかで見覚えがあると思ったけど、女の子は撮影のタイムキーパーをしてる芳恵さんだ。
 ラブホテルに男と女が一緒に泊まったりして何もないなんて訳がない。
 どうもガストン君撮影の合間にもやることはちゃんとやってるらしい。
 芳恵さんも真面目な顔してて服装もいつも地味だけど、遊びの方はそこそこ上手らしい。
「これからここで休んでいくの」とガストン君が彩香ちゃんを見てびっくりした顔で聞いた。
 男の子の手が彩香ちゃんのスカートを後ろから捲りあげてるのが見えたらしい。
「私は恵美ちゃん探してるんです、ここに恵美ちゃんがいるって聞いて」と彩香ちゃんがガストン君に大声で聞いた。
「ここは、ラブホテルだからね、探すなら、ドアを一件づつ叩いて聞いて回らなきゃ判らないよ」とガストン君がいうのでそれももっともだ。
「じゃまするんじゃねえよ」と彩香ちゃんの手を引っ張って、男の子がガストン君の横を通り過ぎようとした。
「ちょっと待ちな」とガストン君が芝居がかった台詞で声を掛けると男の子が急に様子が変わった。
 震え上がってびくびくしてるみたいで妙に神妙な顔をしてる。
 どうもガストン君をこの辺りのヤクザのお兄ちゃんかなんかと間違えたらしい。
 ガストン君もさすがに役者だけ会ってこんな時でも芝居が上手い。
「誰にいってるんだ、おい女子高生なんかをラブホテルに連れ込んでいいと思ってるのか」とガストン君がドスのきいた低い声で怒鳴ると男の子達は「すいません、もうしません」と蚊の鳴くような声で逃げ出した。
 もしかしてガストン君が知ってるかもしれないと思って週刊誌に載ってる写真を見せるとガストン君が行ったことのある店だという話し。
 さっそくガストン君と一緒にそのハプニングバーに行ってみると、チアリーダーの服装やテニスウェアを着た女の子が一杯いた。
 取りあえず席に着いて飲み物を頼んでから店の様子を確かめてみた。
 店の造りが週刊誌に出てた写真と一緒なのでこの店に間違いなさそう。
 店で働いてるウェートレスの女の子を一通り眺めてみたけど、江実矢君らしい姿はない。
 客の姿も確かめてみたけど、女子高生らしい女の子が数人いるだけで江実矢君は見あたらない。
 もしかしてどこかに監禁されてるのかもと思ったけど、そんな雰囲気は全然ない。
 ガストン君が急に立ち上がってカウンターの前に歩み寄った。
 マスターに直接聞くつもりらしくて、写真週刊誌をマスターに見せてる。
 マスターの話しでは、写真週刊誌のスタッフが店にきて撮影していったということ。
 名刺をもらってるからと中村プロダクションという名前を教えてもらった。
 変だと思って中村プロダクションという名前を携帯のインターネットで調べてみると、アダルトビデオの会社。
 秀美ちゃんの裏ビデオを撮影したのもその会社に違いない。
 だとすると秀美ちゃんと脅してお金を取ろうという魂胆だとピンときた。
 ガストン君と一緒に帰ろうとすると、いきなり目の前に黒い皮の服を着た女性が立ちはだかった。
「私の足をお嘗め、女王様に逆らえると思ってるの」と女性が言うと手にした鞭をぴしゃっとガストン君に叩きつけた。
 ガストン君が「ぎゃあ」と叫ぶとその場に倒れ込んだ。
 ガストン君のシャツの生地がぴしっと破けて血がにじんでる。
 本気で鞭で叩いてると判って有紀は女王様の姿をよく確かめて見てみた。
 黒い皮の衣装は水着みたいに身体にぴったりとして銀色の金具が沢山飾りについてる。
 足元は網タイツで十センチもあるピンヒールを履いてるけど、それが女王様のコスプレらしい。
 女王様の持ってるのは細い棒の先に皮の細長い紐がついてる本物の鞭だ。
「私に逆らえると思ってるの」と女王様が大声で叫ぶと、手にした鞭をぐるぐると頭の上で廻した。
 鞭の先がぴしっと鋭い音を立てて目の前の空気を切り裂いた。
 慌てて彩香ちゃんが逃げ出そうとしたけど、怖くて足がすくんで動けない。
 他のお客達もなにかのショーだと思ってるらしくて、黙って見てるだけ。
 ガストン君が抵抗しようとしたけど鞭で叩かれて痛い目に遭わされてとても女王様には逆らえない。
 女王様がガストン君の首に丸い紐を巻き付けるとガストン君はもう諦めたのか大人しくなった。
 カーテンで隠れたドアから奥の部屋に連れ込まれると、以前見たのと同じ鉄格子のある部屋だ。
 前に来たときは裏口から入ったので分からなかったけど、あの時の店と同じ店だったんだ。
 女王様がガストン君の首を引っ張るようにして牢獄のなかに引きづりこんだ。
 牢獄の中でガストン君があの変な形の椅子に縛り付けられた。
 鞭の音が牢獄の中で響くと、ガストン君の悲鳴が聞こえてきて耳を塞ぎたくなった。
 彩香ちゃんがこっそりと逃げ出そうとして四つんばいになって店のカウンターの前を通り抜けようとした。
 有紀も彩香ちゃんの真似をして四つんばいの姿勢でテーブルの間を抜けてこっそりと逃げだそうとした。
 ちょうどカウンター前の横のテーブルを通り過ぎようとしたとき、急に誰かが有紀の制服のスカートを捲りあげてパンティーを掴んだ。
 パンティーを掴んだ手が有紀の身体を持ち上げると有紀の手足が注に浮いた。
 テーブルの上に載せられた有紀の身体は手足を縛られて身動きできなくなった。
 彩香ちゃんも逃げだそうとした途中で見つかって同じようにパンティーを掴まれたらしい。
 テーブルの上に載せられた有紀の身体の上に彩香ちゃんの身体が向かい合わせで重なった。
 彩香ちゃんの身体が急に震え出すと、彩香ちゃんの涎が有紀の顔にかかった。
 有紀がテーブルの周りを見回すと。スカートから出た足とニーソックスが見えた。
 彩香ちゃんを責めているのは男の娘らしい。
 目の前のテニスウェア姿の男の娘がアンダースコートを膝まで降ろした。
 おっきい物がすぐ有紀の頬に押しつけられてきた。
 気の遠くなる時間が過ぎて、有紀は自分がどこに居るのかも判らなくなった。

