無駄を綴る

飲みたくもないコーヒーを淹れて
読みたくもない本を開いて
聞きたくもない曲を流して
結局 飲んでしまった
   読んでしまった
   聞いてしまった
それで何か変わったかと聞かれても
何かが変わる訳もなく
それで何か意味があるのかと聞かれても
意味がある訳がない
だって世の中は常に変わりゆくもので
そのことだけは変わらない
だって全てのものに意味なんて求めても
個々の答えしか出ない
そんな世の中に物事の意味を求めても
所詮無駄
無駄
無駄
だから今日も私は
無駄な言葉を
綴ることにした

無駄を綴る

無駄を綴る

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-04-24

CC BY-NC-ND
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