未来からやってきたオレ

悪の道

やあ、オレ元気。この前クラスの弱虫から携帯電話を盗んでやった。そしたら、クラスの担任にちくりやがったら、叱られるわ、取り返されるわで白くねぇ。から、力ずくでまた取ってやった。そりゃあ、オレ痛い眼に合わせた腹いせだ。ぼっこぼこにしてやった。泣こうがわめこうが関係ない。弱虫は弱虫らしく、大人しくしてればいいんだ。
『どうだろ。オレの携帯電話だぜ』オレが気持ちよく友達に自慢してると女子が怒鳴るみたいに言った。『ちょっとそれ、悟君のでしょ!私見たのよ、あんたが悟君を殴ったり、蹴ったりするとこ!返しなさいよ』うるさい奴らだから言ってやった、『へへ、名前でも書いてあるのかよ。寝ぼけて夢でも見てたんだろ。それに悟なんかが持ってたら可哀想だぜ、ははは』
それか次の日、『うわっ…くそ』登校途中にすげぇケンカに強い奴がオレのすぐ目の前に飛び込んできた。このオレが圧倒されてコテンパンにされちまった、『観念しろ。お前はこのオレが許さない』カッコつけたふざけた野郎でオレはこんなふざけた野郎には負けない。そう思ったのに。オレは悪夢にうなされた。大人の中でもかなり背が高い男で、たくましい体つきで、不良みたいな格好と髪してるくせに、正義感に満ち溢れて何より、強すぎる。

正義よ、オレの未来よ

悪夢から目を覚ましたら学校の保健室だった。『あら、いつの間にいたの?先生ここを出てたから知らなかった。それにしても。ひどいケガね』保健室の先生はオレのケガを治療してくれた。
放課後。オレが下校していた時、『おい、小学6年生の時村元気く~ん、オレ達クロアゲハの仲間なんだけど、ぜひ、君と友達になりたくて、ケンカ強いんだって?』オレを7人の男が囲む。『あのクロアグハ!?』オレはいやな予感がした。そのまま使われていない『物の中に連れて行かれちまった。『キャー、やめてください』女子の悲鳴。見ると、女子が暴力をふられていた。『ひでぇ、女に手を出すなんて。卑怯だ…』オレは衝撃を受。『る。次の瞬間、『…止めろ!女に手を出すな』オレは叫びながらその女子を助けようとした。しかし、『動くな!』男が後ろで怒鳴った。おそるおそるオレが振り向くと男はっていた、『その頭吹っ飛ばされたくなかったら、もどってこい。いい子だから』女子は暴力をふられ続けている。男のオレが行かなきゃ!!恐怖を振り払ってオレは走った。『死ね』男が怒鳴った。銃声がしたと思ったら、拳銃を持っていた男の悲鳴が上がる。次の瞬間、前方の女子に暴力をふっていた男があっと言う間に倒れるのをみた。そう、手刀の一発、朝のあいつだ。『もう大丈夫。立てるかい?』痛みに泣き叫んでいる女子に優しく声をかけて抱きかかえる朝のあいつ。『走れ!オレについてこい』オレに叫んで朝のあいつは走り出す。オレ達は何とか逃げ切った。その後、女子を病院へ送った。その帰り、『警察にはあらかじめ連絡してある。すぐ捕まるさ』亜炉きながら朝のあいつはつぶやいた。『お前誰なんだ、すっげぇつよいけど、もう帰っちまうんじゃ…』オレは立ち止まった。『ああ、すぐ帰る、おまえの未来へ』朝のあいつは振り返って言う。『オレの未来!?…じゃあお前はまさか…』目を見開くオレ。『オレは未来のお前だ』オレはなんかうれしくなって、すぐ前まで近づいた。『このオレに寄るなくず!!お前なんか大嫌いだ!!許された気になるなよ!!』オレは突き飛ばされる。気づいたらもう朝のあいつはいなくなっていた。

未来からやってきたオレ

未来からやってきたオレ

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 青年向け
更新日
登録日
2014-12-07

Derivative work
二次創作物であり、原作に関わる一切の権利は原作権利者が所有します。

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  1. 悪の道
  2. 正義よ、オレの未来よ