SadoのSM小説姦女真紅第二十章 前編 果てる事なき戦い

この物語はフィクションであり、実在の人物、機関とは何ら関わりがありません。

 二千十七年立夏下元
 アメリカ大統領は交代して世界情勢は不安定さを呈している。
 アベノミクスで日本経済は良くなったと政府は公言するが、現実は何も良くなっていない。一部の富裕層と中間層上部が潤っているだけである。
 そして誰も好まない職業にだけ人手不足が表面化した。
 例え収入が無くても現代の若い世代には体力が付いて行かない。そんな仕事ばかり人手不足となるのである。
 帝國は既にロボット化している。
 下層は帝國のニューシティ拡大に伴い其処に収容され、徐々にではあるが確実に帝國、娼国の経済に繋がってゆく。
 R国北の実質経済を支配する湯野中。その一方の雄、夏木陽壱が一本釣りした浜村修一が新たに展開し直すサプライチェーンマネジメント。
 これが確実に日本、韓国、さらに中国経済をも空洞化する。
 R国北と帝國、娼国は根本的に対立するが、夏木陽壱、浜村修一ラインの経済戦略はR国北と娼国及びR国南、帝國を経済では和合させる。
 対立はテロ組織と帝國親衛隊に限定される。
 それでも山人は大和民族憎し、M40号は帝國親衛隊憎しに燃える。
 テロ組織と雖も、昔の過激派やゲリラではない。国家規模である。それも北朝鮮の様な貧乏国家ではない。巨大な経済力が後押している。
 表社会ではR国に駐留する米軍及び第六艦隊第六十任務部隊司令部を完全に懐柔して味方に付けている。
 テロ組織は日本の海中から潜水艦で侵入出来る秘密基地を数箇所持っている。これまで数回帝國に暴かれてきたが、その都度新規に建造された。
 此処は静岡。御前崎にやや近く地底40階の基地である。これまでより侵入するトンネルを深く掘り遠くの海底から繋がっている。
 機能オンリーに造られた殺風景な基地の会議室にはM40号をトップにテロリストが集結していた。
 木下有紀乃、N4号の部下であった72号、そして山人の部落から派遣された女性隊員三名である。
 N4号はテロから身を引き気味で出て来ない。
 「湯野中は帝國との争いは好みません。日本を攻撃して日本の警察権力が風俗の取り締まりに動けないようにするのが主任務です」
 「でも帝國の親衛隊は昨今の報復に必ず現れると思います」
 木下有紀乃は闘わざるを得ないと主張する。
 「そうなれば叩くのよ。当面は日本の都心部を攻撃です」
 「山人としては歓迎です」
 部落から来た彼女らはあくまで大和民族攻撃の姿勢である。
 「有名人を狙って犯行声明を出します。警察の守備範囲を広げるべく何人も挙げます。狙いは警護につく婦人警官です」
 72号が作戦を説明する。
 「誰を狙うかは指示しません。あくまで公開拷問に持ち込んで日本の警察を東京、大阪で総動員させることです」
 M40号が付け加える。
 「私たちに任せてくれるのですか」
 「あなた方三名は各々別行動で部下を連れて東京、大阪、名古屋に展開してください」
 
 その頃帝國は娼国と合同で軍事訓練に入っていた。
 帝國第三航空艦隊。旗艦有明以下四隻の空母とイージス艦。娼国は帝國から払い下げられた空母二隻で参加している。
 長官公室では司令長官有馬中将と、娼国の艦隊参謀浜崎少将を中心に演習を進行する。
 別の作戦室には江崎占い師と親衛隊、近衛部隊の面々が演習を観閲する。
 演習に実弾使用は無い。空母からの離発着のみである。
 百機近くを積む大型空母が七隻参加しての離発着訓練は爽快と言える。
 これが帝國海軍の一部である。
 空母は艦載機の搭乗員を除いて二十名で稼動出来る。完全にロボット化自動化されている。
 艦載機も搭乗員が乗って訓練を行っているが、無人機として艦内からの操縦も可能である。
 軍備に費用は掛かるが兵員にアメリカの様な軍事費は掛からない。
 この作戦室に集まる親衛隊の女性隊員らは昨今壮絶な個人攻撃を受けた。拷問の傷は表面には無いが一生消えない。
 江崎に湯野中の資本を根本的に叩く意思は無い。だが、テロリストは完全抹消の意向である。
 「M40号らはまた日本に矛先を向けますか」
 窪田直子特務中尉もこの度は大きな被害を受けた。
 「あくまでテロ組織の目的は日本、韓国の警察組織を掻き回すことよ。今の韓国にテロは必要ない。あくまで日本を狙うわ」
 韓国は女性大統領で現代の則天武后とも言える政治の乱れが顕著である。
 大木少佐もテロリスト完全抹消に燃えている。
 そして日本国内に展開する帝國の工作員が動きを見張っている。
 
 一方、浜村修一はR国南のT市で第一次の開発作業には入っていた。
 浜村修一が監修して日本から来たSEが詳細設計に入る。プログラム仕様書まで落として現地のPGに開発させる。
 浜村修一は新日本空輸ホテルに滝沢沙緒里と連泊している。最上階から二つ下の階のデラックスルームである。
 R国には日本からからゆきさんする風俗、SM嬢が満開に咲いている。そして日替わりに女の躰を愉しんできた浜村修一である。
 だが、今は滝沢沙緒里と過ごす時間の方が良いらしい。
 さすがに痛みを伴うSMは行わない。だが、滝沢沙緒里は如何なる恥ずかしい愉しみも受け入れてくれる。
 日本の風俗嬢以上のことが愉しめる。
 これまで難しい開発を強行してたいしたサポートもしない。若い技術者をたくさん過労死に追いやってきた浜村修一である。
 若い女性SEを態と追い込んで虐めたことも度々有る。何人も救急車で運ばれている。
 だが、滝沢沙緒里には加虐心は不思議と沸かない。躰は抜群に好みである。要求すればどんな恥ずかしい姿も受け入れてくれる。
 浜村修一は今の仕事を請けて格段に生活水準が上がった。
 日本人、日系人が集まるニューシティに部屋を買うことも、借りることも考えられる。だが、二人でホテルに住むと決めた。
 週に一回くらい帝國に向かう。その時チェックアウトをしてその都度部屋は換わる。その方が気分を変えられて良い。
 滝沢沙緒里はR国に部屋を持っている。そこに住む事も出来るが今の開発現場からは遠い。
 R国のテレビ番組は帝國と娼国の演習を中継している。
 日系人向けのチャンネルも幾つか有る。
 これらは日本語で放送される。
 帝國親衛隊窪田直子特務中尉が着艦するシーンがクローズアップされる。
 「このまえ海賊放送で拷問されていた人よね」
 滝沢沙緒里もしっかり海賊放送を見ている。
 「最初に帝國に行ったとき案内してくれた人だ」
 強く目を引く美人ではないが浜村修一は悪くないと思った。
 「録画あるよ」
 滝沢沙緒里は悪戯っぽく笑っている。
 
 演習中の帝國の空母有明。その作戦室では江崎を中心にテロ組織対策の会議が開かれていた。
 「もう一月経ちました。M40号湯野中瑞江と木下有紀乃はいつまでも大人しくしていません」
 優木麻緒美大尉である。
 「湯野中の目的は日本国内の風俗で稼ぐことだ。警察権力がそっちに向かないようテロに釘付けにしたい。そっちの動きが先だろう」
 江崎は達観している。
 「日本では奴らの基地内か、国外で叩くしかないよ」
 「日本では日本の警察と協力しなければなりません。日本で行動している間は動きにくいです」
 「もっと日本の警察を泣かせましょうよ」
 相川紗季少尉は元日本の警部補である。だが、警察には見切りをつけている。
 「駄目よ。どんなに攻められても日本の警察からこっちに協力は求めないよ」
 大木少佐が断言する。
 「いっそのこと決戦に山人の部落に攻め込んでは」
 「うーん」
 大木少佐は迷う。
 「人質奪還だったけど。一度突入している」
 「一度じゃない。少佐と私は」
 南七香大尉である。
 (第十二章 新たなる帝國主義 参照)
 「作戦を検討しましょう」
 大木少佐はあくまで検討である。
 事務方が海賊放送の傍受を知らせてきた。
 テロ組織は行動を開始したのである。
 海賊放送が無数の標的を発表する。リストは百五十数名に上った。誰が狙われるか判らない。警察官の動員は膨大な数になる。
 「湯野中の指示が強く出ている。日本の警察の動員を煽ってしばらくは動くまい。その間に風俗と闇カジノ、麻薬販売が強化され稼ぎに邁進する」
 江崎は占いで凡てその事態を読んでいる。
 「確かに目標を提示しての拉致は難しいです。そうなると当分テロは動かないのでしょうか」
 窪田直子特務中尉の質問である。
 「いいや。主力が動かないだけだ。これまで出て来なかった下端が動く。失敗すれば殺されるだけだ」
 「我々はどうしましょう」
 「暫く様子を見るしかない。犠牲者は出るであろうがあくまで日本の警察の領域だ。九州の基地への侵攻は検討次第だ」
 江崎は相川紗季少尉の意見を否定はしない。
 もう帝國はテロ組織に多くの犠牲を出している。決着を着けなければ成らない。
 
 窪田直子特務中尉の拷問録画を見ながら、浜村修一は滝沢沙緒里を全裸に剝いてしまう。
 滝沢沙緒里を上に乗せる。
 女に好きなように動かせる。イクのは滝沢沙緒里だけである。浜村修一は下からさおをいきませてやる。
 手頃なところで起き上がって責めに転ずる。
 滝沢沙緒里の膣内は充分に濡れている。無防備に股を開いた状態で受け入れ態勢である。
 浜村修一は指を二本挿入する。
 滝沢沙緒里は後ろ手に躰を支える手でマットを掴んで身構える。
 浜村修一は指で膣の中を責めるのが好きである。蚯蚓千条の膣天井部を強く責めて尿道の小さな亀裂から潮を押し出す。
 「ああはあーーーーーーーーーー。ああーーああーーー」
 滝沢沙緒里は声を殺さない。
 だが、身構えた全身に力が篭っている。
 構わず膣の奥を二本の指で責めまくる。
 「あはあーーー。ああ。あはああーーーーーーー。はあ」
 潮は指の動きに押されて断続的に噴き上げる。
 女の躰はいくら美形でスマートでも、それぞれにどこか難点はあり完全とは行かない。
 浜村修一は日替わり定食のように違う女を愉しみたい。同じ女では直ぐに興奮度が下がってしまう。
 滝沢沙緒里の躰は申し分ない。男を飽きさせない可愛らしさがある。
 今に成って逃さなくて良かったと思う。
 夏木陽壱に勧められた時、一度は断った。自分に囲う収入は無いと思ったからである。
 滝沢沙緒里の方からからエレベーターホールに先回りして待っていてくれなければそのまま逃していた。
 
 テロ組織の最初のチームが動いた。
 標的の中で国外に出ていた女優を拉致した。
 潜水艦で静岡御前崎付近の基地に運び込む。
 宣告して警戒されている人物の拉致は非常に難しい。
 さらに目的の護衛の婦人警官拉致は出来ていない。M40号らの評価は低い。
 それでも拷問と海賊放送は開始された。
 女優木邑波瑠は全裸で磔にされている。
 カメラが裸身を舐めるようにアップで映してゆく。画質は極めて良い。乳房の細かい皮膚の感覚がくっきり表現される。
 木邑波瑠はまだ意識を回復していない。
 映像は臍の部分に下がり皮膚の細かい変化が読み取れる。
 さらに陰毛部分まで下がる。毛とその生え際が鮮明である。
 拷問を担当するのは拉致してきたチーム。スクリーンの外で木下有紀乃が指示をしている。
 木邑波瑠の躰は十字架に手を広げて六ヶ所を縛られている。
 左脚の脚首を一度外して、膝に縄を掛けて十字架の横柱の左手首の下に縛り付ける。股間は全開に広がる。
 陰毛は綺麗に手入れされており、やや皮膚より色が濃いピンクの粘膜を閉じ合わせている。
 その女の部分を広げる。
 その内側もシンプルに一面薄橙系のピンクである。
 拡大すると白い粕が三点確認出来る。
 拉致されてから入浴なしで運ばれてきている。
 ドラマやCMで見る可愛さを宿した美形はそのままだが酷く憔悴している。
 木下有紀乃の指示で電気ショックで意識を回復させる。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 朦朧とした意識を回復した瞬間、磔にされ、全裸であり、カメラが前から撮影していることを悟る。
 磔にされた腰を捩って抵抗する。
 「いやよーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーー。いやだあーーーーーーーーーーーーーーー」
 狂った様に喚き吼える。
 可愛く爽やかにスクリーンに活躍していた美人女優。その狂乱の姿である。
 右脚首の縄も外されろ。覆面ながら女性と分かるスタッフが二人で暴れる木邑波瑠の脚を抱えて膝に縄を掛ける。そのまま十字架の横柱に縛り付ける。
 「やめれーーーーーーーーーー。いやだーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーー」
 清純派女優の全裸だけではない。女の部分を広げた内側まで世界放映されたのである。
 テロの餌食に成った事は認識出来る。
 無残に広げられた股間の下にお尻を乗せる台が運ばれる。覆面の女性スタッフが高さを調整して腰を迫り上げる。
 「いやあーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーー」
 木邑波瑠は無駄と解っていても叫び続ける。
 木下優樹子元警察庁警視の妹を名乗っていた女が、スクリーンに映らないが直ぐ目の前に居る。
 明らかにテロ組織であり、今の恥ずかし過ぎる姿が海賊放送に公開された事が充分に理解出来る。
 自分の女優生命が終わったことを感じざるを得ない。もうスクリーンは愚か人前に出ることすら出来ない。
 覆面の女性スタッフが大きめのイグアナを抱き抱えて来る。長い尻尾を含めて一メートルくらい有る。
 細いのでそれほど大きさは感じない。
 「いやだーーーーーーーーーーーーーーーー。だめよーーーーーーーーーーーーーーー」
 木邑波瑠は恐怖に顔を破裂させ金切り声で叫ぶ。
 女性スタッフはイグアナの頭の側を抱え尻尾を木邑波瑠の躰に向ける。
 尻尾を鞭の様に木邑波瑠の股間に向ける。イグアナも呼応するように尻尾で木邑波瑠の躰を叩く。
 「いやーーーーーーー。ああーーーーーーーーー。いたいーーーーー」
 着実に尻尾に力が入っている。
 スタッフは向きを考慮してピンポイントに性器を叩かせる。
 「あはあーーーーーーーーーーーーー。があーーーーーーーーーーーー」
 局部を叩かれると強烈に痛い。
 「まだ序の口よ。お○○この中をたっぷり虐めてあげるよ」
 顔を強烈に歪め悲鳴を上げる木邑波瑠に向かってスタッフが小声で告げる。
 イグアナの尻尾はさらに的確に木邑波瑠の性器を叩く。
 「ぎゃあーーーーーーーーーーーーーー。があーーーーーーーーーー」
 木邑波瑠は大口を破裂させ般若の形相である。
 
