炎がゆらゆらと揺れている。
お前は、どうして燃えている。

心がふらふらと揺れている。
お前は、どうして揺れている。

心と体と炎が揺れている。
お前は、全てが揺れている。


水をかけても消えないが
心が欠けると消えるのか


一粒の涙がこぼれると
水では消えないお前は

どうして簡単に消えてしまうのだ。



外で風が吹いても消えないが
心に風が吹くと消えるのか


お前はどうして消えるのか。


炎に照らされ、お前はどうして生きるのか。

雨の中を駆け抜けて
闇の中を走り抜けて

お前はどうして泣いたのだ。


炎が消えた
お前も消えた


一体どこへ消えたのか。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-11-18

CC BY-NC-ND
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