Neo border          [ Version1.0 ]     ■ C E S■

Neo border [ Version1.0 ] ■ C E S■

  Foresight

近未来、現実国家では正すことのできない不合理がネット上に仮想国家を生み出した

次世代エネルギーシステム「Cloud Energy System」

次世代エネルギーシステム「Cloud Energy System」とは
各国のClarke軌道上にあったクラウドをゲート化した
「Neo Border Net」には
地球規模のエネルギー供給時代を視野に入れた
ネオエネルギーシステムネットワーク機能が搭載されている
それはエナジーサイクル崩壊へのカウントダウンが刻まれている地球にとって
まさに希望の星となる


生物界最大の知恵を持ちながら、反面自制のきかない人類によって地球のエネルギー資源の枯渇は刻一刻と迫り、問題を解決すべき次世代エネルギーも人類のみならず、生物界全てに深刻なダメージを与え始めた。
どちらの問題も子供でさえ理解できるやってはならない地球のルールであることはわかっていたのだが、今となってはこの状況に追い込まれるための愚行であったというほか無い。
世界トップのネット系集合体「Neo Border Company」は
当初から膨大なエネルギーを必要とするクラウドネットワークの構築「“Super Border Gateway “プロジェクト」のために、エネルギー供給システムのプロジェクト「“Super Energy system“プロジェクト」も平行して進めた。
当時、世界のエネルギーサイクルの崩壊は目に見える形で地球環境を破壊し、人体への影響も出始めており、とても新たに膨大なエネルギーを消費するシステムや、インフラの整備は国際社会には受け入れられなかった。
きっかけは新たなダウンサイジング技術のよってQuantum Computerを軌道上に浮かべることが可能になってからだった。
同じ技術によってレーザー核融合システムのダウンサイジングが行われ、これを搭載した衛星をエネルギーの供給源とする事で“Super Border Gateway “のエネルギー問題は一気に解決したが、「Neo Border Company」は“Super Border Gateway “の世界構築を進めるためには、エネルギー自体の地球への供給が最大の鍵になるとにらみ、宇宙空間でのエネルギー生産事業をクラウドネットワークの構築と同じように全力をかけた。
初式の“Super Border Gateway “の各国クラーク軌道上の衛星に搭載されていたレーザー核融合システムはあまり多くの発電が出来ず、地球への影響、送電ロスが大きかったが、それでもエネルギーの枯渇化が深刻化してきたため、人類にとっては貴重なエネルギー源のひとつとして注目を浴びることになった。
それによって
主要各国のClarke軌道上には数年前からダウンサイジングした“Super Energy system “を搭載したQuantum Computerが容易に打ち上げられ、各国の上空に何の疑念も無く次第に浮かぶようになっていったのである。
そして人々は、環境破壊を救ってくれる、常に空に浮かぶこの衛星を好意を持って”Shining Candy”と呼び、賞賛した。

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Neo border に出てくるキーワードの解説です。

  • 小説
  • 掌編
  • SF
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-06-12

CC BY-NC-ND
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