 滝沢沙緒里と浜村修一も海賊放送を閲覧していた。R国内も帝國、娼国も無制限に閲覧出来る。規制は一切掛けてない。
 「なんか。虐めると非難が多いほうの女だよな」
 浜村修一の見解である。
 「どうして。可愛いから」
 「可愛いじゃなく。柔らかいのだよ。女として」
 「そう。虐めるのに適したイメージじゃないの」
 「この女なら犠牲にして愉しみたいと思えないな」
 「わたしは」
 「君は傷つけたくない。その躰をいつまでも愉しみたい」
 「嬉しい」
 
 帝國。乾の並木邸である。
 女王を交えて露天風呂会議が開かれ大型モニターに海賊放送が映されていた。
 江崎と極東グループ社長田之上以外全員女性である。
 これが帝國の御前会議とされている。
 「ねえ。田之上君。この女優失敗じゃないの」
 田之上は綺麗な男である。あすか女王の最高のお気にいりとして寵愛されている。
 「確かに。男性からかなり不満が出るでしょう。その分マスコミは騒ぎます。同朋の女性警察官が攫われても同じですが警察は動員を大きくします」
 「日本の警察をテロに釘付けにする作戦としては成功なのね」
 「もとよりたくさん候補を挙げながらそれほど拉致はしないでしょう。警察の動員を煽る目的ですから」
 「じわじわと長く続ける魂胆ね」
 「この拷問場所は」
 相川紗季少尉である。
 「新しい基地です。これまでの画像と背景が一致しません」
 窪田直子特務中尉が露天風呂から出て隅に設置してあるPCから確認する。
 「いま九州を攻撃しても、湯野中瑞江と木下有紀乃は居ないということですね」
 「そうだな」
 「この基地を見つけましょう」
 「潜水艦を日本近海に動員しますか」
 納見が江崎に確認する。
 「長期戦だ。指令部の判断に任せて場所を絞り込むまで待とう」
 江崎はどこかで基地の位置を絞る手掛かりが得られるとみている。
 相川紗季少尉は警視庁のかつての部下に連絡を取る。
 「帝國の相川です。そちらの様子は」
 「私はテレビ太陽の紺野綾香アナウンサーの警護に就いています」
 「あなた自身は危険が無いの」
 「私達女性警察官は寮に入るよう指示されています」
 江崎文江巡査部長は相川紗季少尉の警部補時代の部下で一番美人であった。
 「充分注意して。寮といっても安全ではないよ。警察の庁舎まで襲撃した組織だから」
 「分かっています」
 「この組織は同じ手は使いません。次にどんな事が起こるか予測が付きません」
 美人警察官はそれほど居ない。福岡県警で拉致された四人には相当の警戒がなされている。相川紗季少尉は江崎文江巡査部長が一番気になる。
 「今の人。画像は」
 大木少佐が確認する。
 相川紗季少尉はスマホの画面で江崎文江巡査部長のポートを見せる。
 「その女性警察官に絞って拉致経路を追及しましょう」
 作戦会議のため一同は帝國府に移動した。
 
 イグアナの長い尻尾で木邑波瑠の性器を叩く拷問から次のメニューに移る。
 既に木邑波瑠は涙を流している。
 覆面の女性スタッフは木下有紀乃の指示でクスコを木邑波瑠の膣に挿入する。
 「いやあはあーーん。嫌だ。いや」
 木邑波瑠は泣き声で訴え続ける。
 一時、クスコの中がカメラにアップになる。
 「いやあーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーー」
 「貴方のお○○この中でイグアナの餌付けよ」
 泣き喚く木邑波瑠に女性スタッフが囁く。
 「ええー。いや。いや。いや。あはあーーーーーーーーーん」
 木邑波瑠は狂ったように喚き縛られた躰を暴れさせる。
 「餌はこれよ」
 女性スタッフは小さなボールに入れた人口蚯蚓をみせる。長さ二センチくらいの短いものである。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーー」
 木邑波瑠は躰を揺すって暴れる。
 他の女性スタッフが抜けないようクスコを押さえる。
 イグアナを抱いていたスタッフが近付く。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーー」
 木邑波瑠に囁いたスタッフが人口蚯蚓をピンセットでクスコに投げ込む。
 「ああーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。あーー。ああーー。ああーーあーーーーーーーーーー」
 イグアナを抱いた女性スタッフがイグアナを膣の前に出す。
 イグアナは膣の中に舌を伸ばす。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 木邑波瑠は恐怖に表情を破裂させ悲鳴を轟かせる。
 イグアナは舌で木邑波瑠の膣内を掻き回し人口蚯蚓を絡め取る。
 「ああーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 木邑波瑠は目を剥いている。
 「精神安定剤」
 木下有紀乃が命令する。
 「何故ですか。気狂いにして捨てるのでは」
 「早過ぎては駄目よ」
 木下有紀乃は拷問に時間を掛けろと言っているのである。
 滝沢沙緒里と海賊放送を見ている浜村修一には木下有紀乃の声と直ぐ解る。
 無論、滝沢沙緒里には何も言わない。
 
 帝國府では関東に網を張るべく作戦行動が発令されていた。
 潜水艦部隊は太平洋側に配置された。宰相納見の易による判断である。
 親衛隊大木少佐以下、F18で出発して第二艦隊の瑞鶴に合流する。
 江崎も納見も江崎文江巡査部長に警戒対象を絞る事に反対しなかった。
 だが、最終的に九州の基地に乗り込む作戦も検討を続けられた。
 
 女性スタッフは次のイグアナを抱いて来る。
 「もう。もうやめてーーーーーーーーーーーー」
 また人口蚯蚓が投げ込まれる。
 木邑波瑠にとって膣は体内と同じである。そして女にとって一番大切な部分。恐ろしい責めである。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーーん、あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 投げ込まれた人口蚯蚓は子宮口の手前を蠢いている。
 一時、膣の中の蚯蚓がカメラにアップになる。
 イグアナを抱いた女性スタッフがまた嗾ける。
 イグアナの舌も木邑波瑠の子宮口を舐める。
 「あがあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あがあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 木邑波瑠は狂ったように喚く。
 
 見ている浜村修一は次の標的に期待している。
 もし自分が拷問を愉しみたければ木下有紀乃はやらせてくれるかもしれない。不穏な気持ちが込み上げてくる。
 だが、それは自らが破滅に向かって行くと思える。
 日本のSMクラブでは今のような拷問は絶対に出来ない。R国でも難しい。日本の婦人警官にこれがやりたいと思う。
 もしR国内で北側なら。一切危険はないかもしれない。
 日本の警察権は及ばない。テロ組織と係わることになっても湯野中と面識のある自分には敬意を表してくれる筈である。
 前回は帝國に協力する形で木下有紀乃に逢った。だが、次はあの連中が自分に向かってくるかもしれない。
 やはりSMクラブで合法的に遊ぶべきと考え直す。
 
 そして相川紗季少尉の懸念する通り江崎文江巡査部長の拉致が進攻しようとしていた。
 組織の隊員は警察の寮を狙わない。江崎文江巡査部長が何れ一度は自宅に帰ると予測してその時を狙っていた。
 両親、家族を先に押さえれば江崎文江巡査部長は抵抗出来ない。
 組織の隊員らは引越し屋のトラックで塀に止まる。
 そして邸内に催涙ガスを流し込む。
 家族を眠らせて縛り上げる。
 江崎文江巡査部長が任務を解放されて自宅に向かっていることは既にキャッチしている。
 駅から僅かな道のりを歩く江崎文江巡査部長の後ろから組織員がコンタクトしていた。
 江崎文江巡査部長が玄関を開ける。其処には両親が椅子に縛られて組織員が拳銃を付き付けていた。
 「速やかにあのトラックに乗って貰います」
 拳銃はサイレンサーを装着している。撃つ意思はきっぱり感じ取れる。
 「私が従えば父と母は」
 「このままよ。何れ誰かが助けてくれるよ」
 自分が行方不明と解れば捜査が及ぶことは間違いない。
 後ろから組織員の手でガーゼが口に当てられる。
 江崎文江巡査部長を乗せて引越しトラックはそのまま千葉に向かう。
 帝國の工作員も事態を確認している。
 千葉の基地の出口付近には帝國の潜水艦が着底している。
 拉致したグループから報告を受けた木下有紀乃は何故か浜村修一を思い出す。
 浜村修一に会えなくなる予感が頭を過ぎる。
 「千葉から出た潜水艦をR国に向けて」
 木下有紀乃は作戦を変更する。
 「貴方達はこの拷問を出来るだけ長く続けて」
 木邑波瑠を拉致したチームだけで拷問を続けるよう指示する。
 「何を考えているの」
 M40号湯野中瑞江は不動の姿勢である。
 「危険を感じるのです。此処を離れましょう」
 「では好きなように」
 「一緒に行って下さい」
 「私に命令するの。M39号」
 「お願いしています。一緒に行って下さい」
 木下有紀乃は頭を下げ手を合わせる。
 「いいよ。一度だけ貴方の言う事を聞くよ」
 M40号は以前に木下有紀乃の姉が自分の肩を押して逃がしてくれて、面倒な小川綾香を道連れに死を選んだことを思い出した。
 二人は潜水艦で静かに御前崎を離れた。
 千葉から出た潜水艦は進路変更の命令を受けながら、帝國の潜水艦の尾行に気付いた。
 「貴方の言う通りだったわね」
 M40号も納得する。
 「追尾している艦を撃沈しましょう」
 「帝國の潜水艦を」
 「こっちを尾行しているのです。湯野中さんも納得してくれます」
 「でもこっちも危険よ」
 「有線誘導で相手が前の艦に集中している間に」
 「他の艦にやらせましょう」
 「それでは日本近海から離れてからに成ります」
 「判った。艦長」
 「大丈夫です。無人誘導艇を出します。あの艦のスクリュー音を追って五千まで近付いて有線誘導魚雷一発を発射します」
 「使えるのは一回だけ」
 「そうです」
 「いいわ、やって」
 無人小型潜航艇は高速で帝國の艦を追う。
 帝國の潜水艦では潜望鏡深度で前の艦の位置を報告していた。
 F18で向かってくる大木少佐らを収容するべく瑞鶴は一艦だけ浮上してそれを傍受していた。
 第二航空艦隊司令山本少将はこの時点で日本の太平洋岸のどこかと言う見解に疑問を持った。そして怪潜の進路方向に向けて他の潜水艦に進路を指示する。
 帝國の潜水艦では後方から接近する小型艇をキャッチしていた。
 「震度を下げろ」
 「特殊潜航艇の様ですが、速度が速いです」
 「大型の魚雷かロケットでは」
 「潜航艇は何かを発射しました」
 「なに」
 「魚雷です。有線誘導と思われます」
 「こっちも有線誘導でその潜航艇を沈めろ」
 「間に合いません。敵の魚雷が先に到達します」
 「普通のホーミングでいい。艦尾発射管全管発射だ」
 「よーそろー」
 「前進全速。機関を止めても追ってくるぞ」
 「無理です。魚雷が早いです」
 「ショートロケットで魚雷を迎撃しろ」
 「無理です。近過ぎます」
 「艦橋を切り離せ。脱出だ」
 帝國の艦は二十人足らずで動く。有事には乗員は艦橋付近にしか居ない。
 艦橋部分が海上に浮き上がると同時に、少し先の海中で爆発が起きる。潜水艦の残骸が海上に突き出しまた沈む。轟沈である。
 イージス艦が一隻救助に向かう。
 怪潜二隻はR国に向かう。別の帝國海軍の潜水艦が交代で追尾したが、怪潜はD川の河口付近に消えた。
 瑞鶴に着艦した大木少佐ら親衛隊の面々は悔しがった。
 帝國府に居た江崎と納見は突然敵が判断を変えたと理解した。
 日本では江崎文江巡査部長の行方不明から実家にも捜査が及ぶ。予定通り両親と家族は開放された。
 有名人の家族には人質に取られる可能性を考慮して二名ずつ刑事が張り付いていたが、女性警察官の家族までは警戒してなかった。
 またも裏をかかれたのである。
 
