もるたん。

飼育しているモルモットの詩であります。

るんたった るんたった
歩くけど坂道 きついよ
わんたった わんたった
犬がいるけど こわいよ
だって僕は人間培養ペット


朝が来るといつも母さんは
僕に 話しかけてくるんだ
「眠いのよもるたん待って」
何言ってるのか判んないよ


ララバイや ララバイや
横に寝ると 気持ちいいなぁ
よんたった よんたった
アルマジロ みたいだなぁ
だって僕は怪物人間ペット


逆さにしないでおくれよ
僕は 玩具じゃないんだよ
「殺さないわよ食べるの」
何言ってるのか判んないよ


るんたった るんたった
苛めないで こわいよ
わんたった わんたった
「あなたを独りにしないから」
ララバイや ララバイや
眼をあけて こじ開けて
よんたった よんたった
「ねぇどこに行くの?」
「あなたと私の愛の場所よ」


るんたった るんたった
だって僕は人間培養ペット

もるたん。

様々な影響を受けつつ記しました。

もるたん。

楽しみながら、そして時には面白おかしく読んでくだされば幸いです。

  • 自由詩
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-01-03

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