バイオ世界観ぶっ壊し計画ッ

バイオ世界観ぶっ壊し計画ッ

アニメの多用乱用、バイオハザードの世界観をぶっ壊しにかかるほどの威力があります。(多分)
バイオの世界を壊さないで!!
アニメ混ぜるな危険!!
という方は、今すぐ回れ右をお願いします。

こんなクソ作者に付き合ってくれる寛大なお方だけ、どうぞ楽しんでいってください。

バイオの世界へ、いざッ

2013年 冬


「たっだいまー!!さぁバイオ!!今日はクリス編攻略だー★」
学校から帰ってきて早々、PS3の電源を入れる。
もっと他にやることがあるだろうに…、という両親の呟きは何処へ。
私の場合、やることは殺ること。つまりバイオしかないのだ。
中毒なのかもしれないなー、と思う今日この頃。

私の名前は月城 桜(16)
もうすぐ高3、大学受験を控える身で。アニソン、バイオ大好きっ子である。
これじゃ、成績に響くことになるだろうと頭では理解しているけれど
日頃のストレスあってか、毎日バイオをやりこまないと気が済まないのだ。


そうしてPS3が立ち上がるのをボーッとしながら待ち、今日攻略するチャプターを考える。
「今日はチャプター2のイドニアでグレランの弾集めするか…。
…あ、やっぱチャプター3でヘリ墜落させまくってイルジヤ(透明な大蛇)殺ろうかな。
軍用車乗り回せるし…ww」



そういえば…と、バイオを始めたばかりの頃を思い出す。
最初はただのストレス発散だった。だけど話を進めていくうちに見る主人公の苦悩と葛藤。そして奔走したにも関わらず防げなかった、中国での巨大なバイオテロ。そして大事な仲間たちの死…。
そう、最初はただのストレス発散。でも今は違う。本気でこの世界を、主人公たちを助けたいと思っている。
しかしこれはゲームのストーリー。架空であり創られた世界。そんな事、考える人は居ないだろう。
でも、それでも願う。願ってしまう。助けたい、と…
そしてふと思い付く。
「どこぞの超時空シンデレラみたいに歌で救えたら…」



この不可能に近い願いが叶うことになることを、私は知らない。
それから僅か4日後の、初詣の時であった。
神社に参拝した際、急に意識が遠退き、石畳の冷たい感触を感じた。
視界が黒く染まっていく中『今、何を望む?』そんな声が聞こえた気がした。
バイオの世界に行って、皆を助けたい…
声に出せなかった。けれどその声の持ち主はククッと低く笑い
『なら行け。やれるものなら、やってみせろ』
その返事を皮切りに、私の意識は途絶えた。

バイオ世界観ぶっ壊し計画ッ

バイオ世界観ぶっ壊し計画ッ

アニソン大好き、バイオハザードの大ファンである主人公 月城 桜(16) 毎日バイオをやりこみまくる彼女はいつもある事を考える。 「この(バイオの)世界、某アニメの超時空シンデレラみたいに歌で救ってみたいな~」 その僅か4日後、初詣で神社を参拝した桜は突然意識を失う。 次に目が覚めた時、桜がいた場所は、ずっと願い続けたバイオの世界だった! 「おっしゃぁぁぁ!!世界救ってやるぜ!!」 果たして、桜はバイオの世界を救えるのか!?

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • アクション
  • ホラー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-12-27

Derivative work
二次創作物であり、原作に関わる一切の権利は原作権利者が所有します。

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