 テロ組織はもう一組居た。
 静岡市内である。
 狙われたのは小郷智子警部補。自宅通勤だが警戒期間中は寮に入る様に指導されていた。油断は密会である。
 密会相手は直属の上司であった。
 テロ組織のチームは目標を絞って完全に行動を分析していた。
 ラブホテルのフロントを眠らせる。小郷智子警部補は閨房の最中に全裸のところを襲われた。
 男性警視は射殺されて小郷智子警部補は全裸のまま霊柩車に乗せられた。
 霊柩車の棺の中まではなかなか検問されない。
 御前崎に運ばれ静岡の基地から潜水艦で運び出された。
 この拉致は大々的にワイドショーネタとなった。
 静岡では木下有紀乃の指示で、残されたチームだけで木邑波瑠の拷問のみ続行されていた。
 「最後は蛇拷問で気が狂ったら返してあげるから。もう少し恥を晒してね」
 女性スタッフは嘲るように囁く。
 「酷い。酷過ぎます」
 木邑波瑠は絶望的な宣告にただただ怯える。
 「先に逝き顔を存分に披露してもらうからね」
 「蛇の前にこれね」
 別の女性スタッフがドリルバイブを持ってくる。
 「よくイグアナの餌付けでお漏らししなかったね。漏らすまでこれと指で責めるからね」
 このスタッフは電マを持って来る。
 木邑波瑠にこれがどういうことか解らない。
 電マの振動がクリトリスに当たる。
 「ああーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーー。はあーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーー」
 木邑波瑠は刺激から逃れようと藻掻く。
 その表情は徐々に少しずつ追い詰められてゆく。
 「我慢しなくていいよ。漏らしちゃいなよ」
 「いやよーーーーー」
 「どうせ気狂いになって帰るのよ。気持ちよくなっちゃいな」
 女性スタッフは容赦ない。
 「いやあーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーー。いやよーーーーーーーーーーー」
 「頑張っても女丸出しなんだよ」
 女性スタッフの言葉は木邑波瑠に今の姿を再認識させ羞恥の極致に堕とす。
 「やめてーーーーーー」
 だが、クリトリスの刺激に耐えるより木邑波瑠の尿意は限界である。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 絶望の叫びとともに小水は尿道から強く噴き上げる。
 女性スタッフは尿道の亀裂から出るところをカメラに公開するためビラビラを広げる。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーーー。はああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 可愛い清純派女優の究極の醜態となった。怒る男性とされど好奇心と満足感を愉しむ男性とさまざまである。
 女性スタッフはそれでも女同士。女はとことん許さない。
 漏らした股間部分と羞恥に染まった女の顔をカメラに舐めさせ、壮絶な余韻をとことん公開する。
 女性スタッフは膣内の濡れを指で確認する。
 木邑波瑠の顔は涙にぐちゃぐちゃである。
 それでも女性スタッフらはドリルバイブを後にして、ビニールの柔らかい棘の密集した電動バイブを挿入する。
 
 瑞鶴の作戦室には大木少佐らがこの先の作戦を検討していた。
 「R国に入ったなら戦闘は可能ですね」
 「問題は何処に運んだかよ」
 「D川から入ればTS辺りには行かないでしょう」
 「同じ場所は使わないと思います」
 窪田直子特務中尉の見解である。
 「とにかくR国沿岸にいる第三航空艦隊の有明に移りましょう」
 大木少佐らはF18で瑞鶴から発艦する。
 
 二隻の怪潜はR国南側の地下にある潜水艦基地に入った。
 「TSに向かいましょう。あの基地は新しくなったよ」
 M40号は木下有紀乃が浜村修一に会いたがっていることを見越している。
 「解りました」
 木下有紀乃も納得する。
 既にM40号らも画像の背景から基地を特定されることは警戒している。
 基地からはトラックのコンテナで移動する。
 TSは以前に帝國に踏み込まれている。海底の出入りから造りを替えた。
 
 R国で二人の婦警の拷問準備が進められる頃。静岡では木邑波瑠が棘付きバイブで掻き回され膣の中は濡れてドロドロにされていた。
 そこにドリルバイブが挿入される。
 「さあ。イッていいのよ。最後の悦びだからね。抵抗してもあなたのお○○こはずるするなのよ」
 ドリルバイブのスイッチが入る。
 木邑波瑠にはもう抵抗が出来ない事は分かっている。それでも抵抗しなければならない。悦びを受け入れたとは思われたくない。
 「ああーーーーーーーーーーー。ぐああーーーーーーーーーーーー。ぐああーーーーーーーーーーー」
 顔を捩って歪め瀕死に絶えようとする。
 女性スタッフらは既に蛇の準備にかかっている。R国の準備が整ったらこちらは終了になる。
 
 テロが始まると日本国内の湯野中配下の風俗売春はサービスをエスカレートさせる。一挙に稼ぎは増大する。
 警察は当面の事件以外警備に総動員するしかない。
 TSに到着したM40号と木下有紀乃は拷問方法を検討していた。
 「静岡でイグアナの餌付けと蛇入れポンやったから、それ以上に残酷なことを考えましょう」
 「最後は始末するか、生かして苦しめるかです」
 「生かして返して恐怖の体験を語らせて警察を警戒動員させましょう」
 「一挙に浚わないで、忘れた頃にポツリポツリと行きましょう。これは一人でも大事件に扱われます」
 「危険なのは帝國の親衛隊だけね」
 「そうです。大木少佐らは復讐に燃えているでしょうから」
 「いま大木少佐らはR国近海の有明に降りた様ね」
 「直ぐ近くではないですか」
 「潜水艦を沈められたのですから、徹底的に攻めて来るでしょう」
 
 木邑波瑠はドリルバイブの猛攻撃に白目を剥いてしまっていた。
 大き目のクスコが膣に挿入されて蛇入れポンの準備が出来ていた。
 女性スタッフはスネークフック二本で蛇を掴む。
 理不尽な囁きで木邑波瑠を追い詰めていた女性スタッフがビンタで起こす。
 木邑波瑠の柔らかい美形の顔がビンタに歪む。
 目を見開いた木邑波瑠の前にスネークフックで掴んだ蛇を近付ける。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーーーー。た・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 木邑波瑠は一瞬悲鳴を漏らした。さらに恐怖に助けてーと叫んだが声も出ない。
 「お○○こに行くよ」
 「・・・・・・・・・・・・・・・」
 容赦なく蛇の頭がクスコに挿入される。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 木邑波瑠は一回強烈な悲鳴を轟かせる。口から泡を噴いてまた白目を剥いてしまった。
 だが、気が狂うには至っていない。
 
 数日前の演習の時に大木少佐らが使った有明の作戦室である。
 宰相納見も江崎をジェットヘリに乗せて合流した。
 既に小郷智子警部補と江崎文江巡査部長が行方不明は報じられていた。
 これまでテロ組織が使ったT市やD市には近衛部隊が手分けして調査に入っていた。
 
 滝沢沙緒里は海賊放送を見ている浜村修一にピッタリ躰を付けている。乳房は両方とも密着している。
 浜村修一は蛇拷問で木邑波瑠が白目を剥いたが、狂ってしまわなかったのを確認してやや安堵した。
 木邑波瑠は滝沢沙緒里に劣らない良い女でイメージも柔らかい。海賊放送に公開されてしまった全裸を見てその良さを確認した。
 二回白目を剥いた。そのシーンにはやや興奮した。
 滝沢沙緒里はそのタイミングを逃さず口で抜いてしまった。通常では浜村修一は口で抜くことは難しい。
 滝沢沙緒里は初めて浜村修一の情液を飲んだ。
 滝沢沙緒里も浜村修一の指で二回潮を噴いてしまった。浜村修一は女に潮を噴かすのが好きらしい。
 浜村修一は明日になれば開発ルームに向かう。まったり出来るのは今日だけである。帰って来ない日もある。
 拉致されたと報道された二人の婦警なら同情は沸かない。充分に愉しめる。
 それを期待しながら滝沢沙緒里とルームサービスを検討する。
 ルームにはホテル用としてはやや大きめの冷蔵庫が置かれているが、最近の傾向で中は空である。ビールはショッピングカートを転がして買い込んで来た。
 滝沢沙緒里の飲むワインだけ注文する。
 それ以外はミニ懐石で品数だけで量の多くないものを選んだ。
 次の海賊放送は期待通りその日に始まった。
 犠牲者が警察官なら滝沢沙緒里は全く同情しない。
 二人同時である。
 体格の良い男が四人ずつ掛かる。
 小郷智子警部補は拉致されたまま全裸である。四人の男が強姦に掛かる。
 小郷智子警部補は脚で男らを蹴って抵抗する。
 「やめろーーーーーー。やめろーーーーーーーーーー」
 江崎文江巡査部長はスーツ姿なので男らが脱がしに掛かる。
 江崎文江巡査部長も脚で蹴って抵抗する。
 体格の良い男らである。その脚を簡単に持ち上げる。スカートの中が丸見えになる。ジャケットは毟り取られブラウスも破り取られる。
 小郷智子警部補も暴れる両脚を二人に押さえられる。
 一人の男が台に寝る。三人がかりで小郷智子警部補の躰を押さ持ち上げる。起たせた棹に女の部分を上から被せる様に捻じ込む。
 「やめろーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーー」
 抵抗しても小郷智子警部補の膣に下の男の棹が完全に入り込んでいる。
 さらに二人が力ずくで押さえて残る一人がアナルに挿入する。
 「ぐうああーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーー」
 小郷智子警部補はアナル経験がない。無惨にアナル処女を貫通された。
 「ぐおおーーーーーーーーーーー。ぐうおおーーーーーーーーー」
 二人の男は上と下で責め続ける。
 小郷智子警部補は獰猛な表情を破裂させ全身の力を振り絞って抵抗を試みる。だが上の男と下の男に腕を握られ残る二人の男に両脚をしっかり押さえられている。
 いくら抵抗しても責められるだけである。
 「ぐうあああーーーーーーーーーーーー。ぐああーーーーーーーーー」
 気持ち良くなどならない。痛みに悲鳴を轟かせるだけである。
 江崎文江巡査部長はブラを引き剥がされショーツも破られる。
 一人の男に後ろから乳房を掴んで抱きかかえられる。二人の男に脚を広げられ残る一人に女の部分に指を突っ込まれる。
 「ああーーーーーー。やめろーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーー」
 だが、男らは日本人ではない。
 容赦なく指で責め続ける。
 「あはあーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーー」
 膣の奥を押し上げられて潮を噴き上げてしまう。
 男はもう片方の指でビラビラを開いている。尿道口から飛び出すところがくっきり画面に公開されてしまう。
 その男はそのまま棹を挿入する。
 「ああーーーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーー。強姦やめろーーーーーーーーーーー」
 いくら叫んでも男らには日本語が解らない。
 江崎文江巡査部長は土色の表情で叫び続ける。
 どちらも美人婦人警官で有る。気丈さも感じさせる。見ている浜村修一には小気味良い。強姦ではなく自分も拷問して責めたい錯覚に襲われる。
 両名とも四人の男に一回ずつ出された。
 江崎文江巡査部長は二本挿入に涙を流した。
 日本の警察は大騒ぎである。
 海外なのか日本国内なのか。それすらも解らない。
 いくら無力でも新たな拉致は防がなくてはならない。
 
 有明の作戦室でも場所の特定は不可能との見解になっていた。外人が出ているまではR国内で帝國には周知である。
 諦めて飲み会が始まってしまった。
 帝國がテロを無視すればテロリストらは日本、韓国にだけテロを向けるかもしれない。
 だが、親衛隊はテロリストを完全に抹消しなければ納得出来ない。
 メインの隊員が何らかの被害を受けている。
 そして帝國が日本に進出したニューシティに侵攻してくれば防ぐことになる。
 湯野中は帝國に手を出すなときっちり指令を出している。
 今回の件は相川紗季少尉には自分のかつての部下が犠牲に成ろうとしている。それ以外の隊員は本来係わる必要は無いのである。
 あくまで親衛隊の報復要素が大きい。
 それでも止める訳には行かない。江崎もやめろとは言えない。
 そしてM40号以下のテロリストも親衛隊を目の敵にしている。
 「やはり奴らが九州に入るタイミングを見つけて山人の基地に攻め込むしかありません」
 南七香大尉の発言である。
 相川紗季少尉は無言で海賊放送を睨んでいる。
 画面は強姦が終了して緊縛師が二人を拷問椅子に固定している。
 これから本格的な拷問が予想される。
 相川紗季少尉はM40号と木下有紀乃の残酷さを充分理解している。
 姉の木下優樹子元警視はそれ以上であった。以前に相川紗季少尉自身も壮絶な拷問を受けた。
 木下有紀乃はその妹である。
 
