織戸慎太郎の冒険

元服太郎とは一体なんだったのであろうか

残された仲間たちは元服太郎のルーツを探ろうと、大阪は鳳の
高層マンションを訪れた・・・。

元服太郎とは一体なんだったのであろうか

残された仲間たちは元服太郎のルーツを探ろうと、大阪は鳳の
高層マンションを訪れた・・・。




ピンポーン


反応がない・・・


ピンポーン


我々が諦めて、帰ろうとしたとき、ドアが開いた。

そこにはボサボサ頭に明らかにおかしい目のクマがあるちょっと近づきたくないような男が立っていた。
そう、彼こそが、元服太郎の実の兄、翔だったのだ。

翔は我々の姿を見るとすぐに何かを察したのか、

「早くはいれ!!バレるだろ!!」
と強引に我々を家の中に連れこみ、ドアに何重にも付いている鍵を7~8個かけた。

我々は翔の行動にとても不信感を持った。

ただ、弟である元服太郎のルーツを聞きに来ただけの我々と話すのに、なぜこんなに厳重に鍵をかけなくてはならないのか?
そしてこの匂いはなんだ?家に入った瞬間、何かの焦げる臭いが我々の鼻を突いた。

翔はドアの小窓から外をのぞき、ブツブツと独り言を言っている。
そして一回、静かに息を吐くと、我々のほうを振り返ってこういった。

「ミューミュー・・・!サンタマリア」

これは何かの暗号か?
我々が何も答えられずに眼をぱちくりしていると
だんだん翔が機嫌が悪くなってくるのを感じた。

最初見せたよく言えば仲間、悪く言えば共犯者のような
我々の間の連帯感とでも言うべきものか?が音を立てて崩れていくのを感じた。

明らかに我々を疑っている・・・・!!

翔は我々をつま先から頭のてっぺんまでじろじろと見回すと
ズボンのケツのポケットから小さい十得ナイフを出して我々に向けてきた。

「・・・・あんの?」

彼はそうつぶやいた
・ ・・・えっ!なにが!?あるの?
・ あるの・・・?もしかしてなんの?の聞き間違い?
・ なんの?だったら一体何?何があるのか何なのか?
暗号を知らない我々への何があるのか?
ないからあるのといっているのだろうか?
それはここにいる何かが何のことがあるのか?
何があって、何がないのか?それともあんのか?

そ、そうか!我々は一つの結論に達した。

覚悟をきめてこうつぶやいた。

「ラミー・・・!」






「ギャアアアアア!!!!」

翔はその場にうずくまると、苦しみもだえ始めた!!!

よくみると・・・・!さっき翔が持っていたはずのナイフが彼の背中に奥深く突き刺さっている・・・・!!!!!

翔は苦悶の表情を浮かべながら、我々につかみかかった!!






ドーーーン!!!!!




一体何が起こったのかわからなかった。・・

翔の体は木っ端微塵になり、廊下中に肉片が散らばっている。。
な、なんだこれは・・・

間髪いれずに、奥の部屋からものすごい量の煙とほのおが噴出してきた・・・!!!

焦げる臭いの正体はこれか!!!

我々はとっさに早く逃げようと玄関に走った!!!



しかし!!!!!!
ああ、なんということか!!!!!!

神様がいるなら、今、助けて欲しい・・・!!!!
ドアには翔のかけた鍵が7~8こ!!!!!!

そうこうしているうちに炎は翔の死体の場所まで迫ってきた・・・!!





ナムサン・・・・!!!!




スタッフの一人がそうつぶやくと、なんとドアの鍵が一つ一つ外れていった のだ・・・!!



これが翔の合言葉・・・・!!!!

我々は雪崩のように翔の部屋から飛び出した・・・!!



何とか一命を取り留めた我々はマンションの前で立ち尽くしていた。


今起こった信じられないような出来事を早く編集長に報告しなければ・・・・!!!!

我に返ったワタシが携帯電話を取り出してリダイヤルボタンを押す・・・



としたとき!!!!!!!




「やめておきましょうよ・・・」



さっき合言葉を言ったスタッフだ・・


彼はつづけた・・・
「世の中には、知ってはいけない闇がある・・・。ここで起こった事は秘密にしておきましょう・・・。」



そう言い放った彼のかおをみた瞬間、私の心は凍りついた


火事場から逃げてきた彼の髪はボサボサで
すすが付いたのか、彼の目の下には、大きなクマが出来ていたのだ・・・・。

織戸慎太郎の冒険

この小説を書いたときは、ジュース飲んでした

織戸慎太郎の冒険

元服太郎とは一体なんだったのであろうか 残された仲間たちは元服太郎のルーツを探ろうと、大阪は鳳の 高層マンションを訪れた・・・。

  • 韻文詩
  • 掌編
  • サスペンス
  • 成人向け
  • 強い反社会的表現
  • 強い言語・思想的表現
更新日
登録日
2012-01-05

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

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