【フェイクワールド】 ・20xx・

【フェイクワールド】

・登場人物・
月夜隆(つきやたかし) 三国の研究チームで日本の代表として、研究を行なっている一人。
ジョン・エメリッヒ  三国の研究チームでアメリカの代表として、研究を行なっている一人。
斉藤太陽(さいとうたいよう) 三国の研究チームでエウロペの代表として、研究を行なっている一人。

  ・20xx年・

20xx年。地球の環境問題は深刻化していた。
―各国の二酸化炭素排出率25%カット
G8首脳会議では、この事を最重要目標にしていた。

 この頃、世界では中国の経済力が群を抜き、地球全体の50%は中国の企業になっていた。
また、中国の宇宙開発も、アメリカを抜くほど力を付けていた。
しかし、中国の企業が急速に増える一方で、ロシア連邦の崩壊。ヨーロッパの経済状況は、悪化が問題となっていた。
なんとか立ち直りたい、ヨーロッパ諸国はEU(ヨーロッパ連合)に加盟していた国々と合衆国を作った。
名前は「Europe(エウロペ)」。ギリシャ神話に登場する姫の名前である。

 また、日本はというと、何十年前の中東のように、資源の国と化していた。
日本は新しく発見された地下資源で、経済力を保っているのだ。
しかし、それもあと六十年もすると、枯渇してしまう。

 アメリカは以前の大国のイメージは、無くなってしまった。今はやっとの思いで、経済力を保っている。

 しかし、そんな中でもこのアメリカ・日本・エウロペの三国は、中国と肩を並べるものがあった。
それは「先端科学技術」。中国は大多数で研究を行なうが、三国は少数で選りすぐりを集めて、研究をするという方法を使い、なんとか肩を並べている。日本には「月夜隆(つきやたかし)」。アメリカには「ジョン・エメリッヒ」。エウロペには日本生まれで、エウロペの国籍を取得した、「斉藤太陽(さいとうたいよう)」がいる。三国の研究では、この三人が軸となっている。

 世界で発展を遂げている「先端科学技術」、それはAI装置(人口知能装置)の研究である。
三国と中国、二つの研究チームは独自のAI装置を作ることを成功させた。
中国は景気変動を以前の情報を元に予測する装置。三国は、仮想空間をAI内に作る装置を完成させた。

―つづく―

【フェイクワールド】 ・20xx・

初めての投稿でした。これから、続編も書いていきたいと思います。

【フェイクワールド】 ・20xx・

仮想空間と現実世界が交差する、近未来の宇宙を舞台にした、SF作品!

  • 小説
  • 掌編
  • SF
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-09-25

CC BY-NC
原著作者の表示・非営利の条件で、作品の利用を許可します。

CC BY-NC