 浜村修一は複雑な心境である。拷問の指揮を執っているのはM40号ではなく木下有紀乃だと思う。確信は無いがこれまでの海賊放送の流れからそう思う。
 自分に抱かれた木下有紀乃とは到底思えない。
 また自分を求めてくるかもしれない。
 そしていつか自分を手掛かりに木下有紀乃が親衛隊に掴まるかもしれない。その時が木下有紀乃の最後だと思う。
 二人の婦人警官は全裸で女の部分を丸出しで縛られている。
 その二人の前に木下有紀乃が現れる。画面には映っていない。二人には一挙に恐怖の戦慄が奔る。
 「剃毛して」
 木下有紀乃が緊縛師に指示する。緊縛師は覆面にグラサンだが日本人の様である。
 「あなた方の汚されたお○○こを蝋燭で消毒してあげる」
 緊縛師はローションを黒い塊の上から掛ける。
 小郷智子警部補は黒い塊を見栄え良く土手の上だけ長方形に纏めている。びらびらの周りは綺麗に剃られて女の部分はくっきり縦一文字を描いている。
 江崎文江巡査部長は自然のままである。性器の周りも陰毛が密集している。
 木下有紀乃は江崎文江巡査部長の方は緊縛師のやるままに任せるが、小郷智子警部補の剃毛を行う緊縛師を止める。
 「こっちは剃らないで抜いてしまって」
 小郷智子警部補には睨み返す以外何も出来ない。何を言っても許される事は無いと分かっている。
 緊縛師はローションを洗い流して黒い塊をドライヤーで乾かす。
 強力な粘着テープを持ち出す。
 黒い塊に貼って一気に剥がす。
 「あーーーーーーーーーーーー」
 小郷智子警部補の悲鳴が上がる。
 ある程度が貼り付いて抜ける。総てではない。これを繰り返す。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーー」
 この悲鳴は見ている男性を起立させるに充分である。小郷智子警部補の究極に歪む表情が深くそそらせる。
 十回くらい繰り返してほぼ綺麗になったところで毛抜きを使う。
 「あーーーーーーー」
 一本ずつ僅かに残ったのを抜き取る。
 完全にパイパンである。
 江崎文江巡査部長の剃毛は手間が掛かっている。鋏でカットしてから剃るが大陰唇の周りを剃るのに手間取っていた。
 滝沢沙緒里は一緒に見ながら躰をぴたり付けてくる。浜村修一は滝沢沙緒里でなければ見ているだけで非難されると思う。
 もっとも非難する様な女と一緒に過ごす事も無い。
 「ねえ。木邑波瑠どうなるの」
 滝沢沙緒里が気に成るのか突然言い出す。
 「多分開放じゃないか」
 「ほんとに」
 「何とも言えないが、拉致した役割は終わっている。気狂いにして帰したかったのだろうが、とにかく帰して恐怖体験を浸透させることだろう」
 「開放して組織にリスクは無いの」
 「ないだろう。行きも帰りも気絶しているのだから」
 「良く気が狂わなかったね」
 「案外精神は強いのかもしれない」
 「この先どうなるの」
 「多分女優は廃業して、今までの稼ぎで何処かに引き篭もるか」
 「自殺は」
 「多分しないと思うな」
 「そう」
 滝沢沙緒里は納得したのか黙って画面を見ている。
 浜村修一は木邑波瑠が一般の女性なら、この犠牲は理不尽かつ気の毒だと思う。女優やアナウンサー、警察官なら一般女性の身代わりを果たしたと思う。
 木下有紀乃は数本の蝋燭に点火して芯の周りに溶けた蝋涙を溜めていた。
 江崎文江巡査部長の剃毛が終わるのを待っている。
 緊縛師は剃毛した土手と股間を洗って乾かしている。剃り残しを点検して剃刀で部分メンテナンスする。
 終わって暫くその部分をアップして顔と一緒に画面に焼き付ける。
 最後は二人の縦筋を比べるように並べてアップする。
 小郷智子警部補のその部分は乱れた突起は無い真っ直ぐな縦筋だが、股間を開いたところでびらびらが浮き出て閉じている。
 江崎文江巡査部長のその部分は陰毛を剃ってしまうと股間を開いた位置で、大陰唇より内側に二本の粘膜を細く閉じ合わせている。
 さらにそれを開いて比較させる。
 二人とも無言だが顔を背け無念さに堪え続ける。
 小郷智子警部補の女の部分を開いた粘膜の内側は単調な薄橙である。中心に尿道の小さな亀裂が窪み両脇が縦に深く窪んでいる。
 その下に蕾んだ膣口が僅かに覗かせる。
 三十を過ぎた年齢ながら若い女の部分である。
 江崎文江巡査部長のそれはボリュームの少ないびらびらの縁がややローズ色である。中も薄い小豆色で膣口には粒粒がやや露出している。
 滝沢沙緒里も目を逸らさずじっくり見ている。
 「ねえ。どっちが好き」
 「どっちって」
 「うふふ。あの二人のお○○こ」
 滝沢沙緒里は悪びれず日常のことの様に愉しそうである。
 「そうだな。警部補の方が綺麗だが、右の方が当初入れたら名器という人が多いかもね」
 浜村修一は二人の名前など認識していない。だから右の方と表現してしまう。
 「それで江崎文江巡査部長の方がいい」
 「さあ。僕は入れた感触で決めないから。むしろ女の性を愉しんだ方が興奮するよ。だから君の様に躰を総て開放してくれるのが嬉しい」
 「うん」
 滝沢沙緒里は満足な表情である。
 「まず土手から流して」
 画面では木下有紀乃が緊縛師に指示する。
 「少し冷やしませんか」
 緊縛師が意見する。蝋燭は温もりの有る状態より冷たく冷えた躰に落とした方が効果的だからである。
 「いいえ。このままよ。一気に責めないの」
 木下有紀乃はもっと残酷にやりたい。
 緊縛師は江崎文江巡査部長の土手に蝋涙を溶かしたチョコレートを流すように掛ける。
 「ああーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーー。あーーはああーーーーーーーーーーーーーーー」
 江崎文江巡査部長の理性の強そうな顔が歪む。
 「ああーーーーーーーーーーーはん、あはん、はん」
 緊縛師は容赦なく剃ったあとの紅の強い皮膚に掛け流してゆく。
 堪えられない熱さではない。無防備な部分に掛けられる暴挙な出来事に悲鳴が上がるのである。
 「お○○この周りを熱蝋で消毒したのよ。嬉しいでしょう」
 「止めなさい。こんなくだらないことして」
 江崎文江巡査部長は反動的に怒りを吐く。
 「そう。こんなことするAVが世界中で売れているわ。大変な経済効果よ」
 木下有紀乃はからかい半分、本音半分である。テロでなければ経済効果には間違いない。
 「違うわ。無料で流すから経済効果ではありません」
 「うふふ。そんな事無いよ。あなた方警察があちこちで規制するからオークションや裏でたくさん流通して一般市民の財布が潤うのよ」
 「そんな」
 木下有紀乃は強化ガラスで出来たクスコを江崎文江巡査部長の女の部分を指で広げて挿入する。さらに螺子を回してクスコを広げる。
 「これで中まで公開ね」
 続いて小郷智子警部補の女も広げる。
 また中を比べるように並べてアップになる。
 だが、奥の子宮口は色の違いはあっても大きくは変わらない。
 「ねえ。これから彼女の膣に蝋燭を流し込むのよ」
 木下有紀乃は小郷智子警部補に告げる。
 「ええーー」
 小郷智子警部補は恐怖の表情を凍らせる。
 「貴方が代わるというまで彼女を責めます」
 「え、え」
 小郷智子警部補の恐怖の表情は固まっている。
 木下有紀乃は緊縛師に合図する。
 緊縛師らは拷問椅子を後ろに倒して股間のクスコの口が真上を向く様に調整する。
 「いやあーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーー」
 何をされるか判った江崎文江巡査部長の驚愕の悲鳴である。
 緊縛師は拷問椅子に磔にした江崎文江巡査部長の躰を更に三人掛かりで頑丈に押さえる。
 「いやだーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーー」
 江崎文江巡査部長は天井を見上げて恐怖の叫び声を上げる。
 「やめてよーーーーーーーーーーーー」
 小郷智子警部補も叫ぶ。
 木下有紀乃は小郷智子警部補に近寄る。
 「貴方が代わる」
 「もうやめてくださーーーい」
 「貴方が代わらなければ彼女のお○○こに流し込むのよ」
 木下有紀乃は愉しんでいる。
 「やめてくださあーーーーーーーーーーい」
 小郷智子警部補はい怒りの抗議である。
 「だめね。彼女に落とすからいいわ」
 そう言いながら木下有紀乃は緊縛師に合図する。
 緊縛師らは小郷智子警部補を磔にした拷問椅子も後ろに倒しクスコの口を真上に向ける。
 「ああーー」
 小郷智子警部補は天井を見上げる。
 「格下の彼女に流し込むよ」
 木下有紀乃はまだ追い詰める。
 「判った。私に」
 小郷智子警部補は恐怖を押し殺して観念した様に言う。
 緊縛師三人が周りを囲む。
 木下有紀乃は一本目の蝋燭を取る。まずは土手に掛ける。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーー。あはああーーーーーーーーーーーーーーーー」
 土手でも始めての熱蝋に驚愕の悲鳴である。
 木下有紀乃の合図で緊縛師三人が、拷問椅子に磔られた小郷智子警部補の躰を更に押さえる。
 その内一人がクスコの真ん中に糸を垂らす。
 木下有紀乃とあと一人の緊縛師が蝋燭を二本ずつ持ち、ガラスのクスコの口に四方から溶けた蝋涙を一気に流し込む。
 「ぐわはああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうわあーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 小郷智子警部補は目が飛び出る表情で悲鳴を轟かせる。美人の小郷智子警部補にこれ以上醜い顔は無いという表情である。
 押さえられても躰は強烈に暴れる。
 クスコの中には流し込まれた蝋涙で蝋燭が完成している。
 ここで小郷智子警部補は失禁した。クスコの横で小水が水のみ口の水の様に噴き上げる。
 「ああーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーー」
 今度は溜息のような悲鳴である。
 木下有紀乃は次に高枝斬りバサミを取り出す。それを緊縛師に渡す。
 緊縛師は鋏を広げて小郷智子警部補の乳房に当てる。
 「あーーーーーーーーーーーーー」
 泣き悲鳴になる。
 今度は木下有紀乃が江崎文江巡査部長に囁く。小声でも音声は放送に流れている。
 「彼女の乳首斬っちゃうよ」
 木下有紀乃の言い方は江崎文江巡査部長を震え上がらせる。
 「・・・・・・・・・・・」
 江崎文江巡査部長は声すら出ない。
 「貴方のお○○こにも蝋燭を流させてくれたら、乳首を斬るのは一歩控えるよ」
 木下有紀乃の言葉は江崎文江巡査部長の心臓を抉る。
 「やめてーーーーーーーーーーー」
 江崎文江巡査部長は叫ぶ。
 「斬るよ」
 木下有紀乃は小郷智子警部補の乳房を鋏んでいる高枝斬りバサミを指差す。
 「ああーーーーーーーーーー」
 江崎文江巡査部長は叫びながら目を背ける。
 「上官なら見殺し」
 木下有紀乃は意地悪く詰る姿勢である。
 「判った」
 江崎文江巡査部長は静かに頷く。
 「いいの流して」
 木下有紀乃は曖昧な返事をまだ確認する。
 「はい」
 江崎文江巡査部長は答えながら涙を溢れさせる。
 緊縛師三人が躰を押さえる。
 また一人がクスコの中心に糸を垂らす。
 木下有紀乃とあと一人の緊縛師が蝋燭を二本ずつ持つ。芯の周りには溶けた熱蝋が溜まっている。
 木下有紀乃の合図で一気に流し込む。
 「ぎやああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あぎやああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 押さえを跳ね返すように躰は反り返る。だが押さえが強い。江崎文江巡査部長は仰向けに目を見開き顔を絞った様に硬直させ悲鳴を破裂させる。
 普段知的、静的な表情がこの上もなく崩れる。空前絶後の光景である。
 木下有紀乃が小型の電マをクリトリス付近に軽く当てる。
 「ああーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーー」
 江崎文江巡査部長は堪らず失禁した。
 見ている浜村修一は二人の硬い女性文民警察官の失禁に極度な興奮を禁じえない。滝沢沙緒里の躰を強く抱きしめる。
 もしも木下有紀乃に呼ばれたら参加してしまいそうな衝動に駆られる。
 だが、参加したら身の破滅である。
 SMクラブで済ませろと自分に言い聞かせる。
 R国なら逮捕されることは無い。日本の警察権は及ばない。それでも帝國の親衛隊に踏み込まれたら終わりである。
 木下有紀乃の指示で緊縛師が二人の婦警の膣に刺さったクスコの中に作られた蝋燭に点火する。
 「いやあーーーーーーーーーーー」
 「ああーーーーーー」
 火を見て両名ともまた悲鳴を上げる。
 膣の中が燃えているのである。
 「どう。膣灯篭よ」
 木下有紀乃は哂っている。
 「ねえ。女性警察官だとまったく同情しない」
 「しないな。市民の身代わりをして当然だ。大事な時に奴等は役目を果たさない。どうでもよい程度の犯罪に手軽に検挙率を上げ冤罪を作るが」
 「そうだよね」
 滝沢沙緒里にはそれどころではない。既に死んだが前原誠二巡査部長に犯罪者に丁稚上げられたのである。
 「今回も有名人を警備しながら自分らを護っている。婦人警官が囮に成り身代わりになって市民を護るべきだ」
 「ならば彼女らはその役目を果たしたのね」
 「そうだな。警察官百人殉職しても一人の市民を護るべきだ」
 此処だけの会話だがある程度の一般人の本音かもしれない。
 これはテロである。一般市民がこのテロの標的に成る事も以前には有った。だが今は無い。狙われるのは有名人もしくは警察官である。
 もちろんこれには市民の感情をコントロールする意図が内在している。
 マスコミが非難し騒ごうとスクリーンの向こうの話である。人によっては娯楽番組にさえなってしまう。
 「何で、私達をここまで」
 小郷智子警部補は抗議の姿勢である。
 「何がご不満なの。貴方達は警察官の任務を正しく果たしたのでしょう。有名人を護るという」
 「それだって」
 「あら。有名人が芸能人じゃ駄目なのね。要人でないと。要人は護っても芸能人は覚せい剤の冤罪に追いやって検挙率を上げるのかしら」
 「そんなことは」
 「もっとも要人は護っても、一般市民はストーカーに狙われていても殆ど護らないものね」
 「そんな」
 小郷智子警部補もきっぱりとした否定は出来ない。ストーカー犯罪はよく後手に回っている。
 「ストーカーを過剰規制するより、狙われている女性を婦人警官が身代りに成って犠牲に成り現行犯で変質者、危険人物を検挙すべきよ」
 木下有紀乃は不気味に哂っている。
 見ている滝沢沙緒里も哂っている。
 浜村修一でなければこの情景は不気味この上ない。
 木下有紀乃はガスバーナーを持ち出す。
 「安心してファイヤーパーティじゃないから」
 長い鉄の棒に刺さった蝋燭を江崎文江巡査部長を磔にした拷問椅子の頭上に掲げる。
 江崎文江巡査部長は磔にされたまま仰向けに躰を横たえている。
 股間のクスコは火が奥に下がって来た。
 蓋をして火を消し、奥の蝋をピンセットで取り出す。クスコはそこで抜かれた。
 今度はガスバーナーで躰の上に掲げた蝋燭を溶かす。
 一メートル以上離れていてもこの蝋涙は熱い。
 「ああーーーーーーーーー。はあはああーーーーーーーーーーーーーーーー。あはああーーーーーーーーーーー」
 江崎文江巡査部長は追い詰められた悲鳴を上げ続ける。
 浜村修一からはたいした拷問には見えない。
 江崎文江巡査部長の躰は僅かな時間で薄く紅く蝋で染まる。
 小郷智子警部補も同じ責めで強烈に悲鳴を上げ続けて全身薄く紅く染められた。
 次に強力なハロゲンランプが連装で運び込まれる。
 「これを溶かすのか」
 浜村修一はやや驚く。だが木下有紀乃は一本鞭を持つ。
 「ううん」
 今度は唸る。
 これを溶かすタイミングで鞭を打たれたら。これは強烈である。
 1キロワットのハロゲンランプ約四十個が両側から躰を照射する。
 「ああーーああーーーーーーーー。ああーーーーーーーー」
 小郷智子警部補は熱さに躰を捩り強烈に顔を歪める。
 木下有紀乃は乳房から土手に掛かる様に一本鞭を叩き降ろす。
 「ぐおーーーーーーーーーーーーーーー。ぐぐぐうーーーーーーーーーーー」
 小郷智子警部補は強烈過ぎる痛みに躰を硬く断続的に震撼させる。躰を右に捩り力を込め一度浮き上がりまた左に沈む。
 力の篭った緩慢な動きが痛みの甚大さを強烈に画面に焼き付ける。
 「ぐわああーーーーーーーーー。ぐうあわああーーーーーーーーー」
 痛みに醜く崩れた小郷智子警部補の美人顔はとことんS心をそそらせる。
 木下有紀乃は二発目を構える。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーーー」
 小郷智子警部補は鞭を見据えて恐怖の悲鳴を上げる。
 その悲鳴を叩き割るように二発目がもう片方の乳房を直撃する。
 「ごーーーーーーーーーーーーー。ぐおおおーーーーーーーーーーーーーーーー」
 腰が競り上がり空中で硬くなる。
 「ぐうおおおーーーーーーーーーーーーー」
 その腰が拷問椅子の左に力一杯捩る。
 「ごおわああーーーーーーーーーーーーーーー」
 更に右へ力一杯捩って競り上がる。
 「あがああーーーーーーーーーーーーーーーー」
 大口を強烈に軋ませて悲鳴を轟かせる。
 滝沢沙緒里は浜村修一の一物を口に咥えて搾り取るように舐める。
 緊縛師はこれで限界と見たのか連装されたハロゲンランプを江崎文江巡査部長の方に移動する。
 小郷智子警部補は再び失禁して口は泡を噴く。顔は汗と涙でぐちゃぐちゃである。崩壊した美人顔だがそれでも見る男性自身を怒張させる。
 「こっちはスパンキングよ」
 今度は緊縛師四人が四方から柄の長いスパンキングを構えている。
 一キロワット四十灯が一気に照射する。
 「ぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 江崎文江巡査部長は顔を強烈に歪め絞って熱さに堪える。
 頃合を見て一斉にスパンキングが各々乳房、太腿を狙って叩き落とされる。
 「ぐがあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ががああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 江崎文江巡査部長の躰は痛みに力が篭って競り上がる。一度固まる。そして左右に強く震撼する。
 「があーーーーーーーーーーーーー。があーーーーーーーーーーー。があーーーーーーーーーーーーー」
 江崎文江巡査部長は堪えられない痛みに躰の底から悲鳴を噴き上げる。
 再びスパンキングが狙いを定めて構えられる。
 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 江崎文江巡査部長は目を見開いて恐怖に歪んだ顔が固まる。
 スパンキングが一斉に叩かれる。
 「ぐうわあーーーーーーーーーーーーーーー」
 悲鳴は一回だけである。直ぐ白目を剝いて失禁する。
 浜村修一は滝沢沙緒里の口内に水の様な情液を流した。
 「ふふ。イッたよ」
 滝沢沙緒里は顔を浜村修一の腿に乗せて小さく笑う。
 浜村修一には僅かだが気持ち良い。
 そのあとバスタブが運び込まれる。江崎文江巡査部長と小郷智子警部補はぬるま湯に浸けられる。そのまま明日まで休憩となった。
 
