璃羽・第2話

―――――――朝が来た。小鳥の囀りが冷たく、爽やかな風に運ばれ、どこかへ飛んでいく。
「朝だ…来なくていい朝…。」
璃羽はまだ恐れていた。昨日はあの星空のおかげで眠りにつく事が出来たが
朝、起きた瞬間恐怖が頭を廻っていったのだ。
「うっ……。」
璃羽の頭に痛みが走った。
「私が護らなくちゃいけないのに…私のせいで…」
その時、どこかで足音が聞こえた。
「外にでてこねぇと思ったら…大丈夫かよ。」
「威羅…。」
「お前は人想い過ぎなんだよ!!だからそうやって体調崩しちまうんだ。」
「うん。」
「お前だけで無理すんなよ!!俺だっていんだからよ。」
「うん…。ありがとう…。」
「おぅ!!早く準備して来いよ!」
威羅は外へ出た。 ――昔からこんな感じだった。この街が栄えていた頃から…家が隣同士だったのだ。
「威羅だっているんだ。大丈夫、きっと。」
璃羽は腰に銃を饐えると、外へ飛び出した。


「もうすぐ着くよ!!多分、このお菓子屋さんがあるからね☆ここのお菓子おいしいんだぁー!!!」
夜狩は、スキップしながら『戦場・マシーンタウン』へ向かっていた。
後ろにいた『暗黒≒子供達』(ブラック≒チルドレン)は、首を傾げ「何考えてんだコイツ…」という表情をしていた。
「あ!!着いたみたい!!この古くて赤い車は街の入り口だからね☆さぁ、行こうか!!」
夜狩はその車らしいのを指差すと、またスキップを始めた。


「もうすぐだね…。闘い…。」
「おぅ…。おい…」
「ん?」
「あの約束忘れてねえだろうな…。」
「……ごめん。分かんない。」
「…100円!!!!」
「は?」
「だーかーら!!言ったろ!!昨日!!敵が来なかったら100円て。」
「…はいはい。来なかったらね。」
「よっしゃ!!」
ここはマシーンタウンでいう『空き地』だ。なぜか分からないが、スクラップが周りを囲むようにして置いてある不思議な場所だ。 ここで璃羽と威羅は夜狩達を待っているのだ。
「おい…。」
「なに?また100円??」
「違げーよ!!…間違っても死ぬなよって。」
「ありがと。……大丈夫だよ!!それに、死んでも死にきれないよ。」
「じゃ、大丈夫だな!!」
「うん、そっちこそ。」
「おぅ。」 
2人は微笑みあった。――――その時だった。
「楽しそうに話してるとこ悪いねぇー☆」
「来たな…夜狩…。」
璃羽が言った。
「今回は僕だけじゃないんだよ☆」
夜狩は嬉しそうに言った。 後ろには7・8人ぐらいの少年達がいた。
「夜狩…!!てめぇ、また朱雷眼を!!!」
威羅が言った。 その言葉に夜狩が微笑む。
「うん♪またご先祖様の力使っちゃった!!」
「許さない…夜狩!!」
朱雷眼とは、夜狩の先祖が恐れ、そして護ってきた特殊な力だった。朱雷眼の力を使うと人の心を奪い、自分の支配下に置いてしまうのだ。 夜狩はその恐ろしい力を手にしてしまった。
「この力を使うのはね…君達がいるからだよ!!!!!!!璃羽ちゃん!威羅くん!!君達が居なくなって、この街の、そしてこの世界の子供達を全て僕のものにしてしまえばこんな下らない闘いしなくてすむんだよ!!」
夜狩は眼を見開いた。紅く、瞳の色が染まっている。
「そんな考えの方が間違ってるよ…夜狩。…ここで、アンタを止める。」
「そうだ、てめぇのお陰で100円が無くなっちまったからな!!この借りは死んで返してもらうぜ。」
璃羽と威羅は銃を構えた。
「いいよ☆受けてたとうじゃないか!!」
夜狩はにやりと嗤った。

璃羽・第2話

えー序章で出てきた『100円』を威羅くんはまだ引き摺ってます…。
威羅「なんだよ!!世の中金は必要だろ!!」
作者「違うよ!!恋・学・友だぁ!!←笑」
璃羽「…2人共、読者さんが見苦しいでしょ。」
威・作「すいません…。」
えーこんな感じですが引き続きよろしくお願いします!!!

璃羽・第2話

「死んでも死にきれないよ。」 ついに闘いが始まる…!! コメよろしくです!!

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 青春
  • アクション
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2010-09-19

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