スカウトに騙されて面接で裏ビデオ撮影

あらすじ
 由美子先生に事情を話すと私立探偵を紹介してくれた。彩香ちゃんと有紀がおとりになって裏ビデオの撮影現場に探偵さんと由美子先生が乗り込むという手はずだ。だけど裏ビデオの撮影が始まっても、探偵さんが来ない。

 翌日の週刊誌には、今度はガストン君がハプニングバーで縛られてる写真が掲載されてガストン君も大ピンチ。
 このままじゃテレビドラマも放送できないし撮影も中止だとディレクターに言われて彩香ちゃんも大困り。
 なにしろガストン君がハプニングバーになんか行ったのは彩香ちゃんが頼んだからだ。
 今までの撮影が全部無駄になればテレビドラマの制作会社もお金が貰えない。
 彩香ちゃんが全部弁償しろとディレクターが無茶な事を言って彩香ちゃんを脅かした。
 こうなったら頼りに出来そうなのは由美子先生しかいない。
 放課後に学校の門の前で待ちかまえていてちょうど由美子先生が帰るところを見つけて声を掛けた。
 事情を話すと由美子先生は最初は驚いた顔をして聞いていたけど、彩香ちゃんの話が済むと「私が何とかするから安心してね」と言ってくれた。
 由美子先生は私立探偵に知り合いがいるからとすぐに一緒に探偵事務所に行くことになった。
 由美子先生が探偵事務所で事情を話すとすぐに探偵さんが調べてくれた。
 中村プロダクションというアダルトビデオの会社はやっぱり児童ポルノを撮影してる会社だという話し。
 テレビドラマが放送できないようにして秀美ちゃんを脅してお金を取るのが目的に違いないと探偵さんに言われてなるほどと思った。
 この中村プロダクションという会社は、原宿とか女の子の集まる場所でスカウトが声をかけて騙して児童ポルノを撮影してるらしい。
 裏で売りさばくと相当なお金になるいい商売だと探偵さんが教えてくれた。
 児童ポルノを撮影してる証拠があればなんとかなるからと探偵さんに言われて由美子先生がいいアイデアを思いついた。
 彩香ちゃんと有紀がおとりになって、児童ポルノの撮影現場を押さえてしまおうという凄いアイデアだ。
 スカウトの男性が声をかけてる場所を調べておいて、彩香ちゃんと有紀が制服姿で暇そうにしてればきっと声をかけて来るはず。
 あとは騙された振りをしてビデオの撮影をさせてエッチな場面を撮影する時になって由美子先生が探偵さんと乗り込むという手はずだ。
 探偵さんがスカウトの人がいま居る場所を調べてくれた。
 あちこち電話すると、スカウトがいつも居る場所がすぐ分かった。
 さすがに探偵さんだけあって調べると何でもすぐ分かっちゃうので彩香ちゃんもびっくりしてる。
 探偵さんの車でさっそく池袋の駅前の大通りに行くと二人で車から降りた。
 教えられた裏通りに入ると見覚えのある通りだ。
 いつか監督さんに面接を受けた後にナンパされたことのある場所。
 すぐ横にもあのときの、出会い系喫茶「オレンジハウス」の看板が見える。
 あの時も歩いてるとすぐにナンパされたけど、やっぱりこの通りはナンパで有名な通りらしい。
 探偵さんが電子メールでスカウトの男性の顔を送ってきてくれた。
 見た感じは普通の男だけど、これが悪い人の顔なんだと思うとなるほどと納得する顔つきだ。
 うまくこの男に声を掛けられたら、あとは付いていくだけで江実矢君の居場所は分かるはず。
 いよいよ彩香ちゃんと有紀がおとりになって江実矢君を助け出すんだと思うと気持ちが引きしまった。
 さっそく彩香ちゃんが自動販売機の陰でスカートを腰で丸めて短くした。
 これでこの辺りを行ったり来たりすれば必ず声を掛けられるはずと探偵さんも言ってた。
 通りの中央を歩き駆けるともうすぐに男の子が目の前を塞いで立ちはだかった。
 彩香ちゃんが携帯の画面と比べてみたけど、スカウトとは違う男の人だ。
 何度か男の人に声を掛けられたけど、彩香ちゃんがその度に首を振った。
 急に彩香ちゃんが立ち止まって少し先を歩いている男の顔を携帯で確かめた。
 確かに私立探偵が教えてくれたスカウトの男の人らしい。
 きちんと背広を着てネクタイもしてるけど髪は茶色に染めてる。
 彩香ちゃんが目で合図して有紀は男の方に歩き始めた。
 二人並んでわざとその男の人の目の前までゆっくりと歩いたけど、そのまま男は横を通り過ぎちゃった。
 声を掛けてくれるはずとばかり思ったのにがっかり。
 男はまた暇そうな顔つきで向きを変えてこっちに戻ってきたけどまたすれ違っただけで声を掛けてくれない。
 こうなったらもっとスカートの丈を短くするしかない。
