「遠い友達よ」

離れてしまった友人に向けて綴りました。

ずっと怖いと言われ続けてきた
ずっと傲慢と言われ続けてきた
ずっと我侭と言われ続けてきた


目を閉じて 身を隠し
すべてを知り尽くすと何も見えなくなる
心を閉ざし 顔を隠し
そのとき見えるすべてが崩れ落ちた


遠い友達よ
あの時の僕ではないと言ってくれ
君とはもっと分かち合う必要があった
距離も霞んで 誤解を招いて
遠い友達よ


ずっと僕が怖かったはずだろう
ずっと僕を遠ざけたかったろう
だから君は僕の前を 離れた


目を閉じて 身を隠し
すべてを知り尽くすと何も見えなくなる
心を閉ざし 顔を隠し
そのとき見えるすべてが崩れ落ちた


遠い友達よ
ブラウン管の中に僕は居ないんだ
君はウンザリして心を閉ざしているか
距離が霞んで 遮断をして
遠い友達よ



目を閉じて 身を隠し
すべてを知り尽くすと何も見えなくなる
心を閉ざし 顔を隠し
そのとき見えるすべてが崩れ落ちた



遠い友達よ
君が目を開けて幸せだとするなら
もう 僕は君の前から姿を消すよ
距離が霞んで 雑踏の中へ
遠い友達よ



君が目を開けて不幸だとするなら
その時 何か頼っておくれ

「遠い友達よ」

これもまた曲を聴きながら綴りました。

「遠い友達よ」

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-01-03

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