 翌日。浜村修一は亜細亜全体を飲み込むサプライチェーンマネジメントの開発本部に出勤した。
 この日は浜村修一より説明が行われた。
 日本、韓国他に経済侵出するニュータウンの拡大。帝國、娼国、R国湯野中派の三大資本に繋がった下層階級、非正規労働者の収容拡大。
 サプライチェーンの改善により三大資本に大方の利益が繋がり日本を始め亜細亜諸国での税金の空洞化促進。
 ニュータウンの拡大により自治体を選挙により傀儡化する。
 それによって住民税を半額化して上流階級をニュータウン高層階に誘致する。
 人口の都市集中化をいっそう促進する。
 そこからサプライチェーンによる利益回収を確立する。
 役所、行政法人、自治体からリストラの促進。正規職員を大幅減らし行政、公共機関の軽量化を外から促進する。
 非正規を温存して正規職員の大幅削減。これは経済を回復して税収の減収に対応させるに効果的と浜村修一は力説する。
 さらに独身者の街を拡大して風俗売春の普遍化がいっそう経済を良くする。
 ニューシティを各拠点に男性は独身にて風俗売春に依存させる。女性は風俗売春に従事する人口を拡大する。
 そして男性の収入アップは帝國、娼国、R国への転勤、更なる酒池肉林の謳歌。
 女性はからゆきさん化する。
 家族と言うカテゴリーを崩壊させることによる少子化。その対策に生む専門職業の樹立。更に人口人体(人工子宮)からの大量出産を合法化する。
 浜村修一は三大資本が従える政治の方向性を説明し開発の方針を明確化する。そして個々の要件定義を推進する。
 今回は通信手段の無料化が説明された。
 これによりNTTなどの亜細亜中の通信業が崩壊する。
 電話通信、インターネットの完全無料接続が提案された。
 それをニュータウン及び都市部のみに集中化する。ニュータウンの進出しない自治体の過疎化をいっそう促進する。
 そしてこの総てが消費性向に向かう収入を増やし貯蓄性向を減らすと力説する。
 これこそが経済の健全化である。
 日本人のSEらには本日は眠そうであった。海賊放送が原因である。海賊放送は本拠地を眩ます為東京時間で放送される。
 それでもこの先プロジェクトの収入以外の財テクにも期待して全員が真剣に聞いている。
 このプロジェクトの原理を知るだけで財テクが得られる。
 続いて業務ごとの要件定義レヴューが行われる。
 本日浜村修一がOKを出せば順に明日からのユーザーレヴューとなる。
 これには夏木陽壱、北嶋真希子、湯野中、三河典子が出て来る。
 
 帝國親衛隊は有明の作戦室で夜を明かす。だが、R国のどこかが発信源と限定していてもそれ以上の解析は出来なかった。
 近衛部隊の協力を得てR国北側に現地調査を分担して行ったがまったく手掛かりは出なかった。
 「D川は最後まで潜水艦では行かれません。何処かに大きな潜水艦基地が在ると考えられます」
 窪田直子特務中尉の意見である。
 「でも基地は中国に分散されていると言う事では」
 相川紗季少尉は帝國に来てから聞いた範囲の見解である。
 「その前提に無理があります」
 青木優子特務少尉も窪田直子特務中尉に同調する。
 「しかもD川が北側に入るところでは潜水艦は浮上しなければ航行できません」
 窪田直子特務中尉はかなり確信を持っている。
 「では地中の川は北側までは繋がっていないと」
 優木麻緒美大尉も疑問を納得する。
 「繋がっていない筈だ。繋がっていれば麻薬をゲリラゾーンから小型潜航艇で運ぶ理由がない」
 江崎も同じ見解の様である。
 「まさか潜水艦基地が南側に在るとか」
 大木少佐も問題点を理解する。
 「そうでなければD川の河口付近から組織の潜水艦が消える説明が付きません」
 窪田直子特務中尉である。
 「そうです。そうでなければ潜水艦はTS市から出ると思います。TS市に消える事はこのところありません」
 青木優子特務少尉が更に同調する。
 「D川から出現する艦も数が多いな」
 「本当に北側まで地中の川は繋がってないと」
 優木麻緒美大尉が確認する。
 「ないと思います」
 窪田直子特務中尉は断言する。
 「その通りだ」
 江崎も納得する。
 「ではこの拷問は南側のどこかで行われていると」
 相川紗季少尉である。隊員の中で只一人かつての部下の拷問に居た堪れない。
 「それしか考えられません。D川の河口からTSまで繋ぐのも不可能に近いです」
 青木優子特務少尉も確信を持つ。
 「調査を南側に切り替えましょう」
 大木少佐が結論を出す。
 「もう一度津島長官に協力を仰ぎましょう」
 優木麻緒美大尉が空母有明をジェットヘリで発ち娼国へ向かう。
 津島は最初席を立ち上がり帝國の言い分に怒りを示したが、躰を繋いだ優木麻緒美大尉の説得に応じた。
 「娼国派遣の捜査員に協力させる。だが、実質の調査要員は帝國で出してもらいたい」
 そう回答した。
 そして優木麻緒美大尉の操縦するジェットヘリで空母有明に向かった。
 
 浜村修一は要件定義レヴューを確認し終えてその日も滝沢沙緒里の待つホテルに戻る。
 海賊放送は15時間の間を置いて再開された。
 画面には浜村修一の予測に反して女優の木邑波瑠が全裸で磔にされている。
 昨夜と同じ拷問スタジオと思われる。
 「あれ。婦人警官じゃないのか」
 浜村修一は予想が外れたのと木邑波瑠より婦人警官の拷問に期待したい。
 遊ぶなら断然木邑波瑠が良い。
 そして画像に映し出された木邑波瑠の全裸は滝沢沙緒里に劣らず素晴らしい。
 「どうして連れてこられたか解る」
 木下有紀乃が画面に登場する。
 「どうしてですか」
 怒りと限りない絶望の篭った言い返しである。
 「投書メールがたくさん来て、あなたのお○○こもっと見たいのですって」
 木下有紀乃は愉しそうに詰る。
 「そんな」
 木邑波瑠は投書する男性の心に絶望する。そして自分の人気を支える男性の中にも大きくその様な願望が存在することに複雑かつやりきれなさを噛み締める。
 「だから公開しましょうね」
 木下有紀乃の諭す様な言い方は木邑波瑠をいっそう惨めさに堕とす。
 「どうぞ」
 木邑波瑠は涙を流して小声で諦めの一言を静かに捨てる。
 これで済んで何とか返してもえらえないか。僅かな希望も残している。
 もう人気も稼ぎも希望も総て心を支配する暗い霧に包まれている。どこか静かなところで開放された生活が欲しい。
 木下有紀乃は木邑波瑠の言葉にややがっかりした。まだ抵抗する言葉を吐き返して欲しかった。
 緊縛師に奥の院のご開帳を指示する。
 木邑波瑠は抵抗しないで従えば助かる道があると確信した。
 緊縛師が片脚を引っ張り上げ天井のフックから引っ張られた縄に膝から脚首まで縛り吊るし上げる。木邑波瑠はもう何も抵抗しない。
 緊縛師に三人で女の部分を大きく広げられてしまう。
 一度もう公開されてしまった。
 『木邑波瑠のその部分をあらゆる角度から永久保存版で欲しいです』
 緊縛師はメールを読み上げる。
 木邑波瑠はぽろぽろ涙を零す。
 こんな非道な目に合わされている自分に対して人の痛みの解らない無神経な投書に今の理不尽な状況を更に追い詰められた涙である。
 見ている浜村修一は自分も欲しいと思う。テロによる理不尽な究極ヌードでも保存しておきたい。
 この女優のこの部分。幾多の女を見てきた浜村修一でもあらゆる角度から残しておきたいと思う。
 最早、誰もが保存するもので罪悪感などない。
 今日眠い目で開発本部に来たシステム開発者全員が保存すると思う。
 日本では規制を潜っても取れない場合もある。慣れた奴は上手にサイトを渡って閲覧かつポートの動画も取得する。
 日本に居る友人、上司に送る奴もあると思う。いや売って儲ける奴すらいる。
 滝沢沙緒里のそれも今を残したい。
 だが、さすがにその要求は出来ない。
 浜村修一は木下有紀乃の意図が読めない。木下有紀乃は冒頭で連れてこられたと言った。ただ性器を公開する為にかなりの危険を侵して移動させたとは思えない。
 
