Alive:ZombieEscape

連載小説となっております 
現在連載中

平日は1日1話 週末(土日)に1話 祝日は休み って感じで連載してます

プロローグ

人々は、今日も当たり障りなく平凡に一日が過ぎていくと思っていた
あの事件が起こるまでは...
4月1日 TVニュースにある事件が報道された、それはアメリカでゾンビが現れたというニュースだった
その日はエイプリルフール、人々は誰も本気にしなかった
その日から1週間、4月8日、またあのニュースが報道された、とっくにエイプリルフールは終わってるのになぜあのジョークを引っ張るのか、人々は疑問に思った、そして人々は気がついた、これはジョークではなく本当の出来事なのだと
人々はそのニュースに注目した、そして驚きを隠せなかった、内容は、東京でゾンビが発生したということだった

生きるため

あの恐怖の日 4月8日から一週間、日本は一変していた
ゾンビは東京を中心に増え続け近畿地方にまでゾンビの魔の手が及んでいるのだ
今、自分は東京に住んでいる、かつての賑わっていた東京の姿はなく、人はほぼゾンビになってしまっている、生き延びた人も気が狂ったのか人を殺し始め、サイコパスと化している
こんな東京になぜ自分がいるのか、理由は簡単だ、逃げることができないからである
外に出ようものならゾンビや暴徒に殺されてしまうからだ
抵抗する武器は包丁くらいしかないこれだけでは逃げることは難しい
今は助けが来るのを待つしかないのだ、まだライフラインは生きている
しかしネットだけはダメのようだ、どうにもつながらない
今までは備蓄してあった食糧を食べて生きてきた、さすが震災大国である、2週間分の備蓄がされていた
しかしその食料もあと1週間、限界が近い、ライフラインも何時止まるかわからない、この町から脱出するならある程度食糧を持っていかなければ脱出する途中で飢え死にしてしまうだろう、最低でも3日、3日分はもっていくべきだ
すると、あと4日の内に助けがこなければ家から出なければならないだろう
「どうしたらいいんだ・・・」
最近独り言が多くなった気がするのは気のせいだろうか
そんなことを考えているうちにのどが渇いてきた、いまだにライフラインは生きているようで水道は使えるようだ、備蓄水をできるだけ減らしたくないため水道水を飲むことにしているのだ
しかし、蛇口をいくら捻っても水が出てこない
ついにライフラインが止まった
このまま助けを待つのはさすがに危ない
そう、ついに自分は外に出て街を脱出しなければならないのである
自分は生き残るため、この街を脱出する