 彩香ちゃんが自動販売機の陰でスカートをもっと腰で丸めて短くした。
 有紀も彩香ちゃんの真似をしてパンティーが見えちゃうくらいにスカートを短くしたけど恥ずかしくて足が震えて歩けない。
 大通りに戻ってさっきの男を捜したけどもう見あたらない。
 どこにいったのかと思って大通りを歩き出そうとしたとき急に男の人が彩香ちゃんの目の前に名刺をだして行く手を塞いだ。
 名刺には鈴木恵と書いてあって女の子みたいな名前だけど、チーフマネージャーと肩書きが付いてる。
 さっきのスカウトの男だと分かって彩香ちゃんはほっとした顔をした。
 男は彩香ちゃんのスカートの下から見えてる、真っ赤なパンティーをちらちら見てる。
 やっぱりスカートを短くしたのが効いたみたい。
「君たち可愛いね、いやほんとすごい可愛いよ。君達モデルさんに成らないか」と鈴木さんに声を掛けられたけど何の話しか分からない。
「うちの事務所では、君達も知ってるファッション雑誌に出てるモデルさんが一杯いるんだよ」と言いながら鈴木さんは手に持った雑誌を広げて見せた。
 確かに高校生の女の子達なんかがよく見てるファッション雑誌だ。
「ファッションモデルになるには、まず可愛いこととスタイルが良いことそれに笑顔が可愛いことが条件なんだ」
「二人ともファッションモデルにはぴったしだ、あとは努力次第でいくらでも有名になれるんだよ。
「人気が出れば、テレビにだって出られるんだ」と随分と調子のいい話し。
 彩香ちゃんはわざと何も知らない顔をして「本当ですか、わあ凄い」と適当に返事をした。
「ちょうどよかった今すぐ来てくれないか、事務所はすぐ近くだから」と言われてさっそく一緒に事務所に行くことになった。
 裏道を抜けて細い路地に入ると、ビルの裏手から階段を上った。
 事務所らしい部屋に入ると、部屋の壁にはグラビアアイドルのポスターが一面に貼り付けてある。
 他にも水着姿のタレントさんのカレンダーが一杯並んでいて、机の上には写真集も山のように積んである。
「早速だけどカメラテストするからね」と鈴木さんが言うと大きなカメラを取りだした。
「じゃそこに立ってくれるかな」と言われて見ると、壁際にはスクリーンの様な垂れ幕が掛けてある。
 彩香ちゃんがスクリーンの前に立つと「じゃ、まず正面から行こうか」と鈴木さんが声を掛けた。
 ピカッとフラッシュが何度も光ると鈴木さんは「じゃ、つぎ横向いて、最初は右、じゃ、つぎ左行こう」とまた声を掛けた。
 彩香ちゃんが左右に向くとその度にフラッシュが光ってまぶしいくらい。
「じゃあ、こんどはちょっとポーズ取ってみようか、正面からいくからね」と鈴木さんに言われて彩香ちゃんは手を腰に当てて微笑んだ。
「いや、すごい可愛いよ、もう最高、もう一枚行こうか」と鈴木さんに声をかけられて彩香ちゃんはすっかり上機嫌で思いつくままにポーズを取った。
 鈴木さんは素早い手つきでシャッターを押し続けてる。
 彩香ちゃんが調子に乗って、ちょっとエッチにお尻を突き出すようなポーズをとると鈴木さんも「いや、いいね、そのポーズ最高だよ」も大喜び。
 一通り写真を撮り終わると、さっそく鈴木さんがプリンターで写真を印刷してくれた。
 できあがった写真を見せてもらうと、さすがにプロが撮った写真は普段の彩香ちゃんとはまるで別人。
「いやあ、可愛いね、もう本当に最高だよ、これならもうグラビアアイドルのあとは、すぐに女優さんだね」と鈴木さんにすっかりおだてられて彩香ちゃんも良い気分。
「じゃあ、まず契約書にサインしてね、中身はあとでゆっくり読んでもらえばいいからね」と言われて彩香ちゃんと有紀は渡された紙にサインした。
「今度はカメリハするからね、女優さんになるにはカメリハしないといけないんだ」と鈴木さんが言い出した。
「カメリハというのはね、カメラリハーサルのことでね、女優さんになるにはまず最初にすることなんだ。ビデオカメラの前で簡単な面接をするだけだからすぐ済むからね」と言われてそう言われてみればそうなのかと思った。
 鈴木さんに奥の部屋に案内されると、小さな部屋の中央にソファーが置いてあってその正面に三脚が置いてある。
 彩香ちゃんがソファーに座るとさっそく鈴木さんが三脚の上のビデオカメラのスイッチを入れた。
 三脚の左右に置いてある大きな照明装置も明るくなってまぶしいくらい。
「じゃあ、まず演技のテストをするからね」と鈴木さんに言われて彩香ちゃんも頷いた。
「目の前に大好きな男の子が居ると思ってごらん」と鈴木さんが声を掛けた。