 帝國では更に疑問が湧いた。
 「D川の河口は見張っています。潜水艦の出入りは確認されていません」
 相川紗季少尉が疑問を呈する。
 「確かに大きな疑問ね」
 大木少佐も驚きを隠せない。
 「TSの口は見張っていますか」
 「それ以前です。もうTSの口は塞がれ基地としても使われていません」
 「そうよ。今あそこは水産センターよ」
 「それでは何処かに大きな基地が在って出入り口が二つ以上あると」
 「そういう事になるわね」
 大木少佐も事態を納得する。
 「R国沿岸の見張りを強化しますか」
 相川紗季少尉が進言する。
 木邑波瑠の拷問場所が日本、かつ太平洋側。そして小郷智子警部補と江崎文江巡査部長がR国に運ばれたと断定しているのは帝國だけである。
 「最近潜水艦の被害が多いです。敵潜の攻撃能力が増したと思われます」
 窪田直子特務中尉の見解である。
 「小型潜航艇を使いますか」
 大木少佐が江崎に確認する。
 「うん。機動部隊を呼び戻して動員すれば良いが、しばらくは第三航空艦隊の保有だけだな」
 第二艦隊所属第二航空艦隊は日本近海に展開している。第一機動部隊は休養中と一部分散行動している。
 「潜水艦は着底して見張りに徹してもらいましょう」
 「そうだな」
 江崎も納得する。
 「枕崎近海で撃沈された艦は江風に救助されましたが、艦長の報告では怪潜は小型潜航艇を出して、小型潜航艇から有線誘導魚雷を撃ってきたようです」
 窪田直子特務中尉が報告する。
 「米軍では通常の兵器だが、使い方次第で新兵器同様だな」
 江崎も窪田直子特務中尉の報告を納得する。
 日本の警察と日本の女優の拉致であり江崎は手を引きたいが、親衛隊はみな被害を受けている。引くに引けない。
 そして相川紗季少尉は江崎文江巡査部長を救いたい。
 近衛部隊二個中隊が応援に呼ばれた。
 大木少佐らも分担して索敵に出る。
 R国沿岸総てが索敵目標である。作戦室では要員の配置に追われていた。
 R国南側の地上の捜査もしなければならない。
 見かねた津島が地上の捜査を娼国捜査員で引き受けてくれた。
 
 木邑波瑠の局部の公開は緊縛師らの行き届いた責めであらゆる角度だけではない。濡れ、更に逝き顔、膣痙攣まで公開された。
 大衆はとことん満足である。
 口では非難してもこっそり動画と画像を取得するものは少なくない。
 木下有紀乃はカメラを止めて木邑波瑠に近付く。
 「ねえ。おしっこ出せる」
 「ええ。溜まっています。何とか出せます」
 AV女優が監督に答えるような会話になっている。
 「もう少し協力してくれたら、怪我させないで帰してあげるよ」
 「協力」
 木邑波瑠は疑問を投げ掛ける。
 「もうじき日本の婦警の前に出すから、ちょっとした責めでもギャーギャー泣き喚いて。出来るよね。女優だもの」
 「はい」
 木邑波瑠はそれで助かるならと思う。
 「蛇を近付けたら狂った様に喚いて」
 「はい」
 黙って従うしかない。本当に帰して得くれるのか。疑問でも今の自分はそれに賭けるしかない。
 とにかく帰して欲しい。今はそれ以外考えられない。
 そして失禁した様に小水を流す。
 緊縛師らが後ろからびらびらを広げて尿道の小さな亀裂から流れ出る部分をアップで公開する。
 女優生命は既に終わっていると本人も解っている。生きて帰るそれだけである。
 
 帝國機動部隊は応援の第二航空艦隊の到着を待たず見張りの配置を完了した。
 イージス艦も旗艦有明以外の空母も分散して着底した。
 スクリュー音を探知しても入って行くところを小型潜航艇で追尾して入口を追及しなければならない。
 出て来たところを発見するのは近くに小型潜航艇がいなければ難しい。
 相川紗季少尉は担当範囲を隈なく探索する。
 この海底の何処かに潜水艦の出入り口が在る。そしてその先で江崎文江巡査部長らが拷問されている。
 既にR国の国内であることは確信している。
 
 スクリーンに再び江崎文江巡査部長と小郷智子警部補が登場する。
 日本の警察機構は震撼する。
 両名とも熱蝋で責められた皮膚は何とか回復している。
 木下有紀乃の姿を見て恐怖の旋律が奔る。
 木下有紀乃はイグアナを使った木邑波瑠の拷問を二人に見せる。
 両名とも恐怖に凍りつく。
 そして拷問椅子に固定され正面には木邑波瑠が同じ拷問椅子に固定されている。
 どちらからも相手の女の部分が丸見えである。
 木下有紀乃は江崎文江巡査部長の女の部分にクスコを挿入する。
 もう何を抗議しても無駄な事は解っている。だが、やられることは気が狂うくらい恐ろしい。
 扇形のケースに入ったカナブンが搬入さる。
 カナブンは扇の要の部分から糸で繋がれている。一匹ずつケースの中で切り分けられ分散して扇の先端に納まっている。
 それを取り出してクスコに投げ込む。
 「・・・・・・・・・・・・・・・」
 江崎文江巡査部長の破裂した表情だけの声泣き悲鳴が画面に焼き行く
 前に台が置かれカメレオンを入れた水槽が運ばれる。
 緊縛師が目標を定めるようにカメレオンを台に載せる。
 カメレオンは舌を伸ばす。
 「あ、あ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 カメレオンの舌は江崎文江巡査部長の膣内を舐め回しカナブンを絡め取る。
 「あ、ああ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 感触の悪さに眉間に皺を強く刻んだ悲鳴が続く。
 小郷智子警部補は横目で怯えた表情で見ている。
 今度は小郷智子警部補の股間にクスコが挿入される。
 カメレオンを前に置く。
 カメレオンは舌を伸ばす。
 小郷智子警部補の膣の中を舐め続ける。
 「ああーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーー」
 カメレオンを離してカナブンを投げ込む。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 カナブンは膣内を動き回る。
 またカメレオンを前に置く。
 カメレオンは動かない。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーー」
 カナブンは膣の中を動き回る。
 緊縛師が膣の中を指差す。
 やっとカメレオンの下が伸びる。
 「あーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーー」
 なかなかカナブンは掴まらない。舌は膣の中を舐めまわす。
 「あーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーん。あはあーーーーーーーーーーーーーーー」
 悲鳴を上げ続ける小郷智子警部補の歪み絞った表情を画面に焼き付ける。
 カメレオンは何とかカナブンを絡め取る。
 「あーーーーーーーーーーーー」
 『最高の陵辱かな』
 浜村修一は滝沢沙緒里の手前なので心の中で呟く。
 テロ以外では出来ないプレイである。
 縞蛇の入った水のない水槽が木邑波瑠の前に運ばれる。
 「いやあーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーー」
 木邑波瑠はそれを見て泣き悲鳴になる。
 もう既に一度膣に蛇を入れられてしまったのである。それでも恐ろしい。気が狂わなくても乗り越えたわけではない。
 木邑波瑠はそのまま放置して緊縛師四人はスパンキングを持って小郷智子警部補と江崎文江巡査部長に近付く。
 スパンキングの平べったい革で江崎文江巡査部長の乳房を覆うように叩く。
 「ぐうおおーーーーーーーーーーーーーー」
 搾り出すような悲鳴である。
 背もたれは四十五度に倒されている。乳房は広がらず形を保っている。
 江崎文江巡査部長の乳房は片手に納まる大きさである。
 それでも叩くとへしゃげて歪む。
 反対側から別の緊縛師がもう一方の乳房を叩く。
 「ぐううーーーーーーーーーーーーーー」
 小郷智子警部補は三十を過ぎているがやや大きめの乳房が弾力を宿している。
 緊縛師はこれに力を込めて叩き伏せる。
 「ぐうおーーーーーーーーーーーーーーーー」
 こっちも搾り出す悲鳴である。
 三十分以上叩き続けられる。
 瀕死の悲鳴が続いたが浜村修一はどれだけ聞いても飽きない。
 さおはズボンの中で怒張している。
 滝沢沙緒里はそれを出して口に咥える。
 「洗っていないぞ」
 それでも舐め続ける。
 「嗽して来い」
 さすがに一日外に出てきたペニスである。年齢的にも匂いは強い。
 滝沢沙緒里は言われた通り嗽をしてくる。バスロープを脱ぎ捨てショーツを降ろして浜村修一に被さる。
 浜村修一の興奮度が上がっているので滝沢沙緒里が上でも吸い取れるかもしれない。浜村修一は女が上ではまず果てない。
 適度なところで木下有紀乃は木邑波瑠に交渉する。
 「あっちの婦警さんそろそろ限界よ。あなたのお○○こ一発叩かせたら、あれを止めます」
 「なんで。私が警察官の身代わりに成るの」
 カメラの下に婦警らに見えないようにカンペが出る。木下有紀乃はそれを指差す。
 『これは段取り。蛇は婦警に入れます』
 「一発だけよ。婦警さんたちおっぱい真っ赤でしょう。今恩を売っておきなさい」
 「判った」
 木邑波瑠は納得して承諾する。
 木下有紀乃は緊縛師らを止める。
 「彼女が鞭に応じたからストップ」
 両名とも涙を零して堪えていた。
 木下有紀乃は先端が四角い柔らかいチップの一本鞭を持つ。
 拷問椅子に股間を開いた状態で固定されている。
 閉じ合わせた二枚貝の突起を目掛けて叩く。
 「ぐううーーーーーーーーーーー。ぐうがあーーーーーーーーーーーーー。ぐがあーーーーーーーーーーーーーーー」
 木邑波瑠の躰は迫上がり一瞬間固まる。そして狂ったように暴れる。
 「がああーーーーーーーーーーーーーーー。があーーーーーーーーーーー」
 木下有紀乃は身代わりになった木邑波瑠の苦しむ姿を婦警らに視線を促す。
 「あそこに蛇が居るでしょう。これから彼女に蛇イレポンよ」
 「ああーーーーーーーーーー。やめなさーい」
 小郷智子警部補が蛇の恐怖に震えながら叫ぶ。
 「だったらあなた方が代わるのね。彼女はあなた方のスパンキングを止めるのにお○○こを叩かせたのよ。聞いたでしょうあの死にそうな悲鳴」
 「・・」
 『そんな』と言いかけて小郷智子警部補はとどまった。公開されている。警察官が身代わりを断ったらどうなるか。
 「どうなの」
 今度は江崎文江巡査部長に詰め寄る。
 「ああ。は、はい」
 江崎文江巡査部長はしどろもどろに返事する。
 「判りました。私が代わります」
 小郷智子警部補が断腸の宣言をする。
 「二人とも応じなければ駄目よ」
 木下有紀乃はまだ要求する。
 「私達が代われば彼女は絶対に止めてもらえるのですね」
 江崎文江巡査部長が震えた声で確認する。
 「その代わり彼女はここまでで帰してあげるよ」
 「はい。判りました」
 江崎文江巡査部長は観念して答える。
 木下有紀乃の指示で木邑波瑠の戒めは解かれる。そのまま他のスタッフが部屋から連れ出す。
 「暫く休憩ね。ちゃんと彼女が釈放された状況を見せるからね」
 帝國が厳重にR国沿岸を見張り潜水艦がTS市の基地から出せない事はテロ組織も理解している。
 木邑波瑠は男装させられて建物の地上から女性隊員とアベックで漁港に向かった。
 漁船で港を離れT国沿岸まで行く。そこでセイルだけ浮上した潜水艦に渡される。もちろん人工衛星が見張っていれば確認される。
 F国沿岸まで行き木邑波瑠は救命ボートに流される。
 海賊放送は開放場所を公表する。
 木邑波瑠の動画、画像のダウンロード案内が表示されていたがその上からテロップが流れる。
 近くに居た帝國の空母飛龍が索敵ヘリを出して救助に向かう。
 木下有紀乃の指示で二人の婦警の前にテレビモニターが運ばれる。
 日本のニュース番組で木邑波瑠が帝國の空母に救助された事が報道されている。
 木邑波瑠が帝國の空母で収容された状況。日本国内では次の被害者が出ないよう厳戒態勢。テロ組織の目的が解らないとコメンテーターは口々に言う。
 イスラム国でもない。イデオロギーも見えない。当初のような身代金の要求もない。狙うのは有名人、警察官である。
 木下優樹子元警視によって以前に公開されたR国奥地の基地の存在も核がないことで米軍がR国に駐留することに留まった。
 此処を攻めても亜細亜中に分散した秘密基地及び、海底に潜む潜水艦からの攻撃が怖い。
 この基地を攻めるのは陸軍では難しい。三つの国にまたがる為に爆撃やミサイル攻撃も難しい。地形に問題があり過ぎるなどが解説された。
 「どう。約束通り開放したでしょう」
 木下有紀乃はこのあとは約束通り行いますと言っている。
 
 帝國空母有明の作戦室ではどうやってR国内の基地から木邑波瑠を出したか、躍起になって情報を収集するが何も手掛かりは無い。
 三河典子極東会長の警護に就いている高取彩少尉が優木麻緒美大尉に会長の予定を知らせてきた。
 それと一緒にサプライチェーンマネジメントの要件定義レヴユーがある事を報告した。
 其処には典子の他に湯野中、夏木陽壱、北嶋真希子が出席する。
 「それ。浜村さんが責任者ですよ。浜村さんを見張ったら木下有紀乃から接触があるかもしれません」
 窪田直子特務中尉の意見である。
 大木少佐は江崎の意見を仰ぐ。
 「仕方ないな。だが、浜村氏の安全は絶対確保しろ」
 江崎の口調は厳しい。
 三河会長の護衛を含めた作戦が練られた。
 
