転校生はアイドル!?９話

今回はまだあの子は出ません…。
ゆっくり読んでいってね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――一１年前――
「おっはー、リンちゃん元気～？」
この時は不覚にも仕事のテンションで話してしまった。
「美香、今日はテンション高くない？まるで人気アイドルの―」
アタシはこの後の言葉を聞いた瞬間めまいを起こして倒れたらしい。
その後は誰かが広めていき転校する羽目になった。

「菊谷！起きろ。会場に着いたぞ」
オレ達は菊谷のリーサル会場に着いてリハーサルに向かうところだ。
「美香！ライブまであと二週間も無いよ！しっかりしなさい」
この人は菊谷のプロデューサー兼送迎係の笹木という人だ。
「あ、そうか、早くしなきゃ！」
菊谷は、着替え等を持って車を出て、更衣室まで向かっていった。

菊谷はライブで歌っている姿は普段の姿とはとても違った。不覚にも惚れそうになった。
菊谷は歌い始めた。
「――覚悟してね
今日もハートを
スペシャルコーデして
磨いていくんだ
なりたいビジョン　自由自在に
いつか絶対――」
笹木さんはオレの方に来て菊谷を見ながら呟いた。
「美香のもっと伸びる可能性があるのよ」
「そうなんですか？オレはこれでも十分だと思いますよ」
「美香はまだまだ本領を発揮していないからってことよ」
なるほど…。流石、プロデューサー歴10年。ベテランだな。
しかし何でこの人は結婚が出来ないんだろうな。確実に出来る人なのに…。
多分原田と同じように裏が酷いんだな。うん、そうだな。
「何か失礼なこと考えていない？」
勘が鋭い人だな。流石に、本音は言えないので
「いえ、そんな事は思っていないですよ。ただ、何で菊谷がアイドルだってバレたんですか？
菊谷の友達だってそこまで酷い人間だとは思えないんですけど…」
笹木さんは、額を押さえ深いため息をついてから喋った。
「美香の前のマネージャーとケンカしていたって話は聞いている？」
「はい、聞きましたよ」
オレがそういうと、再び深いため息をつき
「美香とのケンカの原因が美香にあって、ムシャクシャ言っちゃったみたいなんだって」
「そのマネージャーは随分と短気なんですね…」
「そんな人じゃなかった――」
「あれー笹木さんじゃないですかー久しぶりー」
笹木さんの話を遮ってきた、コイツは何なんだ…。
「君はもしかして新しいマネージャー？」
もしかしてコイツが菊谷の元マネージャー…？

カフェが一新されて何故かファミレスになってしまい三ヶ月程経ってしまった…。
さて、今日は誰が来るのやら…。
野菜の音「ようやく完成ー」
木戸｢読者を待たせ過ぎだ。そもそも9話は初投稿日に投稿するんじゃなかったか？年を越しちゃったじゃないか｣
野菜の音「いつにも増してツッコミが長いなー。細かいことを気にするなー」
メイド「作者さんは大雑把過ぎますよ（リアルも含め）」
夜西「何で俺が出ない！次こそ出れると思って待っていたのに…」
野菜の音「まぁまぁ、次回は記念すべき『10話』だしちゃんと出すよ」
夜西「ヤッター、ヤッター、ヤッター○ン楽しみにしてるよー」
木戸「それ知っている奴少ないぞー」
野菜の音「しかーし、次回はあとがきに出ないからね。流石に他の人が来ないとつまらないからね」
夜西「………。」
メイド「じ、次回もお楽しみー（あとがきの手抜き具合が酷くなります）」
野菜の音「一言余計だよ！」