 彩香ちゃんは嬉しそうな顔をすればいいと思って、ニコニコと作り笑いをした。
 鈴木さんはすぐに「それじゃ、駄目だよ、女の子が好きな男の子を目の前にしたらもっと緊張して堅くなるだろう」
「今すぐ何をされてもいいと思って、思い詰めたような表情で顔が強ばるんだ。それが女の子が恋をしたときの顔だろう」と鈴木さんに言われて確かにそう言えばそう。
 彩香ちゃんは慌てて引きつったような顔をしてみたけど変な顔にしかならない。
「それじゃ、だめだ。そうだブラウスのボタンを外してごらん。男の子の目の前でブラウスを脱ぐ気持ちになるんだ」と鈴木さんに言われて彩香ちゃんはブラウスのボタンに手を掛けた。
「そう大好きな男の子の目の前でブラウスのボタンをはずしたら、胸にしてるブラジャーが見えちゃうよね」
「大好きな男の子にならブラジャー見せてもいいって気持ちが見てる人に伝わる演技をしなきゃ駄目なんだ」
「女優さんになりたければ、そのくらいの演技はできなきゃだめだよね」と鈴木さんに言われて彩香ちゃんはブラウスのボタンを外した。
 ビデオに映ってると思うと彩香ちゃんの表情が強ばって引きつったのをみて鈴木さんが「うん、その顔だ、それが女の子が恋をしてる顔だよ、上手じゃないか」と言ってくれた。
「好きな男の子にだったら、何をされてもいいよね、男の子に何をされたいのか言ってごらん」と鈴木さんに言われたけど何を言って良いのか分からない。
「キスされたいです」と彩香ちゃんが答えると「キスだけじゃないだろう」とまた鈴木さんに言われた。
「抱きしめられたいです」と彩香ちゃんがまた答えると「ちゃんと言うんだ、あれを入れて欲しいんだろう、女の子がして欲しい事はそれしか他に無いだろう」と鈴木さんに言われて仕方なく彩香ちゃんが「入れて欲しいんです」と言い直した。
「どうして入れて欲しいの理由をちゃんと言いなさい」と鈴木さんにまた問いつめられた。
 彩香ちゃんが「気持ちいいから入れて欲しいんです」とやっとの事で答えた。
「気持ちい事っていつもしてることあるんだろう、一人でも気持ちいいことしてるね」と鈴木さんに言われて仕方なく彩香ちゃんは「はい」と頷いた。
 すると「じゃあ、今すぐその気持ちいいことしてもらおうか。いつもやってるだろう」
と鈴木さんに言われて彩香ちゃんはびっくりして「今すぐですか」と聞き直した。
「どんな演技でもできなきゃ、女優さんにはなれないよ。オナニーして気持ちいい時の演技だって言われたらすぐ出来なきゃ駄目なんだ。当たり前の事だろう」と鈴木さんが厳しい口調で彩香ちゃんを怒鳴りつけた。
 もう断れそうにないと彩香ちゃんも諦めた顔で足を広げた。
「どんな時オナニーするのか、正直に話しなさい。好きな男の子にだったら何でも話せるよね」と鈴木さんに言われて「宿題忘れて先生に叱られた日は、夜寝るときいつもオナニーして寝ます」と彩香ちゃんがとっさに答えた。
「朝痴漢に遭ったときも、寝るときは必ずオナニーするよね」と鈴木さんにまた言われると彩香ちゃんも仕方なく「はいそうです」と答えた。
「じゃあ、いま朝の通学の時に痴漢にあってる気持ちになってごらん、いま痴漢が胸を触ってるんだ」と鈴木さんが言うと彩香ちゃんの胸を掴んで押し回してきた。
 彩香ちゃんは困った顔をして眉を歪めたけど、江実矢君を助けるためには我慢するしかない。
「痴漢に会うのは、嫌だけど気持ちいいよね。それがちゃんと演技できなきゃ女優さんには成れないよ」と言いながら鈴木さんは平気な顔で彩香ちゃんの身体を触ってる。
 彩香ちゃんは鈴木さんに胸や脇腹を撫で回されて、だんだん気持ちが良くなっちゃって口が半分開いてしまった。
 鈴木さんの唇がすぐに彩香ちゃんの唇に重なると舌を重ねて口を吸い始めた。
 こうなったらもうとても逆らえない。
 鈴木さんは彩香ちゃんの前に腰をかがめた姿勢で近づくと、彩香ちゃんの足を左右に開かせた。
 このままじゃ大変なことになると思ったけど由美子先生が助けにくるまでなんとか時間を稼ぐしかない。
「あ、ああぁ」と彩香ちゃんの喘ぐ声が部屋に響くと、鈴木さんが腰を動かし始めた。
 こうなったらもう何をされてもいいと覚悟を決めたのか彩香ちゃんはじっと歯を食いしばって我慢してる。
 急に鈴木さんの腰の動きが早くなると彩香ちゃんは堪らずに「ああ、ん」と今度は大きな声をあげて鈴木さんにしがみついた。
 彩香ちゃんの様子を確かめながら鈴木さんが腰の動きを早くしたりゆっくりとしたりを繰り返すと彩香ちゃんは身体が震えて椅子から転がり落ちそうになってきた。