 海賊放送は再開した。
 両名の膣にクスコが挿入される。
 平常で居られると思えない。それでも木邑波瑠が無事に開放されたことを納得するしかない。
 「さあ。いよいよご期待の蛇イレポンです」
 木下有紀乃はカメラに向かって宣言する。
 江崎文江巡査部長と小郷智子警部補の表情に戦慄が奔る。
 木下有紀乃は緊縛師に合図する。
 木邑波瑠の時に挿入した女性隊員と違って緊縛師は直に蛇を掴む。
 そのまま江崎文江巡査部長のクスコに頭から挿入する。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈かつ、甲高い悲鳴が轟く。
 目を見開いているが白目は剝いてない。
 緊縛師は蛇を軽くピストンするように動かす。
 「ああーーーーーーー。いやあーーーーーーー。いやあーーーーーーーーー」
 江崎文江巡査部長は泣き喚く。
 まだ緊縛師は蛇を揺さぶる。蛇は江崎文江巡査部長の膣の壁と奥の子宮口に直に当たっている。
 「いやあーーーーーーーー。いやあーーーーーーー。ああーーーはああーーん」
 子供のような泣き悲鳴を続ける。
 緊縛師は手頃なところで抜いてしまう。
 江崎文江巡査部長は泣き続ける。
 木下有紀乃は小郷智子警部補の膣からクスコを抜いてしまう。
 「あなたは明日よ」
 小郷智子警部補を明日まで苦しめる目的だが、海賊放送も引き伸ばさなくてはならない。
 山人出身の組織員らには次の標的を指示した。だが、さすがに警戒厳重な日本である。下手には動けない。
 木下有紀乃のリクエストは婦人警官である。
 江崎文江巡査部長は独房に戻されても泣き続けた。それでも蛇拷問で精神異常に成ることはなかった。
 滝沢沙緒里は頑張り続けたが今日は浜村修一が果てる事は無かった。
 
 翌日要件定義レヴューは開発本部ではなく、新日本空輸ホテルの会議室で行われた。
 湯野中にはN4号指宿が同席していた。典子には優木麻緒美大尉が同席した。夏木陽壱は浜村修一らと一行で入った。
 北嶋真紀子は代理人二人を出した。
 海賊放送は夕方始まった。
 江崎文江巡査部長は死んだ様に眠り続けていた。食事を摂らないので医療チームが栄養剤を注入する。
 小郷智子警部補は殆ど眠っていない。こちらも強制的に栄養剤を注入する。
 二人並べて同じ拷問椅子に磔にされる。
 緊縛師は電マを使って女の部分を解す。
 婦警らは無駄でも抵抗している。それを強硬に解す。
 小郷智子警部補の顔は官能に軋み躰を捩り続ける。
 適度なところでバイブレーターを挿入する。
 江崎文江巡査部長も躰を軋ませ声を漏らし始める。
 カメラは小郷智子警部補に集中している。
 緊縛師はドリルバイブに切り替える。
 「あがあーーーーーーーーーー。あがあーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーー」
 小郷智子警部補は完全にドリルバイブに翻弄されている。
 強制的なアクメに成す術もなく抵抗を続けながら無念の逝き顔を晒し続ける。
 緊縛師らは電マも併用する。
 失禁か失神を狙いたい。小郷智子警部補はなかなかしぶとい。
 「ああーーー。がああーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーー。がああーーーーーーー」
 小郷智子警部補は躰を捩って暴れ抵抗し続ける。壮絶に官能を拒絶すべく戦い続ける。
 水のない水槽に入れた蛇が運ばれる。
 緊縛師は二人で左右から電マを押し付け責め続ける。
 「ああーーーー。あがあーーーーーーーーーーー。あがあーーーーー」
 いくらやってもしぶとい。
 失禁、失神は諦めて蛇イレポンの為クスコを挿入する。
 「ああーーーーーーーーーーー」
 小郷智子警部補はいよいよ蛇を突っ込まれる。恐怖の悲鳴である。
 緊縛師は蛇を掴む。
 小郷智子警部補の顔の前に晒す。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーー」
 緊縛師は膣の奥に捻じ込むように挿入して動かす。
 「ぐわあーーーーーーーーーーーーーー。あがあーーーーーーーーーーー。わあーーーーーーーーーーーーーーーー」
 小郷智子警部補は失禁した。
 やがて白目を剝いて失神した。
 海賊放送のカメラは蛇を股間に差し込まれたまま躯となった小郷智子警部補の躰を舐めるように写す。
 
 要件定義レヴューが終わってから湯野中は夏木陽壱を含めて浜村修一を食事に誘う。指宿も一緒である。他のSEらは開発本部に戻る。
 親衛隊は段取り通り尾行する。
 行った先は大型のタワービルで商業施設が多く入っている。
 地下の和食店舗に入った。
 個室に通されたので親衛隊は三組に分かれてカウンター、テーブル席を取る。
 個室から人の出入りは確認出来る。
 一時間余り待って指宿が浜村修一を連れて店を出る。EVで更に地下に下る。
 親衛隊が確認出来たのはそこまでである。
 後は出て来るまで建物の外で見張るしかない。
 この建物の付近この地下に何かが在ると考えられる。
 二重構造のエレベーターである。通常はB3までになっている。ある操作をすると別のコントロールプレートが開いて地下三十階まで繋がる。
 親衛隊に踏み込まれることを考慮してかなりの兵装が施されている。
 浜村修一はVIPが泊まる個室に通された。
 木下有紀乃は後から入ってくる。
 ここで親衛隊は一つミスをした。指宿に面の割れてない隊員ばかりで尾行したが、店に似つかわしくない若い女性だけの客が三組は指宿の目に止まった。
 近衛部隊とセットで行くべきであった。
 指宿は親衛隊の侵攻に備えて迎え撃つ指令を出した。
 
 木下有紀乃は入るなり浜村修一に抱きつく。
 膝を着いて浜村修一の顎の下に顔を埋めて求められるのを待つ。
 これまで拷問の指揮を執っていたテロリストとは到底思えない。
 浜村修一に服を脱がしてもらって一緒にバスに浸かる。
 真新しいシルクの下着が着替えて僅かな時間で濡れを吸っていた。
 滝沢沙緒里より上背はあるが脚は滝沢沙緒里より細い。それでも骨ばっているまでは行かない。滝沢沙緒里もスマートだが上背の分細く感じるのである。
 浜村修一は遠慮なく女の部分を指で責める。
 既に充分に滑りを湛えていた。
 湯の中で膝を立てお尻を乗せて女の部分を湯の上に出す。
 僅かに土手を飾る黒い塊りが湯に塗れて肌の白さに映える。
 女の部分の周りの皮膚は処理されて僅かに紅いが美しい。
 指を差し込み片手でクリトリスを弄りながらピンクの部分を割って膣口に侵入させる。
 びらびらが割れて内部の色の薄い部分が覗き尿道の小さな亀裂も見える。
 木下有紀乃はまったく抵抗しない。浜村修一が責める侭に躰を任せる。
 更に濡れは充満する。
 浜村修一は指二本で膣天井部を強く責めて潮を漏らさせる。
 「あはん。あは。あはん。あは。あは」
 木下有紀乃は責めに意識共々抵抗しない。素直に上り詰める。
 指だけで一回目の軽い絶頂を迎える。
 そのまま浴室の壁に手を付いてバックで挿入する。
 中でペニスをいきませて指でクリトリスを執拗に責める。
 ここで浜村修一は果てない。
 「もっと強く。私の奥まで入ってください」
 責めが緩慢でせつないのではない。蹂躙して欲しいのである。
 躰を拭いてベッドに移動する。
 まったく正上位で躰を繋ぐ。
 「思いっきり私を責めて下さい。私を貴方のものにし尽くして」
 木下有紀乃はいつ死んでも良い覚悟は出来ている。どこまでも燃焼する。
 まったく抵抗はしない。官能を素直に受け入れる。
 この先はない。今だけが今夜が総てである。
 「私の中に出して」
 浜村修一は中に出さない。木下有紀乃はそれが受けたい。
 「それは」
 浜村修一は子供を見たくはない。堕胎されるのも好ましくない。
 「私、子供は出来ません」
 木下有紀乃は素直に告白してしまう。
 山人の組織がテロリスト育成のため妊娠できない躰にしたのであろう。浜村修一もそれ以上追求はしない。
 木下有紀乃は今度いつ浜村修一に逢えるか解らない。これが最後かもしれない。
 木下有紀乃は浜村修一が自分を愛しているとは思っていない。それでも浜村修一が自分の躰を求め満足してくれれば良い。
 とことん浜村修一に蹂躙され翻弄されたい。
 浜村修一は調節を続ける。なかなか果てることはない。出来るだけ何度も燃焼させてやりたい。
 「お願い。私の中にお情けを」
 木下有紀乃の切実な要求は浜村修一を陶酔させる。ピッチを早めて一回だけ木下有紀乃の女の中に果てる。
 「あはあーー。あはあーー。ああーー」
 木下有紀乃は満足そうに躰の奥に受け止める。
 浜村修一は膣の中で余韻を満喫する。極上に満足な一回であった。
 その後はまったく果てることはなく木下有紀乃を責め続ける。
 「ああ。また」
 木下有紀乃の躰は仰け反り硬直する。
 浜村修一はまだ責める。
 上り詰める木下有紀乃の女の性を愉しむ。
 木下有紀乃は何度でも上り詰める。たて続けである。
 浜村修一は強く奥に押付けたまま止める。
 木下有紀乃は堕ちる様に逝き顔を覗かせる。
 浜村修一はまた強くピストンする。頃合をみていきませる様に強く奥に押付けて止める。
 木下有紀乃はまた逝き顔に堕ちてゆく。
 浜村修一はまた強くピストンする。抉るように下から上へ蚯蚓千条の天井部奥を責める。
 「あーーはあーーーーーーーーーーーーーー」
 木下有紀乃は逝き顔を静かに破裂させたまま堕ちてしまう。そして白目を剝いた躯と成る。
 最後は木下有紀乃共々直ぐには動けない状態で躰を抱きしめ合ったままベッドに沈んで静かな時間を過ごした。
 大きな乳房ではないが細い体型の割には膨らみがある。その感触を愉しんだ。
 木下有紀乃はダウンしながらもぴったり躰を押付けている。
 「すみません。また強引に呼び出して」
 「大丈夫だ。前回は帝國に恩を売った形に成っている」
 「ごめんなさい。私のような女に関わらせて」
 「心配は要らない」
 海賊放送では強靭なテロリストでも浜村修一の前では素直な可愛い女である。
 浜村修一はそれ以上語らない。強烈な興奮が今の自分を支配している。
 唇を強く合わせる。
 まだ禁断の味を貪る。
 木下有紀乃は本来素直な女だと思う。山人の部落の身内を殺させる訓練が強力なテロリストを作った。
 素直さが逆に洗練されたテロリストに成長した。
 警察庁に警視として潜入してあの凶悪なテロを繰り返した姉の木下優樹子元警視。彼女とて同じだと思う。
 日本のテレビでコメンテーターはこのテロにはイデオロギーが見えないと言う。だが、山人のイデオロギーが浜村修一には見える。
 もう一つこのテロにはイデオロギーと言えるか疑問だが女衒の価値観が支配している。
 態々テロまで行って日本から売春で吸い上げることはない。それを強硬に行うことが元女衒が支配する国家のイデオロギーだと思う。
 そして木下有紀乃も山人の部落と女衒の犠牲者と言える。
 「木邑波瑠の拷問は手加減したね」
 「うん。スタッフがあれしか捕まえて来なかった。あまり責めたら浜村さん嫌がると思ったよ」
 「俺が見ていると考えたのか」
 「貴方がどう見ているか常に考えているよ。所詮悪い女だけど。婦人警官なら許してくれるでしょう。木邑波瑠は可愛い女過ぎるもの」
 浜村修一は木下有紀乃を満喫した。朝まで居たいがそれは適わない。
 木下有紀乃の躰を記憶するように乳房を柔らかく掴み乳首を目に焼き付ける。
 太腿を両手で膝から股間に舐めるように触り感触を焼き付ける。
 女の部分を良く焼き付ける。
 「いいよ。広げて見て」
 浜村修一が愛しむのを理解した木下有紀乃の言葉である。
 ピンクの部分を開く。じっくり目に焼き付けて舐めるのではなくピンクの部分にキスをする。
 「ああ」
 木下有紀乃は一瞬女の反応を示す。
 浜村修一は木下有紀乃の陰毛を三本摑んで引っ張る。
 「よいか」
 「うん」
 浜村修一はその三本を指に巻いて抜き取りティッシュに包んで上着のポケットに仕舞う。
 「私を覚えておいてくれるのね。写真に撮っておく」
 「そうしたいが。それは危険だ」
 浜村修一は木下有紀乃の躰でもう少し感触を味わって下着を着けてやる。
 既に塗れていたショーツである。女には堪らなく恥ずかしいが木下有紀乃は成される侭に任せる。
 乳房を愛しむように感触を味わってブラを着けてやる。
 「テロリストを辞めることは出来ないのだな」
 「うん」
 「山人の国の為か」
 「ううん」
 木下有紀乃はきっぱり首を振る。
 「逃げられないからか」
 「解らない。湯野中さんに従って行けば山人の国から出られるかもしれないと思っている」
 「湯野中氏には協力するのか」
 「指宿さんのようになれば山人からは逃れられる。山人の国は恐ろしい国」
 「指宿氏も山人なのか」
 「そう。でも今は湯野中さんのほぼ側近」
 「だから湯野中には従わねばならないのだな」
 「うん」
 浜村修一は木下有紀乃がテロから逃れられないことを悟った。
 木下有紀乃がテロで残酷な拷問を推し進めるのは湯野中に認められるためだったのである。
 根っからのテロリストではない。湯野中の娘とは違う。
 より恐ろしいものから逃れるために今は湯野中に従う。
 浜村修一は木下有紀乃に更なる愛しさを禁じえなかった。木下有紀乃の躰を強く抱きしめ静かに濃厚な口づけをした。
 これで別れのつもりであったが木下有紀乃は躰を離さない。がっちり躰をしがみ付けている。
 胸に押付けた目は泣いている。
 「貴方なら何をされてもいい。貴方が満足なら。」
 社会で浜村修一が見る現代女性の何倍も可愛い女である。
 最後に着衣のまま木下有紀乃のショーツをずらし浜村修一のファスナーを空けて挿入してしまう。
 膣の奥まで入れて強く抱きしめる。
 指宿が外に迎えに来てやっと躰を放した。
 