外の世界へ

ついに外の世界へ出る時が来てしまった。
ライフラインが止まり、立てこもるのは限界が近い。
しかし、外に出るならある程度の装備は欲しい。
まず食糧、これは備蓄されている物を持っていくことにしよう。
次に服装、もともとミリタリー好きだったため迷彩服がある。
問題なのが武器だ、武器といえるものは家には無いといっても等しい状態だ。
あるといったら包丁、これしかない。
背に腹は変えられない、この装備でいこう。
外に出たらまずどこに向かうか、これを決めておくことにしよう。
まずは武器の調達、1km先にホームセンターがある、そこにいって武器を調達。
その後はシェルターがどこかにあるはずだ、そのシェルターに向かう。
そうと決まれば早めに動くほうがいい、時刻は午前10時、日が照っているときに動き始めたい。
ドアの前に立ち、大きな深呼吸をする。
「すぅぅぅぅぅはぁぁぁ・・・」
決心してドアを開ける、見えてきたものはまさに地獄絵図だった。
車はひっくり返ってぐちゃぐちゃになっており、人の姿はどこにもない、コンビニは荒らされ食糧は何一つなかった。
ゾンビはそこまで多くは見受けられなかったが、きっとどこかに潜んでいるのだろう。
まずは1km先のホームセンターに向かう。
しかし、道にはゾンビがちらほら、どうにもすべて避けきることはできなさそうだ。
戦うしかない。
直感でそう思った。
そうと決まればすぐさま包丁を右手に構える、できるだけ戦いたくはない、走ってホームセンターに向かう。
「ヴァアアアアアアア!」
ゾンビが襲ってきた、30代くらいだろうか、本当ならまだ死んでいない命、まぁ死んでいるのか判断はできないのだが。
ゾンビにならないためには噛まれなければいい、爪で引っかかれるのはセーフだ。
TVでゾンビを倒すには頭を切り離すか破壊しろといっていた、首を狙えば包丁でも倒せるかもしれない。
ゾンビは右手を大きく振り、横腹を狙ってきた、やはりリミッターが外れているのだろうか、すごい早さだ。
もちろん避けきれるはずもなく、横腹にクリーンヒット、吐き気が襲ってくる。
しかし、このままうずくまれば噛まれてしまう、必死に吐き気を耐えながら包丁をゾンビの首めがけて振る。
あたったが半分までしか首は切れず、頭を切り離せるレベルまではいかなかった。
直ぐに包丁を引き抜く、しかし引き抜くと同時にまた横腹にパンチが来た、さすがにまずい。
「うぐっ・・・オエッ・・・」
変な声と同時に吐き出してしまった、意識も朦朧としている。
しかし、右手は包丁を離していない、懇親の力をこめて首に包丁を振る。
ゾンビの頭は地面に落ちていった。
自分はゾンビに勝ったのだ、しかし腹部へのダメージが相当たまっている。
しかし、ここで立ち止まればゾンビの餌食だ。
進まなければならない、朦朧とした意識の中、ホームセンターへ向かわなければならないのだ

武器の確保

横腹をおさえながら朦朧とした意識の中、ホームセンターまでたどり着いた。
周りにゾンビがいないことを確認して少し休むことにしよう。

1時間ほどたっただろうか、横腹の痛みは引いてきた、時刻は正午、暗くなる前にキャンプ地を見つければならない。
武器を探そう。
ざっと見て回ったが使えそうなものは、ハンマー、釘うち機、シャベル、このくらいしか使えそうなものがなかった。
ハンマーは重たすぎる、頭部の破壊には役立つとは思うがどうにも取り回しにくい、これは没と考えよう。
あとは釘うち機とシャベル、釘うち機はネイルガンといわれているから銃の代わりとしては使えそうだ、しかし多少の改造は要するとは思う。
シャベルは近接武器として使うことにしよう。
幸いここはホームセンター、工具は大量にある、釘うち機を改造するのは簡単だ。
まずは本体を改造しなければならない、釘うち機は事故を防ぐために先端にスイッチがついており、これをONにしておかなければトリガーを引いても釘が発射されない仕組みになっている。
つまり常時ONにすればいいだけのこと、先端に金具を取り付けて軽くひっぱって固定すれば常時ONになる、ためしに撃つついでに1マガジン何本釘が入るか確認しておこう。
どうやらこの釘うち機は、1マガジン10本、ニッカド電池とガスで駆動するようだ、重さは5キロほどで重量感がある。
ためしに一発撃ってみた、バシュッっという音とともに釘が勢い良く飛び出した。
見たところゾンビを倒せる距離は2m程度と思われる。
2mほど離れておけばゾンビからも攻撃されにくくなる、これは便利だ。
しかし多少の反動がある、さらに5キロもの重さである、普通に釘うちを構えても重くて狙いが定まらない。
ストックとサイトを作る必要がある。
なんだか釘うち機を改造していると、少し前に見たアニメや死体を踏みつけるゲームを思い出す。
そういえばそのアニメも釘うち機にストックとサイトをつけていた気がする。
それを真似して作ってみようか。
まずはストック、アニメでは長い板を貼り付けていたが今回は鉄パイプを使うことにしよう、形はUziのような感じにしてみようか。
細めのパイプをバーナーで加熱し、万力で挟み思いっきり曲げる、これを本体に取り付ける。
構えてみるとなかなかしっくりくる、構えやすくなり、ブレも少なくなった。
次にサイト、小さめの鉄のブロックを取り付ける。
これで銃とはいいがたいがネイルガンが完成した。
用が済んだらずっとここにとどまっておくべきではない。
釘とボンベを大量に確保してホームセンターを出た。
時刻は午後2時、日没まで4時間。
四時間のうちにキャンプ地を探さなければならない。
ネイルガンに釘を装填し、自分は道を歩く。

