3丁目3番地のカフェ

とある町のとある所 
それは3丁目3番地。
そこには とある「カフェ」があるそうです。

☆モノローグ☆

とある町のとある所 それは3丁目3番地。
 そこには とある「カフェ」があるそうです。


☆モノローグ☆
 このお話は 僕が17歳の冬に体験した、夢のような物語。
 
 行きつく先には、
    必ず 彼女が・・・・。

ユメ・フシギ・ナゾ・・・・
  
今おもえば こんな・・・
 イヤ、あんな僕だからこそ
 彼女が現れたのかもしれない。
 叶うならもう1度、もう1度会ってみたい。
 でもそれはムリというもの。
 
 だって僕は、もう 歩き始めたのだから・・・・・・・・・・

アユム・ゼンシン・シンポ・・・・

?:みけポン ☆ひとりめのお客☆

 ある冬の ある寒い日でした。
 
  雪は しんしんと積っています。
  暗い空には満月。
 
 あるところに、とても冷え切った、小さな小さな 三毛猫が
 やはり 小さな小さな路地を 歩いていました。

  三毛猫は、こごえながら
 延々と続いているかのような、しかし 小さな小さな路地を
 よろめきながら まっすぐ 歩いていました。

 三毛猫は 歩き続けます。

 ふと、はるか前方に 
 チカチカとしたものが見えた気がしました。
 三毛猫が よぉく目をこらしてみると、
 それは 小さな明かり でした。
 三毛猫は その明かりの場所で温まろうと思います。
 
  明かりへ向かって 進みます。

 そばまで行ってみると、
 明かりは 小さな建物からもれていました。
 入口の扉は閉まっています。
 三毛猫より、はるかに大きな扉です。
扉の前で、三毛猫は 倒れてしまいました。

トマル・セイシ・キンシ・・・・

?:今  ☆カフェ☆

小さめの白熱灯がひとつ。
 ポカポカと温かい 木の床と壁。
 ほんのりとあまぁい香り・・・・

  カウンターには
 夕日を切り取って張り付けたような衣を
 まとった女性が ひとり。

      そろそろお店を閉めましょうか・・・・
 彼女が言う。
 
 外はもう暗い。

  僕は手に持っていた藤色のカップを置く。
 カップの底には 少しだけ残ったあたたかいミルクティー。
 
 隣のイスにかけてある 自分のコートをとる。
 
 向かいの彼女が僕のカップをカウンターの内側へ。

  僕は立ち、コートをはおる。
 入り口の 木製の戸が少し開いたとき、ドキッ!とした。
 彼女が真後ろにいる。
 ・・・・・・・・・・・
 もう少し戸が開くと、
 彼女はすっと 僕のわきに腕をすべらせる。
      えっ!
 一瞬 息をのんでしまった、が、僕のハヤトチリッ(汗)
 彼女はひと固まりの雪を両手にとると、
 愛おしげに見つめながら、僕から3歩下がる。
 なぜだか僕は少し眉をひそめた。
 それから僕に視線を移し、

      また いらしてくださいね。

 凛とした声で言った。

 僕は 雪のふる寒い世界へ駈け出した!

ハシル・カケル・トウソウ・・・・

?:過 ☆はじまり☆

明日から2週間の冬休み。
 今日は午後からヒマだ。
 
      今年は雪 ふらないかもなぁ・・・
 そんなことを考えながら、僕はいつもの道を歩く。

      あぁ、帰りたくないなぁ・・・

 毎日思うことを、今日も思う。
 僕の家はおかしい と中1に進学したとき思った。
 なかなかお金のかかる私立高校に通うくらいだから、
 多少は、家が広いことはわかる。(もちろん庭も)
 
 問題は庭だ。
 
 あたり一面に「バラ」が咲き乱れている。
 どこをどう見ても、バラ、バラ、バラ、バラ・・・・・・・
 しかも全て「エリザブライダルピンク」という名のバラだ。
 その名の通り、もちろん ピンク。
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 あきらかにおかしいだろぅ。
 少し、それも いろいろな種類があるのは自然だ。
 だけど、見渡す限りピンク・・・ 
 っていうのはあんまりだ!

 そんな風に時々悲しくなるから、
 僕は毎日思う。
     あぁ、帰りたくないなぁ・・・
 
小石を1つ蹴る。

 なにか、なにか 起きてほしい!
 毎日変わらずの日常。
 テストで満点! なんてダメだ。
 もっと、もっと大きいコト・・・―――。

フマンゾク・フソク・ヨッキュウフマン・・・・

3丁目3番地のカフェ

3丁目3番地のカフェ

16歳の青年と謎のカフェの美女、 そしてせまる影。 いったいどうなるのだろうか。

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2010-11-09

Copyrighted
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  1. ☆モノローグ☆
  2. ?:みけポン ☆ひとりめのお客☆
  3. ?:今  ☆カフェ☆
  4. ?:過 ☆はじまり☆