天使３人、堕天使４人　第１章

※この小説には以下の物が含まれています。
①天使ちゃんボコボコ
②独自設定
③ハッピーエンド？そんなものはない。

それでもよい方はどうぞ。

かつて、天界には４人の天使がいた。
ラファエル、ウリエル、ミカエル、そしてルシファー。彼女達４人は天界から地上を見守っていた。ところが、その内の１人ルシファーが突然姿を消してしまい、今では天界には３人の天使しかいなくなっていた………

ラファエル「ミカエル、ウリエル。　そろそろ出発するよ。」

天使達の朝は早い。今日も色々とやることがあるのだ。ラファエルの呼びかけで他の天使ミカエルとウリエルが集まってきた。

ウリエル「ラファエルは早すぎるよ～、もう少し遅くてもいいんじゃないの？」

ラファエル「何言ってるの？　今日はゼウス様の所まで行かなくちゃいけないんだよ？ゆっくりしてられないよ。」　　

ミカエル「それもそうだね。　行こうか！」

ようやく３人の天使はそれぞれの待機場所から移動を始めた。その時、１体のキューピットが慌てた様子で駆けつけてきた。

キューピット「大変です！　天界付近に怪しげな闇属性集団を確認しました！」

ウリエル「え？　結界は大丈夫なの？」

キューピット「結界には異常はありませんが………」

ミカエル「それなら大丈夫だと思うよ。」

天界には結界が張られていて、それによって外部からの侵入は不可能な状態にあった。

ラファエル「でも警戒はしててね。　何か不審な動きがあれば………」

その時、結界にヒビが入り、そこから大量の闇属性モンスターが侵入してきた。

ウリエル「そんな！　結界は破られないハズでしょ！？」

ラファエル「驚いてる場合じゃないわ！　ウリエルは東側、ミカエルは西側へ向かって！私は正面へ向かうわ！」

ラファエルの指示通り、天使達はそれぞれの場所へ向かった。
一方正面エリアでは次々とキューピット達が倒されていた。敵は闇属性のザコに紛れて強敵もいるようだ。そしてキューピット達の相手をしているのはシュレッターであった。

キューピット「くっ……強すぎる！」

シュレッター「話にもならないな……　貴様ら、やる気はあるのか？　まぁいい。〔アイツら〕もそれぞれの場所へ向かったハズだ。」

キューピット「〔アイツら〕だと……？　それは誰だ！？」

シュレッター「聞きたければ私を倒してから聞き出せ。　勝負はこれからだ……！」

─東側─
ウリエルが参戦したことにより、東側も段々と片付いてきた。

ウリエル「焦ったけど、これなら何とか……」

その時、どこからかレーザーが放たれて、ウリエルの腕をかすった。

ウリエル「ウッ！　この痛みは……〔キラー持ち〕！？」

レーザーの放たれた方向を見るとそこにはマミーがいた。

マミー「ふ～ん、あなたがウリエルちゃんね？」

ウリエル「貴様！　いったい何の目的があってこんな事！」

マミー「知りたければ私を倒せば？　ちょうど私も天使ちゃん達の血がどんな味か気になるからねぇ。」

─西側─
西側では、ミカエルがかなりの苦戦を強いられていた。そこには何と火属性のスルトがいて、キューピット達とミカエルをなぎ倒していたからだ。

ミカエル「くっ……　強い……」

スルト「貴様は確かミカエルだな？　ちょうどいい、俺が相手になろう。」

─正面付近─
ラファエルは全速力で正面に向かっていた。

ラファエル「待っててみんな、すぐに行くから……」

その時、エナジーサークルがラファエルを襲った。突然の攻撃にラファエルはバランスを崩し、地面に転がると、そこには信じられない人物がいた。

ラファエル「あなたは……」

ルシファー「久しぶりね、ラファエル。」

そこには何と行方不明になった天使、ルシファーがいた。しかしその羽は黒く染まっていた。

ラファエル「その羽は……」

ルシファー「気づいたの？　そうよ、私は堕天使になった訳。結界を解いたのも私。」

ラファエル「どうりで……あの結界を作ったのは〔あなた〕でしたもんね！」

ルシファー「悪いけど今回はあなた達に用があってここに来たの。　大丈夫、ついてくればいいだけ。」

ラファエル「……嫌です。　例え私達が〔あなたから〕天使とは何か教わったとしても、一度天界を抜け出し、しかも堕天使となって軍団を引き連れて来た……　だから！私はあなたを倒します！」

ルシファー「…………どうやら力ずくでしか方法なないようね。」

TO be continued…… 第２章へ

まだまだ続きます。
天使ちゃん達の敵はほとんど妖精キラーに固めてみました。　
ちなみに初投稿です。