バンディットとの遭遇

4時間までにシェルターを探さなければならない。
シェルターは自衛隊駐屯地にあるはず、歩いても明日にしか着かないだろう。
今日はシェルターはあきらめて一時的な拠点を探すべきだ。
そんなことを考えているとゾンビが二体こちらに来ている。
ネイルガンがどれほど使えるかテストするついでに倒してみようか。
まず1体目、まっすぐこっちに走ってくる、距離は1.5m、射程圏内だ。
お手製のサイトにゾンビの頭を合わせ引き金を引く。
バシュッと音を出しながら釘が打ち出される。
釘はゾンビの右頬を掠めた。
やはりアニメやゲームのようにうまく釘は飛ばない。
しっかりストックを肩につけて安定させる。
しっかり狙いをつけて3発連射する。
バシュバシュバシュ、三回音が続く、三発釘は打ち出された。
一発は左頬に、二発目は目の周りに、最後は額に刺さった。
額に刺さった瞬間ゾンビは倒れた。
しかし安堵する暇はない、もう一体いるのだ。
マガジンにはあと6発、十分だ。
落ち着き狙いを定め3発釘を打ち出す。
今回は3発とも顔面に突き刺さった。
ゾンビは後ろにドサッと倒れていった。
ゾンビを倒しきり安堵したのもつかの間、何かがこちらに飛んできた。
地面に落ちてきたのはナイフだった、ついにバンディットに出くわしてしまったようだ。
急いで物陰に隠れる。
20M先に人影が見える、ネイルガンは殺傷距離は2m、さすがに届かない。
しかし20Mもナイフを飛ばすとは恐ろしい筋力だ、相手はゴリラか何かだろうか。
ゴリラと呼ぶことにしようか。
そんなことを考えているうちに距離は10m、急いでマガジンを入れ替える。
これで10発は撃てる。
距離が9mまで縮まった瞬間、奇声を発しながら相手が走ってきた。
「あぁぁぁぁぁぁぁ!食い物をよこせえええええええ!」
一瞬びっくりしたがそんなこと考えているべきじゃない。
距離は6m、相手はナイフを構えている、相手が向かってくる速度で釘はどうにか刺さるかどうかの距離である。
ネイルガンを5発、ダメ元でゴリラに撃つ。
一発が肩にヒットした、しかし気にせずこちらに突っ込んでくる。
まずい、瞬時にネイルガンからシャベルに持ち替える。
相手の手に向かって思いっきり振る。
ゴスッと音がした、相手はナイフを落とし、3歩ほど後ろに下がった。
相手の手からは血が出ている、さすがに生きてる人間を殺したくはない。
自分は相手に話しかけた
「俺は生きてる人間を殺したくない、今すぐどこかへいって欲しい」
するとゴリラは
「なぜだ?この世界じゃもう生きてるも生きてないも関係ない、みんな死んでても動く、襲う、食らう、なんら俺と変わりない」
と返答した。
確かにあまりバンディットとは変わらないのかもしれない。
だが相手は生きている。
「だけどお前は生きている、現に体は腐っていないし綺麗な肌色をしているだろう」
「なら俺はお前を殺す」
ゴリラは血まみれの腕で殴りかかってきた、とっさにネイルガンを取り出し頭に撃ち込んだ。
ドサッっと膝からゴリラは倒れていく。
食料が乏しい今、バンディットが増えるのは仕方がないことなのかもしれない。
ゾンビが蔓延る今じゃサイコパスのが多い気がするがそれは置いておこうか。
日没まで後3時間、今日のキャンプ地を探さなければならない・・・・

