愛唄

GReeeeNの愛唄をモチーフに書きました!

付き合って3年目の記念日。
本当は、どこかお洒落なホテルで豪華なディナーなんていいんじゃないか、と思っていた。

しかし、1週間前に彼女にそう提案してみたら、反対されてしまった。
曰く、「外だと人の目が気になるから、家でゆっくり過ごしたい」らしい。

特に不満もなかったから、結局自分たちの家で過ごすことにした。


そして今日。
自分は、今日、彼女にプロポーズをしようと考えている。

もう付き合い始めてからは3年、同棲生活は1年を過ぎた。
きっと、彼女も同じように想ってくれているはずだ。

そう考えながら、昼から夕食の準備をする彼女の手伝いをして時間を過ごした。



ーーー

「「いつもありがとう」」
2人で乾杯して、夕食を始める。

いつ切り出そうかとそわそわしていると、ふと彼女が小さく「…幸せだなぁ」と呟いた。

ー!!
それを聞いた瞬間、今しかない!と感じた。

軽く咳払いして、様子の変わった自分を不思議に思っている彼女に向けて話す。

「あなたに、大事なお話があります。」


ーーー


『あなたと出会い、付き合い始めて3年が経ちました。
あなたと出会えて、僕は本当に幸せになれました。あなたが僕に、幸せをくれました。

出会った時のことは、あまり覚えていません。ただ、あなたが僕に優しく笑いかけてくれたこと、それだけは今も覚えています。
あれから、色々なことを2人で経験しました。たまには喧嘩もしました。でも、そのぶつかり合いがあったからこそ、お互いをよく知れたんだと思います。
あなたとの思い出が全て僕の宝物です。

でも何より、僕があなたと出会えたことが僕の一番の宝物です。

あなたが、僕の一番の宝物です。

もっとあなたに想いを伝えたい。
感謝の言葉じゃ伝えきれない。
簡単な言葉じゃ伝えきれない。

だから、ひとつだけ、あなたに言葉を贈ります。

僕は、あなたを、愛しています。』

手紙に書いた言葉を読み切る。
この手紙に書いてあることは、今までの自分の想い。

だから、これからのことは、自分で伝えなきゃいけない。


「だから、僕と、結婚してくだい。」



彼女の目を見て、はっきりと伝える。

すると、笑いながら涙を流し始めた。

黙って、彼女の答えを待つ。

「ほんと、クサイことするなぁ。」
「…」
「…もう、答えなんかひとつしかないのに。」
「…」
「…よ、よろしくお願いします…!」

そう聞いた瞬間、彼女を抱きしめていた。

腕の中で彼女が笑う。

「もう、ほんっとにクサイことするんだから」
「…いいだろ、別に。」
「うん、…かっこよかった。大好き!」

そう言って彼女の方から抱きついてきてくれた。



これから先、自分の人生は一生幸せなんだろう。
最愛の彼女と、ずっと一緒なんだから。

毎日泣いて、笑って、悲しみも、喜びも。
全部2人で分かち合っていけるから。



僕の残りの人生全て、彼女の隣で愛を唄い続けよう。



~fin~

愛唄

読んでくださりありがとうございました(^_^)☆

愛唄

GReeeeNの愛唄モチーフの小説です。・:+°

  • 小説
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-03-12

Derivative work
二次創作物であり、原作に関わる一切の権利は原作権利者が所有します。

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