フィナーレ

目をつむる
目を開ける
その反復の繰り返しの中で得られる
光と闇 最高と最低
さらにその間にごくわずかに生み出されるモノ
モノとしか言いようのないモノ

それを見る混ぜるもう一度食べるネル握る水日出しにする

エゴイズムをあきらめて
コミュニケーションをはきこなして一歩進む
また一歩進む

くだらないことこそ面白い、という価値観
嫌いではないのだけれど
そうとも限らない、と言う言葉は
あらゆる場合にあてはまってしまう しまうのだから
やたらと日陰を好んだり
やたらと湿気をいやがったりするのも
分かりやすさに落とし込んでいくことの気楽さばかりにかまけていくのは
さあ、右手の拳か?左手の拳か?という
世の中にあふれている二択主義に判断をゆだねてしまうことと同じことだ

懸念ケネンkennel犬小屋の中の正義に陥るな
頭が動く限りの選択肢
あらゆる対象を、まずは愛してみよう
そして諦めよう 決別しよう
どんな物語も、フィナーレに向かう
広場には気楽な観客
ブラスバンドのファンファーレが鳴り響く
ようこそ、ようこそ、ようこそ、ようこそ
僕は明日から、差し伸べられた手を握ってみることにする。

フィナーレ

フィナーレ

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 冒険
  • 時代・歴史
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-01-11

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