 彩香ちゃんの泣き叫ぶ声が部屋に響くと、急に鈴木さんが腰の動きを強くしてきた。
 お腹の底からわき上がるような大きな声を上げて彩香ちゃんが必死で鈴木さんに抱きついた。
 鈴木さんが不意に腰の動きを止めて彩香ちゃんの身体から離れると彩香ちゃんは床に倒れ込んで動けなくなった。
「次は有紀ちゃんのカメリハをする番だよ」と鈴木さんに声を掛けられて有紀は彩香ちゃんが座っていた椅子に腰掛けた。
 有紀も彩香ちゃんと同じ事をされるんだと判っていてももう逃げられない。
 彩香ちゃんがされたのと全く同じ会話が続くと、鈴木さんが腰を寄せて有紀の身体を抱きしめてきた。
 奥までいっぱいに責められて有紀は涙を流しながら大きな声で叫び続けた。
 鈴木さんが身体を離すと「今度は女の子同士で抱き合う場面を撮るからね。どんな演技でも言われたら出来なきゃ、女優さんにはなれないよ」と言われた。
 何で由美子先生が助けに来てくれないのと思ったけど、今は鈴木さんの言うことを聞くしかない。
 彩香ちゃんが有紀の胸を優しく撫で回しながら、身体を重ねてきた。
 舌がとろけるような感触で彩香ちゃんの舌が有紀の舌に絡みついてきた。
 有紀が彩香ちゃんの脇腹をくすぐりながら撫で上げると、彩香ちゃんも有紀の脇の下をくすぐってきた。
 甘い感触が彩香ちゃんと有紀の身体を包み込むと、時間の経つのがもう分からなくなった。
「こんなにドスケベな女子高生は初めてだぜ」といきなり鈴木さんが大声で怒鳴ったので二人はびっくりして顔を上げた。
「今のは全部ビデオに撮ってあるからだ。このビデオを校長先生が見たら二人とも高校はすぐに退学だ」
「二人とも、こんなにドスケベなんだから、それで当たり前だぜ」と鈴木さんが言い出すので彩香ちゃんは訳が分からなくて有紀の顔を見た。
「友達にこんなビデオ見られたら、もう恥ずかしくて学校になんか行けないだろう」
「このビデオを内緒にして欲しければ、一つだけ方法があるんだ。裏ビデオってしってるだろう、これから二人ともその裏ビデを撮影するんだ」
「そうすれば、今撮ったビデオは全部内緒にしてあげるし、それにお金も貰えるんだよ」
「二人ともお金をもらった方が、高校を退学になるよりいいだろう。それに二人ともう契約書にもサインしたんだから、契約書にはビデオを撮るとちゃんと書いてあるんだ」と鈴木さんに言われて筋書きが分かってきた。
 こうやって通りを歩いてる女子高生に声をかけては裏ビデオを撮影してるんだ。
 モデルさんの契約書だと騙して裏ビデオとらせる契約書にサインさせてるなんてやる事が最低。
 だけど今はともかく言いなりになるしかない。
 裏ビデを撮ってる現場に由美子先生が探偵さんと乗り込んでくればあとは全部うまく行くはず。
「はい、分かりました」と彩香ちゃんが答えると、鈴木さんは奥の部屋に二人を連れ込んだ。
 今度の部屋はさっきの部屋よりは大きくて、中央に大きなソファーが置いてある。
 すぐに部屋の奥から裏ビデオの男優さんらしい男が数人でてきた。
 鈴木さんが何か言うと男達はすぐに服を脱ぎ始めた。
 筋肉の盛り上がった身体は見ているとまぶしくて目が潰れそう。
 鈴木さんがカメラを構えると、すぐに撮影が始まったらしくて男が彩香ちゃんをソファーに押し倒した。
「止めてお願い」と彩香ちゃんが小さな声で呟いたけど、誰も止めようとはしない。
 すぐに服を全部脱がされると、両側から男が顔を近づけて有紀の乳首を嘗め始めた。
 軽く舌先で乳首を噛みながら舌先で転がすように嘗められると気持ちよくて感じて着ちゃう。
 身体がすぐに熱くなってくると、有紀は勝手に身体が動き出してくねくねと腰が震え始めた。
 もうとても駄目と思ったとき男の顔が今度は有紀の花園に近づくと、舌先でなぞるようにべっとりと嘗め上げてきた。
 我慢しきれなくて思わず有紀の喉の奥から吐き出すような叫び声がでるともう止まらない。
 何度も身体を仰け反らせながら、大きな声で喘ぎ続けると目眩がしてきちゃう。
 急にギューンという大きな音が聞こえたので有紀が思わず音のする方をみると、馬鹿でかい機械を男が持ってる。
 先端が赤ん坊の頭くらいもある大きさで、激しい勢いでピストンみたいに前後に動いてる。
 裏ビデオの撮影用に使う特別製の特大バイブらしい。
 こんな化け物みたいなバイブを入れられたら大変。
 彩香ちゃんも顔が引きつって「止めてー」と大声で叫んだ。
「誰かー、助けてー」と彩香ちゃんが大声で叫び続けたけど誰も助けになんか来てくれない。

