霊的なものたちの仕事量
「ああ!すごい!あの役者の演技はまるで・・・
何かが乗り移ったかのようだ!」
事実何かが乗り移っていた。
それはその映画の雇われ霊で、雇われて乗り移っていた。
「いやー、仕事とは言えきついですな・・・あのような長ゼリフは・・・」
「ほんとですよ、ソクラテスとか物理とかニューーートンとか・・・・・・・
さらには仕事量~~~仕事量~~~って言うセリフでしょ?」
「ええ、色気もなーーんにもありませんな・・・一体脚本家は
何を考えてるんでしょうか?」
「あんたさん、これからどの役者にのりうつりまんの?」
「はりそん・ふぉーーーどですわ」
「ほおーー、わしはしゃ??しゃーーーりーーず?
せーーろんとかゆーのですわ」
「お互いきつい仕事でんなーー」
「ほんまですわ」
おわり
霊的なものたちの仕事量