梅雨の出来事


高×緑 大学生パロ 死ネタ注意

ーー緑間目線


同棲を始めて早2年。

互いの親には家賃が浮くからと言ってはあるが
全く勉強どころじゃないのだよ。

あの日もお前はレポートを放り出し
俺に昼飯は外で食べようと誘って来たな。
全くお前には大学生としての自覚が足りない。

そんな俺の説教を聞き流しお前はもう靴を履いて待っている。

「仕方ない、付き合ってやらない事もないのだよ。」

「ふふっ。じゃあさ、真ちゃん。手繋いで行こ?」

「馬鹿め、俺の手は今日のラッキーアイテムを持つのでいっぱいなんだ。」

「ちぇー、つまんないのー」

お前はそう言いながらも浮き足立って先頭を切って歩いていたな。

いい歳してスキップなんかしないで欲しいのだよ....


そんな俺の思いをよそにお前はどんどん進んでいく。


進んでいく。


「真ちゃーん!早くしないとお店混んじゃうよ!!」

「ああ、今行く」



俺はずっと後悔している。

この時お前を呼び止めて居れば俺は大切な人を失わなかったかもしれない。

この時お前と手を繋いで居れば2人で幸せなときを過ごせたかもしれない。



「なぁ、高尾........」


「もう一度戻って来てくれないか。」



5月28日水曜日、ーー区の駅前の横断歩道で男子大学生が車と衝突。

学生は意識不明の重体で病院に運ばれたが意識が戻らないとの事、
容疑者はまだ逃走を続けておりーー

梅雨の出来事

gdgd進行すみませんでした。

梅雨の出来事

高緑

  • 小説
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-05-28

Derivative work
二次創作物であり、原作に関わる一切の権利は原作権利者が所有します。

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