由美子先生が真っ赤なTバックで裏ビデオ撮影

あらすじ
 助けに来た由美子先生が逆に捕まって裏ビデオを撮られたけど途中で男達が逃げ出した。激烈チアガールのテレビドラマも放送中止になった。テレビニュースで由美子先生のパパが脱税で逮捕されたと報道されてた。外国に逃げ出そうとして一緒に逮捕された愛人はあの秀美ちゃんだった。

 急にドアがバタンと大きな音を立てて開いた。
 ドアの向こうには探偵さんと由美子先生がこちらを向いて怖い顔で睨みつけてる。
「動くな」と探偵さんが大きな声で怒鳴ると拳銃を持って構えた。
 これでもう大丈夫と思ったけど、裏ビデオを撮影していた男達はすぐに部屋から逃げ出してしまった。
「待て逃げるな」とまた大声で怒鳴ると探偵さんが拳銃を撃った。
「バーンバーン」と大きな音が部屋に響いて黒い煙が銃口から飛び出した。
 だけど何発撃ってもあたらない。
 あっという間に弾がなくなると、探偵さんが弾を次の弾を込めようとした。
 するとすぐにさっきの男達が部屋に戻ってきて探偵さんの拳銃を取り上げてしまった。
 これじゃ、何のために拳銃を撃ったのか訳がわからない。
 今度は探偵さんと由美子先生が拳銃を鈴木さんに突きつけられて絶対絶命。
「お前ら何しにきたんだ、えっ、どうしてここが分かったんだ」と鈴木さんに怒鳴りつけられて「この二人がおとりなんです、彩香ちゃんと有紀ちゃんの後をつけて裏ビデオを撮る現場を押さえに来たんです」と由美子先生があっさりと白状してしまった。
「おい、他にも理由があるだろう、なんで裏ビデオの現場なんか押さえに来たんだ」とまた鈴木さんに問いつめられて「恵美ちゃんを捜しにきたんです」とまたすぐに由美子先生が白状してしまった。
 すると鈴木さんが「恵美ちゃんなら、奥にいるぜ、見せてやろうか」とまたあっさりと恵美ちゃんの居場所を教えてくれた。
 後ろのドアの奥に案内されると、鉄格子のある部屋があって江実矢君が寝ているのが見えた。
 ゴスロリのワンピース姿で、手足を長椅子に縛られて横になってる姿は確かに江実矢君だ。
「恵美ちゃんを返してほしければ、やって欲しい事があるんだけど、由美子先生やって貰えるかな。いやなら別にいいんだぜ」と鈴木さんがいやらしい口調で言った。
「何でもします」と由美子先生が必死に答えると「じゃあ、いますぐ裸になって、この椅子に寝て貰おうか」と鈴木さんが命じた。
 今度は由美子先生の裏ビデオを撮影するつもりらしい。
 男達が椅子を用意するとどっかで見たことのある椅子だと気が付いた。
 あのハプニングバーにも置いてあった変な形の椅子だ。
 由美子先生が服を脱いで下着姿になると、彩香ちゃんは目を丸くした。
 由美子先生が身につけてるのは、真っ赤なTバックのショーツにブラジャーもレース模様のスケスケだ。
 まるで最初から裏ビデオを撮られるために着てきたような下着。
 いったいどうなってるんだろう。
 男達が由美子先生の手足を掴んで先生を椅子に縛り付けた。
 由美子先生は「いや、やめて」と大声を出してるけど、全然抵抗する様子もない。
 男達が由美子先生の周りを取り囲むとすぐにビデオカメラで撮影が始まった。
 身体中を男達の手で撫で回すようにしてくすぐられて由美子先生は「だめー」と悲鳴を上げてる。
 由美子先生の身体が小刻みに振るえ出すと、今度は男達が由美子先生の体中を舌先で嘗め始めた。
 由美子先生の声がまた大きくなったと思うと、プーンという大きな音が聞こえてきた。
 さっき見たあの、おっきなバイブだ。
 あんなバイブで責められてはとても堪らない。
 最初は軽く先端を身体に押しつけるだけで、すぐには奥まで入れたりしない。
 少しずつ押し広げるようにしながら押し回してゆっくりと奥までぶち込むと、スイッチを切り替えた。
 バイブの動きが早くなったり遅くなったり急に震えだしたりと動きを替えるとその度に由美子先生の絶叫が部屋一杯に響いた。
 不意に部屋の奥から男が一人入ってくると由美子先生を取り囲んだ男達に何か耳打ちした。
 男達は慌てた顔で、すぐに部屋から逃げ出した。
 鈴木さんも男に何か耳打ちされるとすぐにビデオカメラを置いて部屋から出て行ってしまった。
 彩香ちゃんがあっけにとられていると、由美子先生もいつのまにか姿を消して探偵さんの姿も見あたらない。
 床に置き去りにされたバイブがギューンと大きな音を立ててるけど、電源のコードを抜くと静かになって物音もしない。
「彩香ちゃん助けて」とすぐ奥の部屋から江実矢君の声が聞こえてきた。
 そばにあった鍵で鉄格子を開けると、彩香ちゃんは江実矢君を縛っていた紐を解いた。
 いきなり彩香ちゃんが江実矢君に抱きつくとわんわんと泣き出したけど、そんなことしてる暇はない。
 男達が戻ってくる前に逃げ出すしかない。
 急いでドアから出ると後も見ずに、走って逃げられるところまで逃げた。
 駅前のロッテリア前まで走ってもう大丈夫だと思うと急に身体から力が抜けて歩けなくなった。
 翌日学校に行って授業が始まる前に、有紀は彩香ちゃんと一緒に由美子先生を捜した。
 江実矢君を助けた事を由美子先生に報告しようとしたけどあちこち探しても何処にも見あたらない。
 ちょうど校長先生が職員室に入る所を見つけたので聞いてみると、由美子先生は昨日で辞めたと言われた。
 なんで急に由美子先生が学校を辞めちゃったのか訳が分からない。
 授業のあと放課後になってチアリーディング部の女の子達がやっぱり由美子先生を捜してる。
 夏に開催される「チアリーディング全日本選手権」の練習があるのに肝心の由美子先生がいないと練習が出来ないからと困った顔。
 彩香ちゃんが由美子先生は昨日で学校を辞めたらしいと話すと、チアリーディング部の女の子達はそんなはずはないからと校長先生に聞きに行った。
 校長先生の話では急な事情があったらしいけど詳しいことは教えては貰えなかった。
 やっぱりなんだか変だと思って、学校の帰りにもう一度昨日のあの中村プロダクションに行ってみることにした。
 昨日声を掛けられた大通りから道順を思い出して行ってみると、見覚えのある建物を見つけた。
 しばらく建物の前で様子を伺ったけど、出入りする人は誰もいない。
 注意深く様子を見ながら階段を上がってドアを廻してみるとドアは開いてる。
 中にはいってみると部屋の中は、この間来たときとそのまま同じだ。