 親衛隊は索敵をTS市でT市寄りの空港の近くに絞った。そのあたりに何かの入り口があると断定した。
 小型潜航艇を集めて集中して海底を調べる。
 だが、その日は成果が無かった。
 翌日もう少し沖合いに範囲を広げて調べることになった。
 夜十一時を回って指宿が浜村修一を丁寧にホテルに送った。
 有明の作戦室では議論が続けられた。
 「組織は危険を顧みず何故一テロリスト木下有紀乃の要求を聞くのでしょう」
 窪田直子特務中尉の疑問である。
 「指宿が態々動いていたのなら、山人出身者でその主力だからだ」
 江崎の言い分は指宿五十八も山人出身である。
 「山人は大和民族への報復。湯野中以下の組織は日本での裏の稼ぎの安定化。そのバランスで成立っているのですね」
 窪田直子特務中尉はどっちを叩くのが効果的かと言いたい。
 「山人の協力を潰せば湯野中はテロに手は出さない。R国奥の基地も、海底艦隊も、国際社会がR国北に乗り込まない限り動かない」
 「それではやはり九州に乗り込まなければ」
 窪田直子特務中尉は抜本的解決を主張する。
 「でも、抹殺しなければならない目的のテロリスト三名がこの眼下に居ます」
 相川紗季少尉は目の前の基地を攻めるしかないと言いたい。
 「この基地を攻めて、もしテロリスト三名を片付けてもテロは残る。最終的には山人の部落を叩くしかないよ」
 大木少佐も九州への突入は否定しない。
 「ここで二つの可能性があります。指宿が親衛隊の尾行に気付かないとは思えません。既に基地を去ったか。頑固な戦闘体制が出来ているか」
 青木優子特務少尉も既に手遅れか相当の危険を予測する。
 「逃げてはいない。相当の構えをもって抵抗すると見る」
 江崎は易で予測を立てている。
 「その前に基地の入口は解明出来るのでしょうか」
 優木麻緒美大尉の疑問である。
 「必要ない。建物の位置は分かっている。回転で掘り進む。R国かつ北側の勢力圏内。相当の設備が出来ている」
 「しかし岸壁から回転で入って海水が流れ込みませんか」
 「その心配はありません。防水処置は出来ていると観ます」
 納見の易での回答である。
 「回転の入ったブロックだけね」
 大木少佐は最悪でも浸水の範囲はそれだけと言いたい。
 「中は防水扉で区切られていると言うことですか」
 「それは以前入ったR国の基地がそうでした」
 納見の答えである。
 「それに回転は後ろに掘った岩盤や土を送ります。浸水しても緩慢です」
 大木少佐の言い分である。
 「日本の女性警察官を囮に取られたら」
 「責めるのみです。武器を捨てても解決しません」
 三方から突入案が練られた。
 江崎は強い口調で警告する。
 「行くなとは言えないが、この作戦は危険度が高い。事態が悪化したら引き上げろ。いいな」
 「はい」
 大木少佐は強く了解する。
 近衛部隊には索敵を続行して貰う事と成った。
 まだ索敵段階と見せる囮である。
 突入は午前中と決められた。
 木下有紀乃は昨夜で疲れている。浜村修一が出て来た時間から推測された。
 三方から赤外線レーダーで内部を探り地中で作戦を練る計画である。
 大木少佐の艇は大矢静香兵曹長が操縦する。南七香大尉他五名が搭乗する。
 優木麻緒美大尉の艇は相川紗季少尉が操縦する。他四名が搭乗する。
 窪田直子特務中尉の艇は青木優子特務少尉が操縦する。他四名が搭乗する。
 大木少佐と窪田直子特務中尉の艇が空母有明から発艦する。優木麻緒美大尉の艇のみ空母紅(くれない)から発艦する。
 近衛部隊が先に小型潜航艇で索敵海域に展開する。
 十二万トンの有明のみ海上に停泊している。他の四隻は海中に待機している。
 救援部隊として近衛部隊第八中隊が空母天城で待機している。
 八時丁度に発艦する。
 大木少佐はやや右へ進路を取る。窪田直子特務中尉はやや左へ進路を取る。
 相川紗季少尉が操縦する優木麻緒美大尉の艇は海中の紅から発艦したので海底すれすれに正面に進路を取る。
 だが、ここで予期せぬ事態が出来した。
 予期しなかった敵の小型潜航艇が海中の洞窟から出現した。十数隻はいる。
 近衛部隊と水中のドックファイトになる。近衛部隊の小型潜航艇の武器は小型ロケット弾一本である。
 敵は近衛部隊がロケット発射するのを待って一斉に着底する。
 近衛部隊の撃ったロケット弾はスクリュー音を追って行く。着底されてしまえば失探する。
 敵の小型潜航艇は有線誘導で魚雷を発射する。
 小型潜航艇は無視して魚雷は海中の紅と天城、雲竜を狙う。一隻の小型艇が大木少佐の回転を捕らえてそっちを狙う。
 「魚雷一本こちらを狙ってきます」
 「速度では逃げられない。上昇して」
 大木少佐の艇は急上昇して海面へ向かう。
 魚雷はスクリューを直撃するが艇は浮上している。
 ハッチが開いて救命胴衣を着けた隊員が外に飛び出す。
 既に艇内は水浸しである。
 五人脱出したところで艇は沈み始める。
 大木少佐が操縦席の大矢静香兵曹長を海中に押し出す。最後に水中で大木少佐が艇から這い出る。
 既に三十メートル近く潜っている。
 大木少佐は真っ直ぐ海面に出る。大矢静香兵曹長の安否を探す。
 そこに有明から救命ボートが二艘来る。大矢静香兵曹長が救い上げられたのを確認して大木少佐もボートに乗る。
 空母を狙った魚雷は殆どシュートロックに迎撃されたが、一本が紅に命中した。
 一本だけなので紅は浮上して防水処置をした。
 海底を航行していた相川紗季少尉が操縦する艇は事態を確認しながら陸棚に突入する。
 窪田直子特務中尉の艇も相川紗季少尉が操縦する艇が突入したので已む無く突入する。
 建物までの距離は五百メートルくらいである。
 相川紗季少尉の赤外線レーダーは地中の坑道らしきを捉えた。相川紗季少尉はその上に出る。
 窪田直子特務中尉の艇を操縦する青木優子特務少尉も相川紗季少尉の艇を捉えていた。坑道の先に地底の基地らしき四角い区画も確認出来る。
 窪田直子特務中尉はその上に繋がるEVらしき縦の坑道の付け根辺りを狙うよう指示する。
 一か八か地上への退路を遮断する。
 そしてEVの坑道から基地内に突入する。
 相川紗季少尉の艇は正面から基地内の下の階に突入する。赤外線レーダーから二段構造が確認出来る。
 小型艇が出て来たくらいである。当然のことながら戦闘体制が出来ている。
 相川紗季少尉の艇は拷問の行われていた部屋に突っ込んだ。
 組織の隊員らは正面からジュラルミンの盾に隠れて撃ってくる。
 帝國の隊員も艇の後ろ側から出て銃撃戦になる。
 窪田直子特務中尉の隊も二手に分かれて銃撃戦の聞こえる方に向かう。
 帝國側も組織の射手を倒すが指宿の射撃は正確である。
 帝國の隊員がバタバタ倒される。
 艇の裏側には優木麻緒美大尉と相川紗季少尉だけになる。
 回りこんだ青木優子特務少尉以下二名の後ろからM40号が拳銃を押し付ける。
他の二人も組織の隊員に押さえられる。
 その頃近衛部隊は母艦に戻り待機していた第八中隊を先頭に回転で突入を始めていた。
 反対側から向かってくる窪田直子特務中尉の前で木下有紀乃が小郷智子警部補を引きずり出し射殺する。
 続いて江崎文江巡査部長に拳銃を突き付け通路を桟橋に向かって下がる。
 一人殺すことで射殺の意思を強く表明する。残る人質の危険を強く焼き付けたのである。
 続いてM40号が青木優子特務少尉ら帝國の隊員に拳銃を突きつけた三人の部下と共に桟橋に向かって下がる。
 指宿が殿軍になる。帝國の隊員二名がやられ相川紗季少尉も被弾する。
 指宿らと入れ代わって基地の隊員が戦闘を開始する。
 指宿らは潜水艦で脱出する。
 帝國の隊員三名と江崎文江巡査部長が人質である。
 近衛部隊が乗り込んで加勢したので基地の現地人隊員は玉砕した。
 指宿らの潜水艦は地中の川を通って海中に出る。その前を無人の小型潜航艇が出る。これが機動部隊に攻撃を掛ける。
 有線誘導魚雷だがみなショートロックが迎撃する。
 その間に潜水艦は海域を堂々と脱出する。
 人質が居るので攻撃は出来ない。
 優木麻緒美大尉と窪田直子特務中尉が近衛部隊の手を借りて相川紗季少尉を救出して他の隊員の遺体を運び出す。
 目的のテロリストは一人も倒せなかった。
 帝國は准尉クラスの隊員七名を失った。
 そして青木優子特務少尉ら三名が人質となった。
 帝國親衛隊の大敗北である。
 第三航空艦隊旗艦有明はそのまま空母三隻を従えて日本に進路を取る。
 被弾した紅は退陣して帝國に引き上げる。
 第二機動部隊もR国に向かっていた進路を変更する。
 相川紗季少尉は有明の艦内で処置を受けた。軽傷の範囲である。
 大木少佐らは敗戦を噛み締めて作戦を練る。
 青木優子特務少尉らを捕虜に相当の条件を付き付けて来る。それに何処まで対応出来るか。前回の繰り返しが恐ろしい。
 
 第二十章 前編 果てる事なき戦い 完

 後編 挽歌再び滾るに続く
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SadoのSM小説姦女真紅第二十章 前編 果てる事なき戦い

 後編 挽歌再び滾るに続く

 二十章後編予告

 再び海賊放送は始まった。木下有紀乃は容赦なく親衛隊女性隊員を拷問する。あまりの辱めに佐藤涼子特務少尉は除隊するからと許しを請う。
 日本全国で人口ゲリラ豪雨が始まる。更にテロ組織は動物園をドローンで直撃、猛獣の檻を破壊して街に出す。
 M40号は帝國に組織への妨害を止めるよう宣告。停戦協定に応じなければ人質は抹殺すると幕引きを通告してくる。
 さらに夏木陽壱と浜村修一が和睦に入るが、親衛隊は拒絶する。
 そしてテロ組織の潜水空母が出現。更に九州の基地から戦闘機が飛びあがる。帝國海軍にも大被害が出る。
 大木少佐らは決死隊となって九州の基地に突入する。
 井上大佐と南大尉はM40号、N4号と刺し違える。
 山人の長はR国に逃れる。
 逃走を続ける木下有紀乃、浜村修一はどう出るか。窪田直子特務中尉は自らの躰をもって浜村修一の協力を説得するが。
 そして江崎はどう幕を引くか。

後編及び他の章を読むには以下のサイトから
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SadoのSM小説姦女真紅第二十章 前編 果てる事なき戦い

日本人が亜細亜に造った新しい国家。此処にはオーナー経営者をはじめ多くの富裕層が集まる。第二日本帝國という。その名に相応しくあすか女王が君臨する。この國に台頭する国家が現れる。R国から独立した娼国である。 仁川配下の資本が日本、韓国に進出して逆に本社を娼国に置く。帝國と競って日本企業を誘致する。だが、この国は裏の組織が帝國及び日本、亜細亜にテロを仕掛ける。中東イスラム圏のテロとは違う犯罪組織の仕掛けるテロである。 帝國の親衛隊と近衛部隊が隠密裏に戦いを続ける。 仁川亡き後、仁川配下の資本は分裂する。片方は仁川に父の代から女衒として使えた湯野中派である。安形派はテロと一線を引いて帝國と安全保障条約を結んだ。一方湯野中派はテロを引き継ぐ。表面は帝國と握手しながら、裏から日本、帝國にテロを繰り広げる。 テロ組織は日本の婦警、帝國の親衛隊女性隊員を捕らえては拷問を繰り返す。

  • 小説
  • 中編
  • アクション
  • サスペンス
  • 成人向け
  • 強い暴力的表現
  • 強い性的表現
  • 強い反社会的表現
  • 強い言語・思想的表現
更新日
登録日
2014-04-11

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著作権法内での利用のみを許可します。

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