本当の気持ち
「クソ……」
黒の都市最強の男、アマガケ
彼は今、心に巣食う熱いものを秘めた
謎の感覚に支配されている。
「どうしたんだ?アマガケ、顔色が良くないな」
青い顔をしているアマガケに歩み寄ったのは鈍く黒光る甲冑を身につけた暗黒騎士・カゲキリだった
「いや……なんでもない…」
言葉では否定しても、それが嘘であることはカゲキリには分かる
この黒の都市で最も付き合いの長いカゲキリだからこそ分かったのだ
「…無理をせず少し休んだらどうだ?」
クソ…何故だ…
心配そうにアマガケを見るカゲキリを見て、謎の感情は更に勢力を増し
アマガケを襲ってくる
「……」
アマガケは無言でカゲキリを見る
今まで気にかけたこともなかったが
よく見ると、少し長めの、靡く黒髪
凛とした切れ長の瞳
長めの睫毛
燃えるような紅の瞳
今改めてみると、端麗な顔立ちをしている
「どうしたんだ?やはり今日の貴様はおか…ッ!!」
カゲキリが言い終わらないうちに、アマガケはカゲキリを地に押し付けていた
「何をするんだ!!」
当然の如く、カゲキリはアマガケに非難の声をあげる
「うるさい……」
「貴様アマガケ!いい加減に…んっ!?」
アマガケはカゲキリの口を自らのそれで塞ぐ
口内に下を侵入させ、カゲキリの下を絡め取る
「んっ!ふっ…くふっ…ん…」
激しく抵抗していたカゲキリは急に大人しくなり、アマガケの服に縋るようになる
アマガケはカゲキリを解放し、カゲキリの鎧を外し、下に着ていた薄手の服を破り裂く
「貴様…!!何を……ひぁっ!?」
カゲキリは突如として嬌声をあげる
アマガケを見ると、あろうことか、カゲキリの秘所に指を挿入させている
「や…んっくぅ……痛…!」
グチャグチャという猥音が耳までをも犯す
そして、アマガケは、昂ぶるカゲキリ自身を手に取り、上下に扱く
「んっはぁ……やめ…」
「無理矢理されて感じてるのか?ふっ、貴様がこんな淫乱な奴だったとはな」
アマガケは黒い笑みを浮かべ、カゲキリを見下ろす
「馬鹿……なのか……やめろといっているだろう!」
「本当に嫌なのであれば、能力を使って力ずくで脱することも出来るはずだろう?」
「そ…れは…」
図星を突かれ、カゲキリは押し黙る
奇しくも、強張っていた全身からフッと力が抜けた
その時
「ん!?ぐぁぁ!!」
あろうことか、アマガケ自身が、カゲキリの秘所に突き込まれた
アマガケは無言で律動を開始する
「あっ!んっ…あっ…ふぅん」
カゲキリは律動の度に嬌声をあげる
「クゥッ…」
アマガケは小さく呻く
カゲキリの秘所内部に白濁が注ぎ込まれる
「ふぅあっ!」
カゲキリもまた、果てた
それと同時に、意識を手放したようだ
「……」
アマガケは無言でカゲキリの髪をといた
本当の気持ち