 奥にはいると床に真っ赤なTバックが落ちてる。
 由美子先生が履いていたTバックがあの時の床に落ちたままになってるらしい。
 って事はあの時以来ここには誰にも来ていないってことらしい。
 床に拳銃が落ちてるのが見えてたので拾ってみた。
 随分軽いので何だか変だと思ったら、オモチャの拳銃で音や煙がでる仕掛けになってるらしい。
 オモチャの拳銃なんか持って探偵さんが乗り込んでくるなんて変な話し。
 昨日来江実矢君が監禁されていた部屋を確かめると見覚えがある感じの部屋だ。
 部屋の奥にまたドアがあるので行ってみると、廊下の先はやっぱりあの時のハプニングバーだった。
 店は閉まっているらしくて中は暗くて人影はない。
 廊下には他にもドアがあるので、開けてみると今度は出会い系喫茶「オレンジハウス」の裏口になってる。
 こっちの店も閉まってるらしくて、真っ暗で誰もいない。
 もう一つドアがあるので行ってみると奥にまた別の事務所がある。
 中に入ってすぐの横に棚があって、ビデオが一杯積んである。
 題名からして「女子高生ナンパスペシャル」とか「痴漢パニック大全集」とか変なビデオばかり。
 近くにあるビデオを手にとって見ると、アダルト女優さんの顔に見覚えがある。
 合宿の撮影にきた女の子達だ。
 変だと思ってたけど、やっぱり合宿の撮影に来ていたのはアダルトビデオの女優さんだったらしい。
 事務用のテーブルが並んだ奥の棚には台本やビデオテープの棚がある。
 台本を確かめてみると「激烈チアガール」の台本だった。
 手にとって中身を確かめてみると由美子先生に見せられたのとは内容が違ってる。
 入学式の朝に痴漢に遭う場面から始まってる。
 他にもエッチなシーンが一杯ある。
 合宿で撮影した打ち上げの乱交パーティーは、最初から全部台本に載ってたシーンらしい。
 由美子先生の話では感動的な青春ドラマのはずだったけど実際は「エロドラマ」だったんだ。
 江実矢君が誘拐されるのももともとドラマのストーリーで、由美子先生が探偵と乗り込むシーンも裏ビデオを撮られるシーンも最初からドラマのストーリーだったんだ。
 棚にはエッチな場面を撮影したビデオテープやメモリーカードが、丁寧に番号を付けて並べてある。
 ちょうどすぐ棚の小さな黒板に横に何かの記号が書いてあるのが見えた。
 もしかしてと思って彩香ちゃんが入学式の時トイレで拾ったメモリーカードを近く置いてあるデジカメに入れてみた。
 黒板に書いてある番号を押すと、暗証番号が一致したらしくて再生が始まった。
 トイレの中で由美子先生が生フェラさせられてる場面だ。
 やっぱりあの時変だと思ったけど、トイレで由美子先生が痴漢に生フェラさせられてる場面の撮影をしてたんだ。
 彩香ちゃんは注意深く台本を調べて、棚にある彩香ちゃんと有紀が映ってるメモリーカードを全部持ち帰った。
 撮影はとっくに済んでテレビ放送の準備も終わってるはずなので、ビデオの入ったメモリーカードを持ち帰っても何にもならないのはよく判っていた。
「激烈チアガール」の放送の当日に、彩香ちゃんの家に集まって始まるのを待ったが、放送されたのは「お笑い天国」という別の番組。
 テレビドラマのホームページを確かめると放送は中止になったらしい。
 もしかしてと撮影をした会社のホームページを見ると、「会社は倒産しました」とだけお知らせが載ってる。
「これは絶対変よ、なにかあるに違いないわ。そうよ、きっとそうよ」と彩香ちゃんに言われて江実矢君がインターネットで検索を始めた。
 あれこれ調べると、とんでもないことが判った。
「中村プロダクション」というアダルトビデオの会社は、テレビドラマの撮影の会社の子会社だった。
 テレビドラマの宣伝のために、雑誌にわざとエッチな記事を載せてたらしい。
 おまけにあの出会い系喫茶のオレンジハウスも、ハプニングバーも経営してるのは同じ系列の子会社だった。
 そしてテレビドラマを撮影した会社の社長は、由美子先生のパパだった。
 当の社長は脱税で逮捕状が出ていて逃走中と判って、彩香ちゃんも有紀もびっくりするだけ。
 由美子先生が慌てて学校を辞めたのもそのせいらしい。
 江実矢君がインターネットを調べていると、新聞社のページに社長が逮捕されたとのニュースが出たのが検索にかかった。
 たった今報道されたニュースらしくてテレビで放送中らしい。
 慌ててテレビをつけると、タイに飛行機で逃げようとした所を愛人と一緒に逮捕されたという映像が放送されてる。
 それを見て彩香ちゃんも有紀もびっくりした。
 社長の愛人というのはあの「激烈チアガール」で主役だった秀美ちゃんだ。
 この社長、自分の愛人をテレビドラマの主役にしてたらしい。
 それにこの社長どっかで見た顔だと思ったら、入学式の当日に秀美ちゃんと一緒に地下鉄に乗ってた男と同じ顔。
 あのときは江実矢君のパパだと思ってたけど、実は由美子先生のパパだったんだ。
 そう言えば台本の始まりは主人公の女子高生が痴漢に遭う所から始まってた。
 あの入学式の朝の出来事も全部テレビドラマのシーンの撮影だったらしい。
 翌日学校にいってみるとみな由美子先生のパパが逮捕されたと大変な騒ぎ。
「これは絶対記事にするのよ、私達新聞部なのよ」と彩香ちゃんが壁新聞を作り始めた。
 彩香ちゃんがマジックで記事を模造紙に書き始めたけど、途中でかくのを止めてしまった。
 やっぱり由美子先生が学校を辞めたことは記事にできそうにない。
 それでもなんとか「激烈チアガール」のテレビドラマが放送中止になった記事を書き始めた。
 ドラマのシーンをこの立志館高校で撮影したんだから、ドラマが放送中止になったのは大事件だ。
 だけどできあがった壁新聞はどうみてもエッチな記事だらけで、やっぱり図書館の壁に張り出すのは諦めるしかなかった。
 作ったばかりの壁新聞を誰にも見られないように破いて捨てると彩香ちゃんが急に涙ぐんだ。
 彩香ちゃんの目から涙がポロポロ流れ落ちてもう止まらない。
 いろんなことを思い出したせいだと思って有紀は彩香ちゃんの背中をそっと撫でた。
 彩香ちゃんが顔を上げると今度は有紀に抱きついてきた。
「有紀ちゃん大好き、本当に大好き」と言って彩香ちゃんが唇を寄せてきた。
 有紀が彩香ちゃんの唇に自分の唇を重ねるとすぐに彩香ちゃんの舌が入ってきた。