絶望と希望と心配

バンディットとの遭遇後1時間、日没まではあと2時間。
ずっと拠点を探して歩き回っているが拠点によさそうな場所がなかなか見当たらない。
今更だが友人や幼馴染はどうなってしまったんだろうか、今まで自分のことに精一杯だった。
無事であって欲しいところだが……
明日は友人たちの安否を確かめに行くことにしようか、それともシェルターに向かうのが先か。
どちらにせよ拠点を見つけなければならない。
道を歩いていると他のゾンビとは違う服装をしたゾンビを見つけた。
遠くからで分り難いが見たところ自衛隊のようだ。
そしてそれを理解した瞬間いやな考えが頭をよぎる。
シェルターが壊れている?
そんな考えが頭の中をめぐる。
そんなはずはない、向こうには戦車や銃器がある。
しかし、それをも突破するほどのゾンビの量が押し寄せていたら?
ここは東京、人口密度はものすごく高い。
しかし道にはゾンビは少ない。
前から気になっていた、ゾンビがなぜここまで少ないのか、本当なら大量に道にあふれかえっていてもおかしくないのだ。
シェルターに大量に押し寄せているのであれば説明がつく。
これはシェルターに希望はなさそうだ……
あの自衛隊ゾンビは何か武器は持っていないだろうか。
特殊作戦に駆り出された兵士ならばUSP、一般兵士ならP220、どちらにせよ銃器が手に入ることは喜ばしいことだ。
足音を立てないようにゆっくりと自衛隊ゾンビのうしろに回り込む。
そしてネイルガンの銃口を頭につけ3連発。
バシュ、バシュ、バシュ、乾いた音が鳴る。
あっけなく自衛隊ゾンビは倒れていった。
安全を重視するためシャベルで首を切断しておこう。
何の抵抗もなくこの工程を行っている自分がなんだか怖く感じた、やはり自分は狂い始めているのだろうか。
ゾンビの持ち物を物色していると銃を見つけた、やはり一般兵だったようでP220、俗に言う9ミリ銃だ。
他にも物色してみたが、弾が27発、つまり3マガジン分、あとはサバイバルナイフが1本のみだった。
P220は射程範囲は50m、心強い味方である。
しかし弾は27発のみ、しばらくはネイルガンとシャベル、サバイバルナイフで生きていくことにしよう。
いつかは弾を手に入れるために駐屯地に行くか警察署にいかなければならないのだがどうにも行く気になれない。
しかし、シェルターが崩壊してるとなるとますます友人たちの安否が心配だ。
どうか無事でいてくれるといいんだが……

日没まであと1時間30分

友人との再会

日没まで後1時間30分、そろそろ目星をつけなければならない。
この辺りの建物は高層ビルが多い、屋上を拠点にしてもいいかもしれない。
すると、いい高さのビルが見つかった。
そこに向かおうとしたそのとき人の声が聞こえた。
「ウオオ!」
掛け声のようだ、バンディットの可能性があるが様子を見に行こう。
あの声がした場所に近づいてきた、先ほど手に入れたP220を右手に、左手にサバイバルナイフを構えてゆっくりと進む。
すると人影が見えた、外傷は無く、周りにはゾンビの死体のみだ、どうやらバンディットではないらしい。
コンタクトを取ってみることにしようか。
自分は人影に声をかけた。
「大丈夫ですか?」
「誰だ!」
人影はこっちにナイフを構えながら向いた。
顔が見えた、自分は驚きとともに喜びを覚えた。
その人影は安否がわからなかった友人、斉藤明久だった。
しかし自分は武器を下ろさない、友人だからといって安心できるわけではないからだ。
とりあえず会話をしてどうするか考えよう。
明久は俺に声をかけてきた
「生きてたんだな!安心したよ!」
「あぁこっちこそ心配したんだぞ?」
知り合いとの会話はとてもリラックスできる、しかし油断はまだできない。
なんだか人間不信になってきている気がする、この状況では仕方が無いのだろうか?
「なぁ、武器を下ろそうぜ?ずっと武器を構えられてたら安心して会話できないよ」
両者とも武器を下ろす、そして近づいた。
気になることはたくさんある、少しずつ聞いていくことにしよう。
「お前今までどこにいたんだ?どうやって生きてきた?」
まずはどうやって生きてきたか聞いてみた。
「俺はあの騒動のあと食糧をまとめて駐屯地に避難したんだ、でも直ぐに破られた……ゾンビが大量に押し寄せてきたんだ」
「大量に押し寄せたって……何故大量に?」
余計謎が深まるばかりだ……
「それがわからないんだ……」
「そうか、じゃぁお前は今はどこで生活してるんだ?」
「拠点をビルの屋上に作ってるんだ、そこで暮らしてる」
どうやら明久は拠点を作っているようだ。
「今俺は拠点を探してるんだがよかったらその拠点で暮らさせてもらいたいんだが…」
「もちろんいいさ!一緒に生きていこうぜ!」
なんだかプロポーズのような言葉を言われたがそれは置いておこう。
なにより拠点が見つかって安心だ。
安堵していると明久が口を開いた。
「今食糧を探しに来てるんだが、手伝ってくれないか?」
「もちろんだ、これから一緒に暮らす仲だろ?」