                 完

彩香スペシャル~激烈チアガール

七度柚希

第五回エンターブレインゲームコンテスト伊集院光特別賞「官能小説自動生成ソフト七度文庫」作者。

ホームページ http://homepage3.nifty.com/yuki_nanotabi/home_page/

ケータイコミック原作
「彩香スペシャル~恋の必殺技」
「恵美ちゃんはblogアイドル」

彩香スペシャル~激烈チアガール

この小説は官能小説自動生成ソフト七度文庫が自動生成したシナリオを元に書き下ろした長編官能小説です。 あらすじ 新任の由美子先生がチアリーダー部の顧問になって大会で優勝を目指すと大張り切り。 江実矢君は男の子だけどバックフリップが得意なのでチアリーダー部に入れさせれちゃった。 チアガールが主人公のテレビドラマの撮影も始まった。相手役のガストン君とのラブシーンが盛りだくさんの撮影は大変なことに。

  • 小説
  • 長編
  • 青春
  • 恋愛
  • コメディ
  • 成人向け
  • 強い性的表現
更新日
登録日
2012-02-28

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted
  1. 入学式で由美子先生はノーパン
  2. チアガールはお色気満点の男の娘
  3. 痴漢盗撮はテレビドラマの撮影
  4. ガストン君の巨根で生フェラレイプ
  5. オーディションはレズ調教の裏ビデオ撮影
  6. 出会い系喫茶で援助交際のドスケベ男待ち
  7. ハプニングバーの鉄格子の牢獄で緊縛調教
  8. 遊園地の観覧車はセクハラやり放題
  9. チアガールの合宿の最後は乱交パーティー
  10. 男の娘が誘拐されて牢獄で監禁調教
  11. スカウトに騙されて面接で裏ビデオ撮影
  12. 由美子先生が真っ赤なTバックで裏ビデオ撮影