日没まであと1時間

迫られる脱出

日没まであと1時間、拠点も見つかり今は友人の明久と共に食糧を探している。
非常食を1週間分、水を2週間分、炭酸飲料を2リットルを確保し、友人の拠点へ向かう。
明久の拠点はビルの屋上に屋根をつけた簡素なものだ、端のほうには食糧備蓄用の棚が、その隣には武器用の棚が置かれている。
他のスペースには机、椅子などの家具が置かれていた。
食糧を運び終わり少しくつろいでいると近くでエンジン音がした。
明久に双眼鏡を借りてエンジン音のする回りを確認してみると車が1台止まっていた。
生存者だろうか?日没まではまだ50分はある、少し見てこようか。
明久に確認を取り、日が暮れたときのためにとライトを借りて確認に向かう。
どうやら車種は73式小型トラック、輸送車両である。
自衛隊がこのあたりを見回っているのだろうか?
人影が近くに見える、後ろを追跡してみることにしよう。
どうやら自分以外にも生存者が居たようで自衛隊員の前に現れた。
しかしその数秒後銃声がした。
場所は目の前に居る自衛隊員からである。
生存者は血を流しながら倒れていく。
なんと自衛隊員は何の戸惑いも無く生存者を撃ち殺したのである。
これはまずい、見つかってはならない、瞬時にそう判断し距離を置く。
双眼鏡で確認できるほどの距離まで離れて動きを観察する。
自衛隊員の装備を良く見てみると銃はM4カービンを所持しているようだ、それにガスマスクを装備している。
迷彩は特に無いようだ。
M4カービンを支給され、さらに迷彩が無い部隊、考えられるのは特殊作戦群、Sと呼ばれている部隊だ。
ついに国が特殊作戦群を駆り出した様だ。
直ぐに拠点に戻った。
確認したことを明久に話したがいまだに民間人を殺した理由がわからない。
しばらく沈黙が続いた、その沈黙を破ったのは明久だった。
「なぁ……もしかしたら国は俺らを撲滅する気じゃないのか?」
自分も薄々考えてはいた事だった。
「早めにこの街を出なければ殺されるかもしれないな」
明久もこの考えには賛成のようだ。
「2日後、この街を出よう、とりあえず東京を出るんだ」
「あぁ、そうしよう」
こうして長かった1日が終わった。
脱出予定日まであと2日、それまでに何をするべきなのだろうか。

Alive:ZombieEscape

Alive:ZombieEscape

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  • 小説
  • 短編
  • 冒険
  • アクション
  • ホラー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-02-03

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted
  1. プロローグ
  2. 生きるため
  3. 外の世界へ
  4. 武器の確保
  5. バンディットとの遭遇
  6. 絶望と希望と心配
  7. 友人との再会
